CHUWI MiniBook X N100のレビュー。約5万円でIntel N100搭載の10.5型UMPC!コスパも良し!
CHUWIから大きめサイズUMPCのMiniBook X N100が発売!CPUを話題のエントリーモデルであるIntel N100へグレードアップした10インチクラスのディスプレイが特徴的なUMPCです!
今回は実機をメーカーさんのご好意で提供いただいたので早速レビューしていきますよ!
良かった点
- 安価なUMPCとしてはコスパ高め
- 無理の少ないキーボード配置
- ファンの音は小さめ
注意点
- ディスプレイのリフレッシュレートは50Hz止まり
- タッチパッドの使い勝手は少しイマイチ
- バッテリー持ちは少し悪い
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■MiniBook X N100■
初出時価格→49,900円
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■MiniBook X N100(ピンク)■
初出時価格→53,900円
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
UMPCとしては大柄なサイズ
▼CHUWI MiniBook X N100の外箱はこんな感じ。最近のCHUWIの外箱デザインに則っているようです。もしかしたら前モデルと同じ箱デザインかもしれませんね。↓
▼前面の下部にはMacBookのようにディスプレイを持ち上げやすいように窪みが設けられています。指1本で持ち上げるのは流石に不可能でしたが、窪みの長さはしっかりと取られているので、指は引っかけやすいかも?↓
▼背面は360度回転可能な構造のためなのか、上下部分のエッジは丸くなっています。↓
▼手で持った感じですが、サイズや重量からか、片手で軽々とはいかないなという印象を受けました。↓
▼重量は実測で915g。そりゃ片手で楽々とはいかないもんだ…↓
▼手持ちのUMPCであるドン・キホーテのNANOTEとサイズを比較。NANOTEは7インチクラスということもあってか、大きさは全く違いますね。親ガメと子ガメみたいになってる…↓
▼左側面はイヤホンジャックと排熱部分が配置されています。排熱部分は冷却用の金属が目前まで迫っています。↓
▼右側面にはType-C端子と電源ボタンが配置。左側ほどではありませんが、かなりシンプルになっています。↓
▼天板には何の刻印もされていません。THEシンプル。↓
▼底面は思った以上に面積広めな排熱用の穴が開けられています。↓
▼付属品は本体以外はACアダプターのみと最低限まで絞っている構成。余談ですが、最大出力は36Wの模様です。↓
ディスプレイは360度回転可能なYOGAスタイルを採用!リフレッシュレートは50Hz!
CHUWI MiniBook X N100はディスプレイが360度回転可能!
▼ノートPCのように使う際はこんな感じ。360度回転可能な為、普通のノートPCよりも柔軟な角度で運用が可能です!↓
▼360度回転した際はこんな感じ。タブレットライクなスタイルになります。↓
また、タブレットスタイルになった場合はキーボードやタッチパッドが無効となるので、誤入力の心配無く使うことができますよ!
▼地味〜に注意すべき点はリフレッシュレート。実は内蔵ディスプレイでは最大50Hzまでと60Hzを切っているんですよね。↓
OneMix4でも50Hzまでしか対応していないモデルがあるとの話なので、本機に限った話ではありませんが、リフレッシュレートを重視する方はご注意下さい!
普段使い用途ではしっかりと使えそう!
CHUWI MiniBook X N100のCPUはAlder Lake-N世代のプロセッサであるIntel N100を搭載。4コア4スレッドでターボブースト時は最大3.40GHzまでクロック周波数が引き上げられます。
Intel N100はいわゆるエントリークラスに属するプロセッサなので、同(Alder Lake)世代の上位クラス並みの性能は発揮できないものの、ウェブブラウジングや動画視聴くらいなら十分こなせる性能を有しています。
実際にブラウジングや動画視聴などを行ってみたものの、8GBよりも多いメモリ12GBということも相まって快適に行うことができました。後述するゲームはともかく、ライトなオフィスユースや動画視聴などは不満無く行うことができそうです!
ゲームはあまり快適ではないかも
CHUWI MiniBook X N100の内蔵グラフィックスは24コアのUHD Graphicsと、最新世代のIntel製CPUの中では相対的にGPU性能は低め。
- 快適・サクサク
- 普通・楽しめるレベルで遊べる
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
タイトル | 評価 | FPS |
Rainbowsix Siege(HD、低) | 普通・楽しめるレベルで遊べる | 30〜50FPS |
APEX LEGENDS(HD、低) | モッサリ・カクカク | 5〜20FPS |
Muse Dash(FHD) | イマイチ・妥協が必要 | 70〜90FPS |
▼Rainbowsix Siegeではエリミネーションをプレイしてみました。FPS上ではそこまでではないものの、普通にゲームが遊べるくらいには動作していました。とはいえ、対人モードでは不安が残るのも事実ではありますが…↓
▼APEX LEGENDSは訓練所でテスト。HD解像度の低画質で尚且つ対人戦ではない射撃練習場でもカクつきが酷く、マトモにプレイできるような雰囲気ではありませんでした。↓
▼Muse Dashは負荷が軽めのゲームだけあり、カクツキは全く感じられませんでした。↓
ということで、CHUWI MiniBook X N100でガッツリゲームを遊ぶのはキツいなという印象を受けましたが、Muse Dashなどの軽めのゲームはなんとか遊べそうな感じだったんですよね〜。
筆者はIntel N95搭載のPCも触ったことがあるんですが、だいたい似たような動きなので、AlderLake-N世代のプロセッサは大体似たような感じなのかもしれないですね。
キーボードの配列は無理が少ない!ライトも有!
