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simフリーのNexus5xとNexus6pの違いを比較。

garumax-Nexus5x-Nexus6p

GARU(@GaruJpn)です。

Googleから新型のAndroidスマートフォン「Nexus5x」と「Nexus6p」が発表されました。

リファレンスモデル(開発のお手本となる機種)ですので、最新のAndroidOSがいち早く体験できるのが最大の魅力。

2つのモデルで展開されるので悩んじゃいますね。

Nexus5xはLG製、Nexus6pはHuawei製。どちらも実績あるメーカーさんです。

3/9追記:Nexus5xでは、不安定、動作が鈍い等の症状が報告されていましたが、この件について修正アップデートが確約。

GoogleコミュニティマネージャーがRedditのNexus 5X専門スレッドに降臨してアップデートの内容を明かしました。

コミュニティマネージャーは「アップデートにより、複数のバグが修正され、安定性・接続性・パフォーマンスが向上する」と宣言しました。コミュニティマネージャーが明かしたことに対して、コメント欄には「起動に時間がかかったり、フリーズしたりするカメラのパフォーマンスを改善してほしい」「カメラが不安定すぎる」と、カメラの改善を促す声が多数投稿されています。

Googleの中の人が自ら「安定性・接続性・パフォーマンスの改善」を約束したことで、3月のアップデートは単なるセキュリティアップデートとは違ったものになりそうです。

引用:Nexus 5Xのパフォーマンスや安定性向上をGoogleの中の人が確約-GIGAZINE

Nexus5xでは、不安定さや動作の重さで酷評で、現在では底値となる安売り中。不具合のアップデートが確約されているので買うなら今。ちなみに元値は16GB版が59,300円、32GB版が63,400円。現在はここまで値下がりしています。

値上がり必至ですので、欲しい方はお早めにどうぞ。売り切れや値上げされてたらごめんなさい。

Nexus5x/Nexus6pの詳細比較。

Nexus5x/Nexus6pの価格と発売日。

項目Nexus5xNexus6p
16G59,300円-
32G63,400円74,800円
64G-80,800円

発売日は10月末。

なぜ、こんなにも高くなってしまったのか。。。

残念ながらNexus6pの128GBモデルは日本向けに発売されません。

Nexus5x/Nexus6pのOS

  • Android 6.0 Marshmallow

Nexus5x/Nexus6pどちらも最新のOSを搭載。やっぱりNexusシリーズ最大の魅力はここですよね。最新OSを弄くり倒しましょう。

Nexus5x/Nexus6pのCPU

  • Nexus5x:Snapdragon808(1.8GHz 6コア)
  • Nexus6p:Snapdragon810(2.0GHz 8コア)

CPUはどちらもQualcomm社のSnapdragon800シリーズ搭載。800シリーズはハイエンド向けモデルでパフォーマンスは非常に高いです。

Nexus5xのSnapdragon808は処理速度重視2コア+省電力重視4コアという珍しい構成でNexus6pのSnapdragon810は処理速度重視4コア+省電力重視4コア。

機能の違いは4K対応のエンコード機能、メモリがDDR4に対応するか、4K解像度に対応するかといったところが大きいですね。

Snapdragon810は上位モデルとあって全て対応、Snapdragon808は4Kエンコード未対応、メモリはDDR3まで、解像度は2Kまで。ただし体感出来るだけの処理性能の違いがあるかは疑問。どちらでもハイエンドモデルだけあって不足はないです。

Nexus5x/Nexus6pのメモリ

  • Nexus5x:2G
  • Nexus6p:3G

メモリの搭載量も違います。そもそも画面解像度が違うので両モデル最適な搭載量ではあります。今となってはメモリ2Gは少なく感じますね。

Nexus5x/Nexus6pの保存容量

  • Nexus5x:16G/32G
  • Nexus6p:32G/64G

※Nexus6pの128GBモデルは日本では未販売モデル。残念。

Nexus5x、Nexus6pどちらもSDカードスロット非搭載なので保存容量の拡張は出来ません。

メインで使うなら32G以上推奨です。Nexus5xの16Gはサブ端末として使う以外は選んではいけません。容量が少なすぎて何かをする度に何かを削除する作業が必要になってくるでしょう。

なんでSDでの拡張やめちゃったんでしょうね。

Nexus5x/Nexus6pの液晶サイズ。

  • Nexus5x:5.2型
  • Nexus6p:5.7型

Nexus6pの5.7型という超巨大な液晶が普段使いに適しているかと言われればNO。デカすぎます。サブ端末として遊ぶならありです。iPhone6sPlusが5.5型なので一度触ってみてください。それより一回りでかいです。

