次期Snapdragon 7シリーズの構成がリーク?
ミドルハイスペックSoCの代名詞であるSnapdragon 7シリーズですが、次期モデルのプロセッサ構成の内訳についてリーク情報が出ているようです。詳細は以下より。
次期Snapdragon 7シリーズの構成がリーク?
リーク情報をメインに取り扱っているAnthony氏がTwitterにSnapdragon 7シリーズに関する情報を投稿。
▼当該投稿には、次期Snapdragon 7シリーズであるSnapdragon 7 Gen 1(仮称)の構成についての情報が記載されています。↓
Snapdragon 7 Gen 1 (or however it’s called)
– 4x Cortex A710 cores
– 4x Cortex A510 cores
– Adreno 662 GPU pic.twitter.com/bYMLmClJcx— Anthony (@TheGalox_) April 2, 2022
高性能コアとして採用されるCortex A710は2021年に発表されたIPデザイン(CPUコアに関する設計)で、Cortex X2の下位モデルとして位置付けられるもの。
Cortex A710が同じプロセスルールで製造された場合、前モデルのCortex-A78と比較して、処理性能は10%、電力効率は30%、AI関係の性能はほぼ2倍の性能向上を謳っているとのこと。
Cortex A510はCortex A710と同時期に発表された高効率コアで、同じプロセスルールで製造された場合、前モデルのCortex-A55に比べて処理性能は35%、電力効率は20%、AI関係の性能はなんと約3倍まで向上しているとのことです。
上記投稿でGPUコアと記載されているAdreno 662に関する情報は出回っていないので、筆者は新規のGPUコアではないかと推測しています。性能も差別化のためにSnapdragon 8 Gen 1に搭載されるAdrenoよりも控えめになるのではないでしょうか。
バッテリー持ちや発熱に関する問題が改善されていることに期待
執筆段階で現行ハイエンドモデルであるSnapdragon 8 Gen 1は主に発熱の問題により、好き嫌いの分かれるSoCとなってしまっています。
次期Snapdragon 7シリーズは高性能コアにCortex A710を採用することにより、Cortex X2よりも性能は少し控えめなものの、バッテリー持ちや発熱に関する問題は回避できそうな雰囲気がありますね。
また、以前にガルマックスでも取り上げましたが、Xiaomiが次期Snapdragon 7シリーズを搭載したスマートフォンを開発中との情報が出ており、文中でも触れましたが、発売時期は当四半期(4〜6月)との話が出ているので、次期Snapdragon 7シリーズがお披露目される日は近いかもしれませんね!
まだリーク段階の情報なので、Snapdragon 7 Gen 1の情報が新たに入り次第、Twitter・Facebookでお伝えしますね!