
スマホにカメラがくっついたんじゃなくて、カメラにスマホがくっついた。そんなスマホがドコモからリリースされている。その名も「AQUOS R7」である!そのお値段、なんと198,000円!いやいやいや、これはギブだって!と思ってたら借りれたんで遊んでみる。
AQUOS R7のスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
スペック表を表示
製品情報 |
端末名 |
AQUOS R7 |
型番/別名 |
ドコモ版:SH-52C |
発売年 |
2022年7月 |
発売地域 |
日本:ドコモ、ソフトバンク |
メーカー・ブランド |
SHARP |
備考 |
日本キャリア版 |
対応バンド・周波数・ネットワーク |
3G |
W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 8 |
4G LTE |
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21
TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 / 42 |
5G NR |
Sub6:n3 / n28 / n77 / n78 / n79
ミリ波:n257 |
Wi-Fi |
802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth |
バージョン:5.2
コーデック:非公表 |
SIMサイズ・スロット |
シングルスロット(Nano SIM) |
ネットワーク関連備考 |
eSIM対応 |
本体仕様 |
ディスプレイ |
サイズ:6.6インチ
材質:有機EL(Pro IGZO OLED)
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:120Hz(疑似240Hz/アイドリングストップ)
タッチサンプリングレート:非公表 |
解像度 |
解像度:2,730×1,260(WUXGA+)
画面比率:19.5:9 |
画素密度 |
456ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ |
高さ:非公表
横幅:非公表
厚さ:非公表 |
重さ |
非公表 |
本体色 |
ブラック系、シルバー系 |
システム仕様 |
OS |
Android 12 |
CPU(SoC) |
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
AnTuTuベンチマーク |
総合スコア:約1,000,000
GPUスコア:約430,000
(AnTuTu v9参考値)
|
メモリ/保存容量 |
組み合わせ |
メモリ12GB+容量256GB |
ストレージカード |
MicroSDカード対応(最大1TB)
専用スロットあり |
カメラ |
背面カメラ |
シングルカメラ+ToF
①4,720万画素(メイン+超広角、f/1.9)
手ぶれ補正:電子式
センサーサイズ:1インチ
PXサイズ:3.2μm |
インカメラ |
パンチホール式インカメラ
画素数:1,260万画素(メイン、f/2.3)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表 |
カメラ備考 |
Leica監修 |
機能仕様 |
GPS |
GPS対応(詳細規格は非公表) |
生体認証・ロック解除 |
指紋認証:対応
顔認証:対応 |
センサー |
赤外線センサー:非公表
加速度センサー:非公表
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表 |
防水/防塵・タフネス等級 |
防水/防塵:IP68
耐衝撃:非公表 |
イヤホンジャック |
あり |
NFC |
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
その他機能 |
ステレオスピーカー搭載 |
バッテリー |
バッテリー容量 |
5,000mAh |
充電 |
有線充電:対応(規格非公表)
ワイヤレス充電:対応(規格非公表)
逆充電:非公表 |
ポート |
USB Type-C |
スペック表のソース |
参照元 |
【公式サイト】AQUOS R7 – jp.sharp
【販売サイト】 AQUOS R7(SH-52C) – docomo Online Shop
【販売サイト】SHARP AQUOS R7 – softbank.jp
|
AQUOS R7のスペック・対応バンドまとめ
ベンチマーク結果を表示
AQUOS R7のSoCはSnapdragon 8 Gen 1です。レビュー機はメモリ12GB、ストレージ256GBです。
▼AQUOS R7の実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が785,528点、GPUが377,502点。↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTu Ver.9 スコア | 動作・操作感 |
総合スコア:約50万点以上
GPUスコア:約18万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約35万点〜50万点
GPUスコア:約14万点〜18万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約25万点〜35万点
GPUスコア:約7万点〜14万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約15万点〜25万点
GPUスコア:約3万点〜7万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約15万点以下
GPUスコア:約3万点以下 | サブ端末向き |
AnTuTu Ver.8 スコア | 動作・操作感 |
総合スコア:約40万点以上
GPUスコア:約17万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約30万点〜40万点
GPUスコア:約13万点〜17万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約20万点〜30万点
GPUスコア:約6万点〜13万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約10万点〜20万点
GPUスコア:約2万点〜6万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約10万点以下
GPUスコア:約2万点以下 | サブ端末向き |
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ!↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼Geekbench 5のスコアは以下の通り。↓

