TCL 10 Proのレビュー!ミドルクラスながら高品質の外観、カメラとディスプレイが魅力!
どうも!やっぱり毒男こと柳生です!
TCL 10 Proがガルマックス編集部に着弾!肝心な性能、カメラ、そして使い勝手は一体どこまで良いのだろうか?じっくり使い込んだレビューをお届けしますよ!ミドルレンジモデルながら、ハイエンドに引けをとらないカメラ品質、ディスプレイの綺麗さが魅力的です!
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TCL 10 Proってどんな端末?
- TCLのミドルレンジモデル。64MPを筆頭としたクアッドカメラがウリの機種!
- 発売日:2020年5月
- 価格:44,800円
- 気にいった:最高の外観、有機ELでディスプレイがキレイ、イヤホンジャック搭載、MicroSD対応と使い勝手もよく、カメラの品質もミドルスマホと思えないぐらい良い
- 気になった:カメラとスクショの音がうるさい、エッジ型ディスプレイなので操作性に難あり、ローカライズが甘い部分がある
TCL 10 Proの詳細スペックや特徴
▼TCL 10 Proの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。↓
TCL 10 Proの付属品はどんな感じ?
付属品は充電器とケース、説明書そしてSIMピンが同梱されております!この充電器は18Wの急速充電対応型なので、急速充電に対応した充電器を買いにわざわざ家電量販店に足を運ぶことがないのが嬉しいポイント!説明書は日本語版です!
▼付属のクリアケースは独自のロゴが入っており、TCLらしい超個性キワまったセンスっす。さわり心地はふにゃふにゃ柔らか~いタイプとなります!↓
▼装着するとこんな感じ!専用設計だけあってジャストフィット。カッチョいい見た目も損ないません。↓
▼DISPLAYのロゴ部分には本体のTCLロゴがピッタリおさまるという粋な設計になっているのも面白いポイント!↓
▼ただ、ディスプレイ部分の側面は若干削れているんですよね。形状のせいでめくれやすいので注意っす。↓
▼TCL 10 Proの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがリリースされています。↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
TCL 10 Proの外観はどんな感じ?
▼TCL 10 Pro、6インチ超えで大きめなサイズにしては結構持ちやすい印象です!というのも背面の左右端はカーブを描いている形状で、全体的に丸みがあって持ちやすいから。これこそ手に馴染む形って印象です。あと177gっていう軽さもあって、片手で長時間持っても苦になりにくい。↓
▼TCL 10 Proの外観はこんな感じ!↓
正直、背面ボディは今まで見たスマホではトップクラスで最高の見た目っす。カメラ周りは統一感あるレイアウトに加え周りには光沢を放ち、シンプルで個性的です。
そしてマット加工が施されたグリーン系カラーも、まるでフィンランドのオーロラのように美しく輝いております。これはケースなしで使いたいぐらいっす。滑るけど。
▼サラサラなマット加工が施されているおかげで指紋が付きにくく、皮脂で汚れる心配はなし。美しい見た目を損なわずに使えるのもイイ。そして手触りも超上質な絹のよう。ボタンもダイヤモンドエッジ形状で高級感はバッチリ!↓
▼左側面にはスマートキーボタンが配置されております!銀色カラーが目立ちますね。↓
▼側面は上下がスパッとカットされたような形状となっております!丸みがなく、いわゆる「のっぺり感」を感じさせないスマート形状。↓
▼充電ケーブルとイヤホンジャックの端子の周りは色付けがなされているので「細部まで手が込んでいる感」を感じられます。背面も側面も端子部分も、パーフェクトな見た目ですね!↓
▼今回のTCL 10 ProのSIMスロット形状はシングルタイプとなっております!正面はNanoSIMスロット、背面はMicroSDスロットです!防水のパッキンもついておりますが、TCL 10 Proは防水防塵規格がないので、気持ち程度って感じっすかね。↓
なおTCL 10 ProはデュアルSIMモデルもございまして、デュアルSIMモデルだと背面はMicroSDとNanoSIMとの共用スロットになります。
TCL 10 Proの性能ってどんな感じ?
TCL 10 Proは性能を左右するSoCにSnapdragon 675を搭載!このSoCは中位のミドルクラスでは比較的上位のクラスとなります!
