動画視聴機にめちゃ良いやん!「CHUWI HiPad Max」レビュー!
メーカーさんから試用機会を頂いたCHUWI HiPad Maxだが、ガルマックスのボスはあろうことかそのブツを筆者に貸し出すという又貸し貿易で手元に来たので、実機を使って分かった不満だった点・良かった点をレビューしていく!
皆さんが気になっているWidevineやディスプレイの解像度も含めてチェックしていく次第。ああ、色んな意味で楽しみだ!
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CHUWI HiPad Maxのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
プラスチック製のボディだが悪くはない
▼最初に蛇足にはなってしまうが、CHUWI HiPad Maxの最初についている保護フィルムが個人的に好み。同志はいるはず。きっと。↓
▼付属品は以下の通り。後述するが、CHUWI HiPad Maxを充電する際はACアダプターとケーブルは付属のものを使った方が良いかもしれない。↓
▼CHUWI HiPad Maxのディスプレイ周りは最近のフツーのタブレットという感じ。ベゼルも程よく狭く野暮ったさはあまり感じない。↓
背面はヘアライン加工がされており、金属っぽい見た目ではあるが、触り心地からプラスチック製だと推測される。
▼欲を言えばメタルボディの方が良かったのだが、200ドル台のしっかりとした性能のタブレットだという点を考えると致し方ないかなとも思う。あと指紋が目立ちやすいのは難点かな。↓
同じプラスチック製でもTCL TAB 10 WIFIやLUCA Tablet TE101N1-Bで感じた筐体の軋み等の剛性不足感は無く、安心して手に持って使えた。(というか製品としてはこれが当然ではあるのだが)
手に持った感じは特別軽く持ちやすいデザインというわけではないが、案外悪くない。というかむしろ良好で良い意味で期待を裏切られた印象。なんだか不思議だなぁ。
CHUWI HiPad Maxはボディ全体がプラスチック製なのだが、逆にそれが持ちやすさに繋がっているのかも?とか思ったり。
▼重量は443gと10インチクラスのタブレットの中では少し軽めなのも持ちやすさに繋がっているのかも。↓
▼カメラはデュアルカメラっぽく見えるが、実際はシングルカメラというMatePadと同じスタイル。紛らわしいわ!↓
各種ボタン配置は以下の通り!
▼左側面にはスピーカーが配置。↓
▼右側面にもスピーカーが配置。スピーカー以外にもType-C端子が中央に鎮座している。↓
▼上部に電源ボタンと音量ボタンが配置。右端にはSIMとMicroSD兼用のトレイも配置されている。↓
▼下部には何もなし。↓
WidevineはL1。FHD画質での再生も可能だった!
CHUWI HiPad Max一番のウリはWidevine L1対応。しかし、過去にCHUWIはHiPad ProでWidevine詐称をやらかしていたこともあり、筆者自身懐疑的に見ていたのは確か。
ということで真っ先にWidevine絡みをチェックしてみたところ、検証表にもあったようにきちんとL1に対応しているのを確認。
▼Netflixでの結果はこちら。HDRには未対応なものの、FHDでの再生に対応しているのは十分に価値があると言えるだろう。↓
▼AmazonプライムビデオでもHD(高画質)の表示を確認。表示されている画質も高精細だったので、高画質再生にしっかりと対応していることが伺えた。↓
Amazonプライムビデオ、Netflix共にFHD画質での再生も確認できたので、メーカー側がしっかりと対応していることが分かった。CHUWIくん、やればできるじゃん!
画質調整も可能。解像度詐称もなさそう
CHUWI HiPad Max独自のプリセットから画質を調整することも可能。デフォルトは「Natural」のようだ。
▼以下の画像のように何種類か用意されているが、イマイチ違いが分からないのはいただけない。特に「Boosted」なんかはもっと鮮やかさを大げさにしてもよかったのではないだろうか。↓
もう一つ気になるのはディスプレイの解像度。Widevineと並んで過去にやらかしていた解像度詐称だが、今回はパッと見でも特に問題はなさそう。
▼AnTuTuベンチマークでも確認は取れたが、念のために端末のスペック表示が可能なAIDA64でもチェックしてみた。結果はこちらでも以下のようにスペック表通りの2,000×1,200表記なので、解像度詐称は無いと見ていいだろう。↓
スピーカーの音質は並程度。音の位相におかしな点は無かった!
