小型なのにパワフルなミニPC「GEEKOM A6」本音レビュー。品質めっちゃ良かった
Ryzen 7 6800Hを搭載するミニPC「GEEKOM A6」が登場。お値段は68,000円で”7万円以下で最高のミニPC”と謳ってます。ホンマかよ。実機を頂いたので色々と使ってみて本音を垂れ流しながらレビューしていきます。
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GEEKOM A6のスペック・ベンチマーク、検証結果
筐体はめっちゃコンパクトで高品質
最近のミニPCは名ばかりで届いたら筐体がめっちゃデカいってことも結構あるんですよねぇ。GEEKOM A6は・・・ちゃんとミニサイズでした。ちなみに前にレビューしたGEEKOM A7と筐体は一緒っぽい。
▼筐体サイズは112.4×112.4×37mmで重量は実測で430gと軽量。iPhone 16と並べるとこんな感じ。めっちゃコンパクト。どこでも置けちゃう。↓
▼めっちゃサイズが小さいので僕はモニター台の下に突っ込んで使ってます。↓
一応VESAマウントも付属しているのでモニター裏にも設置できるんですけど、モニター裏だと電源ボタン押しづらいし面倒なのでやってません。でもモニター裏にも取り付けられるよ。
▼CNC加工による削り出しボディーは繋ぎ目もなくMac miniと張り合えるレベル。とっても高品質です。↓
▼GEEKOMの筐体に対するこだわりが詰め込まれた動画も公開されているので良かったらどうぞ。↓
ポートが多くて使いやすい!4画面出力もOK
▼筐体は小さいけれどインターフェイスが充実しているので凄く使いやすかったです。裏側にはこんな感じでビッシリとポートが並んでました。↓
- USB 4 Gen 3 Type-C ×1
- USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1
- USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1
- USB 2.0 ×1
- 2.5G RJ45 LAN ×1
- HDMI 2.0 ×2
- DC in ×1
裏面には上記の通りUSB Type-Cが2つ、HDMIが2つ備わっているので本体のみで最大4K×4画面出力もOK。凄い。
▼アクセスしやすい前側にもUSB 3.2 Gen 2 Type-Aが2つ備わっているので使い勝手も◎。↓
▼さらに左側面にはSDカードスロットまで搭載していました。これは嬉しい装備。でも個人的には前面に付けて欲しかったなぁ。側面だと挿しづらいんですよねぇ。↓
▼実際使ってみるとSDカードスロットはそんなに速度はでませんでした。まあ僕みたいに写真や動画を少々扱う程度なら便利に使えるはず。↓
OSはちゃんとOEM版だった!
▼搭載OSはしっかりOEM版!↓
ミニPCって激安系だと個人では使っちゃいけないルールの法人版を使っている場合もあるんですよ。そういった部分を見ちゃうと「なんだかなぁ」って思うわけですが、本機はそんな心配はなし。
「GEEKOM製品は他社製品より少しお値段張るけど安心して使える」と色んなレビューで言ってるんですが・・・こういうところ!
ちなみに安心して使えるという点で言えば、GEEKOMは正式に日本に参入していてサポート体制が整っていることも挙げられます。本製品も3年保証付き。僕がGEEKOM製品を使い続けている理由も・・・こういうところ!
分解、めっちゃ面倒
この筐体バラすのが面倒ですねぇ。気にはなるので開けましたが、正直めっちゃ面倒だったので二度と開けることはないかも。
底蓋を取るには強力な粘着テープで固定されているゴム足を全て取り払う必要があるので頑張って外しましょう。
▼裏蓋を外すと細いWi-Fiアンテナケーブルがくっついてます。切らないように注意しましょう。そうそう、ケーブルは本体側の黒いテープを剥がさないと金属シャーシが外せないので注意。↓
ちなみにこのWi-Fiアンテナのケーブル・・・テープを剥がしたらくっついててボード側の根本から外れました。アチャー。まあ差し込めばOKな外れ方だったので事なきを得たんですが、切れてたら悲しい結果になってたなぁ。
▼メモリはCrucialのDDR5-5600/16GBが2枚刺さってました。メーカー資料ではDDR5-4800と記載されてたのでちょっと違いますね。ストレージはKingstonの1024GBが刺さってました。このあたりもメジャーなメーカー品が使われてて良いですね。↓
ちなみにストレージ増設は出来ないので容量を増やすには換装するしかなさそう。まあ1TBもあれば個人的には十分だし開けるの超絶面倒だしこのまま使うことにする…!
