「Libero 5G III」と「Libero 5G II」の違いを比較

ZTEのAndroidスマホ「Libero 5G III(A202ZT)」と前機種である「Libero 5G II(A103ZT)」の違いを比較しました。

Libero 5G IIIとLibero 5G IIの性能を比較

Libero 5G IIIはワイモバイルで発売されているZTE製のLiberoシリーズの第三作目。1年後しに発売されたモデルですがSoCはそのまま。外観デザインや指紋センサー、ディスプレイといった点で異なります。

Libero 5G IIIとLibero 5G IIの性能を比較した表がこちら。

製品情報 ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
端末名 Libero 5G III Libero 5G II
型番/別名 A202ZT A103ZT
発売年 2022年12月 2021年12月
発売地域 日本:ワイモバイル 日本:ワイモバイル
メーカー・ブランド ZTE ZTE
対応バンド・周波数・ネットワーク ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
3G W-CDMA:1 / 2 / 4 / 8 W-CDMA:1 / 2 / 4 / 8
4G LTE FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 8
TD-LTE:41
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 8
TD-LTE:41 / 42
5G NR Sub6:n3 / n28 / n77 Sub6:n3 / n28 / n77
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth バージョン:5.1
コーデック:非公表
バージョン:5.1
コーデック:非公表
SIMサイズ・スロット シングルスロット(Nano SIM) シングルスロット(Nano SIM)
ネットワーク関連備考 eSIM対応 eSIM対応
本体仕様 ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
ディスプレイ サイズ:6.67インチ
材質:有機EL
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:非公表
最大タッチサンプリングレート:非公表
サイズ:6.67インチ
材質:液晶
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:非公表
最大タッチサンプリングレート:非公表
解像度 解像度:2,400×1,080(FHD+)
画面比率:20:9
解像度:2,400×1,080(FHD+)
画面比率:20:9
画素密度 395ppi/高精細でドットの粗さは気にならない 395ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ 高さ:168mm
横幅:78mm
厚さ:9.1mm
高さ:169mm
横幅:78mm
厚さ:8.8mm
重さ 207g 200g
本体色 ブラック系、ホワイト系、パープル系 ブラック系、ホワイト系、ピンク系
システム仕様 ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
OS Android 12 Android 11
CPU(SoC) MediaTek Dimensity 700 MediaTek Dimensity 700
AnTuTuベンチマーク

総合スコア:約359,322
GPUスコア:約73,856
(AnTuTu v10実測値)

総合スコア:276,358
GPUスコア:57,961
(AnTuTu v9実測値)

メモリ/保存容量 ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
組み合わせ メモリ4GB+容量64GB メモリ4GB+容量64GB
ストレージカード MicroSDカード対応(最大1TB) MicroSDカード対応(最大1TB)
カメラ ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
背面カメラ トリプルカメラ
①1,300万画素(メイン)
②200万画素(マクロ)
③200万画素(深度測定カメラ)
手ぶれ補正:非公表
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
トリプルカメラ
①1,600万画素(メイン)
②800万画素(超広角)
③200万画素(深度測定カメラ)
手ぶれ補正:非公表
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
インカメラ パンチホール式インカメラ
画素数:800万画素(メイン)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
パンチホール式インカメラ
画素数:800万画素(メイン)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
機能仕様 ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
GPS GPS対応(詳細規格は非公表) GPS対応(詳細規格は非公表)
生体認証・ロック解除 指紋認証:対応
顔認証:非公表
指紋認証:対応
顔認証:非公表
センサー 赤外線センサー:非公表
加速度センサー:非公表
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表
赤外線センサー:非公表
加速度センサー:非公表
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表
防水/防塵・タフネス等級 防水/防塵:IP57
耐衝撃:非公表
防水/防塵:IP57
耐衝撃:非公表
イヤホンジャック なし なし
NFC NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応
バッテリー ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
バッテリー容量 4,120mAh 3,900mAh
充電 有線充電:18W(9V/2A)
ワイヤレス充電:非公表
逆充電:非公表
有線充電:対応(規格非公表)
ワイヤレス充電:非公表
逆充電:非公表
ポート USB Type-C USB Type-C
スペック表のソース ZTE Libero 5G III(Dimensity 700) : ZTE Libero 5G II(Dimensity 700)
参照元

