ALLDOCUBE X Neoのレビュー!映像がめっちゃ綺麗!ステレオスピーカー音質が良かったら最高だった!
TeclastやCHUWIと並び中華タブレットをリードするALLDOCUBE。プレミアムタブレットのALLDOCUBE X Neoが登場です!
前機種のALLDOCUBE Xからどこが進化したのか。Banggoodさんから実機を提供していただいたのでレビューをお届けします!
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ALLDOCUBE X Neoってどんな端末?
- ALLDOCUBEのプレミアムタブレット
- タブレットとしては比較的性能が高めなSnapdragon 660搭載
- 高解像度の有機ELディスプレイを搭載
- 気にいった:文句なしにキレイな高解像度の有機ELディスプレイ。ゲーム以外の普段使いなら楽々こなせるSnapdragon 660が搭載されていること
- 気になった:前機種で搭載されていた生体認証が削減されたこと。ステレオスピーカーの音質がショボかったこと。カメラが思った以上にショボかったこと
↓ガルマックスジャッジ↓
総合評価 | ★★★☆☆ 3 |
性能 | ★★★★☆ 4 |
カメラ | ★★☆☆☆ 2 |
ソフトウェア | ★★★☆☆ 3 |
対応バンド | ★★☆☆☆ 2 |
ディスプレイ | ★★★★☆ 4 |
サウンド | ★★★☆☆ 2 |
バッテリー | ★★★★☆ 4 |
ALLDOCUBE X Neoの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
付属品:クイックガイドには日本語の記載も有り!
付属品は本体の他にUSB-Cケーブル、ACアダプター、マニュアル、SIMピンと定番の組み合わせ。
▼マニュアルには何と日本語で記載が。簡単な解説にとどまるとはいえ、少し意外でした。↓
▼ACアダプターは海外向けの丸ピン仕様。最大18Wの急速充電に対応しているので、使うかどうかはお好みでどうぞ!↓
▼プラグは日本のコンセントに挿すことができない形状なので、付属の充電器を使いたい方はプラグ変換アタッチメントも手に入れておきましょう!↓
ALLDOCUBE X Neoの保護フィルムはいつもお馴染みのPDA工房さんからリリース済み!高品質なフィルムが多数リリースされていますのでぜひチェックしましょう!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
ALLDOCUBE X Neoの外観:丸みを帯びたスマートなデザイン
ALLDOCUBE X Neoのデザインはどことなくカクカクっとしたデザインだった前機種のALLDOCUBE Xから一新し、丸みを帯びたデザインへと変更。
面白みこそなくなりましたが、スマートな今風のデザインへと変身を遂げました。側面が丸みを帯びたおかげで前機種のALLDOCUBE Xより持ちやすく感じたのも嬉しい進化点です。
▼SIMトレイはSIMピンを使い開けるタイプですが、開け方にコツが必要。まっすぐにピンを挿しても開かない場合があるので、その場合は気持ち斜めに挿し込むと上手く開けられますのでご参考にどうぞ。↓
ALLDOCUBE X Neoの性能ってどんな感じ?
ALLDOCUBE X Neoの性能をチェックしていきます!
ベンチマークで性能をチェック!
端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう。
▼ALLDOCUBE X Neoの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは178997点、GPUスコアは35865点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
ストレージ速度はこんな感じ。読み込み速度は294.3MB/sとミドルレンジタブレットとしてはソコソコ高速。書き込みも163.4MB/sですので、ヘビーユースでない限り困ることはないかと思います。
PUBGモバイルのスムーズ+極限はいける?
PUBGモバイルではクオリティを「HD」まで設定できました。その時のフレーム設定は「高」が最高となります。クオリティを「スムーズ」に設定した時のフレーム設定は「高」まで可能でした。
実際にプレイしてみても大量のスモークが発生する場面や人が多い場面だとカクつきが発生してしまい、お世辞にも快適にプレイできるとは言い難い状況でした。やはり2017年のミドルレンジ上位のSoCですので、リッチなゲームは厳しいのが現状です…
ALLDOCUBE X Neoの機能・仕様の検証結果
ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!
