iPhone 12 Proのレビュー!

iPhone 12 Pro

iPhone 12 Proが届きました。個人的に持つならiPhone 12 Proが、サイズ感、価格、仕様的に最も魅力的に感じたモデルです。同日にリリースとなったiPhone 12も手元にあるので比較も行いながらレビューをお届けします。

なお、まだ発売から間もないので全ての検証が完了していません。記事を更新した際はTwitterFacebookでお伝えするのでフォロー宜しくお願いします。

iPhone 12 Proの良かった点とイマイチだった点

iPhone 12 Pro

iPhone 12シリーズで「Pro」付きの小さい方。iPhone 12と同じサイズ感でありながらナイトモードポートレートやLiDARスキャナなどを搭載したAppleの最新技術を体験出来るモデル。

良かった点

・6.1型のちょうどよいサイズ感

・LiDARスキャナを試せる

・ポートレートもOK。ナイトモードが大幅に進化した

・角張ったデザインがスタイリッシュでカッコいい

イマイチだった点

・iPhone 12と同等サイズだが重量が重い

・指紋センサー非搭載でマスクと相性が悪い

iPhone 12 Proの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。

iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Maxのスペックの違いを比較!

iPhone 12 Proの外観:高級感の高い筐体が魅力

iPhone 12 Proの筐体で最も目を引くポイントといえば、フラットなフレームを採用したデザイン。

このデザインは初代iPhone SEを最後にその後は長らく丸みを帯びた形状を採用してきたので、久しぶりのフラットフレームは懐かしさと新鮮さがのどちらも感じられますね。

iPhone 12 Pro
スチールの美しい輝きもたまりません

筐体のサイズ感は、iPhone 12と同じ。

  • iPhone 12:高さ146.7mm、幅71.5mm、厚さ7.4mm
  • iPhone 12 Pro:高さ146.7mm、幅71.5mm、厚さ7.4mm
iPhone 12 Pro
大きさはiPhone 12と変わらないiPhone 12 Pro

ディスプレイは6.1型となり前モデルであるiPhone 11 Proの5.8インチからサイズアップ。iPhone 12 Proは縦幅と横幅が僅かに大きくなっていますが、薄くなり重量も少し軽くなっています。

現行のiPhone 12と比較すると、サイズは同じでも筐体の素材やハードウェア構成が異なる為、重量はやや重く手に取るとずっしりと重みを感じます。というか、iPhone 12が異常に軽いです。

iPhone 12 Pro
iPhone 12は162gだけどiPhone 12 Proは187gとサイズは一緒でも重い

iPhone 12 Proの背面はiPhone 12の光沢タイプとは異なりマットな質感です。

今回はゴールドをチョイスしたんですが、背面はお上品な色合い。一方でスチールフレームは、ザ・ゴールドといった感じで、人によってはややうるさく感じるかも知れません。

iPhone 12 Pro
背面はマットで指紋が目立ちにくい
フレームは結構ゴールド感が強い

カメラはiPhone 12が通常と超広角の2カメラ構成ですが、iPhone 12 Proはこれらのカメラに加えて望遠カメラも備える3カメラ構成。また、ProシリーズのみLiDARスキャナを備えてます。

iPhone 12 Pro
iPhone 12 Proのカメラユニットは結構メカメカしい印象

その他、筐体の各部分はこんな感じ

iPhone 12 Pro
左側面はサイレントスイッチ、ボリュームキー、SIMスロット
iPhone 12 Pro
左側面は電源ボタン
iPhone 12 Pro
下部はLightning端子とスピーカー

付属品・同梱物

iPhone 12 Pro

iPhone 12シリーズからパッケージサイズがコンパクトに。iPhone 12と同様にiPhone 12 Proも薄型パッケージです。

付属品もシンプルとなり、iPhone 12 Pro以外に片方がLightningで反対側がUSB-Cのケーブル、SIMピン、クイックガイド、ステッカーのみ入っています。

iPhone 12 Pro
シンプルになった同梱物

iPhone 12 Proに付属する充電ケーブルはiPhone 12と同様にLightningとUSB-Cの組み合わせなので、PD対応充電器での利用を前提としたものが付属してます。iPhone 11などに標準で付属していたUSB-Aの充電器は利用できないので注意したいところ。

