Google Pixel Watchのレビュー。不満だった点・良かった点まとめ
Android版のアップルウォッチことPixel Watchをついに触れる時が来たー!一体どないな出来栄えなんだ?!使い心地は?!電池持ちは!?気になるところが沢山!スマートウォッチ好き柳生が実機レビューでお送りします!
目次をクリックすると各項目へ移動します
Pixel Watchの特徴は?
Pixel Watchはもはや説明不要な超有名メーカーGoogleが初めて製造したスマートウォッチ・第一号!
これまでさんざんウワサされててリーク記事もヨダレたらしながら書いてたわけですが、ようやく発表されました。
▼それでは開封して触っていきましょう!箱を開くとそこにはブラックダイヤモンドみたいなツヤのある本体が鎮座していました。↓
▼付属品はこんな感じでした!↓
- 充電器(マグネットでUSB-C端子使うタイプ)
- ショートタイプのバンド
- 説明書
▼最初からくっついているバンドよりも短いショートバンドも付属しているのはなかなか珍しいですね(`・ω・´)。もやしっここと柳生はショートタイプのバンドでないとむしろユルユルだったんで早速付け替え。↓
Pixel Watchのスペック
今回のモデルはWi-Fiモデルとなっています。
曲線美がすげぇデザイン
とにかく見た目は個性的でマーブルチョコみてぇな曲線美デザイン!丸いタイプのスマートウォッチの中でも丸みがすごいから、そういう意味ではかなり個性的。
▼サイズは結構デカいんじゃないかと思ってたんですがそんなことなかった。直径は41mmなので他のスマートウォッチと大差なしで丁度いいサイズです。↓
カラーはポリッシュシルバー。バンドはチャコール色のアクティブバンドです。ボタン配置は以下の通り!
▼左側面にはスピーカーと、バンドを外せるボタン。↓
▼右側面にはクラウンボタンとサイドボタンの配置。↓
▼背面はものすごい曲面形状!ツルッツルなガラスでよく映り込みます。↓
▼あとバンドなんですが、これ良かったです。装着も留め具タイプで着脱が楽ちん。まぁこのモデル、バッテリーが全然もたずほぼ毎日着脱するし、むしろそうでないと困るんだけどね(´・ω・)。↓
ディスプレイの見た目はダサいが視認性は最高
▼ディスプレイはインチ数は不明ですが、ベゼル幅は目視5~6mmほど厚め。さらにデザインがデザインなので画面との境界がわからず、そのせいで筐体よりも表示がけっこう小さめに見えてしまうんす。ベゼルは太めでスマートさに欠ける印象。↓
▼見た目はさておき、ディスプレイの品質自体は最高。解像度は高く有機ELで黒の引き締まりも色合いもバッチリ。スクロールなどの動きもなめらかです。↓
▼さらに輝度もすげぇ高いため野外で直射日光が差し込んでいてもよく見えます。ディスプレイスペックは文句なしの100点満点!↓
▼常に画面をオンことAoD表示にばっちり対応しているのもGood。腕を傾けなくても時刻が見られるのはすげぇ便利です。ただ、特定時刻でAoDを切る機能は無く、そのせいで寝る時に微妙に光が気になることもあった。それ以外は満足です!↓
▼基本的には文字盤に合わせたAoDデザインになるんですが、アプリ使用中の場合はシンプルなデジタル表示になります。後ろはぼやけているという見た目。↓
文字盤デザインも豊富。カスタマイズもできた
文字盤デザインも結構多く飽きないのもGood!アナログ、デジタルの表示タイプだけでなく文字だけで時刻を表す芸術的なセンスのものもありました。
▼文字盤デザインを編集することもでき、カラーや表示できる情報をカスタマイズもできました。マジでApple Watch同等のカスタマイズ性があって楽しいぜ!↓
電池持ちはやはり短い
大きな欠点としてはと~にかく電池持ちが悪いんす。毎日充電しなければいけません。
公称値でも24時間とあり、そもそも電池持ちの悪さはわかっていたことなのでこの点は覚悟していたのですが、やっぱり充電が死ぬほど面倒くせぇ。
というか充電忘れると詰む。毎日充電するリマインダー使わないと充電を忘れてしまう筆者にとっては相性悪し。
▼充電は速くて1時間あればほぼ満充電できた。個人的にはType-C端子で充電できればいいな~なんて思ってるけどたぶん設計上難しいんだろうなあ。Apple Watchですら独自端子だし。↓
ちなみにApple Watchの充電器でPixel Watchを充電はできませんでした。おんなじマグネット式だったんで期待してたんだけど、くっつく場所が合わなかったんす。この手のスマートウォッチも充電器統一してくれって思うわあ(´・ω・`)。
クラウンがあるおかげで操作が楽しい
▼個人的には一番気に入っているのがこのリューズことクラウンボタンです。やっぱりあると全然操作性が違う。回したときのカチカチっていう感触も楽しい!メニューや通知内容がスクロールできるので、画面を触らなくて済むのが便利。↓
▼Pixel Watchの場合はクラウンボタンに合わせた画面の向きに変更可能。なので右腕装着で左にクラウンを配置、ということも出来ました!↓
操作レスポンスは良好。容量も不満なし
高級モデルだけあって性能は良かったです。SoCはSAMSUNG製のExynos 9110、メモリ(RAM)は2GB、保存容量(ROM)は32GB(eMMC)。スマートウォッチとしては申し分ないスペック!
