POCO F7 Ultraのレビュー!Snapdragon 8 Eliteと望遠カメラ搭載の最上位モデルを試す!
まさかの日本に上陸したPOCO F7 Ultra!今回はひと足お先にグローバル版を試す機会を頂いたのでレビューしていきます。なお、グローバル版も技適付きでした!結論から言えば…かなりクオリティー高いです。
なお、本記事はグローバル版ですが日本でも発売しています!
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スペック・ベンチマーク、検証結果
[付属品]120W充電器も付属していた!
▼POCO F7 Ultraの付属品は以下の通り!↓
- 保護ケース(ソフトタイプ)
- 保護フィルム(貼付け済み)
- 充電器(120W)
- 充電ケーブル
- SIMピン
- クイックガイド
120Wの急速充電器が同梱されているのが嬉しい!でも海外版はプラグが日本の形状とは違うので別途変換アダプタが必要なので注意。
▼カシムラ製がオススメ!↓
ケースはグレーのタイプでした。昔は透明のクリアケースが主流だったんですが、黄ばみが出やすいそうで今はグレータイプになったとのこと。個人的にはあまり好みではないので…Amazonとかで別のケースを買うまでの繋ぎかなぁ。
[デザイン]ベゼル細めでスタイリッシュ
▼ベゼルはハイエンドらしく細めでスタイリッシュ!ディスプレイは6.67型。↓
▼iPhone 16と比べるとPOCO F7 Ultraは結構大きめ。iPhone 16くらいの大きさがちょうど良いという人はご注意を。↓
▼背面は上部の一部がツルツルで他はマッドな仕上げとなってました。↓
▼カメラバンプは1円玉が2枚分あるのでそこそこ出っ張ってます。リングはカッパー色の差し色が落ち着いた雰囲気でなかなか良き!↓
▼左側面は特になし。↓
▼右側面は音量ボタンと電源ボタン。↓
▼上部は特になし(IRブラスター付いてないのか…)↓
▼下部はSIMスロット(NanoSIM×2)、USB‐C、スピーカーとなってました。↓
▼指紋認証は物理ボタンでは無く画面に埋め込まれているタイプ。超音波式となり高精度でロック解除速度も爆速になってる!↓
[性能]最上位SoC搭載でゲームもめっちゃ快適
POCO F7 UltraはSnapdragon 8 Eliteを搭載してます。
そう、Ultraモデルは現行最上位SoC!POCOなのに現行最上位SoC!という訳でパフォーマンスもめちゃくちゃ高いです。
▼AnTuTuなんて総合スコアが280万点に迫る勢い、GPUスコアも120万点に迫る勢いです。↓
上の3つは連続で測定したAnTuTuスコアなんですが、高負荷状態が続いても高いパフォーマンスを維持出来ているのが凄い…!
気になる発熱は思ってたよりも穏やかです。
重い処理が続くベンチ中はそこそこ発熱していましたが、ゲームでは高負荷・低負荷なシーンが入り交じるので、原神を30分ほどプレイした限りでは特に発熱による著しいフレームレート低下は見られませんでした。
ただ検証しているのが涼しい時期なので、夏場の発熱には気をつけたいところですねぇ。
原神は画質最高設定で57FPSをマーク!
▼原神では画質最高設定にて高負荷時の下限フレームレートは57FPSをマーク!↓
Snapdragon 8 Elite搭載スマホは何度か触ってるんですけど、やっぱりめちゃくちゃパワフルです。これだけゲーム性能が高いと快適に遊べないゲームを探すほうが難しい…。まだまだパワーが有り余ってる感じもします。
フレーム補間で原神も120FPSプレイできた
POCO F7 UltraはPro版には搭載されていないVisionBoost D7というグラフィック専用チップを搭載してます。これにより様々なゲームでフレーム補間ができるとのこと。
早い話が上限60FPSのゲームも120FPSの滑らかな映像でプレイできるってことです。
▼ということで原神で試してみたら・・・おおおお!120FPS出てる!!!!これは凄い!↓
恐るべしD7チップパワー。
設定方法はゲームパネルの「パフォーマンス設定」で「カスタム」を選び、「強化されたビジュアル」から「スマートフレームレート」をオンにすると60FPSから120FPSに上がるはず!
