ほぼNASだろ!3.5インチストレージを4台積めるミニPC「AOOSTAR WTR Pro」のスペックまとめ
近年は尖ったミニPCを多数リリースしているAOOSTARから、4台もの3.5インチストレージが搭載できるPC「AOOSTAR WTR Pro」がリリースされていたので紹介していきます!
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AOOSTAR WTR Proの詳細スペック
CPU | Ryzen 7 5825U |
メモリ | 0GB/16GB/32GB |
容量 | 0GB/512GB/1TB |
インターフェース | USB Type A(USB 2.0) × 2 USB Type A(USB 3.0) × 2 USB Type C(フル機能) × 1 HDMI 2.1 × 1 DisplayPort × 1 LAN端子(2.5G) x 2 オーディオジャック × 1 SDカードスロット × 1 DC端子 × 1 |
電源 | 120W(19V/6.32A) |
サイズ | 228×150×185(mm) |
重量 | 5.0kg |
OS | Windows、Linuxなど |
備考 |
クソデカカクカク筐体を採用
AOOSTAR WTR Proを見て驚くのはまず外観。まるで巨大な外付けHDDケースかNASだと言わんばかりのデカくて四角い筐体で見る人を圧倒します。横に配置されているAOOSTARのロゴもいい味出してますね〜。
▼背面のファンは12cmのものが採用されているので、ミニPCとして考えるとかなり圧倒されるデカさに思います。↓
筐体がデカい関係上、本体の重量は5kgとちょっとしたデスクトップPC並みの重さになっちゃっているので、気軽に持ち運べるかどうかは微妙なところ。
3.5インチストレージが4台搭載可能。NVMe接続のSSDも2枚刺せるぞ!
AOOSTAR WTR Proの最大のセールスポイントが搭載可能なストレージの数。というのも、AOOSTAR WTR ProはNVMe接続のSSDが2枚の他に3.5インチのSATAストレージが4台も搭載できちゃうからなんです。先ほどデカいと述べた筐体の理由はソコにあるんですね。
有線LAN端子も2.5Gbps対応ですし、これだけHDDが積めるのならNASの為に使えちゃいますし、人によっては自前でサーバーも構築できちゃうかも。
HDDを格納している部分のフタもマグネット式で脱着が容易なのもGOOD!HDDを入れ替える際も簡単にできちゃいますね!
CPUはRyzen 7 5825Uで必要十分
AOOSTAR WTR Proが搭載するCPUはRyzen 7 5825Uと型落ちのプロセッサではありますが、性能的にはCore i5-1345UやRyzen 5 8540Uなどの新しめのミドルレンジ帯に近いとのことで、上記のようなNASとして考えるとかなり性能は良さげ。
Windowsマシンとして考えても重めのゲームは難しいにしても、WEB閲覧やオフィス作業、軽いゲームくらいならしっかりこなしてくれるでしょう。
AOOSTAR WTR Proの発売日・価格・購入先
AOOSTAR WTR Proの記事執筆時点の価格は以下の通り。
- メモリ0GB+容量0GB(ベアボーン):389.00ドル(約5.5万円)
- メモリ16GB+容量512GB:449.00ドル(約6.3万円)
- メモリ32GB+容量1TB:499.99ドル(約7.1万円)
以前にAOOSTARはR1やR7という名前で3.5インチストレージを2台搭載可能なミニPCをリリースしていましたが、今回のWTR Proは4台も搭載できたりと、以前のコンセプトを更に進化させたPCに仕上がっています。というかここまで来たらNASだろ!
価格は直販だと5万円台半ばとRyzen 7 5825U搭載ミニPCとしては少しお高い印象ですが、WTR Proならではなコンセプトや、4台構成のNASと比較すると割とありなんじゃないかなと思いました。中華ミニPCに求めているのはこういう変なPCなんだよね〜!