気になる奴は見ろ!Xperia 1 Vの実機ガチレポ!性能も安定性もメチャクチャ進化してるぞこれ!
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どうも、柳生です!
Sonyの発表会で「Xperia 1 V」を実際に現地で実機を触ってきましたよ!スペック、特徴と所感を交えてお届けします。記事の後半にオマケ程度になっちゃったけど「Xperia 10 V」も入れてる!
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Xperia 1 VとXperia 10 Vを触ってきた
Xperia 1 VはSonyより発表された最新のフラッグシップモデル。前にも記事にしたんですが、今回はその新製品体験会にお呼ばれしたので実機を触ってきましたよ!
展示されていたのは「Xperia 1 V」と「Xperia 10 V」の2モデル。1のほうが最上位のフラッグシップスマホで、Xperia 10 Vはミドルレンジのスマホです。
特に、みなさんもかなり気になってるであろうXperia 1 V。マジで良かったっす。いや、レビュワーたるものこんな簡単な言葉で済ましちゃぁいけないんですが、マジでほしいって思っちゃったぐらい良かったっすよ。
Xperia 1 V
最上級グレードとなるXperia 1 Vをご紹介!長くなったので項目分けています。
外観デザインと持ち心地、先代とは完全に別モノ
▼まず外観。素材はガラス製で先代モデルのXperia 1 IVとその点は共通しているんですが、印象も触った感じもぜんぜん別モンでした。↓
▼カラーはブラック、ホワイト、グリーン。個人的にはカメラがよく目立つのとオシャレ感があるこのホワイトが非常に好み(筆者の愛車と同じ色だし)。↓
▼グリーンカラーはクッソ濃い緑色。家系ラーメンの豚骨のそれみたいにメチャクチャ濃いです。ブラックと並べると違いはわかるんだけど、単体だったら光を当てないとブラックと見分けがつきにくいレベルだった(右がグリーン)。↓
ただ1つ思うところはあって‥「Xperia 1 Vにパープルカラーも欲しかったな」って感じたんすよね。あの色、個人的にはXperiaの象徴の1つでもあるしなおさら惜しい。
まして初代→II以来の見た目のリニューアルが施されているのもありますし、Xperiaファンの方も結構その色を期待した方は多いハズ。あとからでもいいからパープル追加してほしいなぁ。
色はさておき、背面パネルも側面フレームも、細かいテクスチャがあるのがポイント。これまでになかった造詣の深さが非常に感じられました。背面がガラス製らしいんだけど、すりガラスっぽかった先代とは全然さわり心地が違うんす。
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▼ウルトラ細かいひし形のダイヤモンド模様が入ってて、触るとちょっと刺激的な感じがしました。筆者はむしろこういうのが好き。マットのサラサラな感じもなんだけど、触ってて楽しい方がいいですからね。いい進化点よ。↓
実際現地のスタッフさんに訊いてみたところ、この凹凸部分は結構苦労したそうで「不快にならない、かつ触った感じの質感も感じられるちょうどいいレベル」を探すのが大変だったそうです。
内部パーツだけじゃなくて、こういうボディパネル部分とか細かいところまでもしっかりこだわってることがうかがえる。日本メーカーらしいわ。
▼背面だけじゃなく側面も模様がバッチリ入っています。ヘアライン加工が施されてて情報量の多さを感じますな。↓
形状が直角に切り落としたようなフラット調になっていますが、端っこはナナメに削っているので、持っても指に刺さる感があんまりないし気になりませんでした。あとこのヘアラインによりグリップ感も高まってて滑りにくかったのもGood。
▼あと、思ったより軽くて持ち心地も良かったです。見た目はデカい(特に縦方向)し迫力はあるんだけど、背面と側面のテクスチャ加工に加えて重さも187gで、この手のハイエンド・最上級グレードではかなり軽量ってのが効いているわ!↓
先代モデルもほぼ同じぐらいの重さだったんだけど、なんか持ち比べた感じXperia 1 Vのほうが軽く感じる。なんでだろう。質感の違いなんかな。
▼カメラの見た目。ここもガラス張りだけだった先代と違って、各カメラ部分を覆うようにメタルの台座が覆う形状に変更されています。指紋がつきにくく、なによりカメラをより目立たせられて実にいい感じ!↓
▼ちなみにケースも展示されてて本体に装着して試せました。ケースをつけるとカメラの厚みが解消されます。これは救い。今ってケースでも出っ張りを解消できないスマホもありますしね。↓
▼ケースも本体と同じくブラックとホワイトとグリーンの3色が用意されていました。あとキックスタンド付きで、タテヨコどちらも自立ができるようになっています。↓
タテは結構角度が急。一方ヨコは角度がかなりなだらかでした、ヨコの場合はある程度キックスタンドの角度調節はできるけど、スタンドが半分閉じるぐらいになるとパチっとしまわれちゃいます。うーん、ここは固くしてほしかった。