ゲームも結構遊べるパワーだった!
GEEKOM A6が搭載するCPUはRyzen 7 6800HでGPUはRadeon 680M。最新ってわけじゃないけれど、2025年2月時点でも相当パワフル。
上にベンチマーク結果をまとめてますが、ゲーム以外の日常的な使い方はもちろん、FHDソースの動画をジェットカットしてテロップやBGMを入れるくらいの動画編集くらいは余裕。最近流行りのショート動画制作マシンとしてもガンガン使えそう。
▼ゲーム性能もかなり高いので、APEXだとFHDの軽量設定で70〜80FPSほど出てました。オンボGPUなのに恐るべしパワー。この水準なら普通にガチで遊べちゃう。↓
これFHDで動いちゃってるのが凄いんですよね。ゲーム性能が低いとHD解像度に下げてボケボケ映像で遊ぶ羽目になるんですがFHDで楽しく遊べるレベル。素晴らしい。
▼原神も「低」設定だとほぼ60FPS付近で遊べてます。↓
スマホの原神ユーザーなら「なんだ低設定かよ」って思いそうですが、PC版の低設定はスマホよりも随分綺麗ですよ。
スマホで低設定だとレンダリング品質がかなり下がるのでジャギった感じが目立つけれど、GEEKOM A6はレンダリング品質が低設定でも0.9なのでスマホの低設定と比べて随分シャッキリした映像で楽しめます。
というわけで、原神も低設定ではあるけれど普通にプレイを楽しめるレベルでした。ゲーム性能が微妙なスマホで遊ぶよりも全然快適だし綺麗。ちなみにスマホで原神を遊んでいる人は同じアカウントでログインすればすぐに遊べちゃうよ。
こんな感じで凄いっちゃ凄いんですが、そうは言っても所詮オンボードGPU。なので何でも快適だとは言えないけれどAPEXや原神のように割とリッチなゲームも楽しめるレベルで動くものは結構多そうです。
発熱は高めだけど冷却はしっかり出来てる
▼発熱は結構高めかなぁ。APEXをブン回していると80度くらいまで温度が上がります。↓
Ryzen 7 6800Hは6nmプロセスルールのCPUでH印付きのハイパフォーマンス版だから結構発熱しやすいのかも?
冷却は結構頑張っていて、高負荷時は一生懸命に冷やそうとファンが全開になるのでそこそこ煩い(30cm離れたところで40dBくらい)ですが、熱による処理性能の低下は見られなかったので、それはそれで凄いなと思ったところ。
いや〜、それにしてもこんな小さな筐体でよく持ちこたえているなぁ。まあギリって感じではあるけれど。
高負荷時はシステム全体で80Wくらい
APEXをブン回しているときのシステム全体の消費電力は80W前後でした。ACアダプターの供給が最大120Wなのでそこそこ余力がある感じ。
▼そうそう、電源コードのプラグはアース棒があるのでコンセント形状が合わない人は変換アタッチメントを準備しておきましょう。↓
▼これがオススメ!↓
GEEKOM A6のレビューまとめ
”7万円以下で最高のミニPC”ってメーカーの謳い文句を見た時はホンマかよと思ってたんですが、実際に使ってみると間違った表現ではないかも。
高品質な筐体、OEM版のOS、高負荷時の安定性、拡張性、サポート体制、ブランド力など総合的にGEEKOM A6は良いお品でした。
もちろん、Ryzen 7 6800H搭載モデルを安さだけで探しているなら他にもありますが、安価すぎると結構怪しいモデルも多いミニPC界隈ですからね〜。「安心して使えるちゃんとしたミニPC」が欲しいならGEEKOM A6はオススメできます。
ちなみに僕も仕事用のミニPCはGEEKOMを使ってますし、もし家族や友人からミニPCが欲しいと相談されたらGEEKOMをオススメするかな。GEEKOM製品ってどのモデルもボチボチ良いお値段なんですが、その分、やっぱりちゃんとしてるんですよね。
GEEKOM A6も納得の品質だったので、ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい!
GEEKOM A6の購入先まとめ
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