ASUS ZenPad C 7.0の(自腹)レビュー!大手メーカーが送り出した格安7インチタブレット

ASUS ZenPad C 7.0

*最初に断っておきます。今回の記事はかなり前から寝かせていた記事になるので、少し情報が古かったりするところもあるかもしれません。ご了承ください。

こんにちは。自称ガルマックスのタブレットPCご意見番ことtatsuです。

今回は大手PCメーカーであるASUSより7インチ廉価版タブレットのZenPad C 7.0 Z170Cをパソコン工房さんのアウトレット品で(2017年暮れ~2018年初め頃に)購入しましたので(自腹)レビューしていきたいと思います。

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ASUS ZenPad C 7.0の総合評価

[良かった]

  • 価格の割に高い質感
  • ディスプレイの見え方が解像度の割に綺麗

[イマイチ]

  • つきまとうもっさり感
  • 電池持ちが悪い

[総合評価]

格安タブレットだけあり、画面解像度や処理性能、カメラの性能など、どうしても割り切りが必要なスペックとなっています。

なんでもこなせる万能タイプではないので、用途を動画再生や電子書籍用と割り切って一点集中型として使うのがいいのかなと思います。

ASUS ZenPad C 7.0のスペック

項目スペック
OSAndroid 5.0
SoCAtom x3-C3200
メモリ1GB
保存容量8GB
ディスプレイ7型
解像度1,024×600
アウトカメラ200万画素
インカメラ30万画素
バッテリー容量3450mAh
カラーブラック
ホワイト
サイズ高さ約189mm×幅約108mm×奥行き約8.4mm
重量 約265g
Wi-FiIEEE802.11b/g/n
GPSGPS(GLONASSサポート)

タブレットPCの頭脳とも言えるSoCにはAtom x3-C3200と、採用例が珍しいインテル製のローエンドのものを採用。性能的にはSnapdragon 200シリーズと同じようなものになります。

RAMは1GBにストレージが16GBとSoCと同じくミニマムな仕様です。この辺りもローエンドらしい割り切りといったところ。

ディスプレイは7インチ1024×600と低解像度ですが、ASUSお得意のアンチフィンガープリント加工やフルラミネーション加工により、HD未満とは思えない映りを実現しています。要はディスプレイは安いながらに力が入っているんですよね。

カメラは前面が30万画素、背面が200万画素とおまけレベル。もちろんフラッシュなどは搭載していません。廉価タブレットならではの割り切りですね。

ASUS ZenPad C 7.0の同梱品をチェック

それでは開封していきましょう。

▼まずは外箱前面↓

ZenPad C 7.0外箱の表側

外箱からは4種類のカラーバリエーションがあると錯覚してしまいますが、実際はブラックとホワイトの2色。

海外では4色展開されているようなので残念です…赤色と銀色いいなぁ…

▼外箱背面。 型番と簡単なスペックが書いてあります。これもASUSではおなじみ。↓

外箱裏側には簡単なスペック表が記載されています。

▼外箱側面。 写真では分かりづらいですが、ステッカーでどの色の端末が入っているか分かるようになっています。↓

ステッカーでどの色が入っているか分かるようになっています。

ASUSでは以前から行われていますが、これはいいアイデアだと思います。

▼いざ、開封。 箱は一体成型です。ここもうまい具合にコストカットしていますね。↓

外箱は一体成型。

▼付属品は以下の通り。 内訳として冊子類とUSBケーブル、ACアダプターの3種類とシンプル。↓

付属品はシンプル。

冊子類は「iフィルターについて」「ASUSサポートについて」「アップデートについて」「ユーザーマニュアル」の4種類。

マニュアルもいたってシンプルで特筆すべき点はありません。

▼本体を含めた全同梱品です↓

全内容物。

ちなみにASUS製品は新品購入でないとサポートは受けられませんので、中古購入の方は購入店の保証頼みです。新品購入の方も購入証明書を失くさないようにしましょう。

ASUS ZenPad C 7.0の外観をチェック

ASUS ZenPad C 7.0

お次に、ASUS ZenPad C 7.0の外観をチェックしていきます。

まずは全体像の確認

▼正面から。 写真からは分かりにくいですが、フロント部分にモノラルスピーカーが搭載されています。音質は..言わずもがなです。↓

本体正面。

▼背面から。プラスチック製ながら革風の質感に見せているいつものZenPadデザインです。1万円台の格安タブレットのデザインの中では割といい線いってるんじゃないでしょうか。↓