▼PD充電器はAppleからリリース済み。通常充電器よりも充電時間がグッと短くなるので、機種変更のタイミングで新調するのも良いかも知れません。↓

Apple 20W USB-C電源アダプタ
Apple(アップル)

保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み。僕はガラスフィルムと同等の硬度でありながら割れないフィルム「9Hシリーズ」がお気に入り。様々なフィルムタイプがあるのでチェックしてみて下さい。

▼サクッと視聴できる開封レビューも公開中。質感・カラー・雰囲気は動画の方が分かりやすいかと。↓

iPhone 12 Proの処理性能

iPhone 12 Proの頭脳は最新のA14 Bionicを搭載。このチップはiPhone 12シリーズで共通です。AppleのAチップは常にハイエンドランクに該当する性能帯。現時点で世界最高峰の性能を持っています。

AnTuTuベンチマークをチェック

端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。

▼iPhone 12 Proの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました。総合スコアは576,713点、GPUスコアは246,426点で文句なしのハイパフォーマンス。

iPhone 12 Pro

さきほど「iPhone 12シリーズは同じチップを搭載している」とお伝えしましたが、iPhone 12とのスコア比較では意外な結果となりました。

▼iPhone 12 Proと同様のチップを搭載するiPhone 12のスコアはなぜか低くなっています。↓

iPhone 12 Pro

特に大きく差が出たのがゲーム性能の指標となる「GPUスコア」。約4万点強のスコア差があります。

メモリの搭載量はAnTuTu上ではiPhone 12 ProがiPhone 12よりも2GB多い6GBを搭載しているので厳密にはハードウェア構成が違うんですが、ここまで差が多いとちょっと気になってしまいますね。

Twitterなどで調べてみたら、どうやら僕以外もiPhone 12のほうがAnTuTuのスコアが低い傾向が強かったです。ベンチマーカーさんはProを選んだほうが楽しめそうですね。

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

続いてはストレージの速度チェックです。こちらもiPhone 12 ProはiPhone 12よりも高いスコアを示しました。

▼ストレージ速度の読み込みは同等ですが、書き込みはiPhone 12 Proが約2倍ほど早いですね。↓

iPhone 12 Pro

iPhone 12 Proは、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影で最大60FPSまで対応(iPhone 12は30FPS)していたり、Apple ProRAWに今後対応予定であることから、大容量なデータを素早く書き込めるようストレージの書き込み速度の速いパーツを使っているのかも知れません。

iPhone 12 Proの機能・仕様の検証結果

ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!

通知ランプ
指紋認証
顔認証 ○:カメラ認証。暗所でも解除されやすい
アプリクローン
PCモード
外部映像出力 △:ワイヤレスのみ対応/ケーブル出力不可
戻るボタン入れ替え iOSなので無い
ジェスチャー操作
クイックランチャー ○:ウィジェット、Appライブラリ
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
-:MicroSD自体非対応
Photoshop Camera
PUBGモバイル
グラフィック設定
フレームレート設定
スムーズ+極限 :○
スムーズ+90fps :×
最高クオリティ&フレーム設定→FHD+ウルトラ
スピーカー ステレオ
イコライザー
備考 FeliCa対応、防水防塵

MagSafe対応。ワイヤレス充電器は便利に感じた

iPhone 12 Proというか、iPhone 12シリーズで新たに取り入れらてた機能「MagSafe」が案外良い感じ。これは磁石を使ってアクセサリーをペタっと貼り付けることができるものなんだけど、MagSafe充電器は個人的に気に入ってます。

MagSafe充電器は素材に金属を使っている部分があるので、筐体を傷つけそうだなって印象。このあたりはもう少しラフに使えるようにしてほしいかな。

MagSafe充電器のレビューも公開しているのでよろしければどうぞ!

