RAIJINのスペックと実機レビュー。使える安いDSDSスマホはこれで決まり
FREETELが10月6日に新機種「RAIJIN(雷神)」を発表。使い勝手の良いミドルスペックとデュアルスタンバイ、超大容量の5,000mAhバッテリーを搭載した格安スマホで、非常に人気が高くなりそうな機種です。
早速スペックを確認してみましょう。
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▼2017/2/14更新▼
追加内容履歴:実機ベンチマーク追加、同梱物や外観の実機画像追加、デュアルスタンバイの仕様、カメラで撮影した写真の追加(コンテンツ作成中の為、夜間撮影除く)、2/2追加分:不具合に関する情報追加(個人的にトラブってたマルチウィンドウは解決。)、イルミネーションランプの写真を追加、夜間撮影時の写真を追加、指紋認証についての追記、GPS精度の検証結果追加、バッテリー性能についての評価を追加。2/3追加分:RAIJINの機能に関する項目を追加しました。2/14追加分:RAIJINでのゲーム動作について追記しました。
目次をクリックすると各項目へ移動します
RAIJINの発売日は2月1日と2月9日(カラー別で発売日が異なる)。価格は29,800円。
2017/1/24追記:ヨドバシカメラで新たな発売日がフライング掲載されていました。シルバーとブラックが2月1日、ネイビーが2月9日の予定となっています。公式では追記時点で告知はまだ無いので確定情報ではありませんので悪しからず。
追記:発売日は当初予定してた12月からずれ込み2017年1月27日となりました。
2017/1/23追記:発売日が延期となり、1月27日に発売予定となりましたが、1/23にFREETELへ確認したところ再延期となりました。現在、発売日は未定で公式では後日正式に告知するそうです。最悪です。
個人的に危惧している部分は発売日。
発表された現時点では非常に好印象な仕様で魅力的ですが、発売日が12月予定で約2ヶ月先となっています。
この間に他社が同等の端末をぶつけてきたらFREETELは痛いでしょうね。あと、ユーザーの熱も数ヶ月という発売までの期間で冷めてしまうかも知れません。
ヨドバシカメラで実機を購入。税込32,180円だけど10%のポイントが貰えた!
▼やっと発売開始となったので発売日にヨドバシカメラでRAIJINを購入。約10%のポイントが付いたので実質的には28,961円。↓
RAIJINの性能は使い勝手の良いミドルスペック!
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android7.0 |
SoC | MT6750T 1.5Ghz×4+1.0Ghz×4 |
メモリ | 4GB |
保存容量 | 64GB MicroSDで 128GB拡張可能 |
液晶 | 5.5型フルHD (1920x1080) 画素密度(400.529) |
カメラ | 背面:1600万画素 前面:800万画素 |
対応バンド | LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/28 3G 1/5/6/8/19 GSM 850 /900/1800/1900 |
CA | 3+19/1+19 |
Simサイズ | NanoSIM×1 MicroSIM×1 |
バッテリー | 5,000mAh |
サイズ | 縦153.0mm 横76.0mm 厚さ8.7mm 重量183g |
備考 | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.0BLE テザリング Wi-Fi・Bluetooth・USBに対応 センサー GPS搭載 (A-GPS、QZSS対応) / GLONASS / 加速度センサー /近接センサー / 光センサー / 重力センサー / ジャイロセンサー / e-compass 指紋ユニット有り 充電端子 USB Type-C |
基本動作性能はミドルスペック。価格的にもSoC以外の付加価値を含めて考えると妥当です。SoCにはMediaTekのMT6750Tを採用。MT6750Tではメモリ4GBがサポートされているのでRAIJINの大容量メモリ4GBは飾りではないです。
あと、通信カテゴリ6にも対応しているので、この点は後述する通信バンドの項目に書いておきます。
