WiMAX2+、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリアとは?違いや注意点を解説。
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どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。
ポケットWi-Fiで良く聞く「WiMAX2+」「ハイスピードモード」「ハイスピードプラスエリア」ですが、違いを分かりやすく解説。
WiMAX系のポケットWi-Fiは、様々な業者さんが扱っていますが、どこで契約するにしても回線や通信モードは共通ですので知っておきましょう。
あと、記事の最後にWiMAX2+の大型キャッシュバック情報をまとめています。
目次をクリックすると各項目へ移動します
WiMAX2+、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリアってなんだろう?!
「WiMAX2+」はWiMAXの上位版で回線のこと。
「WiMAX2+」はWiMAXの上位版で、通信速度が下り110Mbps/上り10Mbpsのモバイル通信回線です。
良く、WiMAX2+のポケットWi-Fiで下り110Mbps以上の通信速度で、「最大通信速度370Mbps!」とか宣伝していますが、そのカラクリは後述します。
「ハイスピードモード」はWiMAX2+エリアでの通信モード。
ハイスピードモードとは、WiMAX2+回線エリアを利用した通信モードです。
超高速通信が可能ですが、大手キャリアと比較するとエリアが狭いので、WiMAX2+を契約する場合はWiMAX2+のエリアで利用できるかエリアマップで確認しましょう。
沢山の業者さんがWiMAX2+のポケットWi-Fiを提供していますが、根本的に利用する大本の回線はWiMAX2+ですので、何処の業者さんで契約しても利用できるエリアは同じです。
「ハイスピードプラスエリアモード」はauエリアを利用した通信モード。
「ハイスピードプラスエリアモード」は、auの4G LTE回線を利用して通信を行うモードで、エリアはauの4G LTEエリアと一緒。
ハイスピードモードは、WiMAX2+の電波エリアでのみ通信を行うモードですが、エリアが狭いため大手キャリアと比較すると電波の入りが弱い場合があります。
その弱点を補うために「ハイスピードプラスエリアモード」が備わっており、端末設定から簡単に切り替え可能。
ちなみにこのモードの時はWiMAX2+の回線とauの4G LTE回線を同時に利用可能です。が、注意点あり。
それなら「ハイスピードモード」より「ハイスピードプラスエリアモード」で使ったほうがいいじゃん。
って思うかも知れませんが、世の中そんなに甘くはありません。
通信容量が違う。
WiMAX2+回線エリアを利用したハイスピードモードでは、通信容量が無制限のプランを契約していれば使い放題ですが、ハイスピードプラスエリアモードでは7GBの上限が設けられています。
例えば、今月ハイスピードモードで10GB通信を行い、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えて通信を行った場合は、その時点から上限7GB縛りが発生するので、利用月は10GB+7GB=17GBとなり、それ以上の通信は月間通信制限となります。
注意点としては覚えておくべきことは、ハイスピードプラスエリアモードを利用した瞬間から、ハイスピードモードでの通信も合わせて7GBの道連れ縛りとなること。
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▼訂正とお詫び▼
本項目で、「ハイスピードプラスエリアモードを利用した瞬間から、ハイスピードモードでの通信も合わせて7GBの道連れ縛りとなる」と記載していましたが、僕の誤認でした。
- 正しくはハイスピードプラスエリアモードで7GBの上限に達するまでは、ハイスピードモードは3日10GBの制限で使い続ける事が可能です。ハイスピードプラスエリアモードで7GBを超えた時のみ、道連れでハイスピードモードでも月間上限制限となります。
- 勉強不足から僕が誤認したことでユーザーさんには大変不利益になる誤った情報を発信してしまいました。訂正してお詫び申し上げます。
追加料金が発生する。
ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、通信容量が7GBとなりますが、切り替えて通信した瞬間にハイスピードプラスエリアモード利用料として1004円を取られます。
WiMAX2+、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリア注意点とまとめ
- WiMAX2+は回線
- ハイスピードモードはWiMAX2+エリアを利用した通信モード
- ハイスピードプラスエリアはau 4G LTEエリアを利用通信モード
注意点としては、容量無制限プランを契約していたとしても、au 4G LTEエリアを利用した瞬間から利用月の月額が1004円上乗せ+利用した瞬間からハイスピードモード/ハイスピードプラスエリアでの通信容量が7GBとなり、ハイスピードプラスエリアモードで7GB上限に達した時のみハイスピードモードでも道連れで通信規制対象となることです。
ですので、「無制限」で利用したい場合は、ご自身でWiMAX2+エリアで利用可能か契約前にしっかり調べましょう。
ちなみに、ハイスピードモード/ハイスピードプラスエリア共に3日で3GB制限(2017/2/2より3日10GBの制限に緩和されました)は設けられています。
「WiMAX2+」最大通信速度のカラクリ。
冒頭でWiMAX2+の通信回線速度についてお話しましたが、WiMAX2+を提供している業者さんのサイトでは最大通信速度「370Mbps!」だとか、「220Mbps!」だとか書いています。
WiMAX2+の通信速度規格以上の通信速度は「端末」に依存した通信速度となります。
例えば、私の所有している「W03」では、3波キャリアアグリケーションに対応しており、3つの電波を同時に掴む事で通信速度が370Mbpsまで理論上出ます。
WiMAX2+の電波は通常下り110Mbpsですが、端末がキャリアアグリケーションに対応していれば、複数の電波を掴むことで下り220Mbpsまで利用できます。
最大通信速度に関しての注意点。
私の端末は最大370Mbpsの通信速度が出せる端末ですが、先ほどお伝えしたように、WiMAX2+での通信ではキャリアアグリケーション技術を利用しても最大220Mbpsです。
ということは、残りの150Mbpsはどこから掴むのか。ということです。
もうお分かりですね。残りの150Mbpsは「au 4G LTE」の電波を掴むことにより、最大通信速度が370Mbpsとなります。
つまり、370Mbpsの超高速通信を利用するには、ハイスピードプラスエリアモードを利用してau 4G LTEの電波を掴める事が前提となり、370Mbpsの通信速度を利用するにはハイスピードプラスエリアモードを利用する1004円の追加料金と、上限7GBの道連れ制限が待っていると言うこと。
WiMAX2+でポケットWi-Fiを上手に利用するには。
まずは、無制限プランを契約した場合、「無制限」が魅力的なわけですので、十分に活用するには無制限で利用できる状況が崩れないようにハイスピードモードのみで利用できる場所であるかが重要です。
また、どうしても電波の掴みが悪い場所でハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は、ハイスピードプラスエリアモードで上限7GBに達するとハイスピードモードでも道連れ制限になるので、ハイスピードプラスエリアモード利用時は通信容量に注意しましょう。(ハイスピードプラスエリアモードで7GB上限に達する前にハイスピードモードに戻すとハイスピードモードの使い放題は継続利用が可能です※3日10GB制限は有り)
端末はぶっちゃけ0円でばら撒いているので、最新の端末で良いのですが、無制限で利用する事が前提の場合、WiMAX2+エリアのハイスピードモードで利用する事となるので、端末が370Mbpsに対応していても、事実上220Mbpsが上限のスピードとなるので覚えておきましょう。
WiMAX2+を取り扱う様々な業者さんのサイトを見ましたが、「370Mbpsの通信速度で、auの回線も利用できて安心!しかも定額料金!」という都合の良い解釈に落とし込もうとしている感じがプンプンしたので、細かく解説してみました。