インカメラ内蔵ディスプレイが量産スタート!メリットやデメリットは?
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遂に、インカメラがディスプレイ内蔵に。
なんと、Xiaomiのフラッグシップなどにも搭載されるOLEDパネル製造を行うメーカー「Visionox」が、ディスプレイ下部にインカメラを埋め込んだディスプレイ「InV see」の量産をスタートするそうですよ!
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インカメラ内蔵ディスプレイは「画質」が課題
インカメラ内蔵ディスプレイはOPPOも取り組んでいたんですが、画面の下部にインカメラを搭載すると画質の調整が難しく、これらの問題を解決することが実用化に向けた課題であるとしてました。確かに、ディスプレイパネルを透過する仕組みはとっても難しそうですもんね。
で、Visionoxがディスプレイのカメラ領域の透明度をより向上させたり、スクリーン素材を調整することで画質の問題をクリアしたそうで量産化がスタートしたってんだから、もう我々一般ユーザーが手に入れられる寸前まで来てるってことですね。
▼インカメラ内蔵ディスプレイは”使うときだけ”カメラ・レンズ部分がスッと透明になるみたい。めっちゃカッコイイじゃん。ただ、インカメラを利用する時に透明になる部分のサイズは気になる。今のパンチホールくらいのサイズになるのだろうか。↓
インカメラ内蔵ディスプレイでどうかわる?
インカメラが画面下部に埋め込まれることで、
- インカメラを搭載していても欠けの無い映像を楽しめるようになる
- 見た目がスッキリする
- 同じ筐体サイズでより大きなディスプレイを搭載出来る
- ベゼルを無くしコンパクト化できる
例えば、ゲーミングスマートフォンは”映像が欠ける=重要な情報が欠け”ってのを嫌ってインカメラにポップアップ式を採用したり、なかにはインカメラ自体を搭載しないモデルも存在するくらいなので、ゲーミングスマートフォンと相性よさげ。
また、Xperiaなど21:9ディスプレイを搭載する”映像推し”のスマートフォンでは画面が欠けないように今でも分厚いベゼルにインカメラを搭載しているけど、こんな端末もインカメラ内蔵ディスプレイを採用することで野暮ったいベゼルをスリムにすることだってできちゃいます。
その他、ガルマックスでもレビューしたGalaxy Foldみたいな折りたたみスマートフォンも大型のインカメラがめっちゃ気になっていたので、実用化されたらどんどん取り込まれていくんじゃないかな。
もちろん、大画面を搭載する様々なメーカーも”ディスプレイの欠け”が無いほうが良いに決まってます。ノッチやパンチホールって大画面化するための苦肉の策みたいなもんですからね。インカメラ内蔵ディスプレイは魅力が多いんで確実にスマホのトレンドになりそうです。
最新技術が良いって訳ではない。画質はちょっと心配している
スマートフォンってどんどん進化してますが、最新技術=良いって訳ではありません。
例えば画面内蔵が主流となった指紋センサーはですが、個人的には物理センサーのほうが使い勝手良いです。画面内蔵指紋センサーってツルツルな画面上に搭載されているんで手探りでロック解除するのが難しいんですよね。デザイン性は置いといて僕は背面に物理指紋センサーが搭載されてたスマホが使いやすくて好きです。
こんな感じでインカメラ内蔵ディスプレイも使ってみたらレンズ丸出しのインカメラよりも画質が劣ってしまうとかあるかも知れません。この辺りについては実際にインカメラ内蔵ディスプレイを搭載する製品がリリースされた時に真っ先に手に入れてチェックしたいところです。
いつ頃インカメラ内蔵ディスプレイを搭載したスマホが登場する?
まだ、どの製品にインカメラ内蔵ディスプレイを搭載するかは分かっていないんですが、GSMArenaによると2021年の1〜3月頃に米ラスベガスで開催されるCESやスペイン・バルセロナで開催されるMWCで発表されるんじゃないかって予想されてます。
この予想通りなら、2021年の後半にかけてチラホラとフラッグシップモデルでインカメラ内蔵ディスプレイを採用した製品がリリースされ始めるかも知れません。
個人的には安い中華スマホで(粗さ全開の)インカメラ内蔵ディスプレイを搭載したモデルがバンバンリリースされることにも期待したい!