画面サイズは5.5型で解像度はフルHD(1920×1080)。画素密度は400.529ppiとなっているので画面サイズは大きくても高精細な表現が可能となっています。
Androidには最新のAndroid7.0を採用しているので、WEBブラウザー+You Tubeの様な2画面表示にも対応しています。
センサー類はGPSやジャイロセンサーにも対応しているので、仕様上はポケモンGO等のARゲームも可能です。
RAIJINのベンチマークスコア(AnTuTu/Geekbench4)
▼総合スコアはAnTuTuベンチマークでチェック。スコアは43358点でした。新世代のミドルスペック性能なので去年の今頃に発売されていた同等ランクの製品よりも飛躍的に性能が向上しています。↓
▼CPU性能はGeekbench4で測定。シングルコアスコアは596点、マルチコア性能は2437点
▼RAIJINでAndroid版のマインクラフトで遊んでみました。これくらいの3Dグラフィックなら全く問題なく遊べます。↓
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▼総合性能の評価▼
MT6750Tを搭載する他の端末とそれほど変わらないスコアで、新世代のミドルスペック性能。過去のミドルスペック、その他のスペックのスコアを照らし合わせると、約43,000点台のスコアは、通常使用する分には非常に快適に動きます。
- 但し、グラフィック性能は性能ランク(本機だとミドルスペック)のPerformanceしか持ち合わせていないので、上位機種とゲーム性能を比較すると低スコア。また、MT6750TはMediaTekというメーカーのSoCで、ゲーム性能はSnapdragonやkirinと比較してそれほど高性能ではありません。YouTubeをフルHDで再生する位の能力はもちろん持っていますが、高負荷なゲームではカクつく場合あり。
RAIJINの同梱物と外観チェック!
早速、FREETEL RAIJINの同梱物と外観をチェック。ちなみに僕はブラックを購入しました。
独自機能の使い方や設定方法が記載されている説明書付き。
▼箱をパカリと開けると本体が出てきます。めちゃくちゃ蓋がしっかり閉まっているので開ける時に勢いで端末を落とさないように注意!↓
▼本体の下には保証書などが入っている箱と充電器、ケーブルが入っています。↓
▼FREETELのRAIJINは独自のUIを備えているので、基本的な操作や独自機能の設定方法が記載されている説明書も付属していました。↓
▼同梱されている充電ケーブルは裏表関係無しに挿せるUSB-Cケーブルが付属。↓
▼5000mAhの超大容量バッテリーを高速に充電するために、5V/1.8A、7V/1.8Aの急速充電器が付属しています。↓
▼プラグ部分は固定式で折りたためません。↓
▼電圧電流チェッカーを使って計測。最大7V/1.8Aのタイプで充電されていました。↓
RAIJINの外観は丸みを帯びているので5.5型でも持ちやすくストラップホールもついている。
それでは本体の出来栄えをチェックします。
▼5.5型の大画面を備え、5000mAhのバッテリーを搭載していますが、思っているよりもコンパクトだなぁと言うのが第一印象。↓
▼僕はブラックを購入したのですが、本体の背面はマットな仕上がりでサラリとした肌触り。今日はRAIJINを裸で持ち歩き撮影したりしていましたが、指紋はついてませんでした。これはかなりポイント高い。※油分が付着するともちろん汚れます。iPhone7のジェットブラックの様なテカテカしたブラックに比べて指紋が目立たないということです。↓
▼本体の上面にはイヤホンジャックとストラップホールが付いてます。(間違いじゃないです。説明書にストラップホールと書いてます。)位置的に好みが分かれますが、カバー無しで使いたい方にとってはありがたい設計。↓
▼本体右側面にはボリューム調整と電源ボタン。↓
▼本体左側面にはSIMスロットが付いています。↓
▼本体の裏表周囲はダイヤモンドカットが施されており、光の当たる角度でキラリと光ります。↓
▼本体の背面周囲はこんな感じに丸みを帯びているので、5.5インチながら非常に持ちやすいですね。↓
▼本体底面には裏表関係なしに挿し込むことが可能なUSB-C端子とモノラルスピーカー。↓
▼今までUSB接続機器を接続したい場合は、以下のアタッチメントも持っていると便利。↓
着信ランプも付いてます。
