TCL「TAB 10 Lite」発表!超エントリークラスタブレットの特徴をチェック
TCLが新型タブレットTAB 10 Liteを発表!MT8167Bを搭載し、Android 10 Go Editionを採用した超エントリークラスのタブレットです!
TAB 10 Liteの特徴
TAB 10 Liteの特徴は以下の通り!
TAB 10 Liteのハイライト
- エントリークラスのスペック
- メモリ/ストレージが1GB/16GBと少ない
- Android 10 Go Editionを採用
- バッテリー容量が4,080mAhと少なめ
▼TAB 10 Liteのデザインは日本でも発売しているTAB 10 WIFIによく似たもの。恐らく筐体は使いまわしているんじゃないかなと筆者は想像しています。↓
▼ディスプレイ部分は至ってフツーのタブレットという感じです。↓
TAB 10 Liteに搭載されるSoCはMediaTekのエントリーSoCであるMT8167B。
他にMT8167Bを搭載するタブレットとしてはアイリスオーヤマのLUCAタブレット(TE101N1-B)が挙げられますが、LUCAタブレットもTCL製だとの話もあるので、直近だとTCLのエントリータブレットではちょくちょく採用されていると言えるのではないでしょうか。
他のMT8167Bを搭載した端末はAcerのタブレットであるIconia One 10 (B3-A50)などがあります。
肝心の性能は、あまり情報が出ていないので詳しいことは言えないのですが、Iconia One 10 (B3-A50)が2018年リリースのエントリータブレットということを勘案すると大した性能ではないと思われます。
更にメモリ/ストレージは1GB/16GBと2021年のエントリークラスということを考慮に入れても少なめ。メモリはどうにもなりませんが、ストレージに関してはMicroSDで公称で最大128GBまで対応しているので、メディアの保存はMicroSDへ行うのが良さそうです。
上記のような仕様もあってか搭載されているのはAndroid 10のGo Edition。
Android Go Editionは専用に軽量化されたデフォルトアプリが導入されていたり、OS自体に軽量化が施されていたりと、低スペックな端末でも動作するように仕上げられているAndroid OSです。
Android Go Editionは主に発展途上の国向けにチューニングされているんですが、たまーに日本でも搭載端末がリリースされていたりします。本当にごくわずかですが。
TAB 10 Liteには10インチの1,280×800(HD)解像度ディスプレイを搭載。この辺もエントリータブレットらしいといえばらしい仕様かも。
TAB 10 Liteのバッテリー搭載量は4,080mAhと10インチクラスにしては少なめ。公式サイトに記載がある情報としては、充電時間が5時間、スタンバイ状態が460時間とあまり参考にならないんですよね。
4,080mAhのバッテリーの充電に5時間かかるのが本当だとすると、充電能力はかなり低いんじゃないかと思われます。
というか、公式サイトにMicro USB 2.0とか書いてるくせにトップの画像にはType-Cと書かれていたりと表記ブレが起きてしまっているんですよね。ですので、充電時間もあまりアテにならないんじゃないかと思います。
インカメラ/アウトカメラ共に200万画素とこちらも控えめ。ですが、タブレットでカメラを使用する場面はビデオチャットくらいだと思われますので、TAB 10 Liteの立ち位置を考えると個人的にはあまりウィークポイントでもないかなと思っています。
日本展開の可能性は薄い
TAB 10 Liteはアルゼンチン向けに展開されるモデルですので、直接日本で展開される可能性は低いです。というより、日本で展開するにはスペックが低すぎるかなと思いますけどね。
性能面では特筆すべき点は無いというよりは、逆に特徴が生まれているくらいの超エントリークラスですので、Go Editionとはいえ日本のユーザーが使うには少し厳しいかなぁと感じます。
今回、TAB 10 Liteの紹介で世界では2021年にこういうタブレットもリリースされているんだなという点を頭の片隅に置いといてもらえると幸いです。