NEC LAVIE Tab E(TE507/KAS)のレビュー!貴重な7インチタブレットだがオススメしかねるモデル

NECの「LAVIE Tab E(TE507/KAS)」を購入!貴重な7インチタブレットの実機が届いたのでレビューをお届けします。

今回レビューするLAVIE Tab E(TE507/KAS)は日本版となります!兄弟機のLenovo Tab M7と仕様が異なる可能性がありますのでご注意ください。

良かった点

  • 質感の高いコンパクトボディ
  • ディスプレイの表示品質は良い

注意点

  • あまりにも低い処理性能
  • オマケ程度の顔認証
  • タブレット搭載にしても画質が悪いカメラ

LAVIE Tab E(TE507/KAS)のレビュー

▼LAVIE Tab E(TE507/KAS)のボディは金属をベースにしたもの。スタイリッシュで質感も高く仕上がっているのはGOODなポイント!↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼サイズ感ですが、7インチタブレットでなおかつベゼルも狭めなのでかなりコンパクト。成人男性の平均的な手の大きさなら片手で鷲掴みも十分可能です。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼比較のために手持ちのiPhone 7やRedmi 9Tと一緒に並べてみました。流石にiPhone 7よりは一回り以上大きいですが、縦の長さだけならRedmi 9Tよりも少し大きいくらいですね。結構コンパクト。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)
iPhone7と並べてみました
LAVIE Tab E(TE507/KAS)
Redmi 9Tと並べてみました

▼カメラは他のLAVIE Tabと同じく出っ張っているスタイル。今風といえば今風ですが、机の上に置いた時にガタつきそうなのが心配です。気になる方はカバーで保護した方がいいかも。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼ボタン類は縦(インカメラを上の状態)にした場合は右側に集中しています。全体的に端子やボタン類は上手く4辺に分散して配置しているなって印象ですね。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)
右側:音量調節ボタン、電源ボタン
LAVIE Tab E(TE507/KAS)
左側:MicroSDスロット
LAVIE Tab E(TE507/KAS)
上側:イヤホンジャック
LAVIE Tab E(TE507/KAS)
下側:マイク、MicroUSB端子

付属品・同梱物

  • 充電器(10W・日本のコンセント対応)
  • 充電ケーブル(Micro USB)
  • 説明書類
  • Micro USBスロットピン

▼付属品は充電器、充電ケーブル、説明書類、Micro USBスロットピン。充電器の形状は日本のコンセントに適合しています。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼最近のマニュアルは良くてペラ紙一枚、最悪の場合付属してないこともありますが、LAVIE Tab E(TE507/KAS)には80ページ越えの分厚い冊子が付属。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

更に初期設定に役立つクイックスタートガイドも付属しているので、この辺はタブレット初心者向けという製品コンセプトに合わせた形ですね。

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!

タイアップクーポンを発行中。500円以上のご購入時に適用すると100円オフ。割引クーポンをコピーしてレジで適用して下さい。

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の処理性能・実機ベンチマークスコア

LAVIE Tab E(TE507/KAS)のSoCはMT8321です。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。

▼LAVIE Tab E(TE507/KAS)の実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは35064、GPUスコアは0です!↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTu Ver.9 スコア動作・操作感
総合スコア:約50万点以上
GPUスコア:約18万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約35万点〜50万点
GPUスコア:約14万点〜18万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約25万点〜35万点
GPUスコア:約7万点〜14万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約15万点〜25万点
GPUスコア:約3万点〜7万点
必要最低限
総合スコア:約15万点以下
GPUスコア:約3万点以下
サブ端末向き
AnTuTu Ver.8 スコア動作・操作感
総合スコア:約40万点以上
GPUスコア:約17万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約30万点〜40万点
GPUスコア:約13万点〜17万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約20万点〜30万点
GPUスコア:約6万点〜13万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約10万点〜20万点
GPUスコア:約2万点〜6万点
必要最低限
総合スコア:約10万点以下
GPUスコア:約2万点以下
サブ端末向き

▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ!↓

実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/28更新]

