moto G8のレビュー!全キャリア(一応、楽天モバイルも!)使える約2.6万円のスマホ!

moto G8

モトローラ製スマートフォン「moto G8」。税込約2.6万円で手に入る格安モデルは、一体どんなスマートフォンなのだろうか。日本モデルを手に入れたのでレビューをお届けします!

moto G8ってどんな端末?

▼特徴をまとめた動画を公開しました!↓

  • モトローラの主力であるGシリーズの最新モデルで最もベーシックな端末。日本でも3万円以下で手に入るので結構人気が高いシリーズです。
  • 発売日:2020年4月28日
  • 価格:税込25,801円
  • 気にいった:対応バンドが充実していて、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルの主要キャリアで使えた。とにかく価格が安い。日本市場向けモデルの中では結構コスパ良い。
  • 気になった:カメラアプリが不安定で歪んだ写真やAIが暴走して変な色合いの写真になることがあった。これはアップデートで安定性を高めることが出来ると思うんで今後に期待。

moto G8の詳細スペックや特徴

▼moto G8の詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。↓

Moto G8のスペック、対応バンド、価格、特徴まとめ!

moto G8の付属品はどんな感じ?

moto G8

付属品は本体以外に10W出力に対応する急速充電器、USB-Cケーブル、イヤホンマイク(3.5mm)、SIMピン、専用保護ケース、クイックガイド系といった内容。約2.6万円であることを考えると結構お買い得感高め。

▼moto G8の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがリリースされています。↓

moto G8

moto G8の外観はどんな感じ?

▼ディスプレイサイズは6.4型。ベゼルが太いので大きく感じるけれど片手でのホールド感は悪くない。でも、片手操作したいならバンカーリングとか使ったほうが良いかも。↓

moto G8

BUNKER RING 3 (全5色) バンカーリング iPhone/iPad/iPod/Galaxy/Xperia/スマートフォン・タブレットPCを指1本で保持・落下防止・スタンド(ジェットブラック)
アイプラス

▼moto G8の外観はこんな感じ。安価な端末だけど流行りのパンチホールディスプレイを採用しちゃってます。手に入れたモデルはホワイトですが、背面パネルは細かなデザインが施されていたり、指紋センサー周囲にキラッと輝くリング加工が施されていたり、なかなか美しい筐体です。

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moto G8の性能ってどんな感じ?

moto G8は処理性能を左右するSoCってパーツ(頭脳みたいなもん)にSnapdragon 665を搭載。メモリは4GB、ストレージが64GBのミドルレンジらしい構成。ミドルレンジっていっても最近のミドルレンジスマホは高いパフォーマンスを持ってるんで普段使いでの操作感で気になるところは特になし。快適。

ベンチマークで性能をチェック!

端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう。

▼moto G8の実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは173043点、GPUスコアは34816点です!↓

moto G8 AnTuTu

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

▼ストレージ速度はこんな感じ。読み込みは約300MB/s、書き込みは約220MB/sで価格なりな速度。ストレージ速度に左右されるアプリなどではもたつきを感じるかも。↓

moto G8

ゲームは快適に遊べる?

重量級ゲームの代表格であるPUBG Mobileをmoto G8で実際に動かしてみます。

▼設定幅は最大設定がクオリティ【標準】+フレーム設定【中】、処理負荷を軽減する快適設定はクオリティ【スムーズ】、フレーム設定【高】に設定可能です。↓

moto G8 moto G8

▼トレーニングモードにてテストプレイ。故意に負荷を高くするようスモークを10個投げての負荷テストも行ってみます。動作のモッサリ感、カクつきを感じる事が多く、ゲームは動くけれど快適とは言えないかな。

moto G8 moto G8

moto G8は普段使いで問題ないレベルの性能なんだけど、グラフィックが綺麗なゲームは厳しい感じ。スマホのゲームって低スペでも動くゲームが大多数なんですが、ゲームの利用頻度が多いユーザーさんはmoto G8だと不満が出ることもあると思うんでご留意を。moto G8はゲーム向きのスマホじゃないです。

moto G8の機能検証結果はどんな感じ?

