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Android O(8.0)を先行導入したので新機能・変更点まとめ

Android O(8.0)をNexus5xにインストールしてみた。

▼追記更新しました▼Android O(8.0)の目玉機能であるYou Tube動画などが小窓化出来るピクチャーインピクチャー機能が手元のNexus 5Xで使えたので利用手順などを追加しました。

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

最新のAndroid O(8.0)ですが、Nexus 5xに手動インストールして先行導入したので新機能や変更点を本記事でまとめます!

ちなみにですが、先行導入したAndroid O(8.0)は開発者向けプレビューで、Nexus 5X、Nexus 6P、Nexus Player、Pixel、Pixel XL、Pixel Cやエミュレーター等で利用可能です。

開発者向けプレビューでの導入は手動インストールとなるので導入知識の有る方は試してみてくださいね!

Android O(8.0)の新機能や変更点まとめ。

ここではAndroid O(8.0)から搭載される新機能や従来のOSからの変更点をまとめます。GoogleからのアナウンスでAndroid O(8.0)の新機能の紹介しつつ、僕の持っている実機で動作をチェックできた場合は画像や動画を貼り付けときます。(随時更新します!)

本記事で用いるAndroid O(8.0)は開発者向けプレビュー版の為、正式リリース版で更に変更される可能性がありますのでご了承下さい。

Android Oでは起動速度が2倍!

Android O では起動時間が2倍

Android O(8.0)では、Android N(7シリーズ)と比較して起動速度が2倍に高速化。また、アプリの起動も高速化されるそうですよ。全てのアプリで高速化されるのかは現時点で不明ですが、普段使うアプリが高速化されれば嬉しいな~!

ストレージ項目の表示がガラリと変わった。

Android O(8.0)ではストレージ項目の表示がガラリと変わった

項目へは[設定]→[ストレージ]→[アプリのストレージ]で移動可能です。

”アプリのストレージ”項目では使用している容量が大きく緑で表示されており、[空き容量を増やす]ボタンが付いてます。空き容量を増やすボタンを押すと不要なファイルやアプリのキャッシュをクリアしてくれるクリーナーとして利用可能です。

[アプリのストレージ]の[ファイル]項目はファイルマネージャーとしてスマホ内部のフォルダーへアクセス出来ます。

Android O(8.0)のストレージ項目のファイル項目はファイルマネージャーとして機能します。

▼[ストレージを管理]項目では、ストレージの空き容量が少なくなった時にバックアップ済みの写真や動画を自動で削除してくれます。バックアップにはGoogleフォトを利用するので、削除後も写真閲覧・必要であれば再度ダウンロードして画像の加工や送信などが可能です。

Android O(8.0)のストレージ管理項目ではスマートストレージのオンオフが可能となっています。

通知を知らせてくれる「通知バッジ」。

Android O(8.0)では通知バッチがOSレベルで対応になりました。

iPhoneではお馴染みの通知バッジ。メールの通知やアプリからの通知をアイコン横に数字で表示してくれるアレ。[設定]→[アプリと通知]→[アプリの通知]→[対象アプリ]でバッジ設定が可能です。

AndroidではZenFone3等で独自機能として通知バッジが利用できる端末もありますが、Android O(8.0)からはOSレベルで通知バッジが対応しています。

実機を用いて通知バッジ機能を試してみたところ、通知バッジに関する設定項目は操作出来ますが通知バッジ自体の機能はまだ利用できない状況でした。

アイコン長押しでショートカットメニューを表示。

Android O(8.0)ではアプリアイコン長押しでショートカット表示。ショートカットを長押しするとショートカット単位でホーム画面に設置可能です。

これはiPhoneの3D touch対抗策でしょうか。

Android O(8.0)ではアイコンを長押することでサブメニューが開きます。サブメニューはアイコン毎にそれぞれ違った項目が表示され、Chromeだと「シークレットタブ」「新しいタブ」、Gmailアプリだと「作成」、カメラアプリだと「動画を撮影」「自分撮り」などの項目からショートカットアクセスが可能となっています。

ショートカットで表示される項目は長押しすることで単体アイコンとしてホーム画面に設置可能です。

Android O(8.0)では、ショートカットをアイコンとしてショートカット機能のみをアイコン表示可能です。

通知機能がまた新しくなった。

Android O(8.0)では通知でスヌーズが可能になりました。

Android O(8.0)では通知に「チャネル」という新ルールが追加され、カテゴリ毎に重要度や通知設定が行える他、アプリ個別での通知ルール設定も可能となってます。

また、通知に関しては通知画面から左に少しスワイプすることでスヌーズ設定(指定時間に再通知)が可能となってます。(でも、スヌーズ設定しようと左スワイプするとスワイプしすぎて通知を削除してしまう事が多数。操作感度は調整が必要であると感じました。)

オーディオコーデックの追加。

Android O(8.0)ではオーディオも強化されている

設定場所は[設定]→[システム]→[開発者オプション]ですが、開発者オプションが表示されていない場合は[設定]→[システム]→[端末情報]に進み[ビルド番号]を連打することで開発者オプション項目が開放されます。

最近はBluetoothイヤホンも一般的になってきましたが、ワイヤレス接続は音質が劣化しやすく様々な圧縮技術で音質を損なわずに転送しています。

最近、低価格のBluetoothイヤホンで見かけることが多いコーデックはQualcommのapt-xですね。こっちはスマホが対応している場合も多いですが、Android O(8.0)はapt-xに加えハイレゾ並の音質で楽しめるソニーのLDACも対応。