さらに安定性を左右するメモリ(RAM)は6GBの大容量メモリを搭載しておりますんで、Twitter、ネットサーフィンにゲームなども安定した動作でした!ハイエンドモデルを手に取る理由になるであろう3Dの重量級ゲームやゴリゴリの動画、画像編集を行わない限りは、動作に不満は感じませんです。
ベンチマークで性能をチェック!
ド○ゴンボールでいえば戦闘力を測るが如く、端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう!
▼TCL 10 Proの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは216,260点、GPUスコアは35,826点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/28更新]
▼ストレージ速度はこんな感じ。ファイルの読み込み速度は512.6MB/秒、書き込み速度は190.5MB/秒!読み込み速度は高速で、アプリの立ち上げやゲームなどのローディングなども不満なくサクサクこなしてくれる水準です!↓
ゲームは快適に遊べる?
重量級ゲームの代表格っていうことで、PUBG MobileをTCL 10 Proで実際に動かしてみましょう!
▼設定幅は最大設定がクオリティ【HD】+フレーム設定【高】、処理負荷を軽減する快適設定はクオリティ【スムーズ】、フレーム設定【ウルトラ】に設定可能です。↓
▼最軽量なスムーズ画質でも【極限】のフレーム設定が選べません。ゲーマーさん好みな味付け「スムーズ+極限」の組み合わせはTCL 10 Proでは実現不可能なんで注意っす。↓
▼トレーニングモードにてテストプレイ。故意に負荷を高くするようスモークを10個投げての負荷テストも行ってみます!初期設定と同時に最大設定である【HD】+【高】でプレイしましたが、所感は「ゲームに熱中できる快適さ」レベルでした!フレームレートは極限が選べないためハイエンドほどのヌルヌルサックサクな快適感はありませんが、十分な実力です!↓
▼ただし、スモークを10個モクモクさせた場合は若干ながらカクつきが見られます。なのでヘビースモーカーな方でもない限り、PUBGは問題なくプレイできるでしょう。↓
TCL 10 Proの機能検証結果はどんな感じ?
ドコモ回線 | データ通信:○ 通話:○ |
ソフバン回線 ワイモバ回線 |
データ通信:○ 通話:○ |
au回線 | データ通信:○ 通話:☓ |
楽天モバイル回線 | データ通信:☓ 通話:☓ Rakuten Link:☓ |
通知ランプ | ☓:なぜか設定項目だけはある |
指紋認証 | ○:画面内蔵。速度、精度もイマイチかも |
顔認証 | ○:カメラ認証。精度、速度共に良好! |
アプリクローン | ○:メッセージ、SNSアプリのみ |
PCモード | ☓:反応なし |
外部映像出力 | ☓:反応なし |
戻るボタン入れ替え | ○ |
ジェスチャー操作 | ○:左右、上下のスワイプジェスチャーに対応 |
クイックランチャー | ☓ |
DRMコンテンツ | ○:FHDまで対応/HDR 10-HEVC |
ゲームモード | ○:パフォーマンスが上がるオプションも設定可 |
冷却システム | ☓ |
防水防塵 | ☓ |
FeliCa | ☓ |
テレビ | ☓ |
MicroSD | ○:(デュアルSIM版ではNanoSIMとの共用スロット) |
2回線同時待ち受け | ☓:シングルSIM版では不可 |
備考 | セカンド・スペース(1台のスマホで2つアカウントを完全に切り替えて使える) エッジバー機能(サイドから引き出しでアプリショートカット起動ができる) |
au回線、楽天モバイル回線について
TCL 10 Proは対応バンドに18・26が入っており、au回線、楽天モバイルの回線をつかめる表記はありますが、実機で検証したところ
- au回線はインターネット接続は可能、通話は出来なかった
- 楽天モバイルはインターネット、通話どちらも不可(ピクトが立たない)