▼着信ランプは前面のスピーカー左側に搭載。↓
指紋認証は背面。精度と速度がイマイチ
▼指紋認証ユニットはFREETELでは珍しい背面に設置。SAMURAIシリーズしかFREETELボタンを採用しないのかな。僕は背面についている方が使いやすくて好きですけど。↓
指紋認証の追記:暫く使ってみましたが、精度と速度がイマイチ。基本的にはタッチすると指紋が自動認証され、自動的にスリープ復帰する感じですが、iPhone7などの高速認証に慣れてしまっていると、同じ感覚ではRAIJINの認証時間に間に合わずロック解除出来ません。
試してみた結果、指紋認証面に指を載せて画面が点灯するまで待ったほうが良いです。あと、先述した通り精度もイマイチなので認識してくれない時もありました。利用頻度が非常に高いユニットですのでもう少し性能向上してほしいところ。
カメラの出っ張りは殆ど無い
▼カメラは、ほんの僅かカメラ周囲のリングが出っ張っていますが、これは全く気にならないです。側面が丸みを帯びおり出っ張りが机に干渉しないようになっているので、ガタガタしません。↓
ホームボタンは静電式で光ります
▼ホームボタンはタッチセンサータイプで画面外に付いています。操作時はピカーとボタンが光りますが、操作していないと短時間で消えます。個人的に消灯時も操作しやすいようにボタンマーク位は欲しかったところ。でも、光るのは暗い場所での操作性が向上するのでありがたい。Zenfone3は光らないですからね。↓
RAIJINをZenfone3、P9liteと大きさ比較。
▼SIMフリースマートフォン界では非常に人気の高いASUSのZenfone3とP9liteをRAIJINと大きさ比較。Zenfone3とP9liteは5.2型、RAIJINは5.5型です。横幅はそれほど変わらず、縦が長いですね。↓
▼厚みを比較。流石に5000mAhのバッテリーを搭載しているので、Zenfone3やP9liteよりもRAIJINは厚いです。でも、RAIJINの外観形状で持った感じはそれほど違和感がありません。流石に重さは感じますが。↓
RAIJINの電波仕様。デュアルスタンバイにも対応!
まずは、利用できる電波をチェック!その後にデュアルスタンバイの使い勝手も評価!
電波はドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルに対応。
RAIJINで利用できる回線ですが、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルで利用可能。どのキャリアのSIMでも不満なく利用可能な主要バンドに3Gも4G(LTE)もしっかり対応しています。
キャリアアグリケーションの恩恵はドコモのみ。
スペック紹介時に「通信カテゴリ6に対応している」と書きましたが、通信カテゴリ6では2波キャリアアグリケーションが利用可能となります。
キャリアアグリケーションとは、2つの電波を同時に掴んで通信速度を向上させる技術ですが、RAIJINではバンド3/バンド19またはバンド1/バンド19の組み合わせとなっており、バンド19はドコモのみが利用しているLTEのプラチナバンドなので、ソフトバンクやワイモバイルではキャリアアグリケーションの恩恵を受けることが出来ません。
デュアルスタンバイに対応しているが一点懸念あり。
まず、RAIJINはMicroSIM+NanoSIMの2つのスロットが搭載されており、2枚のSIMが同時に待ち受け可能なデュアルスタンバイに対応しています。音声通話SIMとデータSIMを別々に運用が可能で、音声通話は大手キャリア、データは格安SIMなどの組み合わせで利用可能。
デュアルスタンバイなので、通話は自動的に通話に設定したSIM、データ通信時は自動でデータ通信に設定したSIMで通信を行います。
但し、2つのSIMを同時利用出来ないので通話中にデータ通信が出来ません。データ通信中に電話がかかってくると、データ通信を中断して音声通話SIMに切り替わります。
懸念しているポイントですが、SIMスロットがMicroSDと共用の場合、MicroSDを利用すると物理的に2枚のSIMが挿せないのでデュアルスタンバイ機能が失われます。
FREETELのスペック表を確認したのですが、SDスロットが共用か独立であるかの詳細が載っていなかったので現在問い合わせています。追記:現時点で発表されている以外の事はお伝えできませんとのことでした。