ドコモ回線 データ通信:○
通話:○
ソフバン回線
ワイモバ回線
データ通信:○
通話:○
au回線 データ通信:○
通話:○
楽天モバイル回線 データ通信:○
通話:○
Rakuten Link:○
通知ランプ
指紋認証 ○:背面。速度・精度は申し分なし
顔認証
アプリクローン
PCモード
外部映像出力 △:WiFi経由のワイヤレス接続のみ対応
戻るボタン入れ替え ☓:ボタン操作以外にナビゲーション操作に対応
クイックランチャー
DRMコンテンツ ○:SDまで対応/HDRなし
ゲームモード ○:通知ブロック系
冷却システム
防水防塵
FeliCa
テレビ
MicroSD ○:内部ストレージ化できる(最大512GB)
2回線同時待ち受け ○:4G+4GのDSDV

楽天モバイルもゴニョゴニョしたら使えた。なのでドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの主要キャリア全対応

楽天モバイルの開通済みSIMを挿入して、通常の電話アプリから*#*#4636#*#*のコマンド入力→携帯電話情報→有線ネットワークの種類を設定でLTE only、その後、楽天モバイルのAPN設定を行い、ネットワークを4G固定にしたら電波掴みました。SMS認証も問題なく受信できRakuten Linkアプリも使えてます。

moto G8

楽天モバイルでの検証結果は以下の通り

  • SMS:問題なし
  • データ通信:問題なし
  • 通話発信:発信は標準通話アプリでもRakuten Linkでも発信できる
  • 通話着信:Rakuten Linkで着信

但し、楽天モバイル(MNO)で正式に対応しているモデルではないので、moto G8で楽天モバイル使う場合は自己責任となります。そこんとこ宜しく。

【公式情報】楽天モバイル(MNO)の利用料金、プラン、注意点まとめ

それ以外のドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルは問題なく電波も掴み、また、4G+4Gでの同時待ち受けができるので大容量データSIMとの組み合わせて使えるのも嬉しいところですね。

デュアルSIMを活用!音声SIMとデータSIMを分けた最強スマホの構築方法

便利機能はいっぱい搭載されてた

moto G8は様々な便利機能を搭載してます。ま、個人的には便利機能よりもアプリクローンとか外部映像出力出来たほうが嬉しいんだけどね。安いから贅沢は言っとれんけど。

▼Motoアクションはジェスチャー系の便利機能、Motoディスプレイは画面に対する便利機能、その他にMotoゲームタイムというゲームモードが備わっていますが、性能をブーストするようなものではなく、ゲーム中に通知のブロックや輝度の自動調整をブロックするようなものでした。↓

moto G8

moto G8

MicroSDを内部ストレージ化できた

▼あと、個人的に嬉しかったのはMicroSDを内部ストレージに出来たこと。本体容量は64GBなんですが、MicroSDを使うと最大512GBまで増設できるので本体ストレージの容量不足は心配はしなくてOK。↓

moto G8

moto G8のカメラはどんな感じ?

moto G8

構成 16MP(メイン)、2MP(マクロ)、8MP(超広角)
AI カメラ設定の「ショット最適化」からオン・オフできる
撮影モード 写真、動画、ポートレート(撮影後にボケ味やフォーカスを調整できる)、カットアウト、マクロ(大体4cmくらいまで近づける)、スポットカラー、Chinemagraph、パノラマ、ライブフィルタ、スローモーション
ズーム デジタル。2本指で拡大するタイプなので面倒くさい
シャッター音の消音 不可:シャッター音は小さめ
マニュアルの設定幅 ISO:100〜3200、WB:2300〜7500、SS:1/30〜1/6000、露出:-2〜+2
写真解像度 16M(デフォルト)、8MP
ビデオ解像度 4K、FHD、HD
手ブレ補正 1080P/30FPSでオンに出来ました:適用時に画角が若干狭くなる

