Mode1のスペック詳細。バランス悪く全くオススメしない格安スマホ

garumax-Mode1

ピーアップがSIMフリースマートフォン「Mode1(型番:MD01P)」を発売。現在Amazonで購入可能ですが、この端末全くおすすめしません。

公式サイトでは「日本3大キャリアに対応いたしました。」と大々的にアピールしていますが、これは誇張と言わざるを得ません。

早速スペックを確認してみましょう。

Mode1の性能・価格。

発売日は2016年4月20日となっており、執筆時点で既にAmazonなどで販売中。

項目スペック
OSAndroid5.1
SoCSnapdragon410
4コア1.2Ghz
メモリ1GB
保存容量8GB
液晶5型HD
1280X720
画素密度293.721ppi
カメラ背面カメラ:800
前面カメラ:200
対応バンドLTE
1/3/26

3G(W-CDMA)
1

3G(CDMA200)
BC0/BC6
SimサイズMicroSIMx1
バッテリー2300mAh
サイズ縦:146mm
横:71.2mm
厚さ:7.9mm

重さ:145g
カラーブラックカーボン
ホワイトカーボン
備考Wi-Fi
802.11 b/g/n

Bluetooth
4.0 LE対応
価格34,992円

基本動作性能はミドルスペック。SoCにはSnapdragon410のミドル帯SoCを搭載していますが、パーツバランスが悪くミドルスペックとしては総合的に考えると低性能。

最近はミドルスペックより一つ下の性能帯であるエントリースペックでも2GBメモリが標準化されつつある中、Mode1は1GBしかメモリを搭載していません。

価格の割に性能が悪い。つまり、コストパフォーマンスの悪い製品。

液晶は5型のHD液晶を搭載しており、画素密度は293.721ppiで及第点。液晶に関してはSoCの性能を考えるとバランスは悪く無い。

電話としての性能が欠けている事は致命的。

冒頭でもお伝えしましたが、Mode1の公式サイトでは「日本3大キャリアに対応いたしました。」とアピールしていますが、ガルマックスでは全く日本3大キャリアに対応しているとは感じません。

ドコモ、au、ソフトバンクで提供する各社の電波の極一部が受信できるに過ぎません。

よくこんな事が言えたものだなと。

まず、ドコモ、au、ソフトバンクのプラチナバンドに対応していません。

  • 誤記の修正とお詫び

    auのプラチナバンドに対応していないと書いていましたが、auで提供されているバンド26はauのプラチナバンドであるバンド18を内包しているので、auのプラチナバンド18が利用できます。これは私の誤認です。申し訳ございませんでした。訂正してお詫び申し上げます。

プラチナバンドとは郊外、山間部、地下等の電波の届きにくい場所を全国的にカバーする非常に重要なバンドであることから「プラチナ」と名付けられています。

ちなみに、ドコモ、au、ソフトバンクから発売される端末は、自社のプラチナバンドにもちろん対応しています。

つまり、SIMフリー端末では、各社が提供する電波を掴める仕様であることが選ぶ際の最重要項目です。

電波の掴めないスマートフォン欲しいですか?私はいらないです。

皆さん、覚えておきましょう。SIMフリースマートフォンは電波を掴めるか否かが、第一に確認すべきスペックです。カメラ性能やら本体のデザインやらは二の次です。

Mode1は郊外、山間部、地下での電波の入りが非常に悪い仕様です。

電話としての性能が欠ける端末。それがMode1です。

ガルマックスでスペック詳細解説記事を執筆する際は、「携帯電話」としてしっかり電波を掴めるか否かを一番初めにチェックします。

電話として基本的な事をクリアして、初めてSoCであったり、各パーツのバランスであったり、特徴であったり様々な評価を行います。

Mode1は日本国内の3大キャリアの電波にしっかりと対応できていません。

誰がなんと言おうと「日本3大キャリアに対応いたしました。」という公式サイトのアピールは、大手キャリアの電波事情を知っている方からすると、誇張以外の何ものでもありません。

なぜ大手ニュースサイトは、こんなに重要な事を伝えないのでしょうか。各社のプラチナバンド対応していないですよ。

ガルマックスでは、Mode1をおすすめしません。電波の仕様もパーツバランスも悪く、そして高いです。

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