次期Galaxy SシリーズのSoCはSnapdragon 8 Gen 2メインの構成になるかも?

サムスンのハイエンドモデルであるGalaxy Sシリーズの次期モデルで採用されるSoCはExynosではなくSnapdragon 8 Gen 2になる可能性があるようです。

次期Galaxy SシリーズのSoCはSnapdragon 8 Gen 2を中心に展開する?

韓国のメディアであるTheElecは次期Galaxy Sシリーズ(以下Galaxy S23)で搭載するSoCは自社製のExynosではなくSnapdragon 8 Gen 2をメインに展開するのではないかとの情報を得たと報じています。

当初サムスンは採用を予定されていたExynosは5nmから4nmへ移行することで、市場シェアの拡大を画策していたようですが、肝心の4nmチップは歩留まりが非常に低い上に性能と発熱の問題は基準をクリアできていないと散々な状況であるようです。

そのために次期Exynos(以下Exynos 2300)は5nmプロセスで製造を予定しているものの、ライバルであるSnapdragon 8 Gen 2は4nmプロセス製造のハイエンドモデルということもあり、あらゆる面でExynos 2300を上回る性能を発揮すとのこと。

そういった流れもあり、Galaxy S23シリーズではSnapdragon 8 Gen 2をメインに採用せざるを得なくなったと情報筋の人物は述べているとしています。

また、別口でTheElecにソースを提供した人物(上記の情報源とは別人)は、サムスン自身が4nmプロセスを5nmと3nmの中継ぎ的なものと予想していたため、4nmプロセスの開発リソースを殆ど割けていなかった可能性があると述べています。

しかし、顧客の需要が想定以上にあったようで、サムスンは見事に読みを外してしまったといった旨も情報提供者は付け加えていたようです。

またやらかしたなという印象。開発環境の見直しも行われているらしいので今後に注目!

Snapdragon 8 Gen 1の発熱問題など近年はやらかしが多い印象のサムスンの半導体(SoC)開発部門ですが、またヘマをやらかしてしまったなぁと感じたのが本音ですねぇ。

Snapdragon、MediaTek共に4nmへ移行できているとの話もありますし、微細化等でも競合他社と比べるとワンランクほど追いつけてない状況ですので、少し心配ではあります。

ただ、最近開発チームの一部を再編成したりと開発環境の見直しも行われているようですので、Exynos 2300の仕様や性能に関する評価はこれからの動向を見届けてからジャッジした方がいいかもしれませんね!

ページトップへ