通知ランプ | ☓ |
指紋認証 | ☓ |
顔認証 | ☓ |
アプリクローン | ☓ |
PCモード | ☓ |
外部映像出力 | △:Wi-Fi接続での出力 |
戻るボタン入れ替え | ☓:デフォルトは左 |
ジェスチャー操作 | ☓ |
クイックランチャー | ☓ |
DRMコンテンツ | ○:HDまで対応/VP9 AVC-High/Widevine L3 |
ゲームモード | ☓ |
冷却システム | ☓ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
○ |
2回線同時待ち受け | ○:4G+4GのDSDV |
ノッチ隠し | ☓ |
高リフレッシュレート | ☓ |
表示モード | 読書、ブルーライトカット |
画質調整 | ☓ |
スピーカー | ステレオ/左右両側 |
イコライザー | ☓ |
Photoshop Camera | ☓ |
PUBGモバイルのグラフィック設定 | スムーズ+極限 :× 最高クオリティ&フレーム設定→HD+高 |
備考 | – |
デフォルトアプリはかなりシンプル!
ALLDOCUBE X Neoにデフォルトで導入されているアプリはかなりシンプル。Google系のアプリ以外にインストールされているのは「ESファイルエクスプローラ」に「Radio」、「ALLDOCUBE」アプリぐらいです。
「ALLDOCUBE」はALLDOCUBE公式サイトへのリンクですので、実質ESファイルエクスプローラとラジオの2つが独自に導入されているアプリと言えるでしょう。
ブルーライトカット機能、読書モード搭載!
ALLDOCUBE X Neoはブルーライトカット機能や読書モードを搭載。ブルーライトカット機能はオンにすると色温度が高くなる定番のタイプ。よくあるのは黄色くなるパターンなんんですが、ALLDOCUBE X Neoは赤みが強くなる珍しいタイプ。
ブルーライトカット機能は他の機種でもよくある付加機能なんですが、もう一つの読書モードが結構面白いんです。普通の読書モードってブルーライトカット機能のように色味が黄色がかったりするのが定番ですが、ALLDOCUBE X Neoはまさかのモノクロ表示に対応。
カラーページ有りのマンガとかはモノクロになっちゃうので迫力は半減しますが、通常のモノクロページや小説などは違和感なく楽しめるはず。スクリーンショットだと設定の色味は反映されないので、メモ代わりに撮影する時にわざわざ解除しなくてもOKなのは手軽でいいですね。
生体認証はなし!セキュリティは面倒だがPINロックなどで対応しよう!
ALLDOCUBE X Neoは前機種のALLDOCUBE Xに搭載されていた指紋認証がリストラ。顔認証にも対応していないので、実質的に生体認証は搭載されていないことになります。
正直、ALLDOCUBE Xの指紋認証センサーは速度も遅く、精度もボチボチだったので微妙だったんですが、無かったら無かったでちょっと不便だなと感じました。
パターンロックやPINロック、パスワードロックなど基本的なものは対応していますが、必然的にロック解除は生体認証と比べると面倒になりますので、この点は留意しておいてください!
スピーカーの音質は最低限
ALLDOCUBE X Neoのスピーカーはステレオ。配置も左右側面なので、手で覆い被せにくい位置なのも好印象。せっかくのステレオなのに手で覆い被せてしまうような配置だと音質が下がり興醒めになってしまうので、この配慮は嬉しいポイント。
ただし、音質に関しては低音の響きも少なく音の深みも無い最低限の音質になっていて、中華タブレットとしては極々平均的なものにとどまっています。
もちろんiPadなどの高価格帯のタブレットと比較するのは酷ですが、それを抜きにしても最悪レベルより多少マシ程度の最低限の音質なので、ステレオスピーカーの旨みを感じにくかったのが正直なところ。
少しでもいい音で楽しみたいならイヤホンジャックを使用した有線接続のイヤホンやヘッドホンを使うといいかもしれません!ハンズフリーなBluetoothイヤホンやBluetoothスピーカーもいい感じ!ケーブルがいらない手軽さなら断然コッチ!
