iPhone 16eの自腹レビュー!モノは悪くない。価格が安ければあり、高ければなし

新廉価モデルのiPhone 16eが出た!価格が高すぎて「誰が買うねん!」という状態だが…私は買った。定価で。iPhone 16とアレコレ比較しながら実際に使ってみてどうなのか、本音を垂れ流しつつレビューしていく!

▼そうそう、iPhone 16eに2.5万円足せば付加価値モリモリなiPhone 16に手が届く。結構機能的な違いがあるから参考程度にチェックしてみてくれ!↓

「iPhone 16e」と「iPhone 16」の違いを比較。同じシリーズでも変化点が多い

そういやiPhone 16eはiPhone SE(第3世代)の後継機として出たけど、16というナンバリングで出したから毎年出るんだろうか…?

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スペック・ベンチマーク、検証結果

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[筐体]スマホとしては超軽量

iPhone SE(第3世代)は片手でも操作しやすいコンパクトなサイズ感が魅力的だったけど、iPhone 16eはかなりデカくなった。

なのでiPhone SE(第3世代)→iPhone 16eへの乗り換えだと「デカ!」ってなるはず。・・・iPhone SE(第3世代)のサイズ感が気に入ってた方、心中お察しします。さようならコンパクト。

iPhone 16eはスタンダードなサイズ感になったけど、重量は最近のスマホとしては軽量!たったの167g!めちゃ軽!さすがにiPhone SE(第3世代)と比べると重くなってるけど。

ちなみにiPhone 16も170gと軽量。試しに目隠しで持ち比べてみたが、違いはよく分からなかった。私の手は数グラムの差を見抜けないのか…。まあ良いけど。

▼iPhone 16eの筐体はiPhone 14あたりの使い回しなんだろうか。iPhone 16と比べて側面が角ばってる。↓

持ってみるとiPhone 16eはなんだかこう…ちょっと手のひらに刺さる感じがする。でも99%の人はケースを付けるので割とどうでも良いポイントではある。

▼背面パネルはサラッとした肌触りでマッドな質感!とっても上質な感じで好き!↓

ホワイトは油脂の付着も目立たない(でも汚れは付いてるからめっちゃ汚いけどね)ので、ケース無しで使いたくなる衝動に駆られる。まあ私は99%側なのでケース付けるけど。

▼いきなりぶっ込むけどスマホ拭くのはこれがオススメ。メガネ用なので傷もつかないしウェットタイプなので油脂も綺麗に拭き取れる。もちろんスマホ拭いてもOK。私も10年以上愛用している。まじオススメ。↓

iPhone SE(第3世代)と比べて筐体サイズが変わったこと以外での大きな変化ポイントはホームボタンが無くなったこと!・・・さようなら。ありがとう。ホームボタン。

▼ホームボタンが無くなったことで生体認証が顔認証になった。これは賛否両論ありそう。指紋認証より失敗率高いし。まあ慣れるしか無いけど。↓

あとホームボタンが無くなったことでロック解除や操作方法もガラッと変わってしまったから、SEユーザーが乗り換える場合は慣れるまで時間がかかるかも。頑張れ!ファイト!

▼その他、ちょっとした変更点としてスライドスイッチがボタンになった。↓

これはアクションボタンというもので任意の機能を割り当てられるんだが、1つの機能しか割り当てられない謎仕様…解せぬ!なので99%の人はこれまで通りマナーモード用として使うと思う。

[性能]A18だけど廉価版。パフォーマンスはぼちぼち

スマホの頭脳にあたるSoCというパーツは最新のA18シリーズを搭載!最新じゃん!凄いじゃん!と思ったけど、仕様表を見るとゲーム性能を左右するGPUというチップは数が少ない4コア仕様だった。つまり廉価版。

ガルマックスではスマホの性能を数値化するAnTuTuの実機スコアを収集しているが、どうやらA18 4コアGPU版はA15 5コアGPU版(iPhone 14あたり)と似たような性能みたい。

まあ日常使いで動作の鈍さを感じることは一切ないし超快適ではある。

原神は画質「中」で51FPSだった

▼原神は画質「中」の設定で高負荷時の下限フレームレートは51FPSとなった。↓

Androidのハイエンドスマホだと、画質「最高」設定でも平気で60FPS付近は出てしまう時代。廉価版と言えど最新のA18なので期待していたんだが…肩透かしを食らう感じになってしまった。

まあ原神で画質「中」にて30FPSを超えていたら大多数のゲームは快適に動くし、私が最近ハマっているアーチャー伝説2は快適に動いたからまあいっかって感じではあるけれど。

ゲーム性能はぼちぼちといったところなので、原神クラスで画質最高設定+高フレームレートが良いというベンチマーカーじゃなかったゲーマーはちょっと物足りんかも。そういう人はiPhone 16 Proマジおすすめ!超高いけど!