CHUWI HiPad Maxはクアッドスピーカー搭載のタブレットで製品ページではアピールポイントの一つとして挙げられていた。
実際に聴いてみたところ、クアッドスピーカー搭載にしては音の迫力や解像感が足りない印象ではあるが、他のステレオスピーカー搭載のタブレットと比較すると同等の品質ではあると感じた。
サウンド関係は個人差が多々あるが、CHUWI HiPad Maxのスピーカーは少なくとも「普通のタブレットのスピーカー」の域を脱せてはいないので、高音質を求める方は別途Bluetoothスピーカーを用意することをオススメする。
とはいえ、ただ単にスピーカーを4基搭載しているだけではなく、端末の向きによる左右チャンネルの入れ替わりにはしっかりと対応しており、音の位相もおかしな部分は無かったので、音質に特段拘るとかでない限りは普通に使えそうだとも述べておく。
ゲームは少し厳しいが、動画視聴、ウェブブラウジングでは困らない性能
CHUWI HiPad Maxで地味に見逃せないのが処理性能。というのも、本機はSnapdragon 680とタブレットとしては少し良いミドルレンジ帯のSoCが搭載されているから。
少し良いとはいっても、Snapdragon 680の性能はSnapdragon 662やUnisoc T618と同等クラス。
▼PUBG Mobileでチェックしてみたが、画質もスムーズ+高/標準+中までしか選択できず、画質選択の幅は最低限に留まっている。↓
スムーズ+高の画質設定で訓練場にてテストを行ったところ、とりあえずは遊べたといった印象を受けたが、過信は禁物。
Snapdragon 680自体が原神やApexなどの重量級ゲームでは高画質で快適に動くとはいえないスペックであり、ハッキリ言ってミドルレンジとして特筆すべき性能ではないが、動画視聴やブラウジングでは十分以上。
特にCHUWI HiPad Maxは動画視聴を製品のウリにしているが、そういった用途に関してはしっかりと仕事をこなしてくれるので安心してほしい(「そういった用途って何?」というツッコミ待ち)
思った以上にキレイな写真が撮れる!
▼屋外での撮影写真はこんな感じ。葉っぱの細かいディティールこそ怪しいものの、全体的に悪くない色合い。その場の雰囲気は十分感じ取れるだろう。↓
▼屋内で撮影した写真はこんな感じ。軽く手ブレしてしまっているが、補助で照明を入れなくともきちんと光量は取れている。ミドルレンジタブレットでこれくらい撮れたら上出来ではないだろうか。↓
▼インカメラで撮影。こちらも少し手ブレしてしまっているものの、パッと見はアウトカメラとほとんど遜色ない作例に仕上がっており、こちらもミドルレンジタブレット基準では合格。↓
というように、CHUWI HiPad Maxでの作例は想像以上に良く、インカメラを用いたビデオ通話でも十分に使えそうな印象を受けた。200ドル台のタブレットでここまでの写真が撮れたら文句なしだろうと感じた!
充電速度は遅めかも?
CHUWI HiPad Maxは7,000mAhのバッテリーを搭載しているが、気になるのは充電能力。ということでAnTuTuで用意されているCharging testでチェックしてみた。
▼テストでは60WのPD対応充電器で100W充電に対応したType-Cケーブル(両方ともにELECOMの規格準拠品)を使用してみたが、グラフで見て分かるように大体5W前後でしか充電できていない様子。おかしいなぁ?↓
▼純正のACとケーブルのセットで充電したところ、7W前後で推移しており、先程のPD充電器よりも高出力で充電できていたが、それでも物足りないというのが正直な話。↓
ということで、CHUWI HiPad Maxの充電能力は低いということは頭に入れておいた方が良さそう。充電は夜間など長時間使用しない場面に行うのが最適解だろう。
CHUWI HiPad Maxまとめ
最後に懺悔するが、CHUWI HiPad Maxのレビュー前は過去にやらかした例もあってか「今回も誇大広告マシマシだろ?」と侮っていた。
しかし、実際に触れてみると、「あ、これいいじゃん」と180度意見を変えている自分がいたのだ。というのは、思った以上にしっかり使えて満足度も高かったからに他ならない。
一番のウリとしてアピールされていたWidevineもしっかりとL1に対応し、解像度もしっかりとFHD相当(WUXGA+)と高画質での動画視聴に最適なのはもちろん、処理性能も余裕があるとは言えないものの、最低限以上の水準は満たしているので、ライトユースで困る場面は少ないだろう。
確かに筐体がプラスチック製だったり、充電能力が低かったりとコストカットを感じる点はあるものの、個人的には価格面を考えると「まぁしょうがないか」と思える点でもあるので、致命的な欠点とは感じていない。
また、Snapdragon 680搭載タブレットのライバルとしてはOPPO Pad Airが挙げられるが、あちらはメモリ4GB/ストレージ64GBで37,800円(日本版)なのに対し、CHUWI HiPad Maxはメモリ8GB/ストレージ128GBで200ドル前半と両方ともに倍の容量でちょっと安いのがアドバンテージ。
執筆段階では為替レートの影響で同水準な価格ではあるが、メモリ、ストレージ以外の仕様はほとんど違いが無い中で価格が少し安いのは魅力的。
サポートの面で劣る点が気になる方は居るとは思うが、実用的なAndroidタブレット(しかもWidevine L1対応)が200ドル台前半で手に入るのは魅力的に感じたのである。気になった方は是非ともレビューを参考に購入を検討してみてはどうだろうか。
CHUWI HiPad Maxの割引情報・購入先まとめ
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オススメのアクセサリー
CHUWI HiPad Maxの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!
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