明るい昼間に撮影した屋外写真

▼以下は明るい昼間に撮影した写真。屋外撮影ではあまりAIが効いている感じはしないかなー。moto G8はやや白っぽくなるんですが画質的には十分実用的だと思います。普通に使える。左がmoto G8、右がiPhone 11です。↓

▼ガルマックスでは同じ被写体を複数枚撮影してピックアップしているんですが、moto G8では検証時に1枚だけ歪み補正が適用されていない写真が記録されていました。数十枚の撮影でたった1枚だったとはいえ、これを見ちゃうと記念撮影するときは保険の意味でも複数枚撮影したほうが良いかもね。

moto G8

超広角で撮影した写真

▼超広角は立ち位置変えずにグッと引いたような写真が撮影出来るモード。moto G8はiPhone 11と比較して画角は狭めですが、こちらも十分実用的な範囲の画質で超広角撮影も十分楽しめる仕上がり。左がmoto G8、右がiPhone 11です。↓

ズームで撮影した写真

▼moto G8のズームは2本指で拡大して倍率を合わせるタイプで最大8倍に対応。デジタルズームなので拡大すればするほど画質が荒くなります。なので、以下の2倍位が実用的な範囲かな。でも、iPhone 11と同じく、ワンタップで2倍率に変更することが出来ないので使い勝手はイマイチ。

マクロで撮影した写真

▼マクロは通常よりも被写体に近づいて撮影出来るモード。カメラ性能的に綺麗に撮影するには周囲の明るさも必要だけど、画質的には十分でメルカリに出す小物撮影も捗るね。この価格でこの画質のマクロ撮影ができるなら満足かな。左が通常カメラで撮影、右がマクロモードで撮影。↓

ポートレートで撮影した写真

ポートレートは人物向けに背景をボカした写真が撮影出来るモード。気になるのは”モノ”でも利用できるかなんですが、moto G8は物撮りでもポートレート使えます。

が、エッジの処理は甘め。綺麗に撮影できるときもあるんだけど、バチッと決まった写真を撮影するには腰を据えての撮影が必要かな。あと、ポートレート撮影で被写体とのベストな距離は約1.5mなので、小物の物撮りポートレートは結構難しいです。左が通常撮影、右がポートレートでボケ味最大で撮影。↓

料理を撮影した写真

▼料理を撮影してみました。室内だと屋外よりも光量が少なく、moto G8はちょっとノイジーで発色も物足りない感じ。SNSに投稿するなら少し画質調整したほうが良いかもね。左がmoto G8、右がiPhone 11です。↓

▼で、AIが料理を認識して画質を調整してくれるんだけど、たまーにAIが変な調整しやがります。屋外撮影の写真で歪み補正がないまま記録されたり、AIが暴走したりするので、やっぱりmoto G8は写真を数枚撮影しておいたほうが安心。なんだかカメラアプリの不安定な感じが目立つね。↓

夜景や暗い場所で撮影した写真

▼夜景撮影はさすがに厳しい印象。一応、AIが暗い場所での撮影を把握してくれてるんだけど、明るい部分が明るくなりすぎて看板とか白飛びしちゃいます。よくある格安スマホの画質だね。左がmoto G8、右がiPhone 11です。↓

▼さらに光量の少ない暗い場所で撮影。moto G8は暗い場所だとピントも甘くなる傾向で鮮明さが失われてしまいました。ま、これまたハイエンドのiPhone 11と比較するのは酷ですが、moto G8はとっても安いモデルなので夜間・夜景の弱さは妥協ポイントとして受け止めよう!左がmoto G8、右がiPhone 11。↓

動画の画質や手ブレ補正の効き具合

▼4K/30FPSで撮影。写真と同じくハイエンドのiPhone 11と比較するのは酷ですが、価格の割りに4Kの精細な撮影は出来ている感じ。この解像度では手ブレ補正がオンに出来ない&色は若干暗め&明暗差はそれほど得意ではありませんが、映像に大きなチラツキやノッキングも無く定点撮影なら十分4K撮影を楽しめそう。フレームレートは30FPSなので滑らかさは得られませんが、この価格ならよくやってる。↓

