OUKITEL C21のレビュー。やっぱり指紋センサーは使いづらい

OUKITEL C21

OUKITELのミドルレンジスマートフォン「OUKITEL C21」は、実売約1.5万円前後で手に入る安さが魅力のモデル。端末を購入したのでレビューをお届けします。

OUKITEL C21の良かった点と気になった点

OUKITEL C21

OUKITEL C21はミドルレンジ帯のスマートフォン。通常価格は199.99ドルだが、執筆時点では多くの販売店で約120〜140ドルで入手可能である。

良かった点

・ミドルレンジ帯であること

・FHD+を採用したディスプレイ

・ドコモプラチナバンド19対応

気になった点

・指紋センサーが扱いづらい

・画面輝度が低い

OUKITEL C21の詳細スペックや特徴は以下から。

OUKITEL C21のスペックまとめ!指紋センサーの位置がユニークなミドルレンジスマホ

OUKITEL C21の外観

OUKITEL C21のディスプレイは6.4型。横幅は75.5mmで手に取るとやや大きく片手操作は難しかった。

OUKITEL C21
筐体は大きめ。両手持ちでの操作がおすすめ

安価なモデルながらディスプレイは流行りのパンチホールを採用。パンチホールはインカメラの周囲に黒い縁がありハイエンド帯と比較した場合、やや大きめである。

OUKITEL C21
パンチホールを採用したことで画面占有率は高い

筐体の背面は樹脂製。今回はブルーを選択したがブラック、パープルもリリースされている。背面パネルは光沢がありややメタル感が強い。上部から下部にかけて色合いが暗くなるグラデーションが美しい。

OUKITEL C21
質感は価格なりだが不満はない

その他の配置は以下の通り。

OUKITEL C21
上部のセンサーは塞ぐとポケットモードが発動。誤動作防止機能でも利用するようだ
OUKITEL C21
右側面に音量と電源ボタンが配置
OUKITEL C21
左側面にSIMスロット
OUKITEL C21
下部にUSB-Cポートとスピーカー

付属品・同梱物

OUKITEL C21

付属品は本体以外に充電器(10W)、充電ケーブル、保護ケース(本体装着済み)、SIMピン、各種クイックガイドが同梱されていた。本製品はBanggoodから購入したが、オマケで充電器のプラグ変換アタッチメントも同梱されていた。

保護フィルムは付属していないが、PDA工房さんからリリースされている。端末購入に合わせて検討をどうぞ。

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OUKITEL C21の処理性能

OUKITEL C21の頭脳にあたるパーツはMediaTekのHelio P60を搭載。メモリは4GB、ストレージ64GBを備えており、ミドルレンジモデルとしては標準的な構成である。

Helio P60は2018年に発表されたSoCで少々古いパーツだが、WEB閲覧、SNS、動画視聴などライトな使い方であれば必要十分な性能を持ち合わせている。

ベンチマークスコアをチェック

端末の処理性能を数値化するAnTuTuベンチマークをチェックを走らせてみた。

▼OUKITEL C21の総合スコアは149,154点、GPUスコアは25,308点だった。GPU性能が低いので3Dゲームは軽めのタイトル向きである↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓

性能区分AnTuTu Ver.8 スコア
ハイエンド
(動作に不満なし)
総合スコア:約40万点以上
GPUスコア:約17万点以上
ミドルレンジ上位
(重いゲームもなんとか)
総合スコア:約30万点〜40万点
GPUスコア:約13万点〜17万点
ミドルレンジ中位
(軽いゲームくらいなら)
総合スコア:約20万点〜30万点
GPUスコア:約6万点〜13万点
ミドルレンジ
(必要最低限)
総合スコア:約10万点〜20万点
GPUスコア:約2万点〜6万点
エントリー
(サブスマホ向き)
総合スコア:約10万点まで
GPUスコア:約2万点まで

▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ!↓

スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

▼ストレージ速度は低価格スマホでは標準的な速度だった。↓

OUKITEL C21の機能・仕様の検証結果

通知ランプ
指紋認証 ○:背面搭載。速度・精度は申し分なし
顔認証 ○:カメラ認証。逆光では速度が落ちたり失敗することがある
アプリクローン
PCモード
外部映像出力
戻るボタン入れ替え ○:デフォルトは右
ジェスチャー操作
クイックランチャー
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
Photoshop Camera
PUBGモバイル
グラフィック設定
フレームレート設定
スムーズ+極限 :☓
スムーズ+90fps :☓
最高クオリティ&フレーム設定→HD+高
スピーカー シングル/下部
イコライザー
備考