▼その他、Geekbench 5でのスコアは以下の通り!今回はPCMark、3DMarkが動作しなかったのでGeekbench 5のみで測定しています。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼ストレージ速度は読み込みが155.4MB/s、書き込みが85.6MB/s。最近の端末にしては速度も遅めです。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の機能・仕様の検証結果

以下はLAVIE Tab E(TE507/KAS)の主な機能・仕様です。

通知ランプ
指紋認証
顔認証 ○:解除に約3秒ほど掛かる
ツインアプリ
(デュアルアプリ)
PCモード
戻るボタン入れ替え
ジェスチャー操作
クイックランチャー
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
Photoshop Camera
PUBGモバイル
グラフィック設定
フレームレート設定
-(未検証)
スピーカー モノラル
イコライザー ○:プリインストールされているDolby Audioを使って設定する形式
Bluetoothコーデック SBC:○
AAC:○
aptX:○
aptX HD:○
LDAC:○
aptX Adaptive:✕
aptX TWS:✕
aptX TWS+:-(未検証)
※開発者オプション上の一覧の結果です。お手持ちの機器での接続を保証するものではありません
DRMコンテンツ Widevine:L3
Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認
Netflix:-(未検証)
高リフレッシュレート
表示モード 読書灯
画質調整 「カラーモード」から柔軟に設定可能
備考

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の実機を触って気づいた事

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の実機を触って気づいたソフトウェア・ハードウェアの特徴を書いていきます。詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。

製品情報
端末名 LAVIE Tab E TE507/KAS
型番/別名 PC-TE507KAS
LAVIE Tab E 7SD1
発売年 2020年1月
発売地域 日本:Wi-Fi
メーカー NEC
備考 LAVIE Tabシリーズ

Wi-Fi限定モデル
対応バンド・周波数・ネットワーク
Wi-Fi 802.11 b/g/n

2.4Ghz
Bluetooth バージョン:4.0
コーデック:非公表
本体仕様
ディスプレイ サイズ:7インチ
材質:液晶
画面占有率:非公表
形状:ノッチなし
解像度 解像度:1,024×600(WSVGA)
画面比率:約16:10
画素密度 170ppi/ドットの粗さが気になるかも
サイズ 高さ:176.3mm
横幅:102.9mm
厚さ:8.3mm
重さ 約236g
本体色 シルバー系
システム仕様
OS Android 9.0
CPU(SoC) MediaTek MT8321
AnTuTuベンチマーク

総合スコア約35000点
GPUスコア0点(測定不可)
(AnTuTu v9実機計測スコア)

メモリ/保存容量
組み合わせ メモリ2GB+容量32GB
ストレージカード MicroSDカード対応(最大128GB)
カメラ
背面カメラ シングルカメラ
①2MP(メイン)
その他詳細非公表
インカメラ ベゼル内蔵式インカメラ
画素数:2MP(メイン)
その他詳細非公表
機能仕様
GPS GPS対応(詳細規格は非公表)
生体認証・ロック解除 指紋認証:非対応
顔認証:対応
センサー 赤外線センサー:非公表
加速度センサー:対応
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表
防水/防塵・タフネス等級 防水/防塵:未対応
耐衝撃:非公表
イヤホンジャック あり
NFC NFC:非対応
FeliCa/おサイフケータイ:非対応
バッテリー
バッテリー容量 3,500mAh
充電 有線充電:10W(5V/2A) 対応(規格非公表)
ワイヤレス充電:非対応
逆充電:非公表
ポート Micro USB
スペック表のソース
参照元

【公式サイト】LAVIE Tab TE507/KAS – nec-lavie.jp
【販売ストア】LAVIE Tab TE507/KAS – item.nec-lavie.jp

とにかく性能は低い!

