MediaTek「Dimensity 8200」発表!コスパに優れたDimensity 8000シリーズの新モデル
MediaTekが新型SoC「Dimensity 8200」を発表!セミハイエンドモデルに位置するDimensity 8000シリーズの新型が登場です!
Dimensity 8200の特徴
Dimensity 8200の特徴は以下の通り!
Dimensity 8200のハイライト
- ハイエンドクラスのスペック
- AI処理コアにはMediaTek APU 580を採用
- MediaTek Imagiq 785に対応したカメラ機能
- 搭載可能なディスプレイは最大でWQHD+/120HzまたはFHD+/180Hz
- 3CC キャリアアグリゲーションに対応
▼Dimensity 8200のCPUには高性能側にCortex-A78、省電力側にCortex-A55を採用。ただし、高性能コア側は以下のようにクロック周波数を高めているコアを1基用意しています。↓
- Cortex-A78: 3.1GHz x 1
- Cortex-A78: 3.0GHz x 3
- Cortex-A55: 2.0GHz x 4
GPUコアにはDimensity 8100と同じMali-G610を採用。フレームレートを安定させる機能など、ゲームプレイをしっかりとサポートしてくれるMediaTek HyperEngine 6.0と組み合わせることで、長時間のバッテリー駆動時間と高フレームレートを両立したゲームプレイが可能とのこと!
メモリはLPDDR5、ストレージはUFS 3.1とハイエンドらしい組み合わせに対応している模様です。
今のモバイル端末では必須の処理となったAIを使用した機能ですが、Dimensity 8200はAI処理コアにMediaTek APU 580を採用。タスクやフュージョン処理等のタスク効率を最大化させると謳っています。
MediaTek APU 580により、熱制限や電力効率が非常に重要となる条件下におけるデバイスメーカーの厳しい電力要件に対応できるとも記載しています。
Dimensity 8200は3億2,000万画素のメインカメラ/3,200万画素のトリプルカメラに対応。MediaTek Imagiq 785により、AIノイズ低減機能や自然な背景ボケ効果が可能なデュアルカメラによるビデオ撮影も可能としています。
Dimensity 8200が対応するディスプレイは最大でWQHD+/120HzまたはFHD+/180Hz。ゲーミングモデルのディスプレイにも十分耐えうる組み合わせです。
また、MediaTek Intelligent Display Sync 2.0に対応しているので、ゲームのフレームレートを検知してディスプレイのリフレッシュレートを場面に応じて調整してくれるとのこと。
気になる通信周りですが、Dimensity 8200は5Gの3CCキャリアアグリゲーションに対応。スマホ側が対応していれば安定した通信を高速に使用することができそうです。
続々採用されるとすれば、かなり人気が出そうなSoC!
Dimensity 8200を搭載した機種は既にVivoのiQOO neo7 SEが発表済み。
Dimensity 8200はライバルで言うところのSnapdragon 870に位置するセミハイエンドに位置するSoCですが、内容的にはDimensity 8100のマイナーアップデートに留まるなというのが個人的な印象です。
とはいえ、Dimensity 8100の時点でライバルと比較してもかなりの性能を発揮していている上、Dimensity 8200搭載機種も日本円で4万円台と安価な値段設定でしたので、続々採用されるとなれば結構人気が出そうですね!