という結果になりました。公式サイトでは対応しているとのことでしたので、端末の相性の可能性があります。もしもTCL 10 Proでau回線、楽天モバイルで通話、インターネットが使えたよ!って方がいらっしゃいましたら教えていただけますと幸いです。
スマートサイドキーが超便利!柔軟に設定が組めるのがいいね
選ばれた機種にしか存在しない便利な優等生サイドキーくん。画面から見て左側に配置されております。やっぱり便利なのかな?って思ってました。結論から書くと、やっぱり超便利でした。
▼設定画面でキーを押したときの挙動を設定でき、そして押し方で各々違う操作もできるんです。「一回押す」「二回素早く押す」「長押しする」で各々にキーアサインが組めるんす。↓
▼しかも、割り振れる設定は予想以上に多かったんです。Googleアシスタント起動、サイレントモードの切り替え(「消音でバイブのみ」との切り替えは出来ない)はもちろん、画面分割や特定の画像を開いたりや通知の全消去などなど、とにかく様々なことができて大変便利!スリープ中に押してもしっかり動作するので、画面点灯の手間が省けてスーパー楽ちん。↓
筆者の場合「一回押しでカメラ撮影」「二回押しでメモをとる」「長押しでマナーモード切り替え」って感じで割り振っております。
たとえば、町中とかでふと面白い被写体を見つけたとき!シャッターチャンスを逃す前にサッと取り出してサイドキーを一回押すだけで、「画面点灯→カメラ起動→フォーカス合わせ→そのまま撮影」と完全に自動で撮影してくれます。この間にかかる時間はボタン押して約1.5秒ほどと思った以上に早いのもイイ。
素早く二回押せば即座にメモができるのも大変便利な機能。急に電話が来たときに手元にメモ帳がない場合でも、家事やってるときに「あ、そういえば画鋲ほしかったんだった」って思い浮かんだときも、マンガやイラスト等の創作作品のネタがフッと浮かんだ時も、忘れる前にサッーとメモ!
そして通勤などで電車に乗ってもみくちゃにされる前にあらかじめサイドキーを長押しすれば、一発マナーモード化で、着信や通知が来たときに周囲からヒンシュクの眼差しを向けられることもなくなるわけっす。
サイドキーに関しては100点満点で完璧です。ただし、押し間違えによる誤爆には気をつけましょう。とくに一回押しでカメラ(あるいはスクショ)撮影を設定した時、間違って押した時は後述のうるさいシャッター音が災いしてヘンな目で見られかねないので要注意っす。
顔認証はメッチャ早い!ただし指紋認証は遅い
▼TCL 10 Proは画面内指紋認証、そしてインカメラによる顔認証の両方に対応!↓
顔認証に関しては文句なしです!画面を顔に向けただけで0.1秒ほどでロック解除してくれる速さに加え、ある程度暗くてもしっかり認証してくれるため、かなり心強いって印象でした!メガネをかけた状態で登録したあと、メガネを外して認証させてもしっかり認識してくれますよ!使い勝手バッチリ。
反面、指紋認証はぶっちゃけ微妙っす。というのも画面内配置なのでポケットから出す際に手探りでのロック解除がし難いことに加え、速さも精度も微妙。ロック解除にかかる時間は最短で約0.5秒~1秒ほどかかります。また認証した指紋でも角度がちょっと違うと認証失敗するので、同じ指紋を2つ以上登録させておくのがオススメ。指紋は最大5つまで登録できます。TCL PLEXみたく背面配置にしてほしかったなぁ(´・ω・`)
アンビエント表示(AoD機能)搭載!時刻、通知が一発でわかるようになるのは便利
▼TCL 10 Proは有機ELディスプレイをイカしたAoD機能を搭載!画面消灯時でも時刻と通知アイコンを表示してくれるため一発で状態が分かるのは便利。↓
▼って思ったら、設定項目におなじ「アンビエント表示」項目がふたつもある(´・ω・`)↓
これはバグではなく、単なるローカライズの問題かもしれません。上のアンビエント表示は上述のAoD機能で、下のアンビエント表示は「通知を受けた際に画面を点灯させる設定」でございます。この2つの設定は競合するので、どちらもオンにはできません。
TCL 10 Proのカメラはどんな感じ?
スーパーウルトラカッチョいいクアッドカメラの性能はイカに!?
