LEAGOO KIICAA POWERのレビュー!8000円台で買えるデュアルカメラ搭載3Gスマートフォン
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みなさん、ガジェットライフを楽しんでいますか?
どうもrubyです。
hommee-jpさんからデュアルカメラ搭載の中華スマートフォン「LEAGOO KIICAA POWER」を提供いただきましたので、レビューしていこうと思います。
日本ではあまり見かけないメーカーさんですが、1万円でおつりが来る本機種は一体どれほどの実力なのか、早速試していきたいと思います。
目次をクリックすると各項目へ移動します
LEAGOO KIICAA POWERの総合評価
[良かった]
- 最新のAndroid7.0に対応のため、ユーザーインターフェースが使いやすい
- 完全に日本語対応
- デュアルカメラはサブカメラの補助が入るので撮影写真のディテールやコントラストが良い
- バッテリー容量4000mAhと容量の大きなバッテリーを搭載
[イマイチ]
- ジャイロセンサーが搭載されていない
- 2つのカメラを搭載しているけど、サブカメラは完全補助タイプで単体では撮影能力が無い
- 4G非対応なので、大きなデータをダウンロードするためにはWi-Fi環境が必要
[総合評価]
5インチでHD画質のため液晶は綺麗ですし、基本的な動作もヌルサクとまではいかないものの、それほどストレス無く使用することが出来ます。
価格(8,000円台)を考えると、コスパは高いと思いますが、メインで使っていくには4G非対応である点から不向きと考えますので、サブ機として使っていくことが本製品の利用方法かと思います。
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LEAGOO KIICAA POWERのスペック
項目 | 仕様 |
OS | Android 7.0 |
SoC | MTK6580A |
メモリ | 2GB |
保存容量 | 16GB |
ディスプレイ | 5型IPS(1280×720) |
MicroSD | 独立スロット搭載(最大128GB) |
アウトカメラ | 800万画素+500万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
SIMサイズ | MicroSIM×2 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
DSDS | △片側2G固定 |
電波 | 3G:バンド1/バンド8(ソフバン・ワイモバに適合) 2G:850/900/1800 /1900MHz |
バッテリー容量 | 4000mAh |
サイズ | 142×73×9.5mm 170g |
MTK6580Aを採用したエントリースペックスマートフォンです。
ディスプレイサイズは5.0インチとちょうどいいサイズで、IPS液晶を搭載しているため、視野角が広く、ほぼ真横から見てもしっかりと画面を確認できます。
LEAGOO KIICAA POWERの同梱品をチェック
▼外箱はこのようになっています。比較的しっかりとした材質で、きっちり製品を守っています。↓
▼ふたを開けるとスマホが現れます。iPhoneの箱と似たような感じですね。↓
日本で利用できる充電器が付属している
▼ 充電器は海外用が付属していますが、販売店さんから日本のコンセントに対応した変換アダプターも併せて貰えるので問題はありません。付属のアダプターは5V1.5Aタイプです。↓
▼ 純正の他に、販売店さんが無料ギフトとして同梱する日本対応アダプターも付いてます。こちらは5V2.0A出力です。↓
折り畳み式のスマホスタンドもセット
▼ なんとKKmoonのスマホスタンドまで付属していました。こちらも販売店さんのご厚意ですね。もちろんAmazonで購入しても付属します。↓
ソフトタイプの保護ケースもセット
▼ クリアタイプのケースも付属してきます。中華スマホはこういう販売方式が多いですね。素材はソフトタイプのラバーのような肌触りです。↓