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Snapdragon 8 Gen 2搭載で安定性が凄い上がってた
▼SoCは傑作チップと評判なSnapdragon 8 Gen 2。性能はもちろん、先代のSnapdragon 8 Gen 1よりも安定性も電池持ちも改善されています。↓
後述のゲームやカメラテストとかで実機を長時間動画撮影したりとかいろいろ触ったんだけど、マジで発熱が抑えられてて感動したよ。
いや、筆者が去年Xperia 1 IVレビューしたとき、カメラ起動して5分で発熱警告出るし触ってもアチアチになるぐらいひどかったんですよね。だからXperia 1 Vの安定性がなおさらスゲーなって思ったワケです。
▼というかスタッフさんにとってもIVの発熱、かなり反省点だったんだそうです。冷却パネルの大型化とチップ周辺への配置にしたりするなど、かなり試行錯誤したとのこと(銀色部分は本体の補強パーツなので無関係)。↓
▼肝心なゲーム性能も当然快適クラス。PUBG:Mobileではスムーズ画質で90FPSも対応してました。やったね!↓
ムチャ重ゲーの原神では序盤のシーンで筆者も軽く触った程度なのでエフェクトとか敵の数が重いような状況は不明ですが、少なくともこのシーンでは目視で60FPSで貼り付いて動いててカクつきも見られませんでした。
▼画質設定を見たところカスタムプリセットでした。FPSは60。他は中~低ほどに落ち着いています。↓
▼ちなみに筆者は初めてゲーミングギアのXperia Streamを触ってみたんだけど、これ込で握ってると、昔持ってたプレステのVitaを思い出す。なんか形状とサイズ感がそれっぽいような感じ。↓
ケースの持ち心地は結構よくて、個人的には上部両端の出っ張りがあるおかげで安定して持ちやすい印象でした。
▼あとこのケース、冷却ファンはもちろん、端子類もHDMI端子と充電端子とLAN端子とイヤホンジャックまで載せまくり。これもうスマホじゃないような気がするレベル‥、ってかもう変態じゃねぇか!↓
LAN端子と充電端子があるので長時間ぶっ通しで遊べるのはもちろん、配信プレイに対応できるのも特色。とはいえファンの音が結構するんで、ノイキャン付きマイクとかは必須にはなりそうですが。
あとHDMI出力中でもモニターに加えてヘッドセットに音声を同時に出力できるのでFPSとかで音声をしっかり拾いたいってニーズにも対応できるんだそうです。
筆者はパソコンでガチゲーする派で「スマホゲーなのにここまで要るか?」って思ったんだけど‥それでもスマホゲーでしか遊べないタイトルがあったりクロスプレイ非対応のものもありますし、需要はあるんでしょうね。
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ましてパソコンや配信非対応のSwitchとかの据え置き機ではいいグラボやキャプボが必要だったりするし、そういう意味だと一番手軽に配信環境を作れるって意味ではアリなのかもしれん。
ただ、ケースありでは安定性がすごいのはわかったが「冷却ケースなしの状態」での冷却性と安定性はどうなんだろうか‥残念ながら裸の状態で試せなかったのでそこは気になるっすね。
▼ただスタッフさんいわく「ケースなしでAnTuTuを5回ブン回して熱を持たせても、80%以上のパフォーマンスを維持できる」とのこと!少なくともIVのような発熱地獄にはならなさそうだし、性能の低下はあんまり感じないかもしれん。↓
また同じSoCを搭載したGalaxy S23(最適化されてるやつだけど)をレビューしたときにもサクサク度と安定性はとても良かったですし、期待はしていいでしょう。冷却面も改善してるしなおさらだね。
YouTubeのリアルタイムHDR再生もできるディスプレイ
▼ディスプレイスペックは大きな変化はないんですが、ソフトウェアが進化していました。リアルタイムHDR再生に対応してて、こんな感じで暗所部分の表示も明るく鮮やかに表示できてます。左が先代、右がXperia 1 V。↓
ね?ぜんぜん違うでしょ?しかもこれスゴいのが、最大輝度はどちらも同じなんですよ。
今のスマホは最大輝度を底上げすることで光が降り注ぐ屋外での視認性を上げているんですが、Xperia 1 Vはそうではなく、ソフトウェアによる補正で視認性をパワーアップしてるっちゅう仕組み。
最大輝度を上げると色合いが白飛びしたり発熱や消費電力が増えてネックになるんですが、そういうデメリットを解消しつつ画質を上げているとのこと。
一応このリアルタイムHDRって先代も対応していたんですが、担当さんいわくXperia 1 VはYouTubeのすべての動画で対応できるようになったんだそうです。マジっすか。
映画とかHDR対応とか限られたコンテンツではなく、YouTubeのような身近な動画コンテンツでも恩恵を感じられるようになってるのはデカいわ!
カメラの明るさと解像感もいい感じだった!