OUKITEL C21は日本市場向けではなく海外スマートフォン。国内大手キャリアで標準的な機能・仕様であるFeliCaや防水防塵は非対応なので留意したい。

指紋センサー:精度は良好だが扱いづらい

OUKITEL C21でもっとも特徴ある部分は、カメラユニットに埋め込まれた指紋センサー。精度は良好だが、ロック解除時に右手人指では扱いづらく、また、手探りでセンサーを探すためカメラレンズに触れてしまう。

OUKITEL C21
筆者は手が小さいので右手では指が届かない
OUKITEL C21
手探りで触るとレンズに触れてしまうことが多かった

このユニークなカメラユニット一体型指紋センサーはOUKITEL C21の個性でもあるが、頻繁に利用する機能なだけに、この位置は失敗であると言わざるを得ない。

ディスプレイ:FHD+で十分な解像度

OUKITEL C21のディスプレイは液晶で2,310×1,080のFHD+解像度を採用。同等ランクの製品ではワンランク解像度の低いHD+を採用している場合もあることから、ディスプレイ仕様は長けていると言える。

ディスプレイは前述通り液晶だが発色は悪くない。気になった点は最高輝度が他端末より低い点だ。iPhone 11の輝度約75%相当がOUKITEL C21では約100%だった。このことから、直射日光下では視認性が悪くなる恐れがある。

その他、WidevineはL3でDRMコンテンツはSD画質での視聴となる。また、スピーカーはシングルタイプで、横持ちで映像コンテンツを視聴すると音の偏りが気になった。が、価格から考えるとこの仕様は値段相応でデメリットではない。

DRMコンテンツ Widevine:L3
SDまで対応/HDRなし
高リフレッシュレート
表示モード ダークモード、ブルーライトカット
画質調整
備考 ノッチ隠し機能あり

バッテリー

バッテリー検証中。更新時はTwitterFacebookでお伝えします。

逆充電
充電速度 10W
バッテリー持ち
備考

通信・SIM周り:auは通信できたがバンドが貧弱

通信検証では、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルでデータ通信・通話できることを確認できたが、楽天モバイルは電波を掴まず通信不可だった。

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルは利用する上で重要となる周波数に対応しているが、auはバンド18、26が非対応であることから、au回線では利用できる一部のバンドでの通信であったと思われる。au回線での利用は圏外率が高くなる恐れがあるので留意したい。

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ドコモ回線 データ通信:○
通話:○
(LINEモバイルで検証)
ソフバン回線 データ通信:○
通話:○
(LINEモバイルで検証)
ワイモバ回線 データ通信:○
通話:○
(ワイモバイルで検証)
au回線 データ通信:○
通話:○
(mineoで検証)
楽天モバイル回線 データ通信:☓
通話:☓
Rakuten Link:☓
(楽天モバイルで検証)
2回線同時待ち受け ○:4G+4GのDSDVに対応
備考

OUKITEL C21のカメラをレビュー

OUKITEL C21

構成 16MP(メイン)、2MP(マクロ)、2MP(深度測定)、2MP(補助)
AI なし
撮影モード ビデオ、写真、Bokeh(ポートレート)、プロ(マニュアル)、マクロ、ビューティー、フィルター
ズーム デジタル。ピンチ操作で4倍までズーム可能
シャッター音の消音 設定から可、デフォルトはオン
マニュアルの設定幅 ISO:100〜1600、WB:プリセット選択式、SS:30〜1/8000、露出:-3〜+3
写真解像度 16.6MP(4,608×3,456)
ビデオ解像度 1080P/30FPS、720P/30FPS、480P/30FPS、288P/30FPS
スローモーション 非対応
手ブレ補正 写真モードの設定から設定可能

カメラは記念撮影より記録撮影に向いている

OUKITEL C21
OUKITEL C21で撮影

OUKITEL C21はメインカメラ以外に接写用のマクロカメラ、ポートレート用の深度測定カメラ、他カメラのサポートを行う補助カメラの4眼構成である。

スペック上は高性能に見えるが、写真品質は価格なりである。美しいと感じる写真よりもイマイチに感じる写真に仕上がることが多いことから、記念撮影よりもメモ代わりに撮影するような記録撮影向きのカメラである。