LAVIE Tab E(TE507/KAS)は上記のようにSoCにMT8321を搭載していますが、MT8321は2014年発表のエントリークラスSoC。LAVIE Tab E(TE507/KAS)が2020年発売でしたので、発売時点で6年前の設計のSoCを搭載していることになります。

もちろん2014年の発表当時でもエントリーでしたので、処理性能はお察し。ブラウジングのスクロールの際や、果てはホーム画面の動作でも引っ掛かりを感じる場面があったりと、あらゆる動作が快適とは言い難い仕上がりです。

強引に例えるなら安全機能をガッツリ積んで車体が重くなった最新の軽自動車のボディに4,50年前のハイパワーじゃない軽自動車のエンジンを載せているってところでしょうか。そんなアンバランスさじゃ全然快適じゃないですよね。

メモリも2GBとMT8321搭載の機種にしては多めですが、執筆段階(2021年)ではエントリークラス並みなので、アドバンテージになっているとも言えません。むしろこの点でも最低限です。

ストレージ速度も上記のように2020年の端末にしては遅めなのも動作が快適ではない理由の一つかもしれないですね。

性能比較のためにAnTuTu Benchmarkのバージョン6を引っ張り出してきて測定してみましたが、スコアはSnapdragon 410とほぼ同じ程度。Android 9搭載で2020年モデルのAndroid機種としては正直話になりません。

これは検証中での話ですが、バックグラウンドアプリ無しの状態でAmazonプライムビデオを終了し、ホームに戻った際なんかはランチャーアプリが強制終了と2020年発売のタブレットを考慮すると本当にどうしようもない動作でした。

▼PUBGモバイルでの検証をしようとインストールしてみましたが、ゲーム起動途中に動作が停止する事態に。PUBGモバイルはそもそも遊べすらできないようです。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

LAVIE Tab E(TE507/KAS)でPlayストアにアクセスするとPUBGモバイルは検索結果に出てこないので、インストールする機会はほぼ無いと思いますが、検証の結果として記載しておきます。

以上の結果より、間違ってもLAVIE Tab E(TE507/KAS)でゲームをしようという幻想は捨て、電子書籍やウェブブラウジングをちょこっとする程度のタブレットだと割り切ることをオススメします!

顔認証もオマケ

LAVIE Tab E(TE507/KAS)での生体認証は顔認証のみの対応。認証速度は約3秒ほどと2021年の基準ではかなり遅め。

認証精度も少し薄暗くなっただけで認証不可と悪め。ディスプレイの光度を上げて顔を照らす機能もないので、正直不便に感じました。

ただ、Blackview Tab 9であったようなパターンと組み合わせた際の認証不可バグは確認されませんでしたので、認証ができずにできずにニッチもサッチもいかなくなることは無さそうです。その点だけは安心ですね。

ダブルタップで起動は便利だが認識しない時もある

LAVIE Tab E(TE507/KAS)には「タップして復帰」機能が搭載されているので、電源ボタンを押さずともスリープからの復帰が可能。

他メーカーの端末でも採用されているダブルタップで復帰する方式なので、顔認証との相性はバツグンで、この点は良い点だと思います。

ただ、少し認識がシビアな点があり、たまに認識しなかったりする場合がありました。しっかり指の腹を使って2回タップすると認識精度が上がるんで、タップして復帰機能を使う方はその点をご留意ください!

プリインストールサービスは多め

▼LAVIE Tab E(TE507/KAS)はNECタブレットらしくプリインストールされているアプリやサービスは多め。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

そもそもNECはLAVIE Tabをタブレット初心者向けの機種として位置付けているので、アプリを探し回る必要なく使い始められるのは初心者の方にはいい点かもしれないですね。

しかも、パスワードマネージャーやさとふるなど、ほとんどがWebリンクですので、削除も容易。要らないと感じた方は消しちゃっても問題なしです。

▼個人的に気になったのが「オリガミ」という知育サービス。ちょっと触ってみたところ、折り紙で作ったようなキャラクターたちを自由に配置して物語を作るもののようです。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

▼プリインストールされているのは、既存のオリガミをNEC、Lenovoが独自にチューニングしているもののようで、スクリーンショットを撮ると端に黒枠が出ています。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

ただ、画像の通り横向きにすると上・下・右の三辺しか黒枠が出ていないので、どうせ黒枠が出るなら左も追加して四辺にしてくれよと思ってしまうのは贅沢な意見でしょうか。

LAVIE Tab E(TE507/KAS)の処理性能の低さによるもっさり感はあるものの、一応は遊べるレベルなので、親子で物語を作ってみるのも一興ではないでしょうか。