ちなみにA18シリーズのパワーは、Proモデルに搭載されているA18 Pro>無印モデルに搭載されているA18 5コアGPU版>iPhone 16eの廉価モデルが搭載するA18 4コアGPU版という感じだから覚えておこう。

[ディスプレイ]16シリーズで唯一のノッチモデル

iPhone 16/Proシリーズは楕円形のパンチホールを採用する一方で同じ16シリーズのiPhone 16eはノッチタイプを採用している。私は懐かしさすら感じるが、生粋のSEユーザーは新鮮味を感じる部分じゃなかろうか。

ちなみにこのノッチ部分に顔認証で使うセンサーとかが入ってる。

▼なお上位のiPhone 16/ProシリーズはDynamic Island(パンチホール部分を使って通知などを表示できる機能)に対応しているが、iPhone 16eはノッチだから非対応。↓

ディスプレイの輝度はパワーアップしてた。

  • iPhone SE(第三世代):最大625ニト
  • iPhone 16e:最大800ニト

外でもかなり見やすくなった。ような気がする。

そう言えばSE(第3世代)は液晶だったけどiPhone 16eは遂に有機ELになった!有機ELはザックリ言えばドット自体が光るようになってて黒色=消灯となるから黒の引き締まり方がレベチ。発色に関しても凄く良くなってるぞ!

▼あとiPhone 16eはベゼルが太くて野暮ったいと話題になったけど、確かに太い。でもiPhone 16と比較するとあまり変わらん感じだった。↓

Proモデルは明らかにベゼルが細いけど、ハイエンドはハイエンドなりのスタイリッシュさも付加価値として与えなくちゃいけないし、安いやつはデザイン的にも野暮ったくなるんだろう。

まあスマホに興味のない大多数の人はベゼルの太さなんて気にもしていないと思うが、Proと比べて太いっちゃ太い。

永遠に廉価モデルは60Hz表示な気がする

Androidスマホって安いモデルも滑らかに表示できる高リフレッシュレートに対応している場合も珍しくない。でも、iPhone 16eは60Hz止まり・・・正直、10万円払って60Hzかよと思う。

ちなみにリフレッシュレートをザックリ説明すると、60という数値が高いほど滑らかに表示できる。要はパラパラ漫画と同じでパラパラする枚数が多いほど滑らなのと一緒。

今のところ・・・

  • iPhone 16 Proシリーズ:120Hz
  • iPhone 16シリーズ:60Hz
  • iPhone 16e:60Hz

という感じだけど、高いモデルになるほど優れた仕様を採用して差別化するはずだから、廉価モデルは永遠に60Hz止まりな気がする。

ちなみに無印のiPhone 16シリーズはまさかのビックリ仰天驚きの60Hzだが、次期モデルとされるiPhone 17では高リフレッシュレートに対応すると噂されていた!間をとって90Hzとかになるのかな?

ちょっと話が逸れたけど、まあぶっちゃけ60Hzでも困ることなんて無いし、そもそもSEシリーズは全部60HzだったのでSEユーザーが乗り換えた場合は気にすらならないと思う。

でも10万円払って60Hzかよとは思う。

[サウンド]さすがiPhoneといったサウンド品質

▼スピーカーは当然のようにステレオスピーカーを搭載!↓

サウンド品質は・・・さすがiPhone!優勝!一等賞!

