OPPO Pad 3 Matte Display Edition 本音レビュー。動作ヌルサクで反射防止ディスプレイも効果絶大
反射を軽減したマットディスプレイを搭載するミドルハイのタブレット「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」を借りれました。しばらく使ってみたのでレビューでまとめていきます。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionは・・・
- ハイエンド級のヌルサク動作
- 雑誌や漫画が読みやすい比率
- 映り込みの少ないディスプレイ
- 臨場感ある高音質サウンド
このあたりを求めている人にピッタリのタブレットです。
■OPPO Pad 3 Matte Display Edition■
初出時価格→79,800円
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目次をクリックすると各項目へ移動します
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのスペック、ベンチマークをチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionの付属品・デザインをチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionの性能・ベンチマークをチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのディスプレイをチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのサウンド関連をチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのカメラをチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのバッテリー関連をチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionの機能・使い勝手をチェック
- OPPO Pad 3 Matte Display Editionのレビューまとめ
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのスペック、ベンチマークをチェック
OPPO Pad 3 Matte Display Editionの付属品・デザインをチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionの筐体仕様は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
サイズ | 258×189×6.3mmmm |
重量 | 536g |
防水防塵 |
非対応 |
耐衝撃 |
非対応 |
▼パッケージはこんな感じ。↓
▼付属品は以下の通り。充電器は付属してませんが67W SUPERVOOCに対応しているので必要なら買っておきましょう。↓
- 本体
- クロス
- USBケーブル(C to A)
- クイックガイド類
ビックリするほど薄いけど剛性が高い
▼メーカー曰くOPPOのタブレットシリーズで最も薄いとアピールされてます。ちなみに画面サイズは11.6型で厚さはなんと6.3mm。↓
▼実機でもアピール通りビックリするくらい薄いです。薄いけどたわんだり捻って曲がるような感じも全くなし。剛性はとても高いですね。↓
▼背面はメタル素材で同心円状のエッチングが施されています。品質も◎。↓
▼ベゼルはそこそこ厚め。持った時にホールドしやすくて悪くはないです。↓
グルっとボタン配置などもチェックしてみましょう。
▼本機は横持ちで上部にインカメラが配置されるタイプ。↓
▼左側面には電源ボタンが備わってます。↓
▼右側面にはスピーカーとUSB-C。↓
▼上部にはボリュームボタン。↓
▼下部にはアクセサリーなどを接続するための端子。OPPO Pad 3 Smart Keyboardの接続で使うみたい。↓
ディスプレイは後述しますが、反射をグッと抑えるマットディスプレイを搭載していて、開封した時点でも違いがはっきり分かるレベルでした。凄い。
これまで11型クラスの製品は色々と触ってきましたが、さすがミドルハイクラスと言ったところで筐体も超スタイリッシュ。まあそこそこ高価なモデルなので筐体にもコストがかかっているなという印象ですね。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionの性能・ベンチマークをチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display EditionのSoCとメモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
SoC | Dimensity 8350 |
メモリ・容量 | メモリ8GB+容量256GB(レビュー機) |
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionが搭載するSoCはOPPO Reno14 5Gと同じMediaTekのDimensity 8350を搭載。↓
▼公式曰く5年間はサクサク操作が続くとか。↓
Snapdragon 6 Gen 1を搭載した本機よりも性能の低いOPPO Reno13 Aでも同じこと言ってるので5年サクサクアピールは何をベースに言ってるのか謎は深まるばかり。
ハイエンド?と思うほどヌルサク動く
5年サクサク動くかは使い方次第というところですが、Dimensity 8350は相当パワフル&サブ用途で使うことが多いタブレットということで、長期的な利用でも快適度は保ちやすそう。
▼SoCのパワーが高い+滑らか表示のお陰で操作感は超ヌルサク。ハイエンドかな?という触り心地ですよ。↓
原神は高負荷時に53FPS
ゲーム性能は原神でチェック。デフォルトの画質設定は「中」でした。
▼画質「中」、フレームレートは60の状態で高負荷時の下限フレームレートは53FPSでした。↓
同じSoCを搭載するOPPO Reno14 5Gは下限49FPSだったので誤差の範囲ですね。
