Teclast M50 Miniの実機レビュー!使って気付いた注意点と良いところ!
柳生です。Teclast製の8型小型モデル「Teclast M50 Mini」を提供いただいたんで実機レビューしていきますよ!8型で格安、それでいてミドルレンジ性能を持ち合わせているモデルの実力はどれほどか見ていきましょう。結論から言うと使いやすくて性能も満足、ってレベル!
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
デザイン:鮮やかな緑色。まさにTeclastって感じ
▼個人的にはこのTeclast M50 Mini、8型サイズ故に持ちやすさは結構気に入っています。片手で持ってもこんな感じで、電車ん中で電子書籍を読むにもバッチリ!↓
ただ、スパっと直角に切り落としたフラット形状なので持ったときのフィット感は皆無に近いです。
▼しかもカドの部分が妙にトガっている感じがあって、バリをとってないプラモの部品みたいなチープな感じが非常に気になりました。作り込みが甘いのか?価格なりとはいえ持ち運べるセルラータイプとしては不満点っすね。↓
▼こちらはカメラデザイン。出っ張りもやっぱある。見た目だけは立派ってのも格安あるあるだけど個人的にはなかなか好き。構成は1300万画素+30万画素の組み合わせです。↓
性能:ギリギリをゆく及第点レベル
Teclast M50 MiniはUNISOC T606っていうSoCを搭載しております。分かる人にとっては「またこれか」ってなるやつ。
どれほどサクサク動くかというと、最低限動かせるってレベルです。たとえばマップとか動画アプリとかの立ち上げも、早いわけではありません。でも遅すぎるとか重たさでイラつくってほどでもなく、そういう意味では及第点に感じます。
▼ただし3Dゲームは無理。RPG系とか2D系とかなら普通に遊んでいける‥って感じです。↓
▼Unisoc T606がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!SoCが同じなら動きは大体同じで本機も似たような感じです!許容範囲であるか確認してください!↓
ディスプレイ:解像度は低い
Teclast M50 Miniのディスプレイは8.67インチの液晶タイプ。解像度は1340×800とHD+クラスなので、FHDのと比べてドット感は気になるところです。時計とかの小さい文字やアイコンの粗さも気になるところ。
▼ただ形状はカドが丸められており古臭さは感じません。ここはさすが、2024年モデルって雰囲気あるぜ。↓
▼あと解像度は低いとはいえ小型なので10インチのHD画面と比べたらだいぶマシで、動画を流し見したりって使い方でもそれほど不満はないかな、という所感でした。↓
あと明るさの自動調節機能にも対応しており、これは同じ8型モデルのP85Tにはないメリット。暗所でも明るさ調節をする手間が減らせるのはいいね!といってもセンサーの位置次第で明るさがコロコロ変わるんで、場合によっては鬱陶しくなることはあるんですが‥
また、最大輝度が低いので野外での視認性は悪いです。青空の反射だとほぼほぼ見えなくなり、この点は安価なモデルなりといったところ。
Widevine L1対応はじつに偉い
結構これもあるある化しているんだけど、普通にタブレットとして嬉しいのがWidevine L1対応。これがあることで、プライムビデオとかでHDの高画質再生ができるんですよね。アニメやドラマとか見る方々は歓喜!
▼ましてこのモデル、詳細は後述するんだけど車載用途にも適しているスペックだから‥車内で家族とアニメとか、キャンプ行くときや長旅ドライブでまったり映画を流すとか、そういう使い方でも満足できると思えます。↓
格安機としてはタッチの反応がけっこう良かった!
