SoundPEATS「B20」イヤホン実機レビューと音質評価

SoundPEATS B20イヤホン実機レビュー!

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

最近はめっきりBluetoothイヤホンを愛用していたのですが、久しぶりに凄く良いピュアイヤホンに出会ったので紹介。SoundPEATSの「B20」ってイヤホンです。

ちなみにB20はSoundPEATSの自社設計オリジナル商品。他社に一切販売権を与えていない商品ですので、購入先には気をつけて下さいね。本製品の正規品購入先は本記事の最後に記載しておきます!

SoundPEATSの魅力が詰まった本格的なイヤホン「B20」の特徴。

SoundPEATSといえばガルマックスでも数多くの製品を実機レビューしているのでご存知の方も多いかも知れませんが、設計・開発から全てSoundPEATSで一貫しており、非常に高品質でありながら低価格であることが特徴。

今回レビューする「B20」も、SoundPEATS製品の特徴である低価格・高品質に当てはまる製品でした。

まずは価格から紹介。価格は執筆時点で1,795円と非常に低価格ですね。まずはこの価格を脳裏に焼き付けてから実機レビューを読んで下さいね!

SoundPEATS「B20」の仕様。

仕様は以下の通り

  • ドライバー口径:9.8mm
  • 再生周波数帯域:20hz-20KHz
  • 感度:82dB
  • インピーダンス:16Ω
  • 最大入力:20mW
  • ケーブル長:120cm
  • 入力プラグ:3.5mm

僕はガルマックスでイヤホン・ヘッドホン・Bluetoothスピーカーなど、音響機器を数多く実機レビューしてきましたが、音響機器は仕様表だけで音質を判断しちゃ駄目。それは、今まで仕様表である程度の予想をしてから実機レビューして、僕自身が良い意味で裏切られ続けたからです。

B20も使う前と使った後で大きなギャップがあったイヤホンでした。

無駄を削ぎ落とし高品質・高音質に拘った仕様。

B20のパッケージ

一見、非常にコストカットされた低価格イヤホンの様な印象を与えるパッケージですが、言い換えると無駄は徹底的に削ぎ落として製品にコストをかけているということ。高品質・高音質をメリットとするなら、無駄を削ぎ落した部分はデメリットとも言えます。

徹底的に音質に拘っているので扱いにくい部分もある。

例えば、伝達ロスを防ぐ為にB20にはケーブル途中で操作出来るボリューム調整機能、音声通話用のマイクは一切備わっていません。完全にピュアイヤホンです。

同梱物も必要最低限。

▼パッケージの内容物はB20本体とイヤーピースS/L(Mは本体に取り付け済み)のみで非常にシンプル。↓

同梱物はイヤーピースのみ

[GOOD]1点もの感の強い花梨木材のウッドハウジングを採用。

音全体がまろやかになる傾向のあるウッドハウジングを採用。高級ウッドハウジング仕様イヤホンでは木材に拘り様々なモデルがリリースされていますが、B20は花梨木材を採用しており高級機種に匹敵する音質を実現。

▼柄の異なるウッドハウジングなので1点もの感が非常に強い。

B20は花梨木材を使用したウッドハウジングを採用している事が特徴

SoundPEATSはAmazonを利用して自社製品を販売していますが、その音質の良さとコストパフォーマンスの高さからアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、インドでB20は大ヒットしている商品。

数多くのレビューでは9割が星5つ評価。僕自身もB20を使って価格を遥かに超えた音質が出てきてびっくりしてます。

[GOOD]ケーブルには高純度無酸素銅を採用。

B20は信号伝送でのロスや歪みが少ない高純度無酸素銅ケーブルを採用しています。イヤホンのケーブルは変更が出来ないからこそ高品質なケーブルが備わっているのは嬉しいポイントですよね。