MagSafe充電器のレビュー!使ったら「あれ、これマジで便利じゃん」ってなった

ディスプレイ:頑丈になったが高リフレッシュレート非対応は残念

iPhone 12 ProはiPhone 12同様にディスプレイは「Ceramic Shield」を採用。従来のiPhoneと比較して4倍頑丈になり破損しづらくなったようです。

ディスプレイの解像度は2,532 x 1,170。パネルは前モデルから引き続きメリハリある映像を楽しめる有機ELを採用してます。

iPhone 12 Pro
高級テレビも映像の美しさから挙って採用している有機EL。発色も良く非常に美しい映像を堪能できる

最近のスマートフォンは滑らかな表示ができる「高リフレッシュレート」を謳う製品が増えていてトレンド化していますが、非常に残念ながらiPhone 12は高リフレッシュレートに非対応。

PUBGモバイルなど90FPSに対応しているゲームの動作的に十分なパフォーマンスを持っていますが、肝心の表示パネルが高リフレッシュレートに対応していないので、その恩恵を受けることが出来ません。

残念ながらゲームのプレイフィーリングとしてはAndroidのハイエンドスマホに遅れをとったな。という印象です。

ま、この辺りが気になるのはガチゲーマーさんだと思いますので、僕みたいなエンジョイ派は特に気にならない点でもあります。

DRMコンテンツ
高リフレッシュレート
表示モード ダークモード、True Tone
画質調整
備考

バッテリー

現在バッテリー持ちの検証中です。検証が完了次第、TwitterFacebookでお伝えします。

逆充電
充電速度
バッテリー持ち
備考

通信・SIM周り:全てのキャリア回線で通信できた(LTE)

iPhone 12 Pro

iPhone 12 Proは多くの周波数に対応。通信の検証ではドコモ回線、au回線、ソフトバンク(ワイモバイル)回線、楽天モバイル回線で通話・データ通信出来ることを実機で確認しました。全てLTE(4G)での通信検証なのでご留意を。

ちなみにiPhone 12 ProはAppleが5G通信可能なキャリアをピックアップしていまして、その中に楽天モバイルの5Gは執筆時点で含まれてません。5Gで利用を考えている方は利用できるという確証を得てからのほうが良さげです。

その他、iPhone 12 ProはデュアルSIM対応ですが、物理SIMであるNanoSIMと内蔵型SIMにカード情報を書き込むeSIMの構成です。物理SIM×2でのデュアルSIM運用は出来ないので注意。

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ドコモ回線 データ通信:○
通話:○
(LINEモバイルで検証)
ソフバン回線 データ通信:○
通話:○
(LINEモバイルで検証)
ワイモバ回線 データ通信:○
通話:○
(ワイモバイルで検証)
au回線 データ通信:○
通話:○
(mineoで検証)
楽天モバイル回線 データ通信:○
通話:○
Rakuten Link:○
(楽天モバイルで検証)
2回線同時待ち受け
備考

iPhone 12 Proのカメラをレビュー

iPhone 12 Pro

構成 12MP(メイン)、12MP(超広角)、12MP(望遠)、LiDARスキャナ
AI 設定→カメラからシーン検出でオン・オフ可能。デフォルトはオン
撮影モード タイムラプス、スロー、ビデオ、写真、ポートレート、パノラマ
ズーム 光学2倍
シャッター音の消音 不可
マニュアルの設定幅 露出:-2〜+2
写真解像度 12M
ビデオ解像度 720P/30FPS、720P/60FPC1080P/30FPS、1080P/60FPS、4K/24FPS、4K/30FPS、4K/60FPS
スローモーション 1080P/120FPS、1080P/240FPS
手ブレ補正 全ての解像度で手ブレ補正が有効