構成 | 64MP(メイン)、16MP(超広角)、5MP(マクロ)、2MP(深度測定) |
AI | 設定項目あり。カメラ設定から切替可能(64MPモードでは不可) |
撮影モード | ビデオ、写真、ポートレート、夜景、プロ(マニュアル)、パノラマ、スローモーション、スーパーマクロ |
ズーム | デジタル。2倍にワンタップ切り替え可で以降はスライダーで最大10倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 不可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:100〜3200、WB:2300〜7500、SS:30〜1/8000、露出:-2〜+2 |
写真解像度 | 12Mまたは64MP |
ビデオ解像度 | 1080P/30FPS、1080P/60FPS、4K/30FPS、4K/60FPS、4K CINE/30FPS、4K CINE/60FPS |
スローモーション | 720P/920FPS、720P/240FPS、720P/120FPS |
手ブレ補正 | 1080P/30FPSのみ強力な手ブレ補正が利用可/4K 30FPSでは補正が弱まる |
注意:カメラの音は消せない。そしてうるさい
日本販売スマホだったらもはや仕方ない悪習。カメラのシャッター音がどうあがいても消せません。まあ音が消せないのは五千万歩譲っていいとして、そのシャッター音がとにかくうるさいのが問題。効果音が「カシャーン」ってそこそこハデなサウンドな上にうるさいとなると、これ結構撮影する場面を選ぶなあ。
おかげで筆者は「撮影時はスピーカーにぐっと指を押し付ける習慣」が付きました。64MPカメラで高いカメラ性能をウリにしてるのに、撮影する意欲を地味に削いでくるのはどうかと思うぞ(´×ω×`)。
最近ではXiaomiスマホもカメラのシャッター音が強制で鳴るようになっちまったんすけど、あちらは「カチ」って感じの音でそこまで気にならないんす。
シャッター音が鳴るのはまあいいけど、音はもう少し抑えてほしいっすね。とにかく撮影時には音に気をつけましょう。
明るい昼間に撮影した屋外写真
▼明るい昼間に撮影した写真。結論から書くと、品質はiPhone 11と遜色ない出来栄え!ミドルスマホにしてはかなりの品質の良さですね。また、画角はTCL 10 Proがわずかに広い。上がTCL 10 Pro、下がiPhone 11です。↓
▼64MP専用モードで撮影しました!通常撮影よりもわずかに精細さ、ディテールは上がっております!ただしAIなど一部の機能が使えなくなるので、実用性を求めるなら通常撮影で十分かも。上がTCL 10 Pro、下がiPhone 11です!
料理を撮影した写真。ナチュラルで美味しそう
▼料理を撮影してみました。AIがバッチリ効いてます。左がTCL 10 Pro、右がiPhone 11です。↓
色味に関して比較して見ると、TCL 10 Proのほうが若干ながら色合いが鮮やかで明るい傾向にあります!ただハデに加工しているワケでなく、ナチュラルさも保てているのも評価点。
ただし中央の唐揚げのディテールが若干失われているのが気になるポイント。色味は濃いけど、ディテールはわずかにiPhone 11に劣るかなって印象でした。でもさほど気になりません。このまんまSNSに放り込んでお友達に自慢するにはもってこいな品質っす。
夜景や暗い場所で撮影した写真
▼TCL 10 Proのナイトモードをオンにして撮影、iPhone 11のナイトモードは自動的に発動するのですが、このシーンでは発動していません。比較的光量の多いシーン(夜景など)ではけっこう色合いが鮮やかになります。iPhone 11と比べて若干明るさは下がりますが、実用性は十分高いっすね!上がTCL 10 Pro、下がiPhone 11です。↓
▼さらに光量の少ない暗い場所で撮影。TCL 10 Proは前回通りナイトモードオン、iPhone 11もナイトモード3秒が発動している状態です。色味は明るめの夜景よりももっと濃く、味気ない雰囲気だった場所もかなり華やかになってて驚いた!特に正面のビルは色が若干付いてて、リアリティさよりも「映えある」出来栄えな印象です!↓
TCL 10 Proはミドルクラスのスマホながら、カメラ性能と品質に関してはとっても上出来っす!全体的に鮮やかな色合いなので、手軽にインスタ映え、SNSに放り込む写真を撮影したい方にオススメ。
超広角カメラは実用的性能!歪み補正機能が優秀!