液晶保護フィルムは貼られた状態で同梱されている
▼ 液晶保護フィルムは最初から貼られた状態で出荷されます。ガラスタイプではないようですが、表面の滑り具合は悪くなく、最初は僕もフィルムが貼られていることに気づきませんでした。↓
取扱説明書は日本語が含まれていない
▼ 説明書に日本語のものはありません。ですが、後述しますがAndroid7.0対応で設定初期の段階で日本語を選択できるので支障は無いと思います。↓
同梱内容は非常に充実している印象でした
▼ 付属品はこれらが全部です。↓
- LEAGOO KIICAA POWER本体(保護フィルム貼付け済み)
- 専用ケース
- 取扱説明書
- 充電器(海外仕様)
- MicroUSBケーブル
- 保証書
▼これに加えて、販売店さんのご厚意で、スタンドと変換プラグ、追加アダプターがおまけされます。↓
- 日本プラグ仕様の充電器
- 海外プラグを日本プラグに変換するアダプター
- KKmoonの折りたたみ式スタンド
日本で発売されている低価格なSIMフリースマートフォンと比較すると保護フィルムや保護ケースなども同梱されており、また、販売店独自でアクセサリー類をプレゼントするなど価格から考えると非常に充実した内容でした
LEAGOO KIICAA POWERの外観をチェック
LEAGOO KIICAA POWERの外観をチェックします。
5インチ型HD液晶を搭載
▼液晶はHD画質となります。フルHDより解像度は低いですが画面が5型で比較的コンパクトなため画素密度が高くかなり綺麗に表示が可能です↓
充電・データ通信端子・イヤホン端子は上部に搭載。
▼充電口が日本ではあまり見られない本体上部にMicroUSB規格で搭載されています。僕はこのタイプは初めてでしたが、意外と下部に充電口があるよりも使いやすいです。イヤホン端子も隣にあります。↓
スピーカーは本体背面に大きなモノが一つ
▼スピーカーは大型であるためか、比較的大きな音が出せます。また、背面に搭載しているにもかかわらず、テーブルなどの平面な場所に置いてもほぼ問題なく音が響きます。音量をMAXにしても音割れはほとんど感じませんでした。↓
電源ボタン・音量ボタンは本体右側にまとめて搭載
▼ボタン類はまとめて右側に搭載。これは中華スマホでは一般的な仕様と言えますね。↓
メインカメラはデュアルカメラ仕様
▼カメラは今流行のデュアルカメラ。写りについては後述!↓
指紋センサーも背面に搭載
▼本機は指紋センサーによりロック解除が可能で、非常に使いやすい背面人差し指タイプになります。こちらも後ほど詳細を触れますね。↓
LEAGOO KIICAA POWERを使ってみた結果!
LEAGOO KIICAA POWERの仕様と性能をチェックします。
Android7.0搭載で日本語はバッチリ対応
▼初期設定時に使用言語を選択でき、日本語も選べるので、誰でも日本語化が可能です。↓
▼キーボードは初期設定では搭載されていないので、Google PlayからGoogle日本語入力をインストールしましょう。インストールしたキーボードは、設定画面からキーボード管理設定を行うことで、使用可能になります。↓
Antutuは24,241点とエントリーモデルのスコア
▼AntutuのVersion6.2.7でベンチマークを計測した結果、総合スコアが24241点、3Dスコアは892。ゲーム系は比較的動作が重めなので、納得のスコアです。↓
ちなみに現在主流となっている各性能帯のスコアは以下。
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
リチウムポリマー電池搭載で発火の心配が少ない
▼Amazonの販売ページでは、リチウムイオン電池と書かれていたり、リチウムポリマー電池と書かれていたり、一体どっちなのかはっきりしない記載になっていますが、僕が確認したところ、リチウムポリマーでした。↓
モバイルバッテリーだけではなく、スマホの電池もリチウムポリマーが使われる時代になってきたということですね。
ジャイロは非搭載
▼残念ながらジャイロセンサーが搭載されていないため、ポケモンGO!などAR系ゲーム、仮想空間に飛び込むVRコンテンツは非対応となります。↓