この点は後日追記しますが、もし、SIMスロットがSDスロットと共用だった場合、少し使い勝手が悪くなるかも知れません。
追記:SDスロットはSIMと共用でした。デュアルスタンバイを利用される方は以下の製品も便利でおすすめです。
【関連】REMAXのカードリーダー付きモバイルバッテリー「RePOWER」が便利すぎる
早速、ワイモバイル(ソフトバンク回線)とドコモ回線の格安SIMでデュアルスタンバイを使ってみた。
▼SIMスロットは先述した通り、MicroSIM(スロット1)とNanoSIM(スロット2)の二枚が挿せますが、NanoSIM側はMicroSDと共用です。↓
▼僕はMicroSIMにドコモ系回線のmineo、NanoSIMにワイモバイルを挿してみました。画面の上部左に2つの電波マークが出てきます。↓
▼FREETELのRAIJINはAPN設定がプリセットで35種類入っています。僕の場合はmineoを自身で設定(リストから選ぶだけ)しましたが、ワイモバイルは勝手にプリセットがワイモバイルを選択してました。SIMによって、自動でAPNを設定してくれる場合も有るみたい。
▼僕が使用したSIMはどちらも音声通話SIMなので、どっちの番号でも電話を着信できました。番号発信はSIM設定画面で都度選択か、SIMを指定するか選べます。以下は都度選択した場合。あと、標準の電話帳はFREETELが展開する”FREETELでんわ”と連動するように設計されてました。↓
SIMに個別の名前を付けることが出来るので、仕事とプライベートを簡単に判断できる。
▼SIMの設定画面で名称を自由に設定が可能。通話履歴にも反映されるので、どちらの番号に着信があったのかが簡単に判別できます。↓
仕事用とプライベート用に2台の端末を利用している方は、この様な細かい部分で使い勝手が変わってきますが、FREETEL RAIJINはデュアルスタンバイ時の動作を細かく設定出来るので使い勝手が良いですよ。
データ通信をどちらのSIMで行うかも設定可能なので、SIM1のデータ量を使い切ったらSIM2を使う。という感じにも使えます。完全にデータと通話を分けて管理出来るので非常に自由度が高いです。
RAIJINのGPS性能。
端末により受信感度が大きく変わってくるGPS。早速検証してきました。
自動車でカーナビを使うのもいいですが、検証には電車が向いています。電車で移動中に線路の経路に沿って位置情報を取得出来ているかをチェックすることで”位置情報が正確に取得できているか”が容易に判断できます。あと、カーナビだと運転中にチェックするのは危険なので、皆さんもGPSの感度や性能をチェックする時は電車がおすすめ。
▼結論から言うと、高速で移動する電車でもバッチリ位置情報を掴めます。約20km移動しましたが、線路の経路から外れる事無くしっかり位置情報を追尾しました。↓
RAIJINのカメラ性能をチェック!
FREETEL RAIJINを使ってオートモードやRAIJINに備わっているその他の撮影モードで撮ってきました。画像加工はブログサイズに合わせる縮小可能のみです。
ちなみにメインカメラは1600万画素、インカメラは800万画素とスペック的には不満なし。
これから紹介する写真は明るい場所と室内で撮影した写真で、まだ、夜間撮影も残ってますが、現時点の評価では、「あれ、FREETELのカメラ頑張ってるじゃん」というのが第一印象。
光を取り込みやすい場所では全く不満のない写真がポンポン撮れます。ちなみに全部手持ち撮影です。
明るい場所での撮影。
▼今日は曇りでしたが、オートモードで撮影したところ、派手な加工は無く見た目に近いナチュラルな写真に仕上がりました。↓
▼その辺に咲いていた花を撮影。↓
▼噴水を撮影しました。これも見た感じそのままで派手な味付けは無し。↓
色鮮やかHDRモードが凄く頑張ってた。
▼逆光を補正して美しい画が撮れるHDRですが、FREETELのカメラは”色の鮮やかさ”にフォーカスしたHDRで、出て来る写真がめっちゃ色鮮やか。個人的に好印象です。一枚目がオート撮影で、2枚目が色鮮やかHDRモードでの撮影。↓
照明の明るい店舗や室内での撮影。
▼雛人形をオートモードで撮影。↓
▼花屋で撮影。これもオートモードでサクッと撮影したもの。↓
▼同じ花屋さんで撮影。オートモードですが、奥行きのある撮影では奥がボケる傾向あり。↓
▼自宅で撮影用照明を当ててカメラを撮影。↓
飯の撮影。