【公式サイト】ZTE Libero 5G III(A202ZT) – ワイモバイル

【公式サイト】ZTE Libero 5G II – ztedevices.com

スペック詳細記事 ZTE Libero 5G IIIのスペックまとめ ZTE Libero 5G IIのスペック・対応バンドまとめ

Libero 5G IIIとLibero 5G IIの違い

ざっくり言うとこんな感じです。

Libero 5G IIIは、

  • カメラ周りのデザインが変わり、パープルカラーが追加(Libero 5G IIのピンクは消滅)
  • ディスプレイが有機ELになった(Libero 5G IIは液晶)
  • 指紋センサーの位置がディスプレイ内タイプになった(Libero 5G IIは側面)
  • バッテリー容量は4,120mAhにアップ(Libero 5G IIは3,900mAh)
  • 本体重量は207g(Libero 5G IIは200g)
  • メインカメラ画素数が1,300万画素にダウン(Libero 5G IIは1,600万画素)
  • 超広角カメラがマクロカメラに変わった

Libero 5G IIIのデザインは若干変わっており、カメラ周りがボディカラーと同色になっています。またブラック、ホワイトは引き続きカラバリに採用されていますが、ピンクカラーはパープルカラーに置き換わっています。

ディスプレイはサイズ、解像度は同じで形状も中央パンチホールとなっていますが、Libero 5G IIIは液晶から有機ELに変わっているのが大きな違い!液晶と比べ、黒表示における白っぽさや色のメリハリがハッキリしたりと、よりきれいな表示に期待できます。

また有機ELのもう1つのメリットなのが画面内指紋センサーを採用できる点。これによりLibero 5G IIは電源キー一体型の側面指紋センサーだったのが、画面内蔵の指紋センサーに変わっています。

側面式とは違いホルダーや机に置いたままでロック解除しやすくなっています。反面手探りで認証しにくいというデメリットも生じているので、この点は好みは人それぞれ分かれる部分といえます。気になる方は店舗で実機を触って確かめてみるのもいいかもしれませんね。

バッテリー容量は3,900mAh→4,120mAhへ増量しており電池持ちも期待できます。またLibero 5G IIIの充電速度は18W。Libero 5G IIは充電規格が非公表ですが、0%→100%まで約100分に対し、Libero 5G IIIは約85分と短縮されているので、電池容量が増えて充電時間は短くなっています。

バッテリー容量が大きくなった弊害か本体重量は207gに重たくなっています。もともとLibero 5G IIの時点で200gだったので重量級なことには変わりないものの、持ち心地には影響しそうですね。

本体サイズは横幅は同じですが、高さ、厚みはわずかながら大きくなっています。高さは1mmアップ、厚みは0.3mmアップ。ただこの差であればサイズの違いは見比べない限り感じないと思います。

カメラの構成も変わっており、まずメインカメラの画素数が1,600万画素→1,300万画素にダウンしています。もともと高くない画素数が更にダウンしほぼ最低限ラインになっています。

カメラは「画素数の高さ≠写真写りの良さ」なので、一概に写真写りが悪くなってるとは言えません。でも撮影性能がどう変わっているかは興味深いですね。

カメラ構成は、サブカメラの800万画素超広角カメラが200万画素のマクロカメラに置き換わっています。実用性の高かった超広角カメラがオミットされてしまったのは悲しいところですね。

マクロを手に入れたことで近距離接写はできるようになったものの、画素数が200万画素と低く微妙な印象。筆者の経験上、200万画素のマクロは使い物にならん印象なんですがその点Libero 5G IIIはどうなんでしょう…

まとめ

Libero 5G IIIは先代とSoCが変わっていないので大きく性能アップ!とはいきませんが、ディスプレイと指紋センサーの位置、カメラで大きな違いを感じられるかもしれません。

SoCは同じとは言え、そもそもDimensity 700の性能自体は高めなのでさほどネックにはならないでしょう。現時点でこのSoCはAnTuTuが30万点ほどのスコアなので、ライトユースでつっかかりとか鈍さは気にならないはず。

画面内指紋センサーになった点に魅力を感じたり、同じZTE Liberoシリーズの最新モデルに買い替えたい…という場合ならアリかもしれませんが、上にも書いているように超広角カメラが無くなっているのでその点はよく考えて検討すべきでしょう。

ZTE「Libero 5G III」発表!画面内指紋認証に対応、有機ELディスプレイ搭載の5Gスマホ

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