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AQUOS R6は久しぶりにワクワクできるAndroidスマホ

AQUOS R6

AQUOS R6が久々に期待できそうな夢のあるAndroidスマホだったので、仕様を見た感想を書いてみました。

1型の特大センサー搭載カメラ

AQUOS R6、発表されましたね。細かいスペックはAQUOS R6のスペックまとめを見てもらうとして、ライカ監修のズミクロンレンズに1インチセンサーのビックリカメラ。1インチのセンサーは高級コンデジと同等です。

画質に期待するのは言わずもがな。AQUOS R6は単眼で19mmの超広角レンズ。24mmの通常画角と152mmの6倍望遠はデジタルズームで対応(ただ1インチセンサーゆえの高画質で劣化が目立たない)という仕組み。

基本が超広角相当の画角なのでカメラアプリをタップすれば最初から超広角カメラが起動するのと同じ。私はカメラを起動したらデフォルトのモードを超広角にして欲しいと思っているくらい超広角好き。必要があればズームするからさ、と。

望遠はデジタルズームもしくは高画素モデルなら後でトリミングでなんとかなる部分もありますが、超広角の画角はハードが対応していないと撮影不可能なので確実に抑えて欲しいポイント。全て1レンズで済ませるスマートで無骨な外観がカッコイイ。

シャープはいち早くリリースする事で1インチセンサー搭載スマホにおけるカメラ画質のベンチマーク対象としての地位を狙える形になりそう。海外では発売しないのでしょうか。

フラッグシップに相応しい仕様

スマホの頭脳であるSoCはSnapdragon 888。現状の世界最高、文句なし。メモリは12GB。スマホの作業量的には8GBで十分な気もしますが余裕たっぷり。

AQUOS zero2はMicroSDに非対応な事もあり256GBという大きめのストレージでしたが、AQUOS R6は1TBまでのMicroSDに対応という事で本体容量は128GBになってますね。

IGZOのOLED(有機EL)ディスプレイは最大輝度が2,000ニト、コントラスト比は2,000万:1。2,000ニトは超明るいですね。コントラスト比も凄い。メリハリの効いた画面になってそう。参考までにiPhone 12シリーズの最大輝度は1,200ニト、コントラスト比は200万:1です。

画面のリフレッシュレートはハード的には120Hz対応。一般的なスマホは60Hzなので倍の画面更新数でヌルヌル表示。黒コマを挟む事で擬似的に240Hzになりますが、これはAQUOS zero2と同じ倍速駆動。

しかし高リフレッシュレートが必要なゲームコンテンツはほとんど120Hzに対応してないですし、27インチのモニターでFPSでもやるならまだしもスマホで240Hzは体感するのが難しいオーバースペック。私は普通の120Hzと同等と思っておきます。

ただAQUOS R5Gから引き続き、静止時に動作周波数を自動的に1Hzに落とし消費電力を抑えるアイドリングストップに対応しているのはいいですね。これ他社ではあまり聞きませんがシャープの独自技術なんでしょうか。なぜかzero2は非対応でした。

そして画面下部にはQualcomm 3D Sonic Maxセンサー。クアルコムが開発した新しい超音波式の指紋認証センサーです。二本指認証で20倍のセキュリティというちょっと面白い表現はともかく、広い認証エリアと高速認証は試してみたいですね。

AQUOS R6はzero2とR5Gを融合させてブラッシュアップ、そこに超音波式の指紋認証と1インチセンサーカメラを追加した感じ。シャープの新しいフラッグシップと呼ぶに相応しいスペックではないでしょうか。

「AQUOS R6」と「AQUOS R5G」の違いを比較

エッジディスプレイかぁ

AQUOS R6で唯一ひっかかるポイントがエッジディスプレイ。うーん、エッジ嫌いなんですよね。9.5mmというそこそこ厚めのボディを少しでも薄く見せるためなのか。

持ち手側がカーブしてるのは持ちやすさにも寄与しててスタイリッシュだと思うのですが(対してiPhone 12 miniみたいなフラットな側面も好き)、画面がカーブしててそれオシャレ以外になんか意味ある?って思っちゃいます。

見た目はロマン要素でスマホには必要なんですけど、実用性に欠ける感じが好きになれません。ゲーミングにおいてはメニューを閉じるボタンとかが画面端に置いてあるUIが多く、これがタップしづらいデメリットにもなりますし。

スマホは落下時、ディスプレイ面が接地するのではなく側面や端から落ちて衝撃が伝わる事がほとんどだそう。理屈から言えばエッジは落とした際に致命傷喰らう確率を上げていると思っています。

エッジは独自機能割り当てとかは面白いと思いますが、それに慣れるともう乗り換えできないので市民権を得てくれないと使いづらい面もあり。同じ理由で私はゲーミングスマホのLRボタンは使わないんですよね。

SIMフリー版は出ないのかな

1インチセンサー搭載のドデカ単眼カメラ、フラッグシップに相応しいSnapdragon 888と12GBメモリ、IGZO技術を使った低消費電力の有機ELディスプレイ、Qualcomm 3D Sonic Maxによる超音波式の指紋認証。

コモディティ化が進みやすいと言えるスマートフォン市場で新しい価値を提示できるか。少なくともカタログスペック上は大いに期待が持てました。これはぜひ実機を触り倒してみたいところ。

AQUOS R6はドコモ・ソフトバンクで発売予定。auはなしの様子。そしてSIMフリー版は発表されていません。キャリアモデルのみ。

つまりシングルSIM。ん〜、メインを張れるフラッグシップ機ならぜひともデュアルSIMに対応させたSIMフリー版を出して欲しい。

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