▼PCMark for Androidのスコアは以下の通り。↓

▼3DMarkのスコアは以下の通り。↓
※完走できずでした。
▼ストレージ速度は読み込みが1871.7MB/s、書き込みが1349.9MB/s。↓

機能・仕様の検証結果を表示
OS |
Android 12 |
通知ランプ |
✕ |
指紋認証 |
○:精度・速度共に良好 |
顔認証 |
○:精度・速度共に良好 |
アプリクローン |
✕ |
システムクローン |
✕ |
PCモード |
✕ |
戻るボタン入れ替え |
✕:デフォルトは左 |
ジェスチャー操作 |
✕ |
クイックランチャー |
✕ |
冷却システム |
○ |
MicroSD
内部ストレージ化 |
✕:外部ストレージのみ使える |
備考 |
– |
ゲーミング機能とゲーム動作検証結果
ゲームモード |
○ |
LRボタン |
非対応 |
感圧ボタン |
非対応 |
モーションコントロール |
非対応 |
レティクル表示 |
非対応 |
純正アクセサリ |
– |
フローティングブラウザ |
非対応 |
誤タッチ防止 |
対応 |
巻き戻し録画機能 |
非対応 |
内蔵空冷ファン |
非対応 |
バイパス充電 |
非対応 |
マクロ |
非対応 |
リアルタイム表示 |
FPS:✕
CPU使用率:✕
GPU使用率:✕
電池残量:✕
温度:✕
予測電池残量:✕
時刻:✕ |
Apex Mobile |
推奨設定:Ultra HD+高
軽量設定:エクストリームHD+激高 |
対応バンドや通信の検証結果を表示
※通信検証結果は保証するものではありません。
対応バンド |
3G:1 / 2 / 4 / 5 / 8
4G:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21
5G:38 / 39 / 40 / 41 / 42 |
VoLTE |
○ |
技適 |
○ |
ドコモ回線 |
データ通信:○
通話:○
(ahamoで検証) |
ソフバン回線 |
データ通信:○
通話:○
(LINEMOで検証) |
au回線 |
データ通信:○
通話:○
(povoで検証) |
楽天モバイル回線 |
データ通信:○
通話:○
Rakuten Link:○
(楽天モバイルで検証) |
eSIM |
○ |
SIMトレイ形状 |
NanoSIM×1
本体側にMicroSDスロットがある |
2回線同時待ち受け |
○
※NanoSIM+eSIMの組み合わせ |
備考 |
– |
ディスプレイの仕様と検証結果を表示
画面 |
6.6インチ/2,730×1,260/液晶/有機EL |
DRMコンテンツ |
Widevine:L1
Amazonプライムビデオ:HD(高画質)で再生を確認
Netflix:FHD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート |
120Hz:任意に固定可能
疑似240Hz対応 |
サウンド関連の仕様と検証結果を表示
スピーカー |
デュアルスピーカー |
イコライザー |
○ |
Bluetoothコーデック |
SBC:○
AAC:○
LDAC:○
apt-X:○
apt-X HD:○
apt-X Adaptive:○
※実際にBT機器を接続して接続を確認しています。
※接続を保証するものではありません。 |
カメラの仕様と検証結果を表示
構成・画素数 |
4,720万画素(メイン)、ToF |
撮影モード |
ビデオ、写真、ポートレート、マニュアル写真、ナイト、ハイレゾ、8Kビデオ、タイムラプス、スロービデオ、マニュアルビデオ、vHDRビデオ |
ズーム |
最大6倍 |
シャッター音の消音 |
✕ |
マニュアルの設定幅 |
ISO:50〜3200、WB:2000〜8000、SS:30〜1/10000、露出:-18〜+18 |
動画解像度 |
4K、FHD |
手ブレ補正 |
対応 |
バッテリーの仕様と検証結果を表示
バッテリー容量 |
5,000mAh |
充電W数 |
非公表 |
ワイヤレス充電 |
○ |
AQUOS R7は驚異の1インチセンサーをブチ込んだやつ
スマートフォンのカメラは高画質化を追求しているわけだが、AQUOS R7は1インチセンサーをブチ込んだスマホである…間違えた、高級コンデジにスマホ機能をつけたモデルである。
ちょっとカメラをかじってる俺が「え、スマホで1インチって(笑)」とかウケるレベルではなく、「え、スマホに1インチセンサーってマジかよ…」と、驚愕と共に若干引くレベルといえばその凄さが伝わるだろう。
▼そして光輝く「LEITZ」。そう、このカメラはあのLEICAが監修。ヤバい寄りのヤバい、なのである。↓