▼通常カメラよりもひろーい範囲を撮影できる超広角カメラで撮影!比較すると画角は少しiPhone 11が広いですね!上がTCL 10 Pro、下がiPhone 11です!↓
色合いはTCL 10 Proは若干くすんで見えますが「色合いくすんでるわね」なんて言われん限りはくすみなど感じないレベルっす。
さらに超広角カメラのネックである端っこの歪みの補正もバッチリ効いており、違和感、不自然さも感じないのもGood。
ズーム性能は2倍まで実用的!
▼TCL 10 Proは最大10倍のズームに対応しております!望遠カメラは無いのですべてデジタルズーム。ワンタップで倍率2倍まで切り替え可能となっております!上がTCL 10 Pro、下がiPhone 11です。↓
発色に関してはTCL 10 Proが鮮やか、かつデジタルズームながら精細さも保てておりこちらも十分実用的!ちょっとだけ遠くの被写体を撮影する際にも実用的でしょう。
背景ボケのポートレート撮影は物体撮りもできるのが便利
▼搭載したことでポートレートモードも対応しており、さらに人物以外の物体の撮影でも背景ボケを適用できるのが使い勝手よくていいネ!また、撮影後に「ボケ味の調整」「ピントの位置」を調整することもできますよ。↓
輪郭の部分ではわずかに詰めの甘い部分はあるんですが、仕上がりは十分イイカンジ!ミドルスマホの実力だとうまくボケなかったり別の部分だけボケなかったりなんていうおかしな写真が撮れることもあるんですが、深度測定カメラを独自搭載しているだけある。
マクロ撮影にも対応!500万画素なのでディテールもイイカンジ
▼TCL 10 Proは近距離接写のマクロ撮影に対応しております!マクロモードでは被写体に3cmまでググーっと近づくことができる面白いモードっす。上が通常撮影、下がマクロモードで撮影した写真です!↓
品質は素晴らしいのひとこと!というのもこのTCL 10 Proはマクロカメラを独自搭載しただけでなく、画素数が500万画素にグレードアップしているため。なので、ハイエンドスマホで見かける「超広角カメラを用いたマクロ撮影」や他ミドルスマホにある「200万画素のマクロカメラ」よりも、こちらのほうが実力は高く感じます!
これだけの品質ならヤ○オクなどのフリマアプリサイトで小物やアクセサリー、腕時計など出品する際にも大活躍できそうですね!小さな被写体でも大きく見やすく写真にできるのでより目を引く商品ページが出来上がるわけですし、また商品のキズやスレなどといった状態もわかりやすく写せるので取引時のトラブルリスクも抑えられるからっす。
ちなみに、カメラ詳細モードからスーパーマクロを選択すればマクロ撮影モードに切り替わるほか、メインカメラでもAIが接写を認識してマクロマークが表示され、ある程度接写も行えます。が、メインカメラではマクロモードほど近づいて接写できないので、素直にマクロモードを選択したほうが良さげ。
動画撮影時の手ブレ補正は優秀
▼1920×1080/60FPSで撮影した動画です。iPhone 11(右)と比べるとノッキングやカクつきが若干目立ち、安定性は劣ります。が、ミドルクラスのスマホでは非常に優秀。歩いているときのブレもほぼ無く、実用性はバッチリです!↓
TCL 10 Proのディスプレイってどうなの?
サイズ・解像度 | 6.47型/2,340×1,080 |
タイプ | 有機EL |
形状 | 水滴ノッチ/上部中央 |
ノッチ隠し | △:アプリ毎に設定はできない、左右端は丸くならない |
高リフレッシュレート | ☓:60fps固定 |
表示モード | ダークモード、読書モード、野外モード、ブルーライトカット |
画質調整 | 「NXTVISION」から設定可能 |
まずTCL 10 Proのディスプレイですが、品質はメチャクチャ良いです!…もう少し語彙力を増やして説明すると、ディスプレイの素材には有機ELを用いており、発色、そして黒の引き締まりなどはハイエンドスマホと遜色ないってレベル。解像度もFHD+(2,340×1,080)なのでドットの粗さを感じることなく、品質はかなり上出来です!