カメラは長けている訳ではないが、実売価格帯だと平均的な仕上がりである。このことから評価する上でカメラ品質は大きなマイナスポイントでは無い。

昼間に撮影した屋外写真:画質が暗くなる場合がある

明るい昼間に撮影した写真だが、明暗差の調整が不得意で全体的に暗い印象の写真に仕上がった。

▼左がOUKITEL C21、右がiPhone 11。↓

ポートレート:ほぼ機能しない

OUKITEL C21は背景をボカして被写体を際立たせる「Brokeh」モードを搭載している。撮影時に5段階のボケ強度を調整できるが、撮影後にボケ強度やピントの再調整はできない。

撮影テストの9割以上はボケ味の変化が見られずほぼ機能していない。人物撮影以外も同様の結果で、500mlのペットボトルサイズのフィギュアでは1度もボケ味を確認できなかった。

▼左がBrokeでボケ味強度5。若干背景がボケているように見えるが、これはレンズによるボケである。比較として右側に通常モードで撮影した写真も残しておく。↓

撮影時はシャッター周りに処理バーが表示され、何かしらボケ味処理を行っているような期待させる演出は見られるが、結局写真はボケておらず何も変化がない。何を処理しているのか謎である。

マクロ:接写撮影の楽しさは体験できる

OUKITEL C21は流行りのマイクロカメラを搭載。被写体に非常に近づいて撮影できるので迫力ある接写撮影を楽しめる。

マクロで撮影した写真

マクロ撮影では被写体に3〜4cmほどまで近づける。ピントはAFではなく固定化されており、被写体と端末の距離を調整してピントを合わせる必要がある。

画質はお察しだが、マクロ撮影の楽しさは十分体験できる。特に意味もないが色々なものを超接写で撮影して遊ぶのも、これはこれで楽しくて良い。購入したら是非遊んで頂きたい。

ナイトモード・夜景撮影:暗所撮影は向いていない

OUKITEL C21は残念ながら暗所撮影に特化したモードは搭載されていない。夜間の比較的光量の多い場所では光量の強い看板は白飛びし、暗い箇所は黒つぶれした。

▼左がOUKITEL C21、右がiPhone 11。↓

▼さらに光量の少ないシチュエーションでは目視に近い暗さとなった。暗所では記録撮影も難しいかも知れない。左がOUKITEL C21、右がiPhone 11。↓

自撮り:全体的に暗く仕上がる

インカメラは20MP(2,000万画素)とスペックは素晴らしいが、光量の少ないシーンでは高画素が足を引っ張り全体的に暗めの画質となる。また、明暗差の調整も苦手で照明の光源が写り込むと白飛びが激しくなり画質が安定しない。

OUKITEL C21
インカメラで撮影した写真

光量の多い場所ではもう少しマシではあるが、自撮り好きな方はシーンを選ばず撮影を楽しんでいるはずなので、OUKITEL C21では満足できないだろう。

動画撮影時の手ブレ補正:歩き撮影は全く向いていない

OUKITEL C21は動画撮影時の手ブレ補正は無いに等しい。歩き撮影では大きくブレるので撮影するなら定点が良い。また、動画撮影は30FPSまでしか対応していないので滑らかな映像は撮影できない。

OUKITEL C21の実機レビューまとめ

OUKITEL C21を触ってきたが、実はそれほどガルマックスでの評価は低くない。10万円を超えるような端末と比較すると全てと言えるほどイマイチに感じるが、OUKITEL C21は実売約1.5万円で手に入る端末である。

価格を考慮して評価すると悪くない。が、値段相応であることも事実である。利点として挙げるなら、FHD+のディスプレイ、ギリギリだがミドルレンジといえるパフォーマンスを備えていることだろう。

頻繁に利用する指紋センサーの使い勝手が悪い点は残念だったが、WEB閲覧やSNS、動画視聴などライトな使い方が中心の方や、サブ端末を探している方、端末代金を節約したい方にとって、OUKITEL C21は案外悪くない端末である。

120ドルを切ってくると旨味も大きく増すので割引情報もチェックしながら検討して頂きたい。

■メモリ4GB+容量64GB■
初出時価格→189.99ドル
過去最安値→59.99ドル(これは5台限定のセールだったのでそれを除くと99.99ドルが最安値です)

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