▼立ち寄ったお店でオートモード撮影。個人的にお料理撮影モードがあれば良かった。でも、思っているよりも綺麗に撮影できました。良くも悪くも”ナチュラル”な写真。お料理はもう少し色鮮やかなほうが美味そうに見える。↓
一眼レフモードでボケ味を作り被写体を際立たせる撮影が進化してた。
以前からFREETEL端末の一部で一眼レフモードを使えますが、RAIJINは撮影スピードが早くなった。一眼レフモードは焦点の異なる写真をパシャ、パシャっと2回撮影するのですが、撮影間隔が早くなったことでブレが軽減されて仕上がりも良くなってます。
▼一眼レフモードで撮影すると、撮影後に”ボケ味”を調整できます。1枚目がボケ度が一番弱く、2枚目がボケ度を最も強くしたもの。被写体が上手く際立ってます。少し”C”のボケ味がイマイチですが、シングルカメラでは上々な出来栄え。↓
案外、接写もイケる。
▼どこまで近づいて撮影できるのか気になったので、腕時計を使って接写してみました。被写体から4cm~5cmくらいまで近づけます。↓
夜間の撮影。
RAIJINで夜に撮影してきました。
ちなみに、撮影モードの中に「夜景」というモードはありませんが、オート撮影で周囲の状況を自動で判断してオートモード時に画面に「夜景」と出てきます。
▼夜間での撮影時は周囲の明るさを得る為にシャッターが長時間開くようです。この様に車に流動感が出るのはシャッターを押してから切れるまでに長時間シャッターが開いている証拠。↓
▼先日撮影した噴水の水も長時間シャッターが開いているので、水しぶきの瞬間を捉えるというよりもシルキーな撮影となります。↓
▼ド派手な照明が印象的な名古屋ドン・キホーテ。↓
▼光量の凄い街灯は白飛びしてしまいました。↓
被写体までの距離で夜間撮影時の出来栄えが大きく変わる。
ぶっちゃけ、これまでの夜間撮影の感想はイマイチ。光量が少なすぎて華やかさに欠ける写真に仕上がっています。
あれこれ撮影している時に気が付きましたが、被写体までの距離(フォーカスしてRAIJINが光量やカラーをしっかり認識出来る範囲)で撮影すると、華やかさがブワッと広がります。
今回は持ち合わせていたZenfone3の夜景モードで同じ被写体を撮影してきました。
▼Zenfone3の夜景モードでイルミネーションを撮影。これまでのRAIJINの夜間撮影と比べるとパリッとした写真でイルミネーションも際立っています。↓
▼こちらがRAIJINのオートモード(夜景)で撮影。シャープさはZenfone3に敵いませんが、非常に華やかな写真になりました。三脚を使うとZenfone3以上の出来栄えになりそう。↓
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▼アウトカメラの評価▼
光を取り込むことが容易な昼間や店舗での撮影は比較的明るくシャープな写真を撮影出来ますが、夜間撮影になるとやはり弱いという印象。夜間撮影では被写体までの距離が近ければ華やかな写真が撮影出来ますが、被写体までが遠いと全体的に華やかさに欠ける写真になりました。
- また、余談ですが、RAIJINは設定から手ブレ補正が利用できますが、手ブレ補正+夜間だと、シャッタースピードが長時間開き、手ブレ補正の補正揺れで余計にブレます。これは相性が悪いんだなと。
- カメラのレンズ性能が高ければもう少しシャッターの開く時間を短く出来て、パリッとしたブレの少ない撮影が出来ますが、RAIJINの場合はそのへんが弱いので、モヤッとした写真に仕上がります。夜景を撮影するには三脚が必須かと思います。
- 以前からFREETELのカメラはそれほど評判が良くなかったですが、少しずつ改善されえいるとはいえ、まだまだ改善の余地はありそうです。スマホの機能でカメラは利用頻度の高い機能ですので、惜しみなく力を注いで欲しい所。
- きっつい言い方ですが、大手キャリアの端末を使っている方はフラッグシップモデルを使っている方が多く、RAIJINに乗り換えるとカメラ画質に不満を抱く可能性は高いです。
- カメラ機能を重視される方はHUAWEIあたりを選択したほうが幸せかと思います。
インカメラで撮影。
▼インカメラに切り替えるとビューティモードがデフォになってます。それとは別にモノクロなどの加工を付け加える事も可能。ビューティモードは強度を選ぶだけのシンプルなものですが、それなりに強力。髭とかめっちゃ消えてる。↓
RAIJINのバッテリー性能をチェック!
