Xiaomi 14T Series 1100x150

Snapdragon 8 Gen 2にプロセッサ統合型の「iSIM」を搭載

QualcommはSnapdragon 8 Gen 2においての「iSIM」が、GSMアソシエーション(MNO業界団体)のセキュリティ認定に承認されたと発表しました。

SoCとeSIMが融合した「iSIM」

そもそもiSIMとは何かですが、ざっくり言うと「SoCとeSIMが合体したもの」です。

一般的なスマホって「処理性能を担うSoC(SnapdragonとかHelioとか)」と「物理的なSIMカード、またはeSIM」で構造が分かれているのですが、これが一体型になることで電力消費を抑え、さらに専有面積が小さくなることで省スペース化の実現につながるそうです。

実はこのiSIM、すでに2018年時点でArmホールディングスより発表こそされていたんですが、実際の製品に用いられるなど実装自体は長らくされていませんでした。

ただ今回は5年ぶりに動きがあって、今後は正式にiSIMが実装されたスマホやタブレットが登場しそうです。より小型化や軽量化されて電池持ちも良くなったら嬉しいっすね。

あとQualcommによれば、このiSIMは今までのSIMや電子型のeSIMに成り代わり、2027年にはeSIMの出荷数の19%のシェアを占める、と予測しています。 どんどん増えていって、いずれは物理SIM、eSIMから、このiSIMに標準化されていくんだろうか。

今回の情報ではハイエンドチップのSnapdragon 8 Gen 2に限定されているようで、他SoCについては言及されていません。ミドルやミドルハイあたりのSoCにも実装されるといいけどどうなんだろう。

あと標準化されたとて、それが実際にキャリアで実装されるかもまた別問題だったりします。

と、いうか今の時点でもeSIM対応にしているキャリアは少ないし、そもそも大手キャリア自体もeSIMに消極的な姿勢だから、日本で恩恵を受けられる日は…うーん筆者から見たら遠く感じる。

ページトップへ