ただし、大きい画面のほうが動画・ゲームはとっても快適。ただしバンカーリングは必須でしょう。

Nexus5x/Nexus6pの液晶解像度とパネル

  • Nexus5x:1,920 x 1,080(フルHD)
  • Nexus6p:2,560 x 1,440(2K)

Nexus5x、Nexus6pどちらも超高精細。人間の網膜で認識できる画素密度300ppiを超えています。ちなみにNexus5xが423ppi、Nexus6pが518ppiでどちらもGorillaGlassを採用しているので、画面の傷つきにくさ、指の滑りやすさは折り紙つき。

ディスプレイはNexus5xがLCDに対しNexus6pがAMOLEDを搭載。AMOLEDは有機ELで発色が良い。ただしLCDに比べて直射日光下では見にくいという弱点も。

Nexus5x/Nexus6pの指紋認証

  • どちらもタッチするタイプの指紋認証機能あり

Android 6.0 Marshmallowで標準搭載された機能の1つ「Nexus Imprint」です。

富士通のARROWSではお馴染みの指紋認証ですが、OSでの標準機能となったことで様々な場面で指紋認証機能を使うことがこれから期待できます。

指をなぞるタイプではなく、タッチするタイプなのが素晴らしい!なぞるタイプの指紋認証はカバーをつけると指紋認証面までが遠くなり上手く認証してくれないんですよね。ARROWSあるあるでした。

Nexus5x/Nexus6pのカメラ性能

  • Nexus5x:背面1,230万画素/前面500万画素
  • Nexus6p:背面1,230万画素/前面800万画素

Nexus5x、Nexus6pどちらも背面は1,230万画素のF値は2.0で非常に明るい写真が撮影できることが特徴でデュアルフラッシュ搭載。Nexus6pに関してはレーザーオートフォーカス搭載なので訂正:Nexus5x/Nexus6pどちらも赤外線レーザーによるオートフォーカス対応でした。お詫びして訂正いたします。薄暗い場所でも高速でAF出来ます。

前面カメラはNexus6pの方が高精細に画像を残せますが、500万画素でも2560×1920もの解像度になるので、実際違いは感じないかも。それよりもNexus5xは前面カメラもF値が2.0。薄暗い場所ではNexus5xがやや有利。どちらも自撮りトレンドの500万画素は超えているので不足はありません。

Nexus5x/Nexus6pの動画性能

  • どちらも4K(30 fps)動画撮影可能。

背面カメラで4K撮影が可能です。ただし、画面解像度が両モデル4K以下なので、端末で4K再生は出来ません。が、拡大しても綺麗です。

4K撮影はデータの保存容量がかなり多いので、沢山動画を撮りたい方は容量の多いモデルを選びましょう。

Nexus5x/Nexus6pの対応バンドと無線

これはSimフリースマートフォンで最重要項目ですね。対応表を作りました。

項目Nexus5xNexus6p
LTEFDD
1/2/3/4/5
7/8/9/17/18
19/20/26/28

TDD
B38/40/41
FDD
1/2/3/4/5
7/8/9/17
19/20/28

TDD
B38/B39/40/41
3G1/2/4/5
6/8/9/19
1/2/4/5
6/8/9/19
2G850 / 900
1,800 / 1,900 MHz
850 / 900
1,800 / 1,900 MHz
CDMA-BC0/1

10/21追記:Nexus5xは2015年サービス開始予定のバンド28に非対応。

ドコモ系回線網

Nexus5x/Nexus6pはドコモ系回線網と相性バッチリ。全国区をカバーするバンド1にプラチナバンドであるバンド19、東名阪で提供しているバンド3に2015年から提供予定のバンド28までしっかり対応。

山間部、郊外、地下しっかりつながるのでご安心ください。

au系回線網

Nexus5xではCDMAに対応していませんが、auのプラチナバンドであるバンド18にも対応。かなり珍しいですね。最近CDMA(3G)を使わないLTEスマホをauは推しているので問題は無いでしょう。

更にTDD-LTEであるWiMAX 2+のバンド41にも対応しているのでWiMAX 2+エリアでも電波を掴めます。

しかし、本体のバンドが対応していても技適の関係上使えるかはわかりませんので情報待ちです。

ただ、Simフリー端末を使う場合はほぼドコモSIMかドコモ系の格安SIMでの運用が一般的ですので、ドコモ系回線網を使うSIMにMNPするほうが手っ取り早く安心です。

