Nothing Phone (3a) の本音レビュー!着実に進化した個性爆発優等生スマホ

Nothing Phone (3a)が日本に上陸!という話は別記事で紹介したんですが、ひと足お先に日本版の実機を頂きました。感謝!という訳で実機でレビューしていきます。

Nothing Phone (3a)は2025年4月15日に発売で日本版はeSIMやFeliCaも搭載。お値段は8+256GBが54,800円、12+256GBが59,800円です。

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初出時価格→54,800円(8+128GB)
初出時価格→59,800円(12+256GB)

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▼特徴を4分30秒でまとめた動画も出しているので良かったらチェックしてみて下さい!(チャンネル登録もよろしくお願いします!)↓

スペック、ベンチマーク、検証結果

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相変わらずインパクト大なボディー

▼筐体はブラック、ホワイト、ブルーの3色展開!ブルーは楽天モバイル専売だそうです。ウチにはホワイトが届きました。↓

▼Nothing Phone (3a)はディスプレイサイズが前モデルから0.7インチアップ!6.77インチに大型化しています。↓

個人的にちょっとこのサイズは扱いづらさを感じましたが、動画やゲームを永遠と消化している友人に触らせると「ベストサイズ👍️」と言ってました。

確かに動画やゲームは大画面のほうが良いです。僕もゲーム用のスマホは6.8型ですし。

▼iPhone 16と比較するとこんな感じ!でっかいですね。↓

背面は前モデルから引き続きと言った感じでガラッと変わった訳ではありませんが、やっぱりNothing Phoneの背面デザインはインパクト抜群です。

▼こんなの持ってる人いたらジーっと見ちゃいそう。↓

そうそう、背面パネルは前モデルのプラスチック製からガラス製に変わりました。大型化したのもありますが、重量は190g→201gにそこそこボリュームアップしてます。

▼カメラは遂に望遠カメラを搭載!前モデルの広角+超広角から(3a)は広角+超広角+望遠の3カメラ仕様になってます。↓

Nothing Phoneといえば音と連動して背面のLEDが光るGlyphインターフェースを搭載していることも特徴!もちろんNothing Phone (3a)もバッチリ対応しております。

▼独特な音と光り方で相変わらずめちゃくちゃオシャレ。音や光り方を自身で組み合わせられるアプリもリリースされているので完全オリジナルも作れます。↓

▼右側面にEssential Keyという新しいボタンも備わりました!(上側が電源で下側がEssential Key)慣れるまでは誤って押すことが多かったです。↓

これは「いつでもどこでもアイディアやインスピレーションを記録できるツール」の専用ボタンだそう。後で試してみますね。

ハードウェアのデザインが注目されがちですが、ソフトウェア関連のデザインも同じ世界感で統一されているのが良いですね!一体感が凄い。

▼アイコンも以下のようにNothing Phoneの雰囲気に合わせたカラーリングに変更ができます。↓

もちろんソフトウェアはデザインを重視すると視認性が悪くなりますし、正直扱いづらいと感じる部分もあるんですが、ハードウェアとソフトウェアの一体感は他のスマホではなかなか味わえません。これはこれで素晴らしいと思います。

パフォーマンスも向上している

Nothing Phone (3a)はSnapdragon 7s Gen 3を搭載!前モデルはMediaTek製だったのでSnapdragon搭載は嬉しい人も多そうです。

▼パフォーマンスはCPU・GPU共にアップしてます。左が(3a)で右が(2a)。↓

日常使いでの操作もサクサクとしていて高リフレッシュレートにより滑らかに動いていますが、一部アプリではスクロール中に少々カクつきが見られましたので調整はもう少し必要かな?という感じ。ストレスを感じる程ではありません。

▼発熱も穏やかです。3回連続でAnTuTuを走らせた結果は以下。↓

普通は高負荷状態が続くとスコアが下がるんですが、Nothing Phone (3a)は逆にスコアが上がってました。ちょっとイミフですけど、発熱で著しく性能が低下することは無かったということです。

レビュー期間中は様々なベンチを走らせたり連続で写真や動画を撮影したり、普段の使い方よりも凄くハードなんです。それでも特に発熱で困ったことは無いので、安定性が高い点は高く評価しています。

ゲームはいつも通り原神で検証!デフォルトの画質設定が「最低」だったのは気になりましたが、画質を「中」にしても平均40FPSで動いてました。

▼ちなみに高負荷時の下限フレームレートは37FPS。↓

原神での検証で高負荷時に下限30FPSを超えれば大多数のゲームは楽しめるレベルで動く水準。本来の目的である「ゲームを楽しむ」という点はしっかりクリアできてます。前モデルは同じテストで高負荷時に下限31FPSだったのでゲーム性能も少しパワーアップしていますね!