▼まず明るいシーンでモデルさんを撮影。完全オートモード「BASIC」で撮影しています。左が通常、右が望遠カメラの3.5倍で撮影しています。カメラを変えたときの色合いは若干異なるけど、解像感と色合い、明るさは良好!↓
▼低照度、つまり暗めな場所でもかなりいい感じ!明るさといい色合いといいノイズのなさといい‥先代からの明確な進化を感じさせます。左から超広角、通常、3.5倍望遠です。↓
先代Xperia 1 IVは明るいシーンでも写真にするとやや暗さを感じていたんですが、Xperia 1 Vでは今のところそういう暗さは感じません。解像感もあるし結構色合いは忠実で鮮やかさも感じます。
▼先代モデルよりもセンサーサイズが1/1.35インチに大型化しているし、Exmor T for mobileなる新型のソニー製センサーを搭載している恩恵は結構デカいように思えます。↓
実際こういうキレイなシーンを撮影できるかはさておき、映えとは無縁な筆者の日常撮影でも十分期待できそう。実機レビューで取ってる作例、たいてい遠出してるし‥。
▼このカメラ、人気インスタグラマーである6151さんいわくスゴイ!と太鼓判。Xperia 1 Vで手持ちで撮影した写真も展示されてたんだけど、なるほどなって思った。↓
▼というのも筆者が重視している夜景でのディテールと、建物の内部とかの部分がしっかり白飛びを抑えられてて描写されているんですよね。これはかなり期待できる。↓
この手の作例って三脚とか編集効かせてるんじゃね?って筆者ん中で擬人暗鬼なんだけど、手持ちで撮って出しって話だしなおさら。
インスタグラマーの6151さんいわく「建物内部にいる人の表情まで写ってしまう」んだそうで‥人がいないタイミングを狙うのも苦労した模様。筆者も実機レビューするなら同じ東京駅で試してみようかな。
ちなみにシャッター音は消せませんでした。無念‥。この点は自主規制しているって話なんでさっさと打破してほしいもんですね。シャッター音はおとなしめとはいえ、やっぱ気になる。
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スピーカーの音質も格段に進化を感じた
スピーカーのサウンドチェックもできたので試してみました。
▼先代のXperia 1 IVと同時に音楽が視聴できたので聴き比べたんですが、音の解像感が結構違うなと感じました。↓
聴き比べでの感想ですが、高音はドラムとかボーカルの音の丸っこさがなくなって、先代よりもより鋭くなったような感じ。低音の迫力も違いを感じます。左右の音量バランスもすごい良かった。
スピーカーのモノ自体はおんなじなんだけどアンプが強化されてて、それで音の迫力と細かさを強化しているとのこと。
前使ってたPixel 6 Proと7 Proではサウンドの良さに軽く感動したんだけど、はてさてそれとどっちが優れているか気になったっすね‥。
価格は高いが、こだわるなら損はしなさそうだ!
Xperia 1 Vのソニー公式価格は194,700円で、スマホとしては最高級クラスに高いです。間違いなく手が出にくい。
とはいえXperiaのフラッグシップモデル、しかもIVと違って作り込みと安定性もいいもんだから、ハイエンドを求めるユーザーさんにとっては非常にオススメかもしれない。IVから非常に進化しているなって感じますし、他社ハイエンドとも殴り合えそう。
実際にこれで実機レビューもしてみたいですね。ゲームとかカメラとか試しきれていない部分も多く、非常にワクワクさせられますわ。
■Xperia 1 V■
▼公開市場版(Sonyストア)の製品とキャリア版ではメモリとストレージの搭載量が違うので注意して下さい。あとソフトバンクのは強力に本体を冷却するXperia Streamが付属したモデルです。↓
Xperia 10 V、見た目がちょっと豪華になってた
ボリューム的にオマケみたいになっててXperia 10 Vに申し訳ないんだけど、展示されてたので一緒にご紹介。
▼見た目はカラバリが一部変わったのみなんだけど、質感というか見栄えがちょっと豪華になっている印象を受けたんす。光が当たると細かいパールセントが光る感じになってるんですよね。↓
▼特にブラックカラーが結構わかりやすいですね。材質はプラスチックでマット調。指紋も目立ちにくくさわり心地はいい感じでした。↓
やっぱりスリムでしかも軽いから、持ち心地はいいですね。Xperia 1 Vもなんだけど、軽さとか小さい手の人にとっても優しい。
ただSoCを始め画面スペックとかほぼ変わらず進化点が非常に薄いのが切ない。たぶんXperia 1 Vに開発リソース割いたかもしれんのですが、90Hz対応とかなんかは欲しかった。
とはいえ先代の時点で十分なスペックでしたしライトユーザーさんにとっては必要十分でしょう。あとステレオスピーカー化しているので、音質の臨場感もどれほど上がっているかは気になりますね。
ただ価格は7万で、Snapdragon 695‥あまつさえ高リフレッシュレート非対応のミドルスマホとしてはコスパは悪い印象は拭えんかったです。もっと安くしてほしかったな‥。
■Xperia 10 V■
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