操作レスポンスも不満はほとんどなし。腕を上げたときの反応も良好です。
あとアプリをインストールできたり、YouTube Musicでの音楽の直接保存容量(ROM)にも対応できるのもGood。
当初はスマートウォッチとはいえ容量32GBで足りるのかな?って思ってたけど、むしろ今では逆に持て余しています。 全然余裕。
YouTube Musicで音楽を聴いている筆者ですが、一時保存できればスマホが無くても単体で再生可能(Bluetoothイヤホンは必要)ってのもGood。音楽メインで使っても容量には困りません。もちろんこの部分は人にはよるんだけど。
Wear OSで機能性が凄い
▼Pixel WatchはAndroidOSのスマートウォッチ版ともいえるWear OSを内蔵。Play ストアも内蔵されており、様々なアプリインストールが行えるのが魅力!↓
▼またスマホで保存したカレンダーやメモなどもPixel Watch側でチェックすることもできるのが便利だった!リマインダーも対応なので予定を忘れたりすることもなくなりました(`・ω・´)。↓
▼待ち受けを左右にスワイプすると運動、アプリなどの各種メニューが開き、またメニューの配列も自由にカスタマイズできるのも良かった!これ弄れないとムダにスクロールすること多かったからね。↓
▼下から上にスワイプまたはクラウンを回せば通知が出てきます。アプリアイコンもしっかり出てくるのも評価高い。↓
▼上から下にスワイプか、クラウンを回せばメニュー画面。すぐなくなるバッテリー残量もすぐに確認できます。↓
▼スピーカーとマイクもあるため通話も単体で可能なのもGood。LTE版ではないためスマホが近くにないと使えませんが全然不満には感じません。音質もバッチリでした。↓
ナビを表示できるのもGood
▼Pixel WatchはGoogleマップを独自表示することもできるほか、OK Googleで「○○までナビして」って話しかければスマホを出さんでもナビしてくれるのが便利でよく使ってました。↓
▼また次に曲がるまでの距離も表示できる他、振動で伝えてくれるのもGood!運転から徒歩、自転車いずれも便利に使えました。↓
自力で文字を入力できるっていいよね!