▼なお画質がデフォルトの最低設定だと55FPS〜60FPSで動きます。やや画質は粗いですけど滑らかさを優先することもできます。↓

この性能帯だと画質とフレームレートの設定を煮詰めて妥協点を探る必要があります。

Nothing Phone (3a)はPixelなどで使えるゲームダッシュボード機能に対応していて、上のようにリアルタイムでFPSが確認できます。(画面右端中央に出てる60という数値がフレームレート)設定が煮詰めやすくてGoodでした。全てのモデルで搭載して欲しいですね。

という訳でゲームもそこそこ遊べます。ベンチ目的の側面が強い画質「最高」設定+60FPS設定でのプレイには全く向きませんが、ライトにゲームをプレイする人はこれで十分という人も多そうです。

Essential Spaceを使ってみた

Nothing Phone (3a)から新たに搭載されたEssential Space。本体右側面のEssential Keyを押すとその場で思いついたことを記録してAIが分析・整理・要約などしてくれます。

▼記録したことはEssential Keyを2回押すことで一覧にアクセスして確認できるようになっていました。↓

Essential Keyを押すとスクリーンショットを撮影、そのまま押し続けるとボイスメモを付け加えられるという感じ。ボイスメモだけ残したい場合、一旦スクリーンショットは記録されますが、AIがボイスメモを解析して不要と判断するとボイスメモのみ残るようです。

記録したものは分析が入り、スクリーンショットの文字情報の要約、ボイスメモの要約をAIが行ってくれます。

便利だったのは要約とToDo設定!

例えばアイディアが閃いた時に思いついたことをバーっと録音しておくと、その音声データを分析して要約してまとめてくれます。めちゃくちゃ便利。

また、「◯月◯日◯時から◯◯さんと打ち合わせ」などボイスメモを録音しておくとToDo設定してくれます。他にも買い物する予定のものをカメラで写しつつEssential Keyを押して「明日午後の買い物でこれを買う」など適当に録音してもしっかり予定として入れてくれました。

これ使い方に慣れたらめちゃくちゃ便利です。まだまだ改善の余地もありますが、今後のアップデートが非常に楽しみになりました!

ディスプレイとスピーカーも不満の無い水準

ディスプレイは輝度が前モデルから向上していて屋外での見やすさがアップ!実際に屋外でも見やすくてGoodです。

パネルは前モデルから引き続き有機ELパネルを採用、リフレッシュレートも最大120Hzと変化はありませんが、この価格帯では十分な仕様にまとまっていますね。発色も綺麗だし不満なんてありません。

▼もちろんWidevineはL1対応!Netflixなど著作権コンテンツも高画質再生OKです。↓

スピーカーの音質も悪くないです。

流石にスマホスピーカー最強格のiPhoneやゲーミングスマホと比較するなら勝ち目なんて無いんですが、この価格帯のスタンダードなスマホとしてはむしろサウンド品質は良い部類かと!何も不満なし。

4倍までそこそこ綺麗に撮れるカメラ

前モデルからカメラも大きく変わりました。

  • (2a):50MP広角+50MP超広角
  • (3a):50MP広角+8MP超広角+50MP望遠

望遠が増えたのは嬉しいですが、強いて言えば超広角も50MPにして欲しかったところ。超広角よりも望遠カメラで高画素カメラを採用したほうが良いという判断だったのかもですね。

SIMを入れていない状態ではシャッター音を設定からオフにできます。が、SIMを入れるとオフには出来ず、さらにカメラアプリを再起動するとシャッター音の項目自体が消えてしまいました。SIMを抜いて端末を再起動すると項目が復活しますがSIMを入れないで使うことはないので、シャッター音はオフに出来ないものと考えておきましょう。

それでは撮影した写真を見てみましょう!