ソフトバンク系回線網

ソフトバンクでも主力となるバンド1、プラチナバンドのバンド8に対応。

Y!mobile系回線網

Y!mobileで主力となるバンド3、3GエリアのW-CDMAバンド9に対応。

Wi-Fi

  • Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 2×2 MIMO、デュアルバンド(2.4 GHz、5.0 GHz)

どちらも同じ規格です。超高速通信可能な11acとデュアルバンドに対応しているので無線LANのルーターが対応していればご家庭の固定回線の通信速度を余すことなく利用できます。

Nexus5x/Nexus6pのキャリアアグリケーション

キャリアアグリケーションは、複数のバンドを組み合わせて通信速度を向上させる技術です。例えばドコモ回線網だと、以下の組み合わせで通信速度が向上します。

組み合わせ最大受信速度
Band1+Band3262.5M
Band1+Band21225M
Band1+Band19187.5M
Band3+Band19225M
Band3+Band21262.5M

Nexus5x、Nexus6pどちらもキャリアアグリケーションに対応のLTEカテゴリー6製品で以下のバンド組み合わせで高速通信が可能。

Nexus5xNexus6p
B1-B3、B1-B5、B1-B7、B1-B8
B1-B18、B1-B19、B1-B26
B3-B3、B3-B5、B3-B7、B3-B8
B3-B19、B3-B20、B3-B28
B5-B7、B7-B7、B7-B20
B7-B28、B40-B40、B41-B41
B1-B5、B1-B8、B1-B19、B3-B3
B3-B5、B3-B7、B3-B8、B3-B19
B3-B20、B3-B28、B5-B7、B7-B7
B7-B20、B7-B28、B39-B39
B40-B40、B41-B41

ただし、実際に通信可能か検証結果まちです。過去に他のSimフリー端末(iPhone6など)でのキャリアアグリケーション検証では通信が可能だったことからおそらくNexus5x、Nexus6pでも可能でしょう。ただし確定してるわけではないので検証待ち。

11/1追記:同じ格安Sim2枚を用いてSimフリー版のNexus5xとCA非対応のUPQ A01の二台でCAの体験が可能なドコモスマートフォンラウンジ名古屋で測定してきました。格安Simでの測定とドコモSimを用いた2つの測定結果を掲載しています。

Nexus5x/Nexus6pのsimスロット

  • どちらもNanoSIM(シングル)

とっても残念ですね。SIMフリー端末ではデュアルSIMでどちらもLTE対応の製品がちらほら出てきてるので、できればデュアルSIMに対応して欲しかったところ。

デュアルSIMだとデータ通信専用端末にしてしまえば、格安SIMの2枚差しで片方のデータ容量を使い切ったら切り替えて使うといった事がSIMの差し替えなしでできるのでとっても便利なんです。

シングルSIM運用であれば全く問題では無いんですけどね。

Nexus5x/Nexus6pのポート

  • USB Type-C

Nexus5x、Nexus6pどちらもUSB Type-C搭載。凄く良いですよ。新MacBookに唯一搭載されていたポートがNexus5x、Nexus6pにもやってきた。

裏表なし、動画も転送可能、小さい。

これから様々なAndroid端末でUSB Type-Cが標準になります。

裏表関係ないので挿すのもとっても楽ちん!

Nexus5x/Nexus6pのカラー

↓Nexus5xはカーボン、クオーツ、アイス

Nexus5x

↓Nexus6pはアルミニウム、グラファイト、フロスト

Nexus6p

Nexus5x/Nexus6pのサイズ

  • Nexus5x:147.0×72.6×7.9/136g
  • Nexus6p:159.3×77.8×7.3/178g

Nexus5x/Nexus6pの電池容量。

  • Nexus5x:2700mAh
  • Nexus6p:3450mAh

Nexus5x/Nexus6p最大の売りは最新のAndroidOSを利用できること。

スペックをザーっと見てきましたがいかがでしたでしょうか?

割高感は否めないですが、やはりNexusシリーズ最大の特徴はGoogleのリファレンスモデルということで、OSがアップデートされれば真っ先に体験できるということが一番の楽しみではあります。

また、SIMフリー端末ということで、格安SIMでスマートフォンを運用する方には非常に魅力的な製品ですね。

キャリアアグリケーションに対応しているSimフリー端末は現時点でiPhone6sシリーズとNexus5x、Nexus6pのみ。格安SIMでネックとなる回線が混む時間の速度低減がキャリアアグリケーションにより低減されるかも。

キャリアで購入したい場合は、ドコモとY!mobileで取り扱うそうなのでご検討ください。但しSIMロックがかかってます。

Simフリー版はGoogleストアで予約受付中。

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