各社ハイエンドSoCのGeekbenchスコアが公開。1位のA15 Bionicに続きDimensity 9000が2位に

Qualcomm、MediaTek、サムスンと3社のハイエンドSoCが出揃った状況ですが、性能面での頂点はMediaTekが抜きん出ている可能性が出てきました。

各社ハイエンドSoCのGeekbench 5スコアが公開。グラフ化もされている

リーク情報をメインに扱っているIce Universe氏がTwitterにてGeekbench 5のテスト結果をグラフ化したものを投稿しています。

当該グラフには、Qualcomm、MediaTek、サムスン、Appleの現行ハイエンドSoCとQualcommの旧世代SoCのSnapdragon 888のGeekbench 5スコアを記載しています。

それによると、一番テスト結果が良かったのは前評判通りAppleのA15 Bionicですが、二番目にMediaTekのDimensity 9000が並んでいる形になっており、三番目にSnapdragon 8 Gen 1、四番目にExynos 2200が続いています。

また、「GeekbenchはまだArmv9をサポートしていないのでスコアが低くなっている」との指摘がありましたが、Ice Universe氏は「Snapdragon 8 Gen 1、Dimensity 9000、Exynos 2200は全てArmv9なので、Snapdragon 8 Gen 1が対応されれば、他の2つも対応されるはず」と返答していました。

Dimensity 9000が性能面で他社製SoCを圧倒するか?

こうしてグラフにされると、Exynos 2200は前世代のハイエンドSoCのSnapdragon 888と同レベルなのが何とも言えない気持ちにはなりますが、Snapdragon 8 Gen 1もあまりスコアが変わらないのは意外なところ。

ただし、前述のようにGeekbench 5自体がArmv9に最適化されていないとの話もありますし、実際の性能はもう少し高くなるものと思われます。流石にこの程度の上昇具合なわけは無いでしょうしね。

となると、最適化されていない状態でも高スコアを叩き出したDimensity 9000の高性能っぷりが目立ちますね。最適化された場合はA15 Bionicに並ぶほどのスコアに到達する可能性もあるかも?

最後に何度も言っていますが、Dimensity 9000やExynos 2200の2つに関して、搭載端末が未発売という状況でのベンチマークスコアとなりますので、今回の結果も参考程度に留めておくと同時に続報にも注目したいところ!

2022年前半の性能面の覇権は誰が握るのか。(Apple以外の)最終結果が楽しみです!

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