指紋認証センサーは高速認識で高精度
▼指紋センサーによるロック解除はかなり高速で、僕の体感上ではiPhone5sよりも速いように感じます。認識エラーも起きにくく、非常に快適です。↓
プリインストールアプリ
▼Antutu以外は最初からインストールされているアプリです。DoCoMoスマホのように余計なモノは一切無く、自分の好きなようにカスタマイズできます。↓
DSDSは片側2G固定で日本向けの仕様ではない
せっかくのデュアルスタンバイ機能ですが、SIM2が2G限定のため、4G+3Gが主流となる日本向けの仕様ではありません。
▼SIMカードはバックカバーを取り外して装着するタイプで、本体横に爪を当てる箇所があります。爪を入れれば簡単に開きます。このタイプ、僕は初めてでしたが問題なく開くことが出来ました。↓
▼本機はMicroSIMが2枚+MicroSDカードの計3枚もカード類が挿入できるため、ここは非常にもったいないところですね。↓
モンストはプレイ可能。でも待ち時間がやや長い
▼大人気スマホゲーム、モンスターストライクですが、それほど遅延無くプレイ可能です。ゲージショットは若干タイミングに癖がありますが、慣れればそれほど問題なくプレイできます。↓
デレステは3D演出でプレイ可能だが、若干ジャギーが出る
▼Antutuのスコアから見てもある程度想定できていましたが、3D系ゲームにはあまり向いていません。↓
デレステの場合、3D標準でもプレイ可能で、遅延もほとんどありませんでしたが、モンスト同様、若干の癖があるので、テンポが速い曲は難しいかもしれません。
デュアルカメラは実質シングルカメラと同じ
結論から言うと、LEAGOO KIICAA POWERは2つのカメラを搭載するデュアルカメラ端末ですが、サブカメラはメインカメラのディテールやコントラストを向上する為だけに利用される完全補助カメラでした。
▼カメラ画面にてボケ(bokeh)撮影モードも選択できるようになっています。↓
▼しかしながらボケはピントを合わせたい被写体の一部がボケてしまう、やや不自然な仕上がりに。↓
LEAGOO KIICAA POWERは2つのカメラを搭載していますが、サブカメラは単体では機能しないので、iPhone 7 Plusの様な片方のカメラで被写体にピントを合わせ、もう片方のカメラで背景をボカスようなデュアルカメラ特有の連携撮影が出来ません。
ボケ味に不自然さが出るのは、単純に範囲を指定してボケの強度を調整する「ボケエフェクト」だからです。
ボケエフェクトでも比較的綺麗なのでボケ範囲の調整がもう少し柔軟であれば使い勝手も良かったかもしれません。
デュアルカメラの特性や種類については以下の記事が参考になるので是非チェックしてみて下さい。
【関連】デュアルカメラ搭載スマホの仕様の違いと選び方。低価格モデルは要注意
▼とはいってもサブカメラがメインカメラの補助を行うので、低価格な端末のシングルカメラと比較すると写りはなかなか良いです。アミーボの質感がきちんと表現できていると僕は感じますが、皆さんの目にはどう映っているでしょうか。↓
LEAGOO KIICAA POWERのまとめ
8,000円台の中華スマホ、LEAGOO KIICAA POWERはいかがだったでしょうか。
先日紹介した、Gretel「GT6000」とスペック的には似たり寄ったりといったところですが、こちらはさらに半値で購入できるため、初めてスマホとして、親御さんやお子さんへのプレゼントとしては悪くないと思います。
4Gが使えないため、3G回線を持つMVNOと契約しなければなりませんし、技適マークがないため使用が自己責任となりますので注意が必要です。
ですが、一通りのゲームがプレイできて、動画によってはコマ落ちが発生するとはいえ、YouTubeが閲覧できて、若干癖がありますがボケエフェクトを楽しむ事もできるコントラスト豊かな描写表現力をもつデュアルカメラを搭載しているので、端末代金が8,000円で有ることを考えると十分魅力的だと僕は思います。
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