「Kompanio Ultra 910」発表!MediaTekからハイエンドChromebook向けSoCが登場!

Kompanio Ultra 910

MediaTekからChromebook Plus向けのハイエンドSoCのKompanio Ultra 910が発表されたので紹介していきます!

Kompanio Ultra 910の特徴

Kompanio Ultra 910の特徴は以下の通り!

Kompanio Ultra 910のハイライト

  • 第2世代 TSMC 3nmプロセス採用
  • Cortex-X925/X4/A720を組み合わせたオクタコア構成
  • GPUはレイトレに対応した11コアのArm Immortalis-G925採用。
  • メモリーはLPDDR5X-8533に対応
  • 最大50TOPSの処理能力を誇るNPU

CPUは第2世代TSMC 3nmプロセスを採用したオクタコア

Kompanio Ultra 910のCPU部分はApple M4でも採用されている最新の第2世代TSMC 3nmプロセスを採用。

CPUは以下の組み合わせのオクタコア構成。

  • Cortex-X925:3.63GHz ×1
  • Cortex-X4:×3
  • Cortex-A720:×4

Cortex-X925のクロック周波数こそ0.01GHz低いという違いはありますが、執筆時点で最新のハイエンドSoCであるDimensity 9400とほぼ同じ構成になっています!

ちなみに公式でのベンチマークスコアはGeekbench 6でのシングルコアスコアが2600、マルチコアスコアが8000、PCMark10 for Android 3.0が17599とのことなので、Dimensity 9400よりも少しだけ低めくらいの性能があることが予想できます。

GPUはレイトレーシングに対応したArm Immortalis-G925を11コア搭載

Dimensity 9400のGPUコアはレイトレーシングに対応したArm Immortalis-G925を11コア搭載。ゲーム性能はもちろん、4Kディスプレイを最大3台まで同時出力が可能になっているとのこと。

Chromebookに対応したリッチな画質のゲームがどこまであるかは疑問が残るところですが、マルチディスプレイ環境が快適に構築できるのは良い点でしょう。

NPUは最大50TOPSの処理能力

Kompanio Ultra 910の内蔵するNPUはMediaTekの第8世代NPUと呼ばれるもので、処理性能は最大50TOPSとAMDのハイエンドCPUのRyzen AI 9 HX 370と同じくらいとのこと。すげえ!

Chromebook Plusが再注目されるきっかけになると嬉しい!

Chromebook PlusはIntelのそれなりの性能を有するCPUが搭載されて終わり…みたいなものが多かったですが、MediaTekからChromebook向けのかなりハイスペックなArm系SoCが投入されたのは注目すべきポイントでしょう。

バッテリー持ちも公式ページでは1日中持続するとの記載もありますので、他社のハイスペックなプロセッサよりもスタミナ面での利点は大きいものと思われます。

Chromebook Plusは通常のChromebookから明確な利点を大きく打ち出せていないのが痛い点だったので、今回のKompanio Ultra 910でChromebook Plusが再注目されるといいですね!

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