本体背面。

MicroSDスロットには簡単にアクセス可能

▼MicroSDスロット内部はこうなってます。 背面の『ZenPad』刻印とは反対の端の方に、切れ込みとフタを起こすための溝があるので、そこからMicroSDスロットへアクセスします。↓

microSDスロットはアクセスが容易。

その他の一部ZenPadのように、裏フタを外してアクセスする構造よりも簡単にでき、なおかつ場所がわかりやすいのは利点ですね。

背面の加工が安っぽく感じさせない

▼寄ってみました。 背面はクラッチバッグをイメージしたデザインはさすがにプラスチック製なものの、実売2万円以下の端末とは思えない高級感があります。↓

プラ製ながら革風の質感に仕上げています。

どのメーカーとも似てない「これぞZenPadだ!!」というデザインは好感が持てます。

ASUS ZenPad C 7.0の仕様と性能をチェック

お次はASUS ZenPad C 7.0の仕様と性能をチェックしていきます。

まっさらな状態のZenPadはこんな感じ

▼セットアップ直後のホームはこんな感じ。ホーム画面はAndroid 5.x時代のZenUIですので、雰囲気的にはZenfone2シリーズに通じるところがあると思います。↓

ASUS ZenPad C 7.0のセットアップ直後のホーム画面

▼ドロワーはこんな感じ。ドロワー内のアプリに関しては、『A1 SD Bench』、『Asphalt 8』、『TECHNIKA Q』、『Play ゲーム』、『LAB501 Battery Life』の5つ以外がプリインストールされているアプリになります。↓

ASUS ZenPad C 7.0のドロワー

Android 5.x時代のZenUIですので、今のシンプル寄りなZenUIに比べるとプリインストールアプリは多めです。

これを「難しいことはナシですぐに使い始められる」と捉えるか「いらないアプリだらけで邪魔だ」と捉えるかは人それぞれになってきますね。

アップデートは現時点でこんな感じ

▼購入時の状態から3回ほどアップデートが降ってきた結果。Androidバージョンは初期ビルドから変わらず5.0.2。セキュリティパッチは2016/9/1日分で最終です。↓

ASUS ZenPad C 7.0のAndroidバージョンは5.0.2。セキュリティパッチは2016/9/1。

発売が2016/7/8と本レビュー記事公開から2年近く前であること、廉価帯の製品であることからアップデートに関してはほどほどで終了しています。

動画再生をしてみました

▼YouTubeで動画を再生してみました。↓

YouTube視聴中のショット

いつものPVからです。今回はスクリーンショットになっています。申し訳ない。見え方としては、ちょっと暗めで少しノイズやジャギーが乗る結果となりました。ノイズやジャギーは画面の解像度の関係で出やすくなっている可能性もありますが。

よって、高画質動画をじっくりと鑑賞する使い方というよりは、簡単に流し見する使い方のほうが向いていますね。

AnTuTuベンチマークテストをしてみた

▼Ver.6の結果はこちら。約2万点とローエンドクラスで、SnapDragon 210と同じようなスコアです。3Dスコアが特に低いのがお分かりいただけるでしょうか。↓

ASUS ZenPad C 7.0(Android 5.0.2)実機AnTuTuベンチマークスコアは総合が20216点、3D性能が1683点。

▼Ver.7の結果はこちら。Ver.7のスコアに関しては、そもそも搭載されているSoCがGPUベンチに対応していないこともあり、Ver.6のスコアより約25%減となってしまいました。↓