結構驚いたんだけどこのTeclast M50 Mini、タッチの追従性や反応が結構良いです。リフレッシュレートは60Hzですが、操作性自体は結構キビキビしててたまげた!ってなった。
▼電子書籍をめくる時、WEBのスクロール、SNSを流し見はもちろんカーナビのスクロールもマジでトントンサクサク動いてくれる。ハイエンドスマホとかギャラタブには至りませんが、この価格でこれは素晴らしいよ!↓
スピーカー:音質も位置も✕
▼Teclast M50 Mini、P85Tと同様にタテ向けのスピーカー配置となっております。横倒しの場合だとこんな感じで右側から音が出てしまうため、バランスが変に感じてしまうのがネック。音質も格安なりでスカスカ気味です。↓
悲報:イヤホンジャック非搭載
スピーカーは正直チープでも良いんだけど一番いただけないのはイヤホンジャックが無いこと。なぜオミットしたんだ‥
筆者はスピーカーに出力して高音質で音楽を流す、って使い方をしていただけにここが非常に残念。クルマでもAUX端子入力で車載スピーカーから音を出して楽しむってこともやりづらいです。Bluetooth無線を使うしかないのか。
カメラ:AI対応とはいえ格安タブレットの域を出ない
Teclast M50 Miniはデュアルカメラという名のシングルカメラ。サブカメラは補助なので単体撮影ができません。
▼撮影した写真はこんな感じでした。AIも対応だそうなんでシーンによってソフトで補正を入れている模様。とはいえタブレットなりではありまして、記録撮影向け。↓
▼ポートレートモードも対応なので試してみた。背景はわりとボケてますが帽子部分の切り分けは出来ていませんね(´・ω・`)。↓
▼インカメラはこんな感じです。解像感皆無。めちゃくちゃノイジー。↓
バッテリー:電池持ちはまずまず
▼電池持ちは特段良いわけではなく、かといって悪いわけではないです。2時間のYoutube視聴で計測したら25%ぐらい減った。タブレットは大画面で消費電力もあるためスマホより電池持ちは短めな傾向にあり、Teclast M50 Miniもその1つ。↓
セルラータイプのタブレットなので電池持ちは重要な部分も出てきます。長時間の外出であればモバイルバッテリーは必須でしょう。
OS:シンプルAndroidだけど便利に使える!
Teclast M50 MiniのOSはAndroid 14で現行バージョンとなります。最新なのはGoodな反面、格安機なのでメジャーアップデートしてくれるかは不明。
▼シンプルなAndroid、とはいえ便利機能は割とあります。たとえばタスクバー機能。待ち受けで最下段にブチ込んだアプリが、Windowsみたく常駐してくれるんでショートカット起動も楽ちん!↓
小型で格安なのにSIM使えるってすごいじゃん!
結構おおっ!ってなった部分がこれ。SIM対応なんですよ。1万円台モデルで、しかも小型となればなおさら驚いた(逆に、これがなかったらP85Tとダブりすぎるからレビュー蹴ってたんだけど)。
▼デュアルSIM対応、筆者が試したところLINEMO(ソフバン)、楽天SIMどちらも使えました。APNもちゃんと入ってて、SIM挿しただけで使えたのもGood。↓
車載タブレットとしても使えるというのはつまりそういうこと。外出先でもデータ通信ができるんで、圏外エリアを除けばどこでもニコニコ動画(Re:仮)やYouTubeを見たりできるのが良いんスよねぇ~~~!
電話もできるから家に置いて固定電話にも使えるゾ
たまーにSIM対応タブレットでも電話ができないモデルがあるのでSIM対応=電話できるとは書けないんだけど、Teclast M50 Miniは電話アプリがプリインされており通話もできました。
▼車載ってのもそうだし家に置く固定電話用途にも使えます。イヤホンジャックはないし受話器的なもんも当然ないから基本スピーカーになるんだけど。↓
GPS+コンパス搭載も素晴らしい
もう1つ素晴らしいと言いたいのがコンパス内蔵なんですよこれ。SIM、GPS対応タブレットでもコンパスまで押さえているってことはあまりなかったんで、まさかTeclast M50 Miniにコンパスがあるとは思わなかった。
▼コンパスがあると何が違うかっちゅうと、Google マップで今向いている方向がすぐわかるって点。徒歩でナビする時とか、カーナビでの方向特定にかかる時間が短縮されたりってのも結構有難いんす。↓
一応コンパスなしのモデルでもナビ開始すれば動きから向きを合わせてくれる仕様にはなるので困ることは無いと思うけど、なぜこのモデルにコンパスまでブチ込んだんだろうか‥妙に力の入れようを感じさせますね。
Teclast M50 Miniのレビューまとめ!
Teclast M50 Miniはこういうタブレットがほしい方にオススメしたいモデル!
- 安価だけど不満なく使える性能のモデル
- コンパクトタブレット
- 車載カーナビに使えるタブレット
筆者が持っているTeclast P85T(9500円ぐらい)より価格は上がれど性能も機能性も上がってて、もうひとふんばりのある性能を求めるって場合にもありかも。
サウンド面、とくにイヤホンジャックがないのは個人的に致命的ではあるのですが、筆者からすると車載用としてはマジで素晴らしいと思える1台です。今はマイカー持ってないんだけど、もしクルマ手に入れたらこれは買いかもしれん。
価格は通常19900円、セールだと15900円ほどで売られていたので、個人的に1.6万円弱あたりなら狙う価値は大アリです(`・ω・´)。
Teclast M50 Miniをお得に買える購入先まとめ!
■Teclast M50 Mini■
初出時価格→19,900円
▼リアルタイム価格は以下からチェックしてみて下さい!※価格変わらず90Hz対応版に切り替わりました!↓