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Vivoが巻き取り式ディスプレイ搭載スマホを開発中?

中国のスマホメーカーであるVivoが巻き取り式ディスプレイを搭載したスマホをリリースするかもしれません。詳細は以下より。

Vivoが巻取り式ディスプレイのスマホデザインの特許を申請

海外メディアの91mobilesによると、中国のスマホメーカーであるVivoが2021年5月に世界知的所有権機関(WIPO)に特許申請書を提出。12月2日に内容が公開されたとのこと。

▼その特許に記された図面には、スマートフォンのディスプレイに巻取り式の展開可能なものを搭載している様子が分かります。↓

OPPO 引き出し式ディスプレイ
出典:91mobiles

拡張可能なディスプレイは、ディスプレイ右側の一部分が右方向へとから開いていくことでディスプレイを巨大化することでディスプレイのインチアップを図り、非展開時よりも多くのコンテンツを表示することができるとのこと。

▼非展開時↓

OPPO 引き出し式ディスプレイ
出典:91mobiles

▼展開時↓

OPPO 引き出し式ディスプレイ
出典:91mobiles

特許に示されたスマートフォンにはモーターが搭載されており、カメラアプリを開いたり、文書を読んだり、動画を見たりといった特定のタスクを実行したりする動作を行うと自動的にスクリーンが拡大するかもしれないと91mobileは記しています。

また、使用者が画面を展開したいと思った場合には、手動で隠れたスクリーンを開くことも可能ともあります。

こういったギミック系はいざという時のために手動で機能できるようにしておかないと、モーターが故障した際に機能しなくなったり緊急時に困ることも想定されますので代替手段はありがたいところですね。

▼その他の細かい点では、スピーカーグリルは上部にあり、USB Type-Cポートは右の側面(ディスプレイが展開する側)にあることが伺えます。↓

OPPO 引き出し式ディスプレイ
出典:91mobiles

背面には複数のカメラセンサーを格納する長方形のモジュールがあり、前面にあるインカメラはパンチホール方式が採用されているようです。

発売に直結する情報ではないが、特許を生かした今後の展開に期待

OPPOは以前、同じような巻取り式ディスプレイを搭載したOPPO X 2021を発表しているので、今回のVivoのデザイン特許は世界初の技術を採用しているわけではありません。

しかし、OPPO X 2021はコンセプトモデルであり、市販を前提にしたものではありませんでした。あくまでも自社の技術をアピールする目的での発表って感じですね。

今回のVivoの特許申請はOPPOと同じようにコンセプトモデルを作る予定というのもあるかもしれませんが、Vivo自体がデザインや機能面でこだわるメーカーということもあるので、プレミアムモデルとして市販される可能性も否定できません。

ただ、こういう特許はとりあえず申請だけしておくパターンも珍しくないため、実際にこの通りのモデルが作られるかは分かりません。

しかし、折り畳みスマホが数こそ少ないものの各社からリリースされている中、巻取り式ディスプレイ搭載スマホは技術的にまだまだ進化途中の分野ですので、なかなか形に出来ていないメーカーが多いのも事実。

まだまだ製品化には課題も多い巻取り式ディスプレイ搭載スマホではありますが、利便性が高く夢が多いジャンルなのも事実。Vivoの巻取り式ディスプレイ搭載スマホがいつの日か製品化されることを夢見ています!

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