発表会ではD7チップを搭載したことで様々なゲームでフレーム補間が使えるとアピールもされていました。(Proもフレーム補間は使えるけどD7チップを搭載していないのでタイトルは限られるとも言ってました。)
▼ってことで、アーチャー伝説2で試してみたところ・・・こちらも120FPS出た!↓
なお、フレーム補間は本来のフレームの前後に予想されたフレームが生成されて挿入されるものなので、ゲームによっては上手く動作しない場合も考えられます。
私が試す限り不自然さは感じませんでしたが、このあたりはプレイするタイトルによって変わってくる部分なので、実際にプレイしてみて問題ないようなら常用する感じが良いと思います!
[画面とサウンド]屋外でも見やすく動画視聴も超快適
ディスプレイは3,200×1,440の2Kパネルを採用!もちろん有機ELで滑らかな120Hz表示に対応しております。ちなみにデフォルトで解像度は負荷の少ないFHD+になっているので必要であれば設定から変更しましょう!
ディスプレイはとても明るいので屋外でも見やすいですね〜!このあたりもハイエンドだなぁと感じるところでした。
▼スピーカーは当然のようにステレオタイプ。↓
音質はさすがにスマホスピーカー最強格のiPhoneには敵いません(特に低音域)が、使っていて音質に不満を感じる事も無かったし、この音質で困るという事もなさそう。平均点以上です。
そうそう、サウンド設定でイコライザーなどが設定できるんですが、イヤホン接続時はサウンド効果デフォルトのDOLBY ATMOSよりXiaomiサウンドが音質が良い!お試しあれ!
▼動画再生仕様も文句なしでございます。Widevineも高画質再生できるL1に対応していてNetflixも綺麗に見れました。↓
[カメラ]望遠レンズは使い勝手も画質もよし
POCO F7 Ultraは広角+超広角+望遠の3カメラ構成!遂にPOCOにも望遠カメラが搭載されました…!
▼カメラアプリはこんな感じです。↓
倍率変更は0.6倍(超広角)、1倍(広角)、2倍、2.5倍(望遠)、5倍はパッと切り替えできます。最大60倍ズームまで対応。
シャッター音はグローバル版も消音できず。地域が日本だとダメなんですかね?シャッター音は割と大きめですがシャッター音の設定を「デフォルト」に変更するとちょっと音量が抑えられました。
それでは実際に撮影した写真をチェックしていきます!
▼まずは広角から。上からPOCO F7 Ultra、iPhone 16です。広角カメラの写り、良いですね〜!↓
iPhone 16は黄色が強めですがPOCO F7 Ultraの広角はやや色味が派手に映る感じですね!
▼次は超広角。上からPOCO F7 Ultra、iPhone 16です。POCO F7 Ultraは3,200万画素の超広角カメラなので精細さも良い感じです。↓
超広角もiPhone 16は少し黄色いなぁ。自然なのはPOCO F7 Ultraかな。まあこのあたりの違いはぶっちゃけ好みによりけりってところですが!
▼POCO F7 Ultraの広角と超広角を並べてみました。広角がより明るく色鮮やかという感じですが、このくらいの差であれば私は全然許容範囲でございます。↓
続いては望遠カメラで撮影した写真を見ていきます。みなさんはどの倍率までが許容範囲ですかね?確認してみて下さい!
▼0.6倍(超広角)↓
▼1倍(広角)↓
▼2倍↓
▼2.5倍(望遠)↓
▼5倍↓
▼10倍↓
▼20倍↓
▼30倍↓
▼60倍↓
5倍まではめちゃくちゃ綺麗ですね〜!
望遠で撮った写真をいま見てるんですが、PCなどで大きな画像として見た場合は5倍〜10倍までが実用範囲、画面の小さなスマホで見ると20倍くらいまでは綺麗に見えてます。という訳で基本は5〜10倍までは何も考えずにズームして撮って良いかと。
一時期ですね、「望遠カメラ無くても良いかなー」なんて思ってたんですが、やっぱり便利ですねぇ…。
▼特にこういった猫撮影では望遠カメラの有り難みをヒシヒシと感じます。光学望遠は2.5倍なんですがこれは5倍です。室内でもこんなに綺麗に撮れちゃいます。↓
そうそう、望遠カメラは被写体に10cmまで近づけるタイプ(テレマクロ)なのもGood!