ディスプレイの表示品質は良い

LAVIE Tab E(TE507/KAS)のディスプレイですが、解像度こそHD未満の1,024×600と低いものの、発色などの表示品質に関しては良好。角度による色変化の少なさはIPS方式だけあり、かなり抑えられているのも好印象。

低性能なエントリークラスのタブレットとはいえ、流石にこの辺りのボーダーラインはクリアしてきたなって感じです。ていうか、普通に見やすいです。

▼デフォルトの表示の色合いがイマイチだなと思った方もカラーモードから自由に設定できるので、ある程度なら好みの色合いに変更できます。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

著作権保護されたコンテンツの視聴時に高画質再生が可能かどうかの判断基準であるWidevineはL3とSD画質に留まるのですが、そもそもの解像度がHD未満の1,024×600なので、高画質再生に関してはあまり気にしなくても大丈夫だと思います。

ただ、AmazonプライムビデオはPlayストアにてダウンロードできましたが、Netflixに関しては検索しても候補に出てこなかったので、今回のレビューでは未検証に留まります。Netflixがちゃんと観れるかどうかは確認できていないので悪しからず!

LAVIE Tab E(TE507/KAS)のカメラ・写真・動画

構成・画素数 2MP(メイン)
撮影モード ビデオ、写真
ズーム デジタル。ピンチ操作で最大4倍まで対応
シャッター音の消音
マニュアルの設定幅 ISO:100〜3200、WB:プリセットから選択、SS:✕、露出:-2〜+2
動画解像度 480P、720P
手ブレ補正

カメラの感想

  • 昼間:解像度の低さが出ている
  • 屋内:見るに耐えない画質

昼間に撮影した屋外写真:解像度の低さが出ている

▼以下はLAVIE Tab E(TE507/KAS)実機で昼間に屋外で撮影した写真。200万画素のカメラだなぁと感じる荒さで、明るい場所でも写真のザラザラ感が出てしまっています。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

あくまでも記念撮影というよりは記録撮影の方が向いているかなぁと思います。というより、記録撮影でもモノによってはキツいかも…

屋内で撮影:見るに耐えない画質

▼屋内での撮影も行ってみました。肝心の画質は精細さに欠けているのはともかくとして、ノイズまみれで見れたものではないですね。記録撮影も正直キツいですね。↓

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

いくらタブレットのカメラ撮影での画質はスマホと比べても悪いのが相場とはいえ、この写真写りは2021年では「無いな」と感じましたね。

まとめ

LAVIE Tab E(TE507/KAS)

LAVIE Tab E(TE507/KAS)はコンパクトで質感の高い筐体こそクオリティが高いものの、低すぎる処理性能で全てを帳消しにする勢いの端末だと感じました。価格も定価ベースだと約2万円とこの仕様や使い心地を考えると割高感を感じざるを得ません。

顔認証などの便利な機能はあるものの、認証速度や精度がイマイチとどうにもツメが甘いというか何というか…

この端末のベースであるTab M7を設計した親会社のLenovoには「こんな機種作るとかマジでやる気あんの?」と言いたくなるぐらいです。

更にTab M7ではOSをAndroid Go Editionに変更し、メモリを1GBにしたモデルもあるとのことで、ますます「2020年発売の端末でこんな構成のタブレットを日本で発売する理由が分からない」と思いましたね。

なんというか、「7インチタブレットで2万円以下ならこのくらいの構成にしとけばええやろ」みたいなテキトーさも感じるんですよ。それもあって余計に厳しい評価に繋がるのかも。

今の時代、メジャーなメーカーの製品でここまで褒めるべき点が少ない機種も久しぶりですが、絶滅危惧種の7インチのタブレットを継続的にリリースしている点だけは評価すべきでしょう。

基本的にラインナップの少なさや性能面で7インチよりも8インチタブレットを選ぶ方が賢明ではありますが、どうしても7インチのタブレットが欲しい場合は一応こういう機種もあるよって事を頭に入れておいてもらえると幸いです。

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