Xiaomi自社製SoC”Surge S1”を搭載!「Xiaomi Mi5c」のレビューやベンチマークなど続々公開
Source of photo:xiaomitoday.com
XiaomiはこれまでMediaTekやSnapdragonを採用したスマートフォンをリリースしてきましたが、3月3日に発売となったXiaomi Mi5cでは遂にXiaomi製SoC「Surge S1」を搭載。発売後暫く経ちましたが、ハンズオン動画やベンチマークなどが海外サイトで続々公開されていたので紹介。
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Surge S1を搭載したXiaomi Mi5cのスペック。
主要スペックは以下の通り
項目 | Xiaomi Mi5c |
---|---|
OS | MIUI 8 (AndroidカスタムOS) |
SoC | Surge S1 8Core 2.2GHz×4(A53) 1.4GHz×4(A53) GPU Mali-T860 |
メモリ | 3GB |
保存容量 | 64GB |
液晶 | 5.15型IPS (1920x1080) |
背面カメラ | 1,200万画素 1.25μm pixel size camera sensor 6-element lens, f/2.2 aperture Flash light Supports PDAF Video recordings: 1080p video recording 720p video recording Slow Motion video recording |
前面カメラ | 800万画素 ƒ/2.0 aperture |
Simサイズ | NanoSIM×2 |
DSDS | ○ |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac (2.4G / 5G) |
センサー | GPS(GPS、A-GPS、GLONASS、Beidouをサポート) 光センサー、加速度センサー、距離センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、ホールセンサー、赤外線、指紋センサー |
VoLTE | ○ |
バッテリー | Built-in 2860mAh(typ)/2810mAh(min) 9V 2A充電可能 USB Type-c |
サイズ | 縦144.38mm 横69.68mm 厚さ7.79mm |
重量135g | 135g |
3月3日より発売開始となったXiaomi Mi5cですがBanggoodでの価格は約34,607円。日本だとミドルハイエンドの価格帯ですね。
Xiaomi Mi5cに搭載されるSurge S1の製造プロセスとベンチマーク。
Surge S1のSoCですがSnapdragon625などと同じA53オクタコアアーキテクチャを採用していますが、Snapdragon625は14nmプロセスに対しSurge S1は28nmプロセスで製造されているので、僕としては「電池の消費がSnapdragon625と比べて激しそう」という印象。
xiaomitoday.comで公開されていたAnTuTuベンチマークでのスコアは総合スコアで62,310、3D性能は19,824で性能体はミドルハイスペック帯となりASUS ZenFone3やHUAWEI nova辺りが競合機種ですね。
ちなみに僕はZenFone3を持っているのでAnTuTuベンチマークで測定してみましたが、総合スコア62,721、3Dスコアは12,721。
Surge S1の特筆すべき点はGPU性能。
Surge S1に搭載されるGPU「Mali-T860」ですが、これハイエンド向けGPUと位置付けられてます。AnTuTuベンチマークスコアからも分かる通り、3D性能に関しては驚く程パフォーマンスが高いです。
SoCは1番下っ端のエントリースペックからミドルスペック、ミドルハイスペック、ハイスペックとランクが分かれるのですが、SoCは様々な機能をパッケージングしているので、例えばミドルスペックのSoCにはミドルスペックのGPUが内蔵されている事がほとんど。
アンバランスって言えばアンバランスですが、コスパで考えるとかなり良い線いってます。xiaomitoday.comでXiaomi Mi5c実機を用いてのゲームテスト(実際にゲームアプリを起動してCPU動作状況を検証)していましたが、処理能力の27%ほどしか使っておらず、思っているよりも底力の有るGPUであることが伺えます。
唯一の弱点はバッテリーサイズ。
Xiaomi Mi5cに搭載されるバッテリーは2,860mAhで最近のスマートフォンではやや少なめの印象。先述したとおり28nmプロセスを採用している事で消費電力は高め。
バッテリー自体の搭載量が少なめであることから駆動時間は若干物足りない結果となってます。(4G接続、輝度50%で動画再生は約350分)
バッテリー消費が激しいですが、その点は最大18Wで充電可能(30分で60%充電、70分で完全充電)なのでなんとかなりそう。
Xiaomi Mi5cのカメラは評価が良い。
Xiaomi Mi5cはカメラ性能評価で歴代1位の高評価を獲得したGoogle Pixelと同じIMX378センサーが搭載されています。Xiaomi Mi5cの価格帯を考えると物凄い良いセンサー付いてる。
Xiaomi Mi5cのカメラ性能に関しては総じて高評価で特にXiaomiが謳っている夜間撮影の評価はかなり高いです。画像参照はxiaomitoday.com
昼間・夜間を問わず撮影ではノーマル撮影だとコントラストが暗く、画像全体が暗い印象の画像に仕上る傾向がありますが、HDRモードで撮影すると画像が明るく美しい撮影が可能になるとのことで、常にHDRモードでの撮影が好ましいとのこと。
ビデオ撮影ではオートフォーカスに改善の余地ありということでまだまだ煮詰めるべき箇所も多いかも知れません。
ガジェッターの僕はXiaomi Mi5cに物欲刺激されまくり。
様々なメディアでのXiaomi Mi5c評価は好意的なものがほとんどで、思っていたよりも出来が良いとのこと。
僕はXiaomi製のSoCに興味津々でしたが、なかなか良い具合に仕上がっているんじゃないかと。ミドルハイスペックの端末としては(日本では)比較的安く、総合性能は他社SoCとどっこいどっこい。GPUに関しては同価格帯の他社製品から飛び抜けて高性能。
あー、欲しいわ。Xiaomi Mi5cどっかに落ちてねぇかなぁ。
外観に関しては動画をどうぞ。Xiaomi Mi5cは外観にも拘っており、超美しいデザインに仕上がっている事が確認できます。
Xiaomi Mi5cを販売している海外サイト。
※Xiaomiは日本で展開されておらず技適は通っていません。この点は自己責任でどうぞ。