期待を裏切らない音質、スマホとは思えぬ低音の厚みと音の広がり。iPhoneサウンドと言えばこれよこれ。やっぱりiPhoneのスピーカーは音質最高だな!と思った。

その他サウンド関連だとBluetoothコーデックはこれまで通りやっぱり貧弱で、SBCとAACしか対応していない…。

難しい話は置いといて、iPhone 16e用にイヤホンを買うならApple純正イヤホンかAACに対応したイヤホンを選んでおけばOK。SBCだけの製品は映像と音がズレる恐れがあるから選ばないほうが良い。

[カメラ]思ってたよりも綺麗に撮れる

カメラはSEシリーズ伝統の1カメラ仕様を継承。

リフレッシュレートと同じく、たぶん永遠に廉価モデルは1カメラ仕様な気がする。じゃないと上位モデルとの違いを出せないし…。でも10万円出して1カメラかよと思う。

あとiPhone 16eは16シリーズではあるけれど、機械的なギミックや機能もちょっと違っていて・・・

などなどの制限もある。機能的には15シリーズに近い感じかな?

まあそんな感じでカメラの機能的にはシンプルではあるけれど、画質は・・・思っていたよりも悪くないじゃない!

でも10万円出して1カメラかよとは思う。

iPhone 16と比べて画質の違いがよく分からなかった

iPhone 16eのカメラはSE(第3世代)の1,200万画素から一気に4,800万画素へパワーアップ!まあ画素数が全てではないけれど、美しさは圧倒的にiPhone 16eが上なのは間違いない。

iPhone 16と比較すると画素数は一緒だけど上位モデルは別物のカメラらしい。やっぱり上位モデルのほうが画質が良いんだって。そりゃそうか。

▼ということでiPhone 16と撮り比べてみたんだけど・・・どっちがiPhone 16eでどっちがiPhone 16か分かる???↓

まあ私みたいなスマホカメラに精通するガジェッターにもなると・・・うーん、分からん!

答えは上がiPhone 16eで下がiPhone16でした。

▼ちなみに夜の撮影でもよく分からなかった…。私の目が終わっているのか、iPhone 16eのカメラが凄いのか。なんかどっちも正解な気もするが、とにかく違いがわからんかった。ちなみに上がiPhone 16eで下がiPhone 16。↓

そりゃ超拡大して細部を見ていけば差はあるんだろうけど・・・残念ながら私はそんな細部まで拘りが無い。スマホで撮ってスマホで見て綺麗ならOK体質。たぶん現SEユーザーもそんな感じじゃなかろうか。

もし細かい点が気になるなら、iPhone 16 Pro Maxという素晴らしいモデルをAppleが用意しているからご安心を。めっちゃ高いけど。

▼ということでiPhone 16eで色々撮った写真を掲載しておく!これだけしっかり撮れてるなら十分だよなぁ。

色々撮ってみた感想は画質よりも超広角が無いことで画角バリエーションが限られる点は流石に気になった。まあそれは私が超広角カメラを搭載するiPhone 16を使ってるからだろうけど。

・・・でもSEユーザーはそもそも1カメラ仕様を使い続けてきたわけだし気にすらならないポイントかも。もしSEを使っていて「もっと広く撮影したい」って思ったことがあるならiPhone 16以上を選べばよろし。

メインカメラで近づけるのが良い

iPhone 16eとiPhone 16で撮り比べてたら、iPhone 16eは1倍メインカメラで被写体にかなり寄れる。

▼メインカメラでギリピンボケしない距離で撮影。上がiPhone 16eで下がiPhone 16。こんなに寄れる距離が違う。↓

ちなみにiPhone 16はこれ以上近づくとメインカメラよりも画質の劣る超広角での近距離撮影モードに切り替わってしまう。

▼それがこれ。上がiPhone 16eの1倍、下がiPhone 16の超広角。iPhone 16はこの距離だと超広角での撮影になるから綺麗なメインカメラ特有の美しい背景のボケも無くなってるし、正直この写真に関しては画質はiPhone 16eが上だと思った。↓

最近のスマホはセンサーサイズが大型化している兼ね合いで最短撮影距離が伸びてしまい撮影しづらいなと思うことも多々あったが、iPhone 16eは昔のスマホカメラらしい被写体との距離感で撮影できるのが良かった。使いやすい。

さすがiPhone。動画の手ぶれ補正もやっぱり優秀

iPhoneは動画の手ぶれ補正が優秀なんだけど、iPhone 16eもめっちゃ凄い!