ディスプレイはかなり高精細&鮮やかな色合いで結構良いかも!
ALLDOCUBE X Neoの最大の利点はディスプレイ。ほとんどのAndroidタブレットが1,980×1,020に代表されるフルHD止まりなのに対し、ALLDOCUBE X Neoは2,560×1,600の超高精細ディスプレイを搭載。細部のきめ細かさが段違いなんです!
しかも有機ELディスプレイなので鮮やかな色合いを実現。特に黒色なんかは漆黒の黒って感じでかなりメリハリのついた色合いが楽しめるはず。レビューで触ってる時でも改めて有機ELと高解像度ディスプレイは相性が良いってことを実感しました!
ALLDOCUBE X Neoのカメラはどんな感じ?
構成 | 8MP(メイン) |
AI | 設定項目なし |
撮影モード | ビデオ、写真、HDR、ポートレート、風景、スポーツ、植物、逆光、キャンドルライト、夕焼け、夜景、ビーチ、雪 |
ズーム | デジタル。スライダーで最大8倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 設定から可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:100〜1600、WB:5つの設定から選択式、露出:-2〜+2 |
写真解像度 | 8MP〜0.3MP(VGA) |
ビデオ解像度 | 1080P/60FPS、720P/90FPS、480P/90FPS、VGA/90FPS、CIF/90FPS、QVGA/90FPS |
スローモーション | 不明! |
手ブレ補正 | 高フレームレート設定がオフの時のみ手ブレ補正が利用化 |
せっかくなのでALLDOCUBE X Neoで写真撮影もおこなってみました!比較対象としてALLDOCUBE X、iPad mini(第5世代)、iPad Pro 11インチ(第1世代)と以前レビューしたMatePad Proで撮影した写真も掲載しますので参考にしてください!
屋外撮影!色味は割と正確!
屋外にてメダカを撮影。解像度こそ低めなものの、色合いはMatePad ProとiPadの中間の感じで実際の色合いに近い感じでソコソコ撮れてます。ただ、日光の反射部分の白飛びは酷めかなって印象でした!
屋内で照明無し撮影!
屋内にて小物を照明無しで撮影し、全て顔部分へフォーカスを合わせました。ALLDOCUBE X Neoは少し白飛びしており、ディティールも掴みにくいものになっていました。
屋内で照明有り撮影!
屋内にて小物を照明有りで撮影し、全て顔部分へフォーカスを合わせました。照明がつくと白飛び傾向がさらに酷くなり、顔のディティールのほとんどが見えない有様。先ほどの照明無しの屋内撮影もそうですが、ブツ撮りにはあまり向いてないかもしれないですね。
撮影品質は最低限。あくまでも記録写真程度に留めておこう!
以上より、ALLDOCUBE X Neoのカメラは必要最低限。正直なところ、前機種のALLDOCUBE Xよりも全体的な作例では劣化している点は否めなかったです。あくまでも記録撮影程度に留めておくのが吉かもしれないですね。
ALLDOCUBE X Neoのまとめ
ALLDOCUBE X Neoは割とオールラウンダーに近いプレミアムタブレットだった前機種のALLDOCUBE Xから生体認証などを削減した代わりに、ウリである高画質ディスプレイを引き続き採用。
SoCやストレージなど処理性能や外部キーボードなどの付加価値をメインにグレードアップさせたタブレットと言えるでしょう。言わば動画や電子書籍などのエンタメの消費に焦点を置いた特化型タブレット。
逆に生体認証などを削ったおかげで価格は2万円代とミドルレンジタブレットとしては結構お買い得な値段に仕上がっているので、巣ごもりが叫ばれている今、空いた時間の映画鑑賞や読書をさらに快適にするのに最適なタブレットではないでしょうか。
筆者も自分の分を買おうかどうか悩み中です!
以上、ガルマックスレビューでした!バイバイ!!