▼なお水滴ノッチが気になるときにも安心なノッチを隠すオプションも選択できます!が、隠す設定だとそのまま平行に黒帯を敷くので、「下の端は丸いのに上端だけはカドがある」って見た目になるので人によっては気になるかも。↓
▼さらにHDR表示にも対応しており、普段使いはもちろん動画視聴にもバッチリ!NexflixアプリではDRMコンテンツの再生もFHDで可能でした!映画視聴も満足な品質で楽しめるスペックっす。Good!↓
端がマルっ!としたエッジ形状が気になるかも
▼「表示の品質」はいいんですが、「ディスプレイの形状」に関しては正直微妙っす。というのも、TCL 10 Proの画面端っこは湾曲しているエッジ形状だから。これ、ぶっちゃけ使いづらいぜ(´・ω・`)。↓
さらに上述のPUBGも、上下に配置されたボタン(設定やほふく前進切り替えなど)はエッジ形状のせいで押しづらいってこともあるですよね。
このエッジ形状は様々な角度から見ても美しい見た目ではありますし高級感も感じられるんですが…うーん、ここがフラットだったらほとんど完璧だったんだけどな。操作性は50点って印象でした。まる。
TCL 10 Proのサウンドってどうなのかな?
スピーカー | シングル/下部 |
イヤホンジャック | 搭載/上部 |
イコライザー | ☓ |
残念ながらスピーカーはモノラル式でした。本体下部からのみ音が鳴る仕様で、ハイエンドモデルや高級モデルで見かけられる「広がりと臨場感のあるサウンド」は楽しめないっす。イヤホンジャックがあるのが救いか。
ただシングルスピーカーながら、音量は結構出るんですよね。なのでシングルスピーカーの中でもけっこう迫力を感じるって印象。さらにTCL 10 Proはラジオにも対応しており、最大音量も結構出るので、TCL 10 Proを野外ラジオ代わりに使うってのも十分可能。ただしアンテナ代わりとしてイヤホンを挿す必要がありますんで、ラジオ使う時はそこだけ注意。
なお、TCL 10 ProはDolby Atmosなどのイコライザー機能は搭載されていないっす。これはイヤホンを挿してても同様。イヤホン込みで拘った音質を求める場合は力不足かもしれません。
TCL 10 Proのバッテリーってどうなの?
バッテリー容量 | 4,500mAh |
充電速度 | 18W(9V/2A) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
逆充電(ケーブル) | 7.5W/アクセサリーの充電にGood |
逆充電(ワイヤレス) | 非対応 |
バッテリー容量は水準以上の4,500mAh。スマートな見た目なのに結構電池がぎっちり詰まってて、まるでタラバガニっす。電池もちも十分で、一日ぐらいならゲームしたり動画撮影などヘビーな使い方でも結構持ちこたえます。
▼18Wの急速充電にも対応しておりますが、大容量なので体感的に速度は早く感じません。およそ2時間ほどあればフル充電できるぐらいのペースです。あと充電エフェクトは独特でカッコいい。↓
TCL 10 Proまとめ!短所はあるけど万人にオススメできるモデル
見た目といい、カメラといい、そしてディスプレイの品質といい、TCL 10 Proはハイエンドなみなハイスペックさを持ち合わせているのがヤバい&エモいモデルっす。
何度でも書きますが、このボディデザインは最高ですね。最近は横幅のある長方形のカメラユニットなデザインが流行なんですが、それらと比べたら間違いなくTCL 10 Proの圧勝でしょう。ぜひともこのマットな見た目と美しく整ったカメラデザインをトレンドにしてほしいってレベルっす。
性能もミドルクラスではありますが、決して悪くありません。普段使いもライトなゲームも満足に味わうことができるのが魅力的ですね。ただそれだけに、短所であるカメラ・スクショのサウンドが消せないのとエッジ型ディスプレイが足を引っ張っているなーって思うんス。せめてスクショの音だけ消せるようになれば…ここはアプデで改善を願うばかりです!
「個性的な見た目なスマホがほしい」「普段使いもゲームもこなせるお手頃なスマホがほしい」「カメラ性能の良いスマホがほしい」というユーザーさんにオススメです!ぜひとも最高のサラサラ感を味わってみましょう。