ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

安いスマホの画面は粗い?購入前に画素密度を計算してみよう!

Xperia XZ1 Compact(G8441)のディスプレイをCHECK

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

先日、「安いスマホかったら画面が粗すぎて見れたものじゃ無かった」というツイートを見ました。

ディスプレイってドット(点)の集まりで、解像度と画面サイズで画素密度が決まってきます。例えばFHD(1920×1080)の解像度はテレビやスマホで主流の解像度ですが、横に1920個、縦に1080個のドットが並んでいるのは大きな画面サイズのテレビでも小さな画面サイズのスマホでも一緒です。

同じドットの数なら、画面サイズが大きくなると1つのドットの大きさも大きくなります。スマホのFHDだとドットが小さいので非常に高精細に見えますが、大きなテレビのFHDだとドットが目視出来る程に大きいです。

この画面サイズと解像度のバランスでスマホの画面が荒く感じたり、高精細に感じたりします。

解像度が高いほど高精細となるけど、300ppi以上の画素密度は認識出来なくなる。

iPhoneで非常に高精細な表示が可能となったRetinaディスプレイ。

Retinaとは日本語で”網膜”って意味ですが、Retinaディスプレイは網膜で認識できないほどの高精細な表示が可能なディスプレイとして登場しました。

今回はiPhone 8を例に出してみますね。iPhone 8、とってもディスプレイが高精細で綺麗ですよね。

iPhone 8は画面サイズが4.7型、解像度は1334 x 750です。ビックリですよね。あれだけ高精細なのに、解像度はFHDどころかHD(1280×720)よりちょっとだけ解像度が高いくらいです。

ちなみにiPhone 8 Plusは5.5型で解像度が1920×1080のFHDです。恐らく、iPhone 8とiPhone 8 Plusを見比べてもiPhone 8の画面が粗く感じる方は少ないハズ。

それは、画素密度が関係しているからです。

人の網膜は300ppi以上の画素密度を認識出来ない

一般的に人の網膜で認識出来る画素密度は300ppiと言われています。

この画素密度を簡単に計算できる「ドットピッチ計算機」で計算してみましょう。

ドットピッチ計算機では画面サイズ、縦と横の解像度を入力するだけで画素密度が計算できます。

早速iPhone 8とiPhone 8 Plusで計算してみました。

  • iPhone 8:画面サイズ4.7型/解像度1334 x 750で画素密度は325.612ppi
  • iPhone 8 Plus:画面サイズ5.5型/解像度1920 x 1080で画素密度は400.529ppi

もうお分かりだと思いますが、iPhone 8もiPhone 8 Plusも計算すると画素密度は人の網膜が認識出来ない300ppiを上回っています。だから、iPhone 8の解像度は1334 x 750ながらも粗さを感じる事が出来ないんですね。

低価格のスマホでは低解像度が採用されることが多いので粗く感じる場合が有る。

さて、安いスマホを購入したら画面が粗かったというお話ですが、画面サイズと解像度のバランスが悪かった為に起こっています。

例えば低価格のスマートフォンはFHD(1920 x 1080)では無く、HD(1280 × 720)を採用している事が多いのですが、画面サイズが大型なのに低解像度を採用していることで1つのドットの大きさが大きくなり、粗く感じます。

先程、iPhone 8 Plusの5.5型FHDの画素密度は400.529ppiで人の網膜で認識出来ないほど高精細とお話しましたが、解像度が1280 × 720の場合、計算すると267.019ppiとなります。

これだと人の網膜でドットが認識出来る数値となってしまうので、画面が粗く感じてしまいます。

逆に画面サイズを小さくしてみましょう。僕の持っているXperia XZ1 Compactは画面サイズが4.6型で解像度は1280 × 720です。計算してみると319.262ppiで300ppiを超えました。同じ解像度でも画面サイズが小さくなるとドットの大きさも小さくなり非常に高精細に感じるって訳です。

この様に、画素密度は画面サイズと解像度により決まり、300ppiを超えるか否かで画面の粗さの感じ方も異なってきます。

あと、余談ですが、Xperia XZ Premiumは5.5型で4K(3840 × 2160)を採用しており、画素密度は801.057ppiでとんでもない画素密度ですが、画素密度に詳しい人は「オーバースペック」と言ってます。

既に皆さんもお分かりの通り、人の網膜で認識出来る300ppiを大幅に上回る画素密度なので、本当のところ、5.5型のFHDと並べても違いが良くわからないって事です。

Xperia XZ Premium自体も4Kで表示出来るコンテンツ以外はFHD解像度で表示しています。

4KとFHDの解像度がコロコロと変わっても認識が出来ないので常に4Kで表示されていると信じている方も非常に多いです。

スマホを購入する時は画素密度も計算してみて下さいね。

300ppi以上の画素密度を維持するには1280×720のHD解像度の場合、画面サイズは4.8型以下が粗く感じない上限サイズで、4.9型以上だと300ppiを下回り画面の粗さが目立ってきます。

安いスマホはコストカットの兼ね合いで、画面サイズと解像度のバランスが悪くなることが多いのですが、画素密度の事を知っていると購入前に画面の粗さも把握することが出来るので購入した後にガッカリすることも無くなります。

これからスマホを購入する前に画素密度も是非チェックしてみて下さい!

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