ただちょっと気になったのは同じ画質「中」でも本機はグラフィックが粗く感じます。画面が大きいので粗さが目立っているのかな。
内部解像度が違うからなのかOPPO Reno14 5Gよりも全体的なフレームレートが若干高めだったので、画質を「高」にしてもそこそこ遊べそうです。
原神クラスを画質「最高」設定且つ常時60FPS付近を狙うようなベンチ的なプレイには向きませんが、ゲーム性能は平均点以上なので原神のような重量級ゲームも設定を調整することで楽しめる水準で動きます。これなら色々遊べそう。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのディスプレイをチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionのディスプレイ仕様は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
画面 | 11.6インチ/2,800×2,000/液晶/144Hz |
Widevine | L1(高画質) NetflixもL1 |
リフレッシュレート | 最大144Hz:60または最高144Hzに設定可能 ※個別設定では複数のフレームレートを固定化できます |
仕様としてはハイエンドクラスに匹敵する感じ。ただパネルは液晶で有機ELじゃないのがちょっと残念。でも画質は凄く良いですよ。
WidevineはNetflixやAmazonプライムビデオなど「著作権コンテンツ」を視聴する際の画質に関わる部分ですが、Widevine L1に対応していたので高画質再生に対応していました。
マットディスプレイがめちゃ見やすい
OPPO Pad 3 Matte Display Edition最大の特徴と言えば、モデル名にも入っている「マットディスプレイ」。反射を抑えたディスプレイですね。
▼タブレットのように大画面になると室内照明などが映り込みやすくなりますが、反射が劇的に軽減されているので驚くほど見やすいです。凄い。↓
ディスプレイ表面はサラッとした触り心地で一般的な光沢タイプよりも油脂が付着しづらくて良い感じ。付属のクロスでサッと拭けば汚れもスッと取れます。お手入れも楽ちん。
雑誌や漫画を画面いっぱいに楽しめる
▼Androidタブレットの多くは16:10や16:9を採用していますが、本機は7:5の比率を採用しているのも特徴の一つ。縦と横の幅が少し特殊になってます。↓
▼横持ちした時に縦幅が広いのでWEBサイト閲覧なども表示範囲が広くて快適ですね。↓
また7:5という比率は、雑誌や漫画など電子書籍にピッタリサイズ。めちゃくちゃ読みやすいですよ。
▼16:10のタブレットと同じ雑誌を表示してみました。本機は画面いっぱい表示されているのが分かるはず。↓
▼漫画も無駄な余白が少なく見やすいですね。↓
▼一方で動画視聴では黒帯が若干太くてやや没入感に欠けます。サイズは11インチと同じくらい。↓
動画を画面いっぱいに楽しみたいという人は16:9のタブレットがオススメですが、WEBサイトの閲覧や雑誌・漫画を沢山読む人は本機の比率は凄く気に入ってもらえるはず。
144Hz表示が超滑らか
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのディスプレイは最大144Hzの高リフレッシュレート(滑らか表示)に対応。大体は120Hz止まりなのでゲーミングディスプレイ並の仕様ですね。
▼デフォルトでは自動選択となっています。144Hzは一部アプリのみということですが、Chromeでは144Hzに切り替わっている事を確認できました。ビックリするくらい滑らか。↓
自動選択ではChromeだと144Hzで駆動する設定になりますが、スクロール停止時は50Hzまで落ちるなどバッテリー持ちに配慮した挙動となっていました。高リフレッシュレートの設定でこだわりが無ければ自動選択でOKですね。
▼アプリ事にリフレッシュレートを設定したい場合も柔軟に対応。ゲーム側のFPSと合わせたい時にマニュアルで固定できるのは良いですね。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのサウンド関連をチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionのサウンド関連の仕様は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
スピーカー | クアッドスピーカー |
イコライザー | ✕:スピーカーモードでは映画、ゲーム、音楽のプリセット変更は可能 |
有線イヤホン | USB‐C |
Bluetoothコーデック | SBC:○ AAC:○ apt-X:○ apt-X HD:○ LDAC:○ apt-X Adaptive:✕ ※実際にBT機器を接続して接続を確認しています。 ※接続を保証するものではありません。 |
スピーカーのサウンド品質がトップクラス
▼本機は没入感の高いサウンド体験ができるHolo Audioに対応しているとのこと。↓
デフォルトではオフになっているのでサウンド→Holo Audioからオンにする必要がありました。
レビュー中に本機で鬼滅の刃 無限列車編をNetflixで観てたんですが、これは凄い。メーカーがサウンド品質を自慢したくなるのもわかる仕上がり。
タブレットとしては音の広がり・解像感ともに非常にクオリティーが高くサウンド品質は間違いなくトップクラス。リッチなサウンド体験ができますよ。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのカメラをチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionのカメラ仕様は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
構成・画素数 | [アウト]800万画素 [イン]800万画素 |
撮影モード | 動画、写真、自撮り、その他(パノラマ、タイムラプス、ステッカー、ドックスキャナー) |
ズーム | 2倍にワンタップ切り替え可で以降はピンチ操作で最大10倍まで対応 |
シャッター音の消音 | ✕ |
マニュアル設定幅 | – |
動画解像度 | 4K/30FPS、1080P/30FPS、720P/30FPS |
手ブレ補正 | 対応 |
