ドコモ、5Gギガホ プレミア発表。1,000円値下げしてデータも使い放題に。他社と比較してみた

ドコモは12月18日、5Gギガホ プレミアギガホ プレミアを発表しました。これまで適用していた5Gギガホと4Gギガホに置き換わるプランとなります。

「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」を発表。提供日は2021年4月1日

ドコモはこれまで「5Gギガホ」を定期契約なし7,650円、「4Gギガホ」を定期契約なし7,150円で提供してきたんですが、5Gギガホは「5Gギガホ プレミア」となり1,000円安く、4Gギガホは600円安くなりました。

「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」を提供開始

5Gギガホは通常100GBのデータ容量が利用でき、これまでデータ料無制限キャンペーンを実施して容量を無制限化していましたが、5Gギガホ プレミアでは無制限に。そして、データ使用量が3GB以下の場合、1,500円割引されるようになります。

報道資料を見るとテザリングに関する制限も記載されておらず、各メディアではテザリングも含めて使い放題になるとの情報が出てます。

4Gギガホは通常30GBのデータ容量でしたが4Gギガホ プレミアでは倍増の60GBに。データ使用量が3GB以下の場合、500円割引されるようになります。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主力5Gプランを比較

各社の5Gプランを比較。ドコモは5Gギガホ プレミア、auはデータMAX 5G with Amazonプライム、ソフトバンクはメリハリプラン、楽天モバイルはRakuten UN-LIMIT Vの各社主力プランで比較してみます。

▼各割引適用前の利用料金。↓

項目 ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
データ容量 使い放題 使い放題 50GB 使い放題
月額 6,650円 9,350円 8,480円 2,980円
備考 Amazonプライム付き
TELASA付き
対象の動画・SNS使い放題
通信制限 テザリングも対象 テザリング30GBまで 混雑時の通信制限 楽天回線のみ使い放題

ドコモの「5Gギガホ プレミア」は特に付帯するサービスはないんですが、定期契約なしでこの利用料金は頑張った。データ容量もこれまではキャンペーンで無制限って感じでしたが、基本使い放題になって安心感も高まりましたね。

auやソフトバンクも付帯するサービスで勝負してるんですが、auのデータMAX 5G with Amazonプライムで目玉となるプライム会員は月額だと500円、年間契約だと4,900円で月々408円。ドコモの5Gギガホ+Amazonプライム会員に別途加入でもドコモが安い。

ソフトバンクのメリハリプランは対象の動画やSNSが使い放題なんですが、ドコモの5Gギガホはそもそもデータ使い放題なのでちょっと勝負になりそうもありません。

新参の楽天モバイルは低価格&使い放題で魅力的ではあるんですが、エリアが狭く東京都内でもまだまだ繋がらないエリアもあるくらいなので、メイン回線には厳しい印象。安定性も求めてというのであればドコモが今の時点では魅力。

4Gギガホについてですが、公式発表前に5Gギガホが1,000円割引、データ使い放題という情報が出回っていてたので、4Gギガホの利用料金を下回ることから動向が気になっていたのですが、4Gギガホ プレミアで対応。

しかしながら差額が100円と少額の差なので、ドコモとしては5Gギガホ プレミアを推したいんでしょう。これなら僕は5Gギガホ プレミア一択ですね。

ドコモは若者向けに「ahamo」も提供する

auはUQモバイル、ソフトバンクはYmobileをサブブランドとして抱えていて、利用料金も安く設定されているんですが、ドコモはこれらに対抗した新料金プランとして「ahamo(アハモ)」を発表。来年3月からスタートします。

で、このahamoも業界を震撼させるような内容で、5G対応、20GBのデータ付き、5分カケホ付きで月額2,980円。

ドコモ、サブブランドではなく月間20GBの新料金プラン「ahamo(アハモ)」を新設!月額2,980円

ドコモは今回の5Gギガホのプラン見直しで、超大容量を必要とするなら5Gギガホ、20GBで十分ならahamo、徹底的に安く利用したいならドコモ回線を利用した格安SIMと幅広いユーザー向きのプランが揃った感じ。

MNP転出も無償化。手数料0円へ

2020年12月18日の公式発表では、ドコモから他社へ乗り換えるMNP転出費用もテコ入れ。これまで3,000円の手数料が必要でしたが2021年4月から0円になるとのこと。

携帯電話番号ポータビリティ手数料の廃止

ドコモの快進撃プランで他社がどのように対抗するかが見もの

ドコモが打ち出した今回の「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」や新設した「ahamo」など業界を驚かす施策をバンバン打っていて、既存の他社プランと比較すると快進撃とも見れる内容。

データ使い放題は楽天モバイルをはじめauでも導入済み、それに続いてドコモも対抗。ソフトバンクも無制限について示唆していたので、今後、データ使い放題は標準的なものとなりそうです。

それ以外では利用料金ですね。各社主力プランが8,000円を超える中、ドコモの5Gギガホ プレミアは6650円、サブブランド対抗のahamoで2,980円という利用料金は、追随しないと多くのユーザーが乗り換えてしまうほどのインパクトがありますからね。

今後は各社の動向にも注目したいところです。

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