▼まずは広角カメラから。精細感も高くシャープに撮影できています。↓

▼広角カメラでiPhone 16と比較。(3a)は明るめで色鮮やかに写るようです。左が(3a)で右がiPhone 16。↓

それにしても12万円超えのiPhone 16と比較してこれだけの画質で撮影できるなんて凄いですね。これで十分って人も多そうです。レスポンスも悪くないしスナップ撮影しやすく扱いやすいですね。

▼これは超広角で撮影。50MP→8MPと画素数は大幅ダウンしたんですが、スマホで撮影してスマホで見るような使い方だと全然使えるレベル。↓

超広角カメラはメインカメラとの色味の雰囲気も似ているのでコロコロ切り替えながらの撮影でも違和感なく撮影できてました。

望遠カメラは光学2倍です。高画素センサーを活かして4倍はセンサー内ズームで劣化を抑えているそうなので試してみます。

▼0.5倍↓

▼1倍↓

▼2倍↓

▼4倍↓

4倍になるとやや精細感は欠けるもののスマホで撮影してスマホで見るような使い方であれば十分使えそうな印象です。

ただ4倍を超えるとデジタルズームとなり結構画質が粗くなるので、写真として残すなら4倍までが実用範囲かな。

▼例えば30倍だとこの水準の画質になります。↓

ということで4倍までなら気にせずズームしてOK、それ以上は状況によりけりという感じ。高倍率になると飲食店で遠くのメニューを確認するとか、そういった使い方が実用的な範囲になりそうです。

他にも色々と撮影しているので掲載しておきます。

▼飯撮りは2倍がオススメ!2倍だと奥のほうがボケづらく全体的にシャキッと撮影できます。画質もバッチリ。色も自然な感じで◎。↓

▼ポートレートで撮影。しっかり背景と切り分けが出来ていて綺麗に撮影できてます。↓

ポートレートは撮影前にf/0.95からf/16までのボケ味強度を調整できるほか、玉ボケを星など別の形に変更することもできました。またレタッチ処理もオン・オフ可能で、オンの場合は自然または強調が選べます。

▼暗い場所でナイトモードにて撮影。シャープにくっきりと撮影できてますね!このくらい撮影できたら十分すぎます。↓

カメラ関連だと他に「プリセット」機能ががとても便利でした!

▼プリセットでは予めいくつか設定が登録されてます。↓

▼もちろんプリセットはユーザーも作れます。また作ったプリセットはQRコードで共有もOK。↓

カメラモード、レンズ、焦点距離、フィルターなど細かく設定できるので、シーンに合わせて色々作っておけばサクッと呼び出して撮影できるようになります。これ、めちゃくちゃ便利なので皆さんにも活用して欲しいです!

▼動画の撮影は、手ぶれ補正によりブレを軽減した映像を撮影できますが、歩き撮影だと揺れが大きくなることもあったので定点手持ち撮影向きかな。↓

映像冒頭のように空が白飛びするなど不安定な点も見受けられたので、今後のアップデートでの改善に期待したいところ。

そうそう、Nothing Phone (3a)は超広角カメラで動画を撮影できません。1倍または2倍のみです。これはちょっと残念ですね。

動画の1倍は手ぶれ補正の兼ね合いから写真の1倍よりも画角が狭くなるので、上のような屋外での撮影だと良いんですが、室内での撮影だと窮屈で頻繁にフレームアウトしました。

動画は超広角で撮影することが多いよという人は扱いづらい仕様なのでご注意を。

付加価値機能も満載で扱いやすい

Nothing Phone (3a)の日本版は、eSIM、おサイフケータイ(FeliCa)、50W急速充電、IP64の防水防塵と付加価値ある機能・仕様が沢山詰め込まれてます。

バッテリー容量は5,000mAh。最近は5,500mAhを超えるスマホも多くなってきたのでもう一声欲しいところではありますが、ライトに使う分には丸一日電池は持つので今のところ大きな不満には繋がっていません。充電も速いです。

個人的にワイヤレス充電に対応していれば完璧でしたが、このあたりは54,800円という価格を考えると納得できる部分ではあります。

Nothing Phone (3a)まとめ

前モデルをレビューした時に「見た目は個性的だけど実は超優等生」と評価していましたが、今回のNothing Phone (3a)もその認識は変わってません。

機能や仕様で大きく変わった点は、SoCが刷新されたこと、Essential Spaceに対応したこと、望遠カメラを搭載したことです。Essential Spaceはこれからのアップデートが凄く楽しみになった機能でしたし、綺麗に撮影できる望遠カメラも普段のスナップ撮影でとても扱いやすいです。

日常使いで十分なパワー、扱いやすいカメラ、先進的な機能、日本市場向きの付加価値機能、筐体だけでなくシステムにまで食い込む独特の世界観など、他社が簡単には真似できない領域のスマホです。唯一無二という言葉がピッタリ。

これだけの魅力が詰め込まれながらお値段54,800円から。手を出しやすいリーズナブルな価格もNothing Phone (3a)の魅力と言えそうです。

ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい!参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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初出時価格→54,800円(8+128GB)
初出時価格→59,800円(12+256GB)

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