▼以下のように望遠カメラで被写体にグッと近づいて撮影すると強烈に背景をぼかした撮影が出来ます。↓
望遠で近づけるか否かで撮影幅もめちゃくちゃ変わリますからね!テレマクロに対応している点はすごく嬉しいポイントでした!
じゃあ次はポートレートを試してみます。
▼うん、良い感じにボケてる…!ポートレート撮影は予めボケ味の強度を調整できるほか、撮影後の再調整もOK。↓
よく撮影する料理も撮ってみます。
▼おおお、料理撮影も美味しそうに撮れた!ちなみに見た目よりも結構色濃く写ってました。↓
▼暗い場所での撮影もノイズが少なく普通に綺麗!1枚目が広角で2枚目からは望遠↓↓
最後は動画の手ぶれ補正チェック。
▼1080P/60FPSで撮影!手ぶれ補正めちゃくちゃ強力じゃないですか?!普通に手持ちで歩き撮影できるレベル。↓
難しい話は置いといて動画の1倍は写真の1倍より画角が狭くなります。
上のような屋外では1倍でも全然OKなんですが、室内だと1倍は窮屈に感じることも。でもご安心を。超広角カメラを備えているので動画も窮屈にならず撮影できますよ!
最近は写真だけではなく動画を撮影することも多いので、画角が窮屈にならない超広角カメラも外せないカメラですね〜。
こんな感じでPOCO F7 Ultraで色々と撮影したんですが、スナップ撮影が多いスマホカメラとしては十分以上のクオリティーでした。広角・超広角・望遠のどれをとっても扱いやすいです。
これで不満がでるなら20万円コースのカメラフォンへレッツゴーですよ…笑
そうそう、POCO F7 UltraはXiaomiお馴染みのAI編集機能が色々と使えます。
▼以下はAI画像拡張を試している様子!本来は写真に写ってない部分(チェック柄の部分)をAIが生成してくれます。↓
もちろんAIが生成しているので上のように拡張する範囲を広くすると現実とはかけ離れた写真になるんですけど、使い方によっては単に画角を広くした感じの拡張もできました。素晴らしい。
他にもピンボケを修正してくれるAI画質強化、不要なものを消すAI消しゴムPro、ガラス越しの撮影での映り込みを除去する反射除去など実用的な機能も満載なので買ったらぜひお試しあれ。
[バッテリー]120W充電でアッという間に充電できる
バッテリー持ち検証では専用機器で輝度をiPhone 16の50%相当に合わせて音量50%、Wi-Fi環境にてストリーミング動画を全画面で1時間再生して100%→99%という結果でした。動画視聴に関してはめちゃくちゃバッテリー持ちが良いです…!
▼あと最大120Wでの充電もバッチリ対応。約15分ほど充電してみたんですが、なんと59%も充電出来てしまいました。めっちゃ速い!↓
これなら寝落ちしても朝の身支度時に充電しておけばなんとかなりそう…笑
あとワイヤレス充電に対応したのもGoodですね!
ちなみに私が持っているグローバル版は50Wのワイヤレス充電に対応しているんですが、日本版は公式サイトで50Wの表記が消えているので日本版は50Wでは使えないかも?(まあワイヤレス充電使えるだけでありがたいですが…!)
という訳で、バッテリー関連もUltraな仕様でございました。素晴らしい。
[まとめ]上質なハイエンドスマホ
POCO F7 UltraはPOCO初のUltraモデルということで仕上りが気になっていたんですが、全てが平均点以上のクオリティーですねぇ。
性能やカメラの仕上りはもちろん、超音波式指紋認証や先進的なAI機能、超急速充電とワイヤレス充電の両対応に防水防塵仕様などなど、付加価値の高い機能が盛り込まれていて使い勝手も悪くないです。FeliCa非対応だけが惜しいポイント。
お値段も日本版が99,800円と10万円を切ってきたのもGood。カメラやゲーム特化のモデルには興味ないけど、スタンダードでコスパの良いハイエンドモデルを探している方はPOCO F7 Ultraをぜひ検討してみて下さい!
という訳でPOCO F7 Ultraのレビューでした!参考になれば幸い!