シーン検出で美しい写真に仕上げてくれる

iPhone 12 ProはiPhone 12と同じく、撮影時のシーンを認識して美しい写真に仕上げてくれる「シーン検出」が追加。iPhoneの設定→カメラからシーン検出のオン・オフが可能ですが、デフォルトでオンとなっているのでAppleはこの機能を推奨しているみたいです。

iPhone 12 Pro
新たに追加された「シーン検出」機能。iPhone 12 Proがシーンに応じて美しい写真に仕上げてくれる

ちなみに手元にあるiPhone 11はiPhone 12 Proと同じiOS 14.1にアップデート済みですが、iPhone 11ではシーン検出機能は追加されていません。

iPhone 12 Proでのカメラテストで、料理の写真はiPhone 11よりも明るく色合いも良くなり、「お、より美しく感じる写真に仕上げてくれてるな」と感じ取れます。

iPhone 12 Pro
料理もより美味しそうに撮影出来るようになったiPhone 12 Pro

シーン検出での調整は過度にビビットになるようなこともなく、ナチュラルな感じを残し万人が美しいと感じ取れるような微調整に留められていて好印象。Appleがこの機能をデフォルトでオンにしてくるだけあり、自信があるのでしょうね。Goodです。

追記:ProRAWに対応しました。

iPhone 12 ProシリーズでProRAWが対応。設定や撮影・編集方法をチェック

昼間に撮影した屋外写真

iPhone 12 Proの写真は空の青さが際立っています。写真全体的に青みが強くなる傾向ではなくピンポイントで空の青さが調整されている感じ。これはシーン検出機能の恩恵かも知れません。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

超広角カメラ

超広角カメラもメインカメラと同様に全体的にiPhone 11よりも空の青さが引き立っていますね。

こちらも写真全体が青みがかるのではなく、ピンポイントで空の色合いが調整されている印象です。また、路面のディテールもよりしっかりと確認できるようになりました。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

メインカメラと超広角カメラは異なるカメラを用いての撮影となりますが、カメラが異なっても色合いなど画質のギャップが少なく、通常・超広角を切り替えてながらの撮影でも違和感なく楽しめています。この辺りはハイエンドらしいクオリティーですね。

ズームカメラ:望遠カメラは光学2倍ズームで撮影できる

正直、2倍程度であれば光量の多い昼間では光学ズームでもデジタルズームでも大きな画質の違いは感じられません。

それよりも2倍ズームを搭載したことで、「ワンタップで2倍の倍率に切り替えられること」や、「ズーム状態でポートレート撮影ができるので小物の物撮りがしやすい」といった点が利点でしょう。

また、暗所ではデジタルズームだとノイズが現れやすいので、夜景などを撮影することが多い方も光学2倍ズームは利点に感じるはずです。

▼左がiPhone 12 Proの光学2倍ズーム、右がiPhone 11↓

iPhone 12 Proはデジタルズームもより高倍率で撮影できるようになっていまして、iPhone 12の5倍デジタルズームに対し、iPhone 12 Proは10倍デジタルズームに対応しています。

ポートレート:物撮りはしづらい

ポートレートモードでは撮影後に編集から背景のボケ味強度や照明効果を変更可能。

▼左がボケ味最小で右がボケ味最大。f1.4〜f16の範囲で調整が出来ます。

ポートレートモード選択時は「2倍」の望遠カメラが選択されている状態。もちろん、1倍に設定することも可能ですが、より大きなボケ味効果を得るには望遠レンズを使ったほうが良いので、デフォルトでこの様になっているのでしょう。

ポートレートモードは人物撮影向きのモードですが、フィギュアの撮影も出来ました。撮影フィーリングは500mlのペットボトルサイズだと被写体に近づいてのアップ撮影は難しいです。

主にフィギュアや小物でボケ味撮影を行うことが多いのであれば、iPhone 12 Proはそれほど適しているとは言えません。慣れの問題もありますが、人物や大きめの被写体以外で同モードはそれほど使い勝手が良いとは言えないので、その点はご留意を。

ナイトモード・夜景撮影:大きく進化しています

iPhone 12シリーズで大きく進化したポイントがナイトモード。

iPhone 11ではアウトカメラのメインのみ対応していましたが、iPhone 12 Proは超広角も望遠も、さらにインカメラも全てナイトモードに対応。薄暗いシーンでもグッと画質が向上しました。