▼歩き撮影でもこのレベル。素晴らしい。↓

iPhone 16は超広角カメラを使った更に強力な手ぶれ補正に対応しているけど、iPhone 16eで十分だと思った。

▼ちなみに手ぶれ補正の兼ね合いで写真撮影時よりも映る範囲が狭くなる。上が1倍の写真時、下が1倍の動画時。同じ1倍でも映る範囲が全然違うのが分かるはず。↓

なので、写真撮影をしていて動画に切り替えると窮屈に感じるし、こういった時に広い範囲を撮影できる超広角があればなと思った。まあそれも気になるのは私が超広角を搭載しているiPhone 16を使っているからだけど。

SEを使ってきたユーザーからするとずっと1つのカメラで撮影してきたわけだから、超広角が無い部分については気にすらならないポイントかも知れん。なので生粋のSEユーザーが乗り換えたら手ぶれ補正の凄さだけを感じられるはず。

もちろんSEを使っていて「なんかよく分からんけど動画撮影は窮屈だな」って思った人も居るはず。そう感じていた人は超広角カメラを搭載しているiPhone 16以上へレッツゴー。

[バッテリー]一番のウリは電池持ちだと思う

AppleはAI機能が使えるという点をめちゃくちゃアピールしていたけど、「電池持ちが凄い」ってアピールしたほうが良かったんじゃ?そう思うほど電池持ちが良い。

電池持ちについては使い方によりけりでは有るけれど、iPhone 16と同じ使い方でもiPhone 16eが断然電池持ちが良かった。凄い!素晴らしい!

めちゃくちゃアピールされていたわけじゃないけど、SEユーザーは電池持ちに驚くほど感動するはず。

▼そうそう、バッテリーは満充電すると劣化が早まると言われているけど、iPhone 16eは5%刻みで細かく設定できる。これも良いところ!↓

[機能]AI使えないからまだ良さが分からん:更新予定

▼Apple一押しのウリはAI機能のApple Intelligenceに対応していること!・・・って4月初旬に日本語対応予定だと…。そう、まだ使えないのである。

なんかゴニョゴニョすると使えるらしいんだけど、そこは正規の方法ではないから正式に対応したら使用感などを別途紹介していきたい所存。心構え。予定。

あとはまあ、いつものiPhone。変わらぬiPhone。誰でも使えるiPhone。

先述した通りSE→iPhone 16eだと操作方法も若干かわるけど、慣れる慣れる。

[結論]安ければあり、高ければなし

決してモノは悪くないしiPhone SEシリーズからの乗り換えでは大きな進化を感じられるのは確か。

でもこれまで皆がSEに求めてきた部分は「安いiPhone」なわけで、後継機のiPhone 16eに求めていたのもやっぱり「安いiPhone」。そりゃ機能や仕様が良くなるに越したことはないけど、一番求めているのは安さよ安さよ。

なので定価だと誰にオススメして良いのか正直分からん。

ちなみに安いiPhoneを求める層はiPhone 16eが高いと分かった途端、Yahooニュースでも取り上げられていたようにiPhone SEの中古確保に動いてる。

だからやっぱりiPhone 16eに期待していた部分は安さで間違いない。

安いiPhone狙いなら型落ちや中古を狙うのも賢い選択

iPhone 16eが高いうちは型落ちを狙うのも全然ありだし、中古を狙うのも賢い選択かと思う。特に日本の中古品は極上なものが多いから選び放題だし。

iPhone 16eをSEクラスの価格でAppleが出してこなかった以上、安いiPhoneが欲しいならそういった選択肢も含めて検討するのがおすすめ。

という訳で、iPhone 16eは割引や値引きされてからが本番。そうだな・・・7万円台以下で手に入るなら候補に入れる感じで。

という訳でiPhone 16eのレビューでした!参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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■iPhone 16e■

初出時価格→99,800円から

▼Appleストア↓

▼ドコモは2年レンタルの端末代が合計で1,210円から↓

▼auは2年レンタルの端末代が合計で47円から↓

▼ソフトバンクは2年レンタルの端末代が合計で24円から↓

▼ソフトバンクWeb代理店↓

▼楽天モバイルは2年レンタルの端末代が合計で34,392円から!通信料は割安!↓

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