フルオートで撮影してみた
みなさんご存知の通り俺はスマホカメラに対して普段から「スマホはパッと出してサクッと撮ってキレイなのが良い」と言っている通り、スマホカメラは割とライトな使い方が中心である。
そんな俺でも感動するような写真がAQUOS R7で撮れるのか…。
という訳でAQUOS R7片手にルンルン気分で愛知の岩屋堂公園やフルーツパーク、そして近所の中華料理屋で一杯やりながら撮影してきた。
おぉ、結構盛れてる
AQUOS R7を触るまでは「見た目に忠実な色合いで基本はマニュアル撮影なんだろうな」とか思い心して撮影に挑んだが、そんなことは無かった。
AQUOS R7は俺みたいなライトに撮影を楽しむユーザー、強いて言えばSNSなどに映え写真をアップするようなZ世代でも存分に撮影を楽しめる画質である。
▼全部フルオート。見た目よりもやや華やかに映るのでSNSにババーン!っと即アップしてもOKである。2枚目の木を見上げた写真がお気に入り↓







ボケ味については料理撮影だとややボケすぎ感もあるが、なんにも考えずにこのレベルの写真が撮影できるのは率直に凄いッ!
また、撮影中に超広角〜6倍まで倍率を変更できるが、どの倍率でも色味が変わらず撮影できるのが使いやすさに直結しているなと感じた。
マニュアル撮影を楽しめてこそ真価を発揮する
▼マニュアル撮影もしてみた。これはAQUOS R7で撮ったやつ↓

俺はデジタル一眼レフカメラで撮影する時はマニュアルオンリーなのだが、AQUOS R7ではマニュアル撮影の楽しさを知ってこそ真価を発揮するなとも感じた。
特に1インチセンサーを搭載することで同じ条件でも画質のクオリティーが劇的に変わってくる。今までスマホのカメラでは諦めていたような厳しい条件下のシーンでも使える画質になるような、そんな柔軟性を持っているのである。
確かにスマホらしいフルオートでも扱いやすいし画質も綺麗である。
しかしだ、それだけで約20万円という価格は人を選ぶのは間違いないであろう。AQUOS R7を選ぶなら、是非ともマニュアル撮影にどっぷり浸かって楽しんでもらいたい。
持つ手が震えるレベルの筐体クオリティー
最近のスマートフォンはミドルレンジでもハイエンドモデルでもそれほど質感に大きな差が無くなってきたかも…と思っていたが、AQUOS R7はそんな考えを吹き飛ばす勢いである。
AQUOS R7の質感は高級モデルのそれ。ウン十万円するオーディオ機器みたいに「俺、高級モデルっすから」とサラリと言ってしまうような、そんな自信あふれる佇まい。これが約20万円のスマホか…正直、持つ手が震えてる。
▼質感がレベチ。何百台とスマホを見てきた俺も驚いた。なんか持ってるだけでテンション上がるわー!↓