ASUS ZenPad C 7.0(Android 5.0.2)実機AnTuTuベンチマークスコアは総合が15562点、3D性能が0点。

以上がAnTuTuベンチの結果ですが、本当に必要最低限の性能で、ちょっとした作業ができるくらいの性能になります。

もちろん言うまでもないことですが、ゲームに関してはソーシャルゲームなど本当に軽いもの以外は厳しいのが現実です。

ストレージアクセス速度はこんな感じ

▼結果はこちら↓

ストレージ速度は読み込み48.71MB/s、書き込み38.93MB/s

書き込み:48.71MB/s、読み込み:38.93MB/sとはっきりいって遅い部類です。

書き込みが読み込みに迫る勢いとはいえ、もともと読み込みが遅いですしね…
この辺は価格なりといったところでしょうか。

ゲームを動かしてみた

過度な期待はできませんが…みんな大好き(?)ゲームを動かしてみました。

ASPHALT 8 AIRBORNEを遊んでみました

▼レース中のスクリーンショットです↓

ASPHALT 8 ASPHALT 8

3Dメインのレースゲームですが、レース中はカクカクの快適とは言えない状態でした。メニュー画面の動作も重かったですし、3Dゲームは厳しいと言わざるを得ないですね。

DJMAX TECHNIKA Qを遊んでみました

▼アニメーションON時のスクリーンショットです↓

DJMAX TECHNIKA Q
▼アニメーションOFF時のスクリーンショットです↓

DJMAX TECHNIKA Q

背景にアニメーションが流れるリズムゲームですが、ASPHALT8同様にカクカクでゲームは厳しい状況でした。

アニメーションをオフにするとようやくできるレベルになりますが、ちょこちょこカクついていました。よって、2Dでも動作の正確性が要求されるであろうリズムゲームも厳しいですね。

ゲームを遊んでみた総評

以上、簡単に3Dレースゲームと2Dのリズムゲームの2種類のゲームをやってみましたが両方とも厳しいと言わざるを得ないのが現実です。

やはり本機はゲームで遊ぶのは厳しいですね..

バッテリーの持ちはどんな感じ?

▼1日使用した分の結果はこちら↓

ZenPad C 7.0 バッテリーグラフ

ZenPad C 7.0 バッテリーグラフ

フル充電から15%まで使ってみた時のデータです。ゆるい傾斜はスリープ時、きつい傾斜はアクティブ時で、その際は上記のゲームやネットブラウジングなどを行っています。

上記スクリーンショットからわかるように、パフォーマンスモードだとアクティブ時に思いの外ガンガン減ります。スリープ状態だと減りは少なくなりますが、それでも地味に減っていっているのがお分かりいただけるでしょうか。

▼LAB501でデータを取ってみました↓

ASUS ZenPad C 7.0でバッテリーテストをしてみました。

『LAB501 Battery Life』というバッテリー持続時間計測アプリで計測してみました。

今回は「Gaming」というエフェクトが流れ続けるものでのテストですが、100%から0%まで使い切るまで226分(約3時間45分)という結果になりました。

実使用での燃費が悪いのは、SoCにSnapdragonと比べると省電力性に劣るといわれているAtomシリーズを採用しているからなのか、この頃のZenUIの省電力性能が低かったからなのか…もうちょっと詳細なテストができればしてみたいところです。

写真写りは?

UIはZenUI独自のものです。写真はすべてオートで縮小加工のみ。

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ASUS ZenPad C 7.0のまとめ

駆け足気味の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。

今回はASUSリファービッシュ品での購入(およそ5000円ほど)でしたので、コスパ云々については言及を控えまして、価格コム最安値(新品)からの評価をいたしますと、2018年4月20日の基準(約1.4万円)だとちょっと高めかな。と感じます。なお、2018年7月2日では掲載されていませんでした。

各性能はあまり高くはありませんが、値段以上の質感の高さや解像度が低いながらも見やすいディスプレイなど、廉価版タブレットとしては光るところがあるのも事実。

遊び用に安くで手に入れて遊んでみたり、7インチのコンパクトさを生かして外へ持ち出してガシガシ使ってみるのも面白いかもしれませんよ!

ASUS ZenPad C 7.0の購入は以下からどうぞ。安く手に入れたいなら中古という手段もあります。

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