僕が初めてB20を手に取った時は「まじかよ。この価格で載せてくるケーブルじゃ無いっしょ。」というのが本音。

[GOOD]メーカー保証1年、30日間は全額返金も対応。

低価格ですがメーカーの正規保証が1年間付いています。また、購入後の(思っているよりも大きいだとかの)イメージ違いでの返金も30日以内なら返品対応可能。

但し、明らかに長期間使用した様な使用感の認められる場合や付属品が欠品している場合は返品できないので注意しましょう。

[イマイチ]L/Rが分かりにくい。

B20にはL/Rの印字が無い!一応、L/Rを確認できる箇所があったのですが、どっちがLでどっちがRか分からなかったので実際にL/R音源を流して確かめました。以下は間違いが無いのでご参考にどうぞ。

▼本体L側にはケーブルの根本に突起が付いています。こっちを左耳に装着するとオッケー。↓

B20はL側のケーブル根本に突起が付いています。

B20の音質をチェック。

ここではB20を実際に利用して感じた音質に関する評価をまとめています。

全ての音が優しい。

B20の音質ですが、まずウッドハウジング特有の音質で花梨木材ハウジングは見掛け倒しではありませんでした。

ウッドハウジングを用いたイヤホンは音が非常に優しくなります。高音は突き刺さらなくなり、低音は機械的な響きが柔らかくなる。

簡単に伝えるなら全ての音が「まろやか」なんです。篭っているんじゃなくて「まろやか」。

低音が鳴る。

低価格な音響機器では低音がぽこぽこ鳴る薄っぺらい音質になってしまうことが多いのですが、B20は低音もしっかり鳴ります。

Jayfi JA40イヤホンレビュー!重低音の量感がガチでヤバイ」で書いたイヤホンには敵いませんが、Jayfi JA40と比較してもかなり低音は良い線で鳴ってくれますよ。

様々なジャンルの楽曲を聴いたのですが、高音中音だけでは無く低音も鳴らしてくれるので非常に幅広いジャンルを楽しめます。ベストジャンルはR&B辺りでしょうか。

バイオリンの独奏楽曲はイマイチ。

ウッドハウジングを採用して高音質と謳っていますが、高音質=高音の音質が良いではありません。高音質とはトータル的な表現で、確かにトータルで考えると価格からは考えられないほど高音質ですが不得意な部分も。

僕がB20が若干不得意だなと感じたのはバイオリンの独奏楽曲。聴けないことも無いのですが、この辺りは弦のきめ細やかな高音がウッドハウジングに吸収されてしまってイマイチ。もう少し高音は跳ね返って欲しいところでした。

総合的には非常に満足出来る音質です。が、ウッドハウジング特有の注意も必要。

僕が持っているB20はいわゆる「アタリ」製品かも知れません。

ウッドハウジングは文字の如く”木材”を使用しているので、品質を一定に保てないという部分が1番度デメリット。木材ですから、湿度や音質によって膨張・縮小するので均一的な音質を得るのは難しいというのが通説です。

メリットも非常に多いウッドハウジングですが、木材であるからこその注意点も知っておくべきです。

B20総評。この価格なら買って損はないです。

実際にB20を利用して「これはオススメ出来るイヤホン」だと実感しました。さすが世界中で売れまくっているだけの事がありますね。

個人的な所感ですが、SoundPEATSのB20は5,000円~7,000円帯のイヤホンに匹敵する音質は備えている感じです。

価格だけで音質は判断出来ないものですね。

一昔前は価格帯により音質がパッキリ分かれていたのですが、最近は価格帯に似合わない音質が出て来る製品がワンサカ出てきましたもんね。様々なイヤホンをレビューしてビックリすることが多いです。

B20は同価格帯から2ランク上の音質が出てきます。もちろん、冒頭でお伝えした通り無駄な部分を削ぎ落として低価格化しているので、機能がゴテゴテ載っている製品よりも使い勝手は劣りますが、単純に高音質なイヤホンだけが欲しいという方は検討してみては如何でしょうか。

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