▼1920×1080/60FPSで撮影した動画です。この解像度/フレームレートも手ブレ補正をオンに出来ませんが、60FPSの滑らかな映像は撮影出来ています。こちらも映像に大きなチラツキやノッキングもなく、歩き撮影以外なら十分撮影を楽しめますね。

▼最後は手ブレ補正が利用できる1080P/30FPSでの撮影。気にするほどではないけれど、手ブレ補正をオンにすると若干画角が望遠気味になるみたいです。確かに手ブレは大幅に軽減されましたが…映像が頻繁にチラツキを起こしているので印象はイマイチ。これなら1080P/60FPSでジンバル付けて撮影したほうが圧倒的に満足度の高い映像が撮影できそう。↓

moto G8のディスプレイってどうなの?

moto G8

タイプ 液晶
形状 パンチホール/左上
ノッチ隠し
高リフレッシュレート
表示モード ダークモード、ナイトディスプレイ
画質調整 自然、ブースト、ビビッドから選択可

解像度の低さが妥協点

moto G8は流行りのパンチホールを搭載したディスプレイを採用。解像度は一般的なFHDではなくて1,560 x720(HD+)なので、一般的なFHDクラスよりも若干低い解像度でございます。最近の格安スマートフォンもFHDクラスのパネルを採用していることが多くなってきたので妥協点かな。

▼ただ、画素密度は300ppiに近い数値なので実際に使うと画面の粗さが気になるってほどでもありません。しばらく検証で触っていたら慣れちゃった。俺の目なんてこんなもんだよ

moto G8

ディスプレイの機能的にはダークモードやナイトディスプレイが備わっていたり、カラーを「自然」「ブースト」「ビビッド」などが選べるようになってましたが、パンチホール隠しや細かな画質調整はできないみたい。特に特筆すべき点は無いけれど実用で困ることはありませんでした。

moto G8のサウンドってどうなの?

moto G8

スピーカー シングル/下部
イヤホンジャック 搭載/上部
イコライザー

イヤホンジャック搭載は嬉しい。スピーカーはシングルで価格なりの音質

サウンド関連も特にコスパが優れるという印象はなく、価格なり。スピーカーは本体下部のみ搭載しているシングルスピーカータイプで、YouTubeくらいなら気にならないけど映画見るならイヤホンやヘッドホンがオススメ。

特にサウンド関連で特徴的な機能などもなく、コストカットされている部分ですね。ま、この価格帯の製品なら一般的な仕様なので気にするほどでもないです。使えればOK。

moto G8のバッテリーってどうなの?

moto G8

充電速度 10W
ワイヤレス充電
逆充電(ケーブル)
逆充電(ワイヤレス)

バッテリーは丸一日持った。充電はそれほど速くない

バッテリーは4000mAhあるので一般的なスマホより若干容量が多いかなって感じ。実際に使ってみるとバッテリー持ちは良く感じるほうで、丸一日、バッテリー切れすることなく使えてます。

4000mAhの容量に対し付属充電器の出力が10Wクラスなので、充電にはソコソコ時間が必要だったので寝る時にしっかり充電してやりましょう。

moto G8まとめ

moto G8

moto G8は機能的にシンプルだし妥協しなくちゃいけない部分もあるけれど、国内モデルで、カメラそこそそ使えて、対応バンドめっちゃ充実していて、実売価格が約2.6万円ですよ。これ日本向けモデルだとかなりコスパ良いほうだと思うわ。

これはアリ&アリっしょ。

実際に実機を使ってみたら「moto G8は結構多くの方が満足できる範囲に落とし込めているな」と感じたモデル。スペック眺めてた時の印象よりも全然良い。

なので、端末価格は出来るだけ節約したいって方にオススメしたいかな。価格から考えると電波関連も魅力的だし扱いやすいモデルなので長く愛用できますよ。

以上、moto G8が気になっている方の参考になれば幸い!以上、ガルマックスレビューでした!

moto G8の購入先まとめ!

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