これまで一部端末でしか対応していなかった高音質コーデックもAndroid O(8.0)から利用できる様になります。

指紋ジェスチャーをサポート。

これ、Android Oでの新機能だったらしいです。僕が試しているのは指紋ユニットを上下になぞると通知バーを展開したり閉じたり出来ました。

今までアプリやメーカーの独自機能として指紋ユニットを活用する指紋ジェスチャーはありましたが、Android O(8.0)からOSレベルで指紋ジェスチャーがサポートされたようです。

指紋ジェスチャーは指紋ユニットを利用した代替入力メカニズムで、指向性スワイプ(上下左右)に応答することが可能となります。OSレベルで指紋ジェスチャーに対応したことで、アプリ開発者は指紋ユニットからの代替入力にアクションを起こす事が可能となります。

バッテリー消費の改善とパフォーマンスアップ。

Android O(8.0)ではバッテリー管理がより厳しくなりました。

最近Googleさんはバッテリーの消費に関する調整とパフォーマンスアップにかなり力を入れていますね。

Android O(8.0)は以前よりもバックグラウンドサービスや位置情報の更新に関する動作をOSがガッツリ制御します。特にバックグラウンドでの位置情報取得は1時間に数回ほどしか更新されなくなるそうで、位置情報を頻繁に利用するゲームやアプリでの利用では初期設定だと影響しそうな予感。

位置情報をバックグラウンドで頻繁に更新する必要のあるアプリやゲームも数多くリリースされていますが、アプリのバッテリー使用に関する除外設定項目などがAndroid O(8.0)をインストールしたNexus5xで確認すると無いんですよ。

この辺りはGoogleさんが調整するとのことですが、何かしらアプリの動作に影響があっても不思議ではありません。

ログイン情報を管理する自動入力プラットフォームの追加

Android O(8.0)は自動入力プラットフォームが導入され、ログインが簡単になります。

Android O(8.0)からログイン時のIDやパスワードを自動入力出来るプラットフォームが追加されます。項目は[設定]→[アプリと通知]→[デフォルトアプリ]→[自動入力アプリ]で移動可能です。

こちらは自動入力用にアプリを最適化する必要があり、現時点ではまだ利用不可。これからアプリ開発者さんが最適化してくれるでしょう。アプリ開発者さん、頑張って下さい。

PinP(ピクチャーインピクチャー)がスマホ版でも実装。

追記:僕の端末で実機動作を確認したので以下の記事で設定手順を纏めています。

Android TVで利用可能だった機能ですが、Android O(8.0)からスマホでも利用可能に。例えば動画再生中にmailが来た場合、通知画面をタップして返信している間でも小さな小窓で動画を再生を続ける事が可能です。

Android7.0から2つのアプリを同時表示するマルチウィンドウ機能が実装されていますが、ピクチャーインピクチャーはオーバーレイでの表示となるため、画面の好きな位置に移動可能となるので利便性は良さげ。

ピクチャーインピクチャーはOS側での対応に加え、アプリ側でも対応する必要があります。開発者さん、頑張ってください!

アダプティブアイコンに対応。

Android O(8.0)ではアイコンにアニメーションを付けることも可能に

Androidのアプリアイコンは丸型・四角型・三角型など統一感がありませんが、Android O(8.0)からはアダプティブアイコン(適応型アイコン)に対応することで統一感のあるアイコンを表示する機能が備わっており、アイコンのアニメーション表示もサポートしています。

アダプティブアイコンに対応するためにアプリアイコンのガイドラインも変更するとのことです。って事は、アプリアイコンのサイズなどが作成者側でアダプティブアイコンに対応したものに置き換えられ、ユーザー側で簡単にアイコンの背景やアニメーション効果を付け加えられる様になるかもしれませんね。

Wi-Fi Awareのサポート。

Wi-Fi Awareに対応したデバイスは近くのデバイスにインターネットアクセスポイント不要で通信可能な技術で、例えば駅でのナビゲーション、博物館などの詳細説明などでの活用や対戦ゲームの相手を近場で探す様な利用方法が想定されてます。

なんか、町中歩いたらバンバン広告を受信しそうな技術だなと思ってましたが、コンテンツの表示・非表示はユーザーが選択する権限があるので、その点は心配なさそう。

Android O(8.0)まとめ。

AndroidってベースOSは飾りっ気の無いOSでメーカーがゴリゴリとカスタマイズしていく感じでしたが、最近は便利機能も積極的に実装され、Androidのメジャーアップデートの度に便利なアプリやメーカーの独自機能だったものがOSレベルで取り込まれてます。

バッテリー節約機能も強化されていますし、指紋認証機能が正式にAndroidでサポートされてから指紋ユニットを活用するジェスチャー機能をAndroid O(8.0)でサポートしたり、2画面表示にやっと対応したと思ったら、今回はピクチャーインピクチャーに対応したりと、ユーザーの利便性が向上するようなアップデートが凄い勢いで実装されてますね。

なんだかiPhoneチックになってきた事と、メーカー製のウリであった独自機能(例えば指紋認証機能なんか一昔前は富士通の十八番機能だった)がモリモリAndroid-OSに吸収されていってるんで、Androidを搭載した端末特徴の差別化が難しくなりそうな気がします。

それと、Googleさん。Android-OSの開発・展開も素晴らしいですが、そろそろ日本でもGoogleスマホのPixelシリーズ売って下さいな。

Android O(8.0)に関するSourceは以下からどうぞ。

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