RAIJINの特徴でもある5000mAhの大容量バッテリー。使ってみましたがモンスターバッテリーという名に相応しい性能でした。
良くあるシチュエーションの輝度真ん中設定、輝度自動調整ONで満充電からYouTube動画を再生開始した時のバッテリー消耗とバッテリー切れから付属充電器でを使用して満充電までの時間を測定しました。
▼満充電が19:34で電池が切れちゃったのが翌日の10:57でした。この間はYouTubeが流れて画面が点灯状態。驚異的な電池持ちです。↓
▼13:01に1%の状態から充電を開始して満充電が17:08。約4時間で充電完了しました。↓
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▼バッテリー評価▼
容量が多いので当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが、体感の電池持ちは驚くほど向上します。スマートフォンで多い2500mAh~3000mAhを利用されている方はビックリしちゃいます。
- 節電効果を向上したというよりも、物理的に容量を増やしているので、WEBブラウジング・動画視聴・ゲームなど、今までと同じ使い方で利用時間がグッと向上するのは大きな魅力。
- 一般的なスマートフォンよりも利用時間が1.5倍から2倍に増えるので、仕事帰りに電池なくなっちゃうという方は恩恵をがっつり受けることが可能です。
RAIJINの機能をチェック!
この項目ではFREETEL RAIJINのアプリや独自機能などをまとめています!
RAIJINにプリインストールされているアプリは少なめ!
▼初期でインストールされているアプリは非常に少なく、必要最低限という印象↓
緊急警報に対応している?
▼ホーム画面に”緊急警報”のアプリが備わっています。購入後は初期設定しましょう!↓
初期状態ではFREETEL独自の操作方法。
通知とクイックメニューの表示方法。
▼Android端末の標準操作では、画面上部から下にスワイプすることで、一段回目に通知、さらに引っ張るとクイックメニューにアクセス出来ますが、FREETELの初期状態では、画面上部からのスワイプで通知のみが表示されます。↓
▼クイックメニューは画面下からスワイプアップすることでアクセス可能です。↓
▼クイックメニューのWi-Fiや電波マークが載っている項目は左右スライドが可能で、左にスライドすると並び替えの設定項目が出てくるので、ここからクイックメニューをカスタマイズ可能です。↓
標準の通知&クイックメニューで利用したい場合は切り替えが可能です。
▼設定からFREETEL UIに進み、スワイプアップランチャーを選択してOFFにしましょう。↓
▼スワイプアップランチャーをオフにすると標準の通知&クイックメニュー表示に切り替わります。↓
RAIJINで利用できる便利な機能。
ホームボタンや戻るボタンの配置は変えることが出来る?
▼設定からFREETEL UIに進み、ハードウェアキーの項目からキーの配置を変更可能です。多用する戻るボタンの位置を左右どちらでも設定が可能なので、右利きでも左利きでも使いやすい設計となっています。↓
ホームボタンをダブルタップした時の動作を変更する。
▼RAIJINはホームボタンをダブルタップした時の動作を任意で割り当てられます。個人的に利用した感じでは、ダブルタップの動作にアプリ、起動アプリをカメラに割り当てが1番使い勝手が良かったです。↓
ホームボタンや戻るボタンが壊れた!そんな時の対処法。
▼もし、ホームボタンや戻るボタンが壊れた場合、一旦再起動してから(ホームボタンが壊れた場合、立ち上がっているアプリからホームに戻れないため、再起動してホーム画面を表示します)設定→FREETEL UI→FREETEL Keyを有効にしましょう。↓
▼FREETEL Keyが有効になると画面上にSoftwareキーが表示され、ここから操作が可能となります。万一の時に役立ちます。↓
2つのアプリを1画面で表示したい!
