Dimensity 9300+発表!Dimensity 9300をベースにブラッシュアップしたMediaTekのハイエンドSoC!
勢いのあるSoCメーカーであるMediaTekからDimensity 9300をベースにパワーアップさせたハイエンドクラスSoCの「Dimensity 9300+」が登場!特徴をチェックしていきます!
Dimensity 9300+の特徴
Dimensity 9300+の特徴は以下の通り!
Dimensity 9300+のハイライト
- 第3世代4nmプロセス採用
- 3.4GHz×1、2.85GHz×3、2.0GHz×4のオクタコア構成
- MediaTekアダプティブゲーミングテクノロジーで長時間高性能で動作可能
- 4Kで最大120Hz、WQHDで最大180Hzを実現
- 3億2000万画素のカメラに対応
Dimensity 9300+のプロセスルールはTSMC製の第3世代4nmプロセスを採用となっています。
プロセスルールは一般的には小さくなるほど高性能で低燃費となる傾向にあります(同じ面積でもプロセスルールが小さくなるほど余分に回路設計可能となるため)が、執筆時点でほぼ最新の4nmを採用しているというあたりからもハイエンドSoCらしさを感じるかも?
CPU部分は「Cortex-X4(3.4GHz)」が1基、「Cortex-X4(2.85GHz)」が3基、「Cortex-A720(2.0GHz)」が4基のオクタコア構成となっています。
Dimensity 9300では「Cortex-X4(3.25GHz)」4つ、「Cortex-A720(2.0GHz)」4つの構成だったので、高性能コア構成がガッツリ変更されているようです。
GPUはレイトレーシングに対応したImmortalis-G720 MC12を引き続き採用。スマートフォンやタブレットでもレイトレ処理が捗るのは良いですね〜。
また、MediaTekアダプティブゲーミングテクノロジー(MAGT)に対応したゲームタイトルでは電力効率が向上させることが可能。最大で1時間もの間、動作低下することなくパフォーマンスを発揮できるとしています。
それもあってか、他のスマホ向けSoCよりも最大20%高い電力効率で、著名なオンラインゲームを90FPSでプレイ可能とも謳っています。
ディスプレイ解像度とリフレッシュレートの組み合わせは4Kで最大120Hz、WQHDで最大180Hzとなっているので、超高解像度ディスプレイでも滑らか表示が可能なのは嬉しい限り!普通に4K/120Hzが可能なのは強いです!
カメラの対応最大画素数は3億2000万画素とこれまた凄いの一言。やはりこの辺はハイエンドモデルらしいといったところか…
執筆時点ではDimensity 9300+を搭載したスマートフォンについての情報は公式に公開されていないものの、性能的にはライバルであるSnapdragon 8 Gen 3よりも高性能だという話が出ているようなので、現状では文句無しのハイエンドSoCと断言できるでしょう。
搭載機種の発売に関しても言及されていませんが、今までのパターンを考えるとそう遠くないと推測されるので、お目見えができる日も案外遠くないかもしれませんね!