Android One X2のフォトレビュー。スペックと価格、特徴まとめ

Android One X2

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

2017年12月1日に都内某所で行われたHTCのタッチ&トライイベントで「Android One X2」の実機を触ってきたのでフォトレビューをお届けします!

ちなみにですが、Android One X2は海外でグローバルモデルとして登場した「HTC U11 life」をベースとしたワイモバイルのキャリアモデル。

日本では現時点でSIMフリー版のHTC U11 lifeは投入されず、国内モデルとしてはワイモバイルの「Android One X2」のみの投入となります。

Android One X2の発売日

発売日はに2017年12月7日で、ワイモバイルが発表してから非常に早い段階でリリースされる端末です。ワイモバイルでは製品ページも公開されているのでチェックしてみてくださいね!

価格はキャリアのサポートがあるから想像以上に安価

Android One X2はワイモバイルのキャリアモデルとして登場するので、ワイモバイルのサポートも手厚くなっており、購入したユーザーが負担する”実質負担額”は同等性能の端末をSIMフリーモデルとして購入するよりも非常に安価に設定されている事が特徴です。

▼Android One X2のタッチ&トライイベントで発表された価格↓

Android One X2の価格はワイモバイルで契約するプランにより変動する

ワイモバイルではデータ容量の異なるスマホプランS(データ2GB/月額1,980円)、スマホプランM(データ容量6GB)、スマホプランL(データ容量14GB)(※いずれもスマホプラン割引/ワンキュッパ適応時)を提供していますが、選択するプランにより、端末負担額が異なります。

  • スマホプランS:月分割1200円/実質負担額28,800円
  • スマホプランM/L:月分割700円/実質負担額16,800円

一般的に回線契約の必要がないSIMフリーモデルの場合、同等性能の端末はおおよそ40,000円~50,000円前後で発売されているので、キャリアモデルということで実質的な価格は非常に安価になっているといえます。

Android One X2のスペック

▼Android One X2のタッチ&トライイベントで発表されたスペック表↓

Android One X2のスペック

SoCには最新のミドルハイスペックSoCであるSnapdragon 630を採用しており、メモリは大容量な4GB、保存容量も64GBで比較的大容量な搭載量となっており、性能のバランスは非常に良いです。

Snapdragon 630のAnTuTuベンチマークスコア

AnTuTu

ガルマックスではスマートフォンの性能を数値化するAnTuTuベンチマークスコアを収集しているのですが、Android One X2に搭載されるSnapdragon 630のデータも収集済みです。

Snapdragon 630のAnTuTuベンチマークスコアは以下

  • 総合スコアが約65,000点、3D性能が約18,000点。

以下はSnapdragonベースの各性能帯の平均スコア

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き

Android One X2に搭載されるSnapdragon 630は現行世代のミドルハイスペックSoCということでとってもパワフル。去年頃人気の高かったSnapdragon 625の後継モデルで、WEB閲覧や動画視聴、LINEやメールのような日常的な利用だけでなく、動作が重いと評判の「みんGOL」なども快適に動かすことの出来る3D性能を兼ね備えてます。

Android One X2はミドルハイスペックモデルですが、今後2年間は十分満足に活用できる性能を持っているモデルです。

日本ではAndroid Oneシリーズとして投入

Android One

冒頭でもお伝えした通り、日本ではHTC U11 lifeというモデル名ではなく、Android One X2という名称でワイモバイルからリリースされます。

Android OneはGoogleと各国現地のメーカーが協力して、毎月のセキュリティーアップデートやOSのバージョンアップを一定期間保証している「Android One」というシリーズです。

つまり、HTC NIPPONNが現地メーカーとして日本の市場に合致する仕様をGoogleと協力して開発したモデルがAndroid One X2です。

U11の名を冠するAndroid One X2

さて、Android OneシリーズとしてリリースされるAndroid One X2ですが、Android Oneの特徴として限りなくピュアなOSを採用している事が挙げられます。

これはアップデートを円滑に行うために、できるだけAndroid OSをカスタマイズせずにOSを搭載しています。

Android OneシリーズはHTCだけでなく、様々なメーカーからリリースされているのですが、各社は差別化を図るため、主にハードウェア面で勝負する傾向が強いのがAndroid Oneシリーズのもう一つの特徴と言えます。