UMPCで気になるのはキーボードの配列。面積が小さい分配列がメチャクチャだったりするんですよね。
▼CHUWI MiniBook X N100のキーボードはこんな感じ。今回は日本語キーボードですが、思ったよりも無理のない配列になっています。↓
▼キーピッチは横が約12mm。ある程度離れているのもあってか文字入力の際の窮屈さは感じませんでした。↓
キーの打ち心地も少し柔らかめなものの、しっかりとした感触もあって悪くありません。文章の入力作業でも十分耐えうるような印象を受けました!
▼余談ですが、使用中はキーボードが光るようになっているので、多少の暗がりでも視認ができるようになっているのもGOOD。↓
タッチパッドは小さい&押し込み可能部分が少ない
キーボードはフルサイズに近く使いやすい反面、割と食っていると感じたのはタッチパッド部分です。
▼タッチパッドはかなり横長で狭め。とりあえず用意しているだけ感はありますねぇ。↓
それだけならまだ「タッチパッドが小さいなぁ」と思うだけで終わりなんですが、それに加えて押し込み可能な面積が小さいのも個人的に気になりました。
▼押し込みができるのは以下の範囲内。ただでさえ小さいタッチパッドでも輪にかけて小さい面積でしか押し込みができなくなっています。↓
▼参考までに、同じくらいのサイズ感であるOneMix4の押し込み可能範囲内は以下の通り。タッチパッドの面積こそ同じくらいですが、OneMix4では殆どの箇所でしっかり押し込みができるので、快適さは段違いなんですよね。↓
もちろんタップでもクリック操作は可能なものの、せっかくのタッチパッドですし押し込んでのクリックも快適に使いたいと考えるのは人情ってもんでしょう?(言い過ぎかな?)
幸いにもディスプレイはタッチ対応の為、場面に応じて併用するのが賢いかもしれません!
どちらのポートでも充電が可能!
CHUWI MiniBook X N100にはType-Cポートが2基搭載。片側にコンセントマークが付いていることと、公式ページでは片方が充電とデータ転送のみと記載されていたので、てっきり片側だけしか充電は対応していないと思っていました。
個人的に気になって試したところ、左右どちらの端子でも充電や映像出力が可能。充電能力も同じようなので、どっちの端子でも全く同じように使うことができそうです!
発熱はそれなり。ファンの音はかなり小さい!
CHUWI MiniBook X N100は大柄とはいえ面積の小さいUMPCですので、排熱絡みの問題は気になるところ。
発熱しやすいのは、底面でも左側面に近い部分で、当該箇所は冷却用のファンも配置されている箇所ですので、膝に置いて作業する際に発熱が気になりやすい箇所だというのは頭に入れておきましょう。(ノートPCではありがちな場所ですけどね!)
▼参考までに以下へ発熱部分の温度を記載しておきます。↓
- Rainbowsix Siegeをプレイ中:43.5度
- YouTubeでの動画視聴時:35.5度
高負荷時でも50度までは到達しなかった為、アッチッチで触れなくなるほどではありませんでした。まだこれくらいなら許容範囲内かな。
また、高負荷時のファンの騒音に関しては50dBほどの範疇に収まっているので、環境(周りがかなり静か)によっては気になるかな?程度で、ほとんど音がしないのはアピールポイントと言えるでしょうね!
バッテリー持ちは悪め
CHUWI MiniBook X N100はUMPCということもあり、バッテリー持ちが気になるところです。
筆者がテストした結果は以下の通り。
- PCMark 10でベンチマークテスト:27%消費
- 3DMarkでベンチマークテスト:12%消費
- YouTubeで20分ほど動画再生:12%消費
こうして見ると、CHUWI MiniBook X N100はバッテリー持ちは良くないかもしれません。というか、普通のノートPCとして考えると悪い方ではないでしょうか。
まぁ、UMPC自体そこまで体積が大きくないことから、バッテリー容量が稼ぎにくいこともあるとは思うことから致し方ない点ではありますけどね〜。
最悪Type-C端子を用いてモバイルバッテリー経由で充電可能なので、外出先でガッツリ使う際は大きめのモバイルバッテリーを持って行くといいかもしれません!
CHUWI MiniBook X N100をオススメできる人
CHUWI MiniBook X N100はこんな人にオススメできるUMPCです。
- 少し大きめのUMPCが欲しい方
- 普段使いである程度快適に使えるUMPCを安価に手に入れたい方
CHUWI MiniBook X N100は先行して発売されていたCeleron N5100搭載モデルの後継としてリリースされたUMPCですが、前モデルの良い部分をそのままにCPUをパワーアップさせたマイナーチェンジモデルと言えます。
タッチパッドがちょっと使いにくかったりバッテリー持ちがチョイ悪かったりやリフレッシュレートが50Hzまでだったりはしますが、そういった点をコミにしてもバランスの良いUMPCだと感じました。
価格も約5万円と仕様を考えると納得の価格で、比較的安価なUMPCの中ではかなりコスパの高いPCに仕上がっていると思います!
Intel N100の凄さも改めて感じることができましたし、個人的には触れて満足!なUMPCでしたよ!オススメです!
CHUWI MiniBook X N100の購入先まとめ
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓
■MiniBook X N100■
初出時価格→49,900円
▼楽天市場↓
▼公式ストア↓
■MiniBook X N100(ピンク)■
初出時価格→53,900円
▼公式ストア↓