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カード型スマホ「NichePhone-S」が欲しくないと思った3つの理由

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

おサイフにも入るカード型スマートフォン「NichePhone-S」が大手メディアから情報がドドーッと出てきましたね。素晴らしい!という内容の記事が多かったのですが。

NichePhone-S、本当に欲しい!?

僕は全く欲しいと思わなかったので理由を3つ挙げたいと思います。

NichePhone-Sが欲しいと思えない3つの理由

さて、まずは”NichePhone-S”のウリですが、高さ90mm 横幅50mm 薄さ6.5mmで重量38gの超コンパクト&軽量なサイズ感、通話に特化したシンプルなデザイン、Android 4.2搭載でアップデートが出来るシステムを採用、テザリングが出来る事などです。

コンセプトを見る限り、お遊びのネタ的端末では無く真面目系の製品ですが、スペックをチェックすると使い物にならない感がヒシヒシ伝わってきますね。それでは僕がNichePhone-Sを欲しいと思えなかった理由を書き綴りたいと思います。

バッテリー持ちが悪い

本体サイズからバッテリー持ちが期待出来ないことは分かっているのですが、連続通話時間が3時間なので連続で通信を行うと実働3時間って事です。

バッテリー容量は小容量な550mAhなので満充電までの充電時間は短そうですが、充電には専用のアダプターが必要で、バッテリー持ちを心配してアダプターを持ち歩くと荷物が多くなり”コンパクトなサイズ感”の訴求点が台無しに。

対応している電波が3Gのみ。携帯電話として必須のバンドにも対応していない

現在は通信速度の早い電波のLTE全盛期ですが、NichePhone-Sが対応する電波は通信速度の遅い3Gという種類の電波のみに対応しています。

通話だけなら3Gでも全く問題無いのですが、僕が問題視しているのは対応する電波の周波数がめちゃくちゃ少ない事。

NichePhone-Sは3Gバンドの1のみにしか対応していません。

大手メディアではドコモやソフトバンク(ワイモバイル)などで利用できると大々的に書いていますが、ドコモの場合はバンド1に加え、農村地区や山岳地帯をカバーするFOMAプラスエリアのバンド6又は19、ソフトバンク(ワイモバイル)はバンド1に加えバンド8も必須です。

つまり、各社で対応するバンドの一部しかNichePhone-Sは対応していないので、通話エリアが狭くなったり、圏外率が高くなります。

NichePhone-Sは通話メインの端末ですが、バンド対応が貧弱でエリアが狭くなったり、圏外率が高くなるのは携帯電話として致命的な欠点だと思います。

テザリングも出来るよ!※但し3Gの遅い通信速度だけどね

NichePhone-SはPCやゲーム機などと接続することでNichePhone-S経由でネットに繋げる事が出来るテザリングに対応している点も大きな利点の1つです。

但し、対応する電波は通信速度の遅い3Gでの通信。今更、3Gでの通信速度に耐えられますかって話です。しかも、NichePhone-Sは連続通信時間が3時間っすよ。

大手メディアではNichePhone-Sを”モバイルWi-Fi端末に通話機能が搭載された画期的な製品”と賞賛されていますが、本当にそうでしょうか。

通信出来るエリアは少ない、通信速度は3Gで遅い、連続通信時間3時間。もうダメダメですね。

結論。安い普通のSIMフリースマホ買ったほうが幸せ

蓋を開けてみればなんとやら。NichePhone-Sは僕の環境下では全く使い物にならない端末ですねぇ。

勿論、人それぞれ使い方は違うので、一概にダメというレッテルを貼るつもりは無いのですが、でも、これなら安いLTE対応の日本の電波に対応したSIMフリースマホを選んだ方が僕は幸せです。

デザインはカッコイイんですけどね。でも仕様は全く携帯電話としてダメダメでした。だから僕は欲しいと思えなかった。コンセプトは良いんですけどね~

おしまい

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