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Arm「Immortalis-G715」発表!レイトレーシング対応のハイパフォーマンスGPU!

Arm Immortalis-G715

Armが新型GPU「Immortalis-G715」を発表!レイトレーシングに対応したプレミアムラインの新シリーズモデルが登場です!

Immortalis-G715の特徴

Immortalis-G715の特徴は以下の通り!

Immortalis-G715のハイライト

  • 性能、省電力性能ともに15%向上
  • リアルタイムレイトレーシングに対応
  • 可変レートシェーディングをサポート

Immortalis-G715は従来のモデルと比べて最大15%の性能向上を実現しつつ、最大15%も省電力性能を高めているので、以前よりも優れたグラフィックで長時間パフォーマンスを発揮できるとのこと。

どのモデル比で15%の上昇かは明言していないものの、Immortalis-G715のベースは2021年に発表されたハイエンドモデルであるMali-G710とのことですので、恐らくMali-G710から15%の性能、省電力性能上昇ではないかと推測しています。

正直性能の上昇幅は小粒なものの同時に省電力性能も高めていることから、順当なパフォーマンスアップと言えるのではないでしょうか。

Immortalis-G715の最大の特徴がリアルタイムレイトレーシングに対応していること。

今までは光や影などの表現は何重にも処理が重なっていたところ、レイトレーシングは影や間接光を一括で処理し、表現ができる次世代の表現技術になります。

レイトレーシングに対応したGPUは、PC向けではGeforce RTXやRadeon RX 6000シリーズ、モバイル端末向けではガルマックスでも紹介したExynos 2200が先行してリリースされていたので、Immortalis-G715での対応は超最先端とまではいかないのは事実です。

しかし、パワフルなArmのハイエンドGPUでレイトレーシングに対応するということはスマホ向けゲームが高画質でレイトレ技術も取扱可能になると推測されますので、かなりの画質向上に期待ができそうです!

また、Immortalis-G715は可変レートシェーディング(VRS)もサポート。

VRSとは、遠影などあまり緻密に表現しないでいい箇所の処理を簡略化する等、一部オブジェクトの処理をわざと粗くしてGPU全体のパフォーマンスを改善する技術のことで、ゲームなどの動作の安定性を高めてくれます。

スマホゲーのユーザーにとってはかなり期待できそう!

今回の登場に際し、MediaTekからも以下のような言葉が送られています。

ハードウェアベース・レイトレーシング対応のImmortalis GPUの発売、おめでとうございます。パワフルなCortex-X3 CPUと組み合わせることで、当社のフラッグシップおよびプレミアムモバイルSOCのモバイルゲームと生産性が更なるレベルに到達することを期待しています。

この文面から考えられるに、次世代のハイエンドMediaTekプロセッサ(Dimensity 9000の後継)はGPUにImmortalis-G715を採用するのかも。と期待してしまいます。

サムスンから始まり、大手のArmがレイトレーシング対応GPUを発表してきており、着実にレイトレの波が押し寄せています。年々スマートフォン向けゲームの画質は向上していますが、ここに来て更にその流れが加速しそう。

スマートフォン向けゲームを嗜むユーザーにとってはImmortalis-G715はかなり期待できそうですね!

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