ここからはHTCの爆発的ヒットモデルとなったHTC U11の名を冠するAndroid One X2の特徴をチェックしてみましょう。

安価ながらガラスのようなリキッドサーフェイスの背面パネル

HTC U11といえば背面にガラスを採用し、光屈折による美しい背面が魅力的な端末です。

Android One X2は低価格モデルということで、背面にはガラスを採用せずアクリルを用いていますが、ガラスのようなHTC U11シリーズらしい美しい背面のを実現しました。

▼アクリルでガラスの様な表現力を実現するために非常に長い時間を要したと、ガラス以上に実現する事が難しかった事を力説してくれたデザイン部門アソシエイトバイスプレジデントのジョンソン・チャン 氏。↓

デザイン部門アソシエイトバイスプレジデントのジョンソン・チャン 氏

▼実際に日本で発売するサファイアブルーとホワイトアイス。まさかアクリルで出来ているとは思えないほど美しい背面。これは、僕がこれまで見てきたスマートフォンのどれよりも美しいと感じた背面でした。是非店頭で手をとって見てほしいです。↓

Android One X2

しかしながら、美しい背面には欠点も。カラーによるのですがHTC U11からも結構話題となっていた指紋がめちゃくちゃ付着する部分はAndroid One X2でも健在です。

もしカバーなどを利用せずに使うのであれば個人的にホワイトアイスカラーをおすすめしたいところです。

▼続いて側面のフレームとの繋ぎ目ですが、どこで背面カバーとサイドフレームが繋がっているか分からないほど、一体感が高いボディーでした。↓

Android One X2のフレームの繋ぎ目は一見繋ぎ目がないように感じるほどの仕上がり

Uソニック・ハイレゾに対応。Uソニックハイレゾイヤホンも同梱

Android One X2はUソニック・ハイレゾに対応している

フラッグシップモデルのHTC U11で非常に高評価だったUソニック・ハイレゾも継承しAndroid One X2は対応しています。

また、Uソニックハイレゾイヤホンも同梱されているのでフラッグシップモデルと同等の音響環境を簡単に構築出来る事も魅力的でした。

Uソニック・ハイレゾは耳の聞こえ方を解析して、利用する方に最適な音質をチューニングしてくれるだけでなく、周囲の雑音を打ち消し静かな環境で音を楽しむ事のできるアクティブノイズキャンセレーション機能も搭載してます。

個人的には低価格モデルといえどもUソニック・ハイレゾまで対応してきたのは正直ビックリ。

Android One X2はAndroid Oneシリーズなのでソフトウェア面では差別化が難しいので、この様にハイエンド帯の機能や同梱品などを付け加えることで上手く差別化出来ている印象でした。

握ることで操作出来る”エッジセンス”も対応

HTC U11で最も賞賛の声が多かったエッジセンス。端末をギュッと握ることで様々な操作が可能な新たな入力インターフェースとして話題になったので知っている方も多いはずです。

このエッジセンスもAndroid One X2に継承され利用する事が可能でした。

例えば、自撮りするときに画面上のシャッターボタンを押す際に不安定になりがちですが、端末をギュッと握ることでシャッターを切る事が出来ます。

僕はHTC U11のモニターとして暫く利用していたのですが、個人的には左手で物を持ち、右手でスマホカメラのシャッターを切る様な片手シャッターでの使い勝手が素晴らしかった事が印象深く残ってます。

このHTC U11の特徴的な機能が安価なモデルでも利用できるのは非常に嬉しいポイントでした。

世界最高評価を得たHTC U11のカメラ。ノウハウを受け継いだAndroid One X2のカメラも出来栄えがピカイチ

Android One X2はアウトカメラ・インカメラともに1600万画素カメラを備える

Android One X2はHTC U11と全く同じカメラではありませんが、世界最高評価を得たHTC U11のノウハウを惜しみなく注いでいる印象が非常に強い出来栄えでした。