ナイトモードの検証は進化が分かりやすいようにiPhone 11(アウト側のメインカメラのみナイトモード対応)で撮影した写真と比較してみます。まずは光量の多い夜景シーン。iPhone 11よりも全体的に若干明るく撮影できるようです。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

続いては超広角カメラでの比較。

iPhone 12 Proの画質がグッと向上しましたね。路面のディテールはiPhone 11だと捉えることが難しかったのですが、iPhone 12 Proはしっかりと記録出来ています。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

続いてはさらに暗い場所でナイトモードの効果をチェックしてみます。

まずは通常カメラでの撮影ですが、どちらもナイトモードでの撮影です。もともと目視だとほぼ真っ暗な状態なのですが、建物の色合いはiPhone 12 Proがより忠実。iPhone 11は全体的に青っぽいですね。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

続いては超広角カメラ。

ナイトモードが利用できるiPhone 12 Proは明るくシャープな写真に仕上がり驚きました。光量の非常に少ないシーンではiPhone 11から画質が劇的に向上していることを体感できるでしょう。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

最後は望遠での撮影です。

iPhone 12 Proは望遠カメラで光学ズーム、iPhone 11はメインカメラでデジタルズーム。やはり夜間でのズームはシャープさや鮮明さはiPhone 12 Proの品質がリードしていることが分かります。

▼左がiPhone 12 Pro、右がiPhone 11↓

iPhone 12 Proのナイトモードはこの様に全てのカメラで利用可能となっただけではなく、ナイトモードポートレートにも新たに対応しました。

このナイトモードポートレートはアウトの通常カメラのみ利用可能。丸ボケも凄くきれいでビックリした機能の1つでした。

動画撮影時の手ブレ補正:相変わらず優秀

スマホで動画を撮影することが多いユーザーさん、iPhone 12 Proを選んでおけば間違いありません。iPhone 11はスマホ最強と言われるほど手ブレ補正が優秀だったんですが、iPhone 12 Proも超強力で不満なし。

▼定点撮影はもちろん、階段の上り下りがある歩き撮影でも美しい映像が撮影できます。↓

LiDARスキャナが面白い

iPhone 12 Pro

LiDARスキャナは、iPad Proで搭載されたハードウェア。光を使って空間の奥行きを高精度に測定できるもので、Appleが力を入れているAR(仮想現実)で非常に重要なハードウェアです。

これを利用した3Dスキャンアプリを使うと空間をまるごと3Dモデリングすることも可能で、これが面白い。

これは3d Scanner Appというアプリを使って作ったんですが、このアプリはLiDARスキャナ非搭載のiPhone 12では利用出来ないので、iPhone 12 Proで楽しめるものですね。

LiDARスキャナを搭載したiPhoneは、iPhone 12シリーズのProモデルが初。Appleも本格的にこのハードウェアを利用したサービスを推し進めるはずなので今後がとっても楽しみです。

iPhone 12 Proの実機レビューまとめ

iPhone 12 Pro

iPhone 12 Proを触ってきましたが、Proモデルは無印モデルとは異なり、新しい技術やカメラ機能を存分に楽しめるモデルです。

筐体のデザインは好みが分かれるところですが、LiDARスキャナによる新たな体験や、強化されたナイトモード、Proのみ対応するナイトモードポートレートなど、Proを選べば楽しめる要素がグッと多くなるので、ガジェット好きにもオススメ。

特にカメラ機能の充実度はPro無しモデルとは異る点が多いので、「スマホで写真や動画を撮影することが多い方」「写真や動画を撮影することが楽しい」と感じる方はiPhone 12よりもiPhone 12 Proが断然オススメです。

iPhone 12シリーズでどれにしようか迷っている方は以下の記事も参考にしてみて下さい。

iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Maxのスペックの違いを比較!

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iPhone 12 ProにおすすめのSIMカード

iPhone 12 Proを格安SIMで使いたいならおすすめのMVNOはこちら。全てではありませんがドコモ系、ソフバン系、au系、楽天モバイルの回線でそれぞれ検証しています。

▼ドコモ回線の格安SIMなら↓

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