あれ、Snapdragon 8 Gen 1の性能ってこんなもんだっけ?
AQUOS R7が搭載するSoCはウルトラハイエンドなSnapdragon 8 Gen 1である。
端末の性能を数値化するベンチマークのAnTuTuでは、このSoCだと90万点〜100万点を叩き出すレベルである。が…何故か80万点に届かないのである。
どうしたんだ(借り物だけど)俺のAQUOS R7!!!!!!
▼そういやSnapdragon 8 Gen 1は発熱しやすいSoC。もしや熱か?!と思って伝家の宝刀「スマ冷え」をエイヤ!っと開封して使ってみたが、残念無念。ほぼ何も変わらなかった。↓
検証:スマホが最大-4.3度も冷えるだと?!話題の「スマ冷え」の実力を試す!
「もしや、ぶっ壊れてるんじゃ…」と思いTwitterで調べてみたが、どうやらAQUOS R7はそんなにAnTuTuのスコアは出ないみたいである。
ベンチマーク好きなユーザーにとっては肩透かしな感じになってしまうかもしれないな…。まあベンチマークのスコアが全てでは無いけどなッ!
で、実際の動作はどうなんだ?という部分だが、動きはハイエンドのそれ。特にAQUOS R7は高リフレッシュレート×残像低減技術を恐ろしく極めていて、スクロールしたときなんか超ヌルヌルながらも超クッキリ。一瞬、俺の目がバグったかと思ったほどである。
▼大画面でゲームも存分に楽しめた。さすがハイエンドといった感じで超快適に動いてはくれるが熱は気になるレベルだった。なので対策したほうが良いかも。ただ、スマ冷えはオススメしない。絶対にだ。↓

動画再生機としてもハイレベルだった
ディスプレイについては前の項目で少し語っていたが、AQUOS R7のディスプレイは俺が見てきたどのスマホよりもインパクトある美しさであった。
▼有機ELディスプレイは最大2000nitの輝度。HDRコンテンツを再生した時は閃光のような「うわ!眩しい!」という眩い光をも体験できるのである。凄いッ!
再生しているYouTube動画はこれ
スピーカーは当然のようにステレオスピーカー。音質もよく煮詰められておりスマホとは思えぬサウンドを楽しめた。また、ハイエンドモデルでありながらイヤホンジャックを残してくれているあたりも評価できるポイントである。
1インチセンサーカメラばかりが注目されがちだが、AQUOS R7は動画視聴機としても抜群の仕上がりだったぞ!
指紋認証がなんか凄い
▼AQUOS R7は画面に埋め込まれた指紋認証に対応。これ自体は特に珍しくもないんだが…なんか認証範囲広くないっすか?↓

指紋を登録するときって普通は指をこれでもか!と押し当てて登録していくが…なんか1発で登録が終わってしまった。
「もしかして登録ミスった?」とか思いながら恐る恐る指紋センサーへ指を乗せると…ロック解除できた。ええええッ!スゲーなこれ!このタイプを初めて触った俺、大興奮である。
指紋認証範囲が広くなったことで、適当にロック解除の操作をしてもちゃんと認識してくれるのは素晴らしい。もしかして、そのうち画面のどこでも認証できるタイプも出てくるかもなッ!
いつでもカエドキプログラムであれば手が届く…

今回は短期間の試用であったが、AQUOS R7は触れば触るほど欲しい…という気持ちが強くなっていた。借り物だが返したくない…と本気で思ってる。欲しいょぉぉぉおおおおッ!
そう言えば今までSHARPのハイエンドスマホは割とボロカスに書いてた気がするが、AQUOS R7は目立つような欠点がそれほど多くは無かった。特にカメラは扱いやすくなりAFのスピードや制度も良くなっているし、他のハイエンドと比較してもこれなら十分ハイエンド帯で戦えそうな気がする。
ただ…約20万円という価格は高いという感覚すら通り越して、怖い。20万円って大金。20万円って手が震える。怖い。
欲しいけど価格が恐怖心に変わっている人はドコモの「いつでもカエドキプログラム」を検討してみるのが良いかもしれん。
約2年で本体を返却する必要はあるが、これを利用すると実質負担が114,840円まで下がり負担が大幅に軽減されるのである。
恐らく俺も購入するならカエドキプログラムを活用して手に入れると思う。2年も使い倒せたら十分だしなッ!さあ、返却の準備しながらもう一度ポチるか悩むか…。
AQUOS R7の割引情報・購入先まとめ
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