アウトカメラ、インカメラのそれぞれが1600万画素カメラを備えており、どちらもメインカメラと言える構成です。

特にピクセルを多くして光を多く集める「ウルトラピクセル」で暗所での撮影にも強い印象でした。

▼Android One X2はパッと撮影して「ワァ!キレイ!」と感じる事のできる写真がポンポン撮影できます。↓

Android One X2は扱いやすい仕様も魅力的

さて、僕が個人的に嬉しく感じたポイントもピックアップしたいと思います。

指紋認証ユニットが備わってる

Android One X2にはホームボタンに指紋認証ユニットが搭載されている

一見、端末の実質価格を見ると安価なモデルのように感じてしまいますが、安価で手に入るのはワイモバイルのサポートがあるからこそ本来では購入できない価格で手に入れる事が出来ます。

安価なモデルでは使い勝手の良い指紋認証ユニットが搭載されているモデルも少なくはないのですが、Android One X2はローエンド並の価格でありながらランク的には2つも上の仕様となっているので指紋認証ユニットもバッチリ備わってました。

ロック解除は普段最も利用する機能なだけに嬉しいポイントです。

ナビゲーションキーが光る

Android One X2のナビゲーションキーは光ります

ナビゲーションキーとは戻るボタンやアプリ履歴ボタンのことで、画面上にナビゲーションキーが表示されるオンスクリーン型と画面外にボタンが設置されているタイプに分かれます。

Android One X2は画面外にナビゲーションキーが設置されているタイプで、このタイプはボタンが光るか否かで使いやすさが大きく異なります。

例えば、暗所での操作時にオンスクリーンキーであれば液晶上にナビゲーションキーが表示されているので視野性が良いのですが、画面外にキーが配置されているタイプで光らないタイプだと暗所でボタンが見えずに操作しにくいです。

画面外のキーが光るモデルは比較的ハイエンド帯のモデルに搭載される事が多く、それ以下のモデルだと光らないタイプが多いのですが、Android One X2のナビゲーションキーはピカッと光るので暗所での視野性が良いです。

ナビゲーションキーも普段最も利用する部分なので、キーが光ることは地味ではありますが使いやすさに直結している良い部分だと感じました。

防水防塵に対応している

防水防塵は世界的に見るとタフネスモデルで採用されている事が多く、日本のように防水防塵が標準的に対応しているのは日本独自と言ってもよいほどです。

Android One X2も日本で発売されている多くの端末と同じようにIP67の防水防塵に対応してます。

Android One X2はIP67なので粉塵の多い場所でも全く問題なく、お風呂とかに誤ってポチャンと落としてしまっても問題ない防水防塵性能です。

お財布機能に対応している

Android One X2のスペック表を確認していたら、バッチリお財布機能に対応していました。実はワイモバイルでは複数のメーカーからAndroid One端末がリリースされるのですが、お財布機能に対応していないAndroid One端末もあります。

Android One X2ならお財布機能を利用できるので、これまでお財布機能を愛用していた方も使い勝手がわからず乗り換え可能となってます。

最新のAndroid 8.0に対応している

Android One X2はAndroid 8.0に対応している

これもスペック表で確認したのですが、現時点でワイモバイルの冬春モデルのAndroid One端末4機種の中でAndroid 8.0に対応しているのはAndroid One X2のみです。

もちろん、他のAndroid One端末もAndroid 8.0にアップデートされることは確約済みですが、手に入った瞬間に最新のAndroid 8.0が利用できるのはスマホ好きには嬉しいポイントです。

Android 8.0に関する情報は以下をどうぞ。

Android One X2は確かにHTC U11の特徴を多く継承している端末だった。これなら欲しい

Android One X2

個人的にワイモバイルからのリリースのみでSIMフリーモデルが投入されなかった部分に関しては残念でしたが、Android One X2の端末自体は非常に魅力的に感じました。

ワイモバイルからのみ発売するということでキャリアが固定化されてしまう部分は欠点ですが、端末の実質負担額を見ると通常では購入できないような安価な価格で手に入れる事が出来る利点もあります。

実際にAndroid One X2を触りましたが、大人気モデルとなったHTC U11の特徴的な部分を多く引き継いでおり、実質価格に見合わないほど高性能端末でした。

安く手に入る高性能な端末が欲しい方は是非Android One X2をチェックしてみてくださいね!

以下にAndroid One X2の公式サイトと”タダ学割”が絶賛開催中のワイモバイルの公式サイトを残しておくので是非チェックしてみてくださいね!

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