存分に使ってやろう!ってことでLINEもぶっこんで使ってみたんですが、このアプリはWear OSことスマートウォッチ版もリリースされているんですよね。
▼そのおかげでLINEのトークをPixel Watch単体で見られます。スタンプも表示可能。画像やボイスメッセージは非対応でしたが十分!↓
▼なんなら文字入力までできちゃう!流石に画面小さいのでサクサク入力はできんのだけど、カンタンな返信程度なら対応できるのはありがてぇっす。↓
▼こちらからスタンプを送ることはできませんが、絵文字を送ることはできました。ただ購入したものではなくLINE標準の絵文字のみ。ここもいつか選べると良いなぁ。↓
▼あとこれはLINEのアプリの機能なんですが、定型文機能でカンタンにそれで返信できるんで、運転中にLINE来たときは「運転中です」的な定型文をサクっと返せるのも便利でした(`・ω・´)。↓
Suicaは問題なく動く。定期券は対応してほしかった
筆者柳生が気に入っとる部分ナンバー1なのはSuica対応なこと。
真面目な話Suica対応スマートウォッチってApple WatchとFitbit以外にほとんど見かけなく超マイナーなんすよね。なんで対応してくれんのやって思うレベル。その点対応してくれたのは非常に嬉しい。
▼使う場合は画面ロックの設定が必須でした。PIN入力、パターン入力の2つから選べます。↓
▼実際に改札やレジで使った感想としては満足です。Suicaの事前設定を終わらしとけば、スタンバイ状態でカードの表示をしなくても決算できるのはもちろん、レスポンスも非常に良かった。↓
惜しい部分としては、Suica定期券に非対応なんですよね。チャージで残額突っ込んで使うしか使えないんで、学生さんとか会社員さんだとこの点は不便に感じそう。
あとSuica以外、たとえばPASMOなどには非対応なのも注意です。
この欠点は筆者としては無問題。在宅メインなので電車もバスもほぼ乗らんのです。コンビニやスーパーでサクっと決済済ませるぐらいの使い方だったら文句なし(・ω・)。
Fitbitは不満が残る
Pixel WatchはGoogle子会社であるFitbitのアプリで運動・健康関連のデータを管理しています。
が、これ結論から書くと筆者としては不満でした。
▼歩数、睡眠や心拍数などのデータはかなり細かく見られるまでは良いんだけど、そもそも使うには別途でFitbitアカウントを作らなければいけません。面倒臭い。スマートウォッチ一丁で完結できるようにしてほしかった。↓
▼アプリ自体の不満もあり、翻訳精度が怪しすぎるんですよ。とても大手Googleの子会社とは思えないレベルで機械翻訳感がある。何故なんだ(´・ω・`)。↓
あとPixel Watchを購入した場合は自動でFitbit Premiumっていう有料プランが6ヶ月無料のおまけもついてきました。
▼で、Premium限定の機能も試してみたけど、レビュー終わったらまともに使う機能は睡眠ぐらいで、他はどれも実用性としては微妙…。これのためだけに月額料金払うのもアレなんで無料期間内に解約しました。↓
▼もちろん歩数や睡眠時間とか心拍数とかの測定はバッチリでした。OPPO Watch Freeも一緒に使って測定していましたがほぼ両者に差はなく精度も信頼できます。↓
心電図測定が出来なかった
Pixel Watchは心電図を測定できるモデルなんですが、使用するにはアプリで事前設定が必要。新機能に目がない柳生はせっせこ飛びついたんですが使えませんでした。
▼Fitbit 心電図アプリは起動できるんですが、同意画面から全然先に進めません。↓
おかしいと思って調べてみたところ、この機能はおそらく日本向けに開放されていないっぽい。よく見てみると公式サイト上でも心電図についての記載なかったし。
だったらアプリ入れるなよ…って気持ちをぐっと抑えつつ、今後日本にも心電図機能が開放されることを祈っとります。
Pixel Watchのレビューまとめ
Pixel Watchはハイエンドらしく品質もディスプレイもスペックも良かった反面、この39,800円からという高額っぷりを考えるとなかなかおすすめしにくい難しいモデルです。
運動メインで使う人にとっては別のモデルを選んだほうが幸せでしょう。筆者は普段OPPO Watch Freeを使っているんですが、測定精度はほぼ変わらなかったしセットアップ楽で手軽だったし、何より電池持ちも段違いです。
一方で「高価でもいいからSuica使えるハイエンドウォッチが欲しい場合」「在宅メイン」「コンビニとかでキャッシュレス決済を多く使う場合」「通知周りやLINE返信を単体で行いたい」という機能性重視のウォッチが欲しい方にはかなりオススメ!
初代モデルでもあるため、ある程度は粗さはあっても仕方ないのかなーとは割り切ってます。次世代モデルではさらに改良されていることに期待したい。
Pixel Watchの割引情報・購入先まとめ
■WiFiモデル■
初出時価格→39,800円
過去最安値→39,800円
■4G LTEモデル■
初出時価格→47,800円
過去最安値→47,800円