RAIJINは最新のAndroid7.0を搭載しており、Android7.0で利用できる2画面表示が可能です。もし、上手く使えない時は次の項目の不具合情報欄に改善方法を書いているのでどうぞ。
▼標準ではホームボタン右側のマルチタスクボタンを押すと、起動中のアプリが表示されます。2画面表示する場合は、アプリのタイトルを長押しすると画面上部に「分割画面を使用するには・・・」と出てくるので、アプリ画面をそのまま上にスライドしましょう。これで2画面表示が可能となります。↓
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▼機能面の評価▼
個人的には不要なアプリは入っておらず好印象。スワイプアップランチャーもSAMURAI REIから改善され、問題なく利用可能です。(以前は文字入力のフリック上部スワイプでスワイプアップランチャーが誤作動していた経緯あり)。
- 僕はAndroid7.0の新機能である2画面表示でトラブりましたが、現在は問題なく動作しています。便利機能は少ないながらも戻るボタンの配置変更が可能であったり、ホームボタンが誤作動や故障で動かなくなった時に利用できるFREETEL Keyなど、痒い所に手が届いていると感じます。
- あと、標準のホーム画面はアプリを追加すると全てのアプリがホーム画面に表示されるiPhone系の表示方法なのでスマートフォン初心者でも分かりやすいですね。僕は使った限り独自機能もシンプルで好印象でした。操作は非常にイージーです。
RAIJINの不具合。
FREETELがRAIJINのソフトウェアに関して不具合を告知しています。
Android7.0のマルチウィンドウが動作しました。
TwitterやFacebookで報告していましたが、購入当初、Android7.0の新機能であるマルチウィンドウ機能(2つのアプリを1画面に表示出来る機能)が上手く動作していませんでした。
症状としてはウィンドウ選択画面で長押ししても「分割画面を使用するにはここにドラッグします」と出てこないので分割画面に出来ないという感じ。
ちなみに操作が間違っている訳ではありません。なんせ僕、Android7.0のNexus5xでマルチウィンドウ使ってるんで。。。
RAIJINでは上手く機能しなかったので、Android7.0のNexus5xでマルチウィンドウ機能が動作するアプリを再確認(この時はYouTubeとChrome)して、RAIJINで試しましたが上手くいかず。
ワイヤレスアップデートも最新版。再起動するも治らず・・・。
というわけで切り分けの為に初期化。これで治りました。
ちなみに、アプリが悪さしているのかと思い、初期化前にインストールしたアプリをリストアップして、1つずつインストールして検証しましたが、結局、初期化前の構成に戻しても再現性がなし。
うーん。結論としては良く分からないってのが現状ですが、何か内部的に不具合を起こしていたのかなぁ。
皆さんもRAIJINに限らず、Androidスマホってたまーに不具合を起こすことが有るので、問題が起こった時は再起動やアップデートの確認→問題解決しない場合はアプリリストアップしてから再起動の順で試してみて下さい。
RAIJINは購入前に実機を触りましょう。
RAIJINは5,000mAhという超大容量のバッテリーを搭載していますが、その代償として5.5型のサイズ、8.7mmの厚さ、183gの重量で、思っているよりも大型のスマホです。
毎日手元で利用するスマホだからこそ、サイズや重量は軽視するべきでは無いポイントです。
また、メインカメラに1,600万画素、インカメラに800万画素のカメラを搭載していますが、スマホのカメラでの描写力はスペックだけではなく、カメラアプリにも左右される部分が大きいので、カメラに関しても実機を触ってからにしましょう。
ネットでの購入は安く手に入るので購入方法としてオススメですが、その代わりに実機を触って選ぶことが出来ません。
後から後悔しないためにも、スマートフォン本体は実機を触ってから購入検討して下さいね。ネットで注文するのは触ってからでも遅くはないはずです。スマホからいつでも何処でも注文は出来ますからね。
長々となりましたが、FREETELのRAIJINは最新Androidが利用できて、使い勝手のよいデュアルスタンバイも使え、ドコモに関してはキャリアアグリケーションで通信も快適。また、価格もミドルスペック帯で手を出しやすい29,800円となっているので、非常に良くまとまった端末です。
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