Windows 10の個人向け延長サポートプログラムが2027年10月まで延長

Microsoft、個人向けWindows 10 延長サポートプログラム(ESU)を2027年10月まで1年延長へ

Microsoftは6月26日にWindows 10の個人用延長サポートプログラム(ESU)の提供期間を2027年10月12日まで延長することを発表しました。

本来であれば、個人向けWindows 10については2026年10月15日をもってセキュリティアップデートの提供を含むすべてのサポートが終了する予定でしたが、さらに1年「延命」された形となります。

そもそも「延長サポートプログラム(ESU)」とは

個人向け製品としては今回のWindows 10が初の提供となるため、そもそも「延長サポートプログラム」がどういうものなのか知らない方も多いのではないかと思われます。

もともと法人向けとしてはWindows XP時代から提供されていたサービスで、通常セキュリティ更新プログラムや各種テクニカルサポート等も含め、すべてのサポート期間が完全に終了となった旧バージョンのOSに対して、有償のサブスクリプション契約を行うことで最大3年間、脆弱性の修正を含むセキュリティアップデートを受け取ることができるサービスとなります。

ただし、OS自体のサポート期間が終了したことに変わりは無いため、延長サポートプログラムに加入した場合もサポート対象となっているOSで実装された新機能の追加やテクニカルサポートの提供は行われません。

また、あくまで課金すれば永続的に面倒を見てくれるわけではなく、あくまで後継OSに今すぐ移行できない企業・個人ユーザーに対しての救済策として用意されているプログラムとなるため、法人向け延長サポートプログラムの提供は最大3年間程度で終了となります。

前述の通り、Windows 10の個人向け延長サポートプログラムは当初本来のサポート終了日となる2025年10月14日から1年間のみの提供となることがアナウンスされていましたが、これがもう1年延長されて2026年10月12日まではWindows 11のシステム要件を満たすことができず、Windows 10のまま使わざるを得ない環境でもセキュリティ更新プログラムをWindows Update経由で受け取ることが可能となりました。

Windows 10用個人向け延長サポートプログラムに加入するには

OneDriveに設定をバックアップすることで実質無料でWindows 10の延長サポートプログラムに加入できる
OneDriveに設定をバックアップすることで実質無料でWindows 10の延長サポートプログラムに加入することが可能

昨年の個人向け延長サポート提供開始時も様々なメディアで解説記事が公開されていたため、いまさらではありますが改めて解説すると、Windows 10の個人向け延長サポートプログラムに加入するには以下の手段が用意されています。

  • 通常通り3,300円のサブスクリプション料金を支払って加入
  • Bingでの検索やMicrosoft EdgeでのWEBブラウジング、Microsoft Storeでの買い物等、Microsoftのサービスを利用することで付与される「Microsoftリワード」1,000ポイントを使用して引き換え
  • OneDriveに設定のバックアップを行う(完全無料)

法人向けに提供されている延長サポートプログラムと比較して安価な価格設定になっているとは言え、個人向け延長サポートプログラムも“通常であれば”3,300円を支払ってサブスクリプション契約を行う必要がありますが、OneDriveにPCの各種設定を同期することで特典として延長サポートプログラムに加入することができる上、紐付けているMicrosoftアカウント1つに月最大10台まで延長サポートプログラムを利用することができるため、実質無料で登録することが可能です。

Microsoft Rewards
なかなかたまらない・・・

なお、Microsoftリワードも何かしらのMicrosoft関連のサービス・アプリを利用していればポイント自体は勝手にたまっていくのですが、こちらは延長サポートプログラムを引き換える条件が「1,000ポイント」となっているため積極的にMicrosoft Storeで有償アプリを購入してMicrosoft Edgeで毎日Bing検索を利用しているようなヘビーユーザーでもない限りこの条件を満たすのは厳しいのではないかと思われます・・・

もう一年サポート期間が延長される可能性もあるが、PCの乗換も検討した方が良いかも

今回Windows 10の個人向け延長サポート期間がさらにもう1年延長された経緯は不明ですが、現行バージョンとなるWindows 11ではシステム要件が大幅に引き上げられている関係で未だ移行することが出来ず、Windows 10を使い続けている個人ユーザーが全世界的にも多いことを踏まえると、最終的には法人向け延長サポートプログラムと同じく2028年10月までさらに期間が延長される可能性もあります。

ただし、その場合も3年目のサポート延長期間を持ってセキュリティアップデートの配信が終了となるほか、既に本来のサポート期間は終了済みとなっているWindows 10での動作保証を打ち切るアプリもちらほら出始めているため、延長サポートプログラムに加入する場合もできる限りWindows 11搭載PC、あるいはMac、ChromeOSなど別OSが搭載されたPCへの乗り換えを検討するか、どうしても現在使用しているPCをより長く使い続けたいのであればUbuntuやChromeOS Flexなど、Windows 11非対応PCを引き続きサポートしているOSへの入れ替えを検討した方が良いでしょう。

システム要件チェックを回避して無理矢理Windows 10からWindows 11にアップグレードする手順もまだ存在しますが、大型アップデートへの更新がブロックされる、ドライバーがWindows 11に対応していないため、動作が不安定になるなどのリスクが大きいためおすすめは出来ません・・・

今年に入って新品PCの価格も全体的に高騰してきてしまっているので、躊躇してしまう方もいるかと思われますが、セキュリティアップデートの提供が終了した場合ネットに接続して利用するとマルウェアなど悪意のあるソフトウェアへの感染リスクも高まりますし、中古であればWindows 11をプリインストールしたPCが安ければ2万円台で購入できるため、延長サポートの提供期間内にPCの乗換を検討することをお勧めいたします。

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