▼カメラは必要最低限といった印象ですね。まあタブレットでカメラを使うと言っても精々ビデオ会議か記録撮影くらいなので必要十分でしょう。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのバッテリー関連をチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionのバッテリー関連仕様は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
バッテリー容量 | 9,520mAh |
有線充電 | 最大65W |
ワイヤレス充電 | ✕ |
ワイヤレス逆充電 | ✕ |
備考 | 充電制限対応 |
▼最大待機時間は70日間。たまにタブレットを使う人は充電頻度も凄く少なくなりそう。↓
ちょっと仕様で残念だったのはバイパス充電に非対応なこと。
バイパス充電はバッテリーを介さず本体に直接給電する機能でバッテリーの劣化を抑えてくれます。次期モデルでは対応してほしいですね。
バッテリーの劣化を抑えてくれる他の機能として充電制限(本機では電荷制限)は対応していました。
バッテリーは満充電を繰り返すと充電できる最大容量が減りますが、80%で充電を止めて劣化を抑えるというアプローチの機能です。バッテリー容量が80%でも問題ないならオンを推奨。
67W充電器は要らないかも。電池持ちは割と良い
充電はOPPOの67W SUPERVOOCチャージャーに対応。上述した通り付属品としては同梱されていないので別途購入する必要があります。
▼OPPO Reno13 Aを購入した時に安く手に入った67W SUPERVOOCチャージャーを持っていたので30%→100%まで充電してみました。↓
9,520mAhというスマホの倍近い容量ながら約50分で70%ほど充電できたので速度は結構速いです。でも充電速度を求めてなければ純正の充電器は要らないかな。なんせ8,000円近くもしますからね。
バッテリー持ちに関しては2時間の映画を再生して100%→79%になってました。輝度70%、音量70%と結構電池を消費する設定でしたが、画面サイズの割にバッテリーの減りは穏やかな印象です。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionの機能・使い勝手をチェック
▼OPPO Pad 3 Matte Display Editionの基本機能は以下の通り。↓
OPPO Pad 3 Matte Display Edition | |
OS | ColorOS 15 |
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ○:精度・速度共に良好 |
アプリクローン | ○ 名称は「アプリクローン」 |
独自システムクローン | ✕ |
クイックランチャー | ○ 名称は「スマートサイドバー」 |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは右 |
備考 | – |
▼センサー類の対応状況は以下の通り。グワッと拡大して見て下さい。↓
AI関連の機能が充実
OSはAndroid 15をカスタマイズしたColorOS 15を搭載。iPhoneやiPadと簡単にファイルをやり取りできるO+ Connectに対応、3つに画面分割できるマルチウィンドウビューなど便利機能も盛りだくさん。
▼AI機能も充実。返信内容を作ってくれるAI返信、長文を翻訳してくれるAIサマリー、スペルミスの修正や文章のブラッシュアップをしてくれるAIライター、画面に表示されたテキストを読み上げるAIスピークに対応。↓
▼最初は使い方が分からず上の画像に書いてる「AIツールボックス」とやらを探していたんですが、どうやらシーンに応じてスマートサイドバーに表示されるようです。↓
▼実際にAIサマリーを使ってOPPO Reno13 Aのレビューを要約してみました。要約にかかった時間は僅かで十分実用的です。↓
ただガッツリと要約されるので意図せぬ伝わり方になることもありますね。
上で要約された2を見ると注文とは異なるカラーが届いたと思われそうですが、記事では筆者が注文を間違えた旨を書いてます。やっぱり記事はちゃんと読んだほうが良いですね。ただ長い記事の全体をパッと把握できるのは非常に便利です。
その他、全体的に使っていて困るようなことは無かったですが、この価格であれば指紋認証に対応して欲しかったところ。顔認証は失敗することもあるので次期モデルではぜひ対応を。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのレビューまとめ
良かった点
- 超スタイリッシュな薄型ボディー
- ハイエンド級のヌルサク動作
- 劇的に映り込みが少ないディスプレイ
- 雑誌・漫画を読みやすい比率
- 臨場感抜群のスピーカー
注意点
- 16:9の動画は黒帯が広く没入感に欠ける
- 生体認証は顔認証だけ
11.6インチという比較的大きなタブレットなので映り込みが激減するマットディスプレイは相性抜群。映り込みが少ないのでコンテンツへの没入感も高いですし、映り込みを気にせずそのへんに置いて使えるのも気に入っています。
7:5の比率も良いですね。WEBサイトの閲覧、雑誌や漫画などの電子書籍も非常に読みやすいです。
一方で動画コンテンツは黒帯が広くなるのでやや没入感に欠けます。またミドルハイ水準のパフォーマンスなので、重量級ゲームをリッチな映像でプレイするには心許ないですね。
これらの注意点が問題ない人で、ハイエンド級のヌルサク動作、雑誌や漫画が読みやすい比率、映り込みの少ないディスプレイ、臨場感あるサウンド品質を求めている人はOPPO Pad 3 Matte Display Editionと相性が良いはず。
ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい。以上、OPPO Pad 3 Matte Display Editionのレビューでした。購入前の参考になれば幸い!
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■OPPO Pad 3 Matte Display Edition■
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