Galaxy S22で「Galaxy AI」の生成AI壁紙作成機能を試してみた
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近年スマートフォンにも生成AIを活用した機能が搭載されるようになりました。有名なところではGoogleの「Gemini」やAppleの「Apple Intelligence」、Samsungの「Galaxy AI」があります。かのあゆ個人としてはどれもいまいちパッとしない印象で積極的に使ったことはなかったのですが、たまたまGalaxy S22に搭載されていた「生成AIによる壁紙作成機能」を使ってみたところ、なかなか面白い機能で気に入ってしまったので紹介したいと思います。
「Galaxy AI」をサポートしている端末について
Samsungが自社製Androidスマートフォン・タブレット、Galaxyシリーズ向けに開発している生成AI機能「Galaxy AI」では今回紹介するAI壁紙自動作成機能の他、メモアプリ「Samsung Note」での文章校正・要約や「ギャラリー」アプリでのAI画像補正、リアルタイム自動翻訳等の様々な機能を利用できます。
最新モデルのGalaxy S25シリーズやGalaxy Z Flip7、Galaxy Z Fold7はもちろんのこと、「One UI 6.1」以降にアップデートできる端末であれば既存のモデルでもGalaxy AIの機能を利用可能・・・ですが、残念ながら利用条件としてローカルでも生成AI関連の機能を利用できるNPUが内蔵されているSoCの搭載(具体的にはSnapdragon 8 Gen 1以降)が必須となっているようで、かのあゆ手持ちの端末だと、Snapdragon 888を搭載するGalaxy S21の場合は最終メジャーアップデートとなるOne UI 7(Android 15ベース)にアップデートしてもGalaxy AI関連の機能は利用することが出来ませんでした。
またエントリー、ミッドレンジモデルのGalaxy Aシリーズについては今のところ国内で正規販売されているモデルについてはGalaxy AIをサポートしていません。
Galaxy AIの「生成AIイラストによる壁紙作成機能」について
他メーカーだとASUSのZenUIにも似たような機能が実装されていますが、Galaxy AIをサポートしているGalaxyスマートフォン・タブレットでは生成AIで「世界に一つしか無い」壁紙を自動生成してくれる機能が実装されています・・・この機能が実装されていることに気づいたのはつい最近のことだったりするんですけどね・・・w

利用方法は簡単で、壁紙の設定画面より「AIで作成」を選択して・・・
次に壁紙に設定したいシチュエーションを選択します。残念ながら今のところプロンプトを入力して自分の好きな画像をAIに生成してもらって壁紙に設定することは出来ません。


最後にあらかじめテンプレートとして用意されているシチュエーションを指定して「生成」ボタンをタップすれば・・・
世界に一つしか無い、自分だけの壁紙のできあがりです!シチュエーション自体はテンプレートで決められてしまっているのは残念ですが、生成される画像は毎回異なるので本当に「自分だけの」端末にカスタマイズできるのは非常に楽しいと感じました。これはちょっとはまってしまうかも・・・
ちなみに生成された壁紙には左下側に「AIで生成されたコンテンツ」というメッセージが表示されます。
まとめ
スマートフォンでも近年生成AI関連の機能が搭載されるようになりましたが、Appleが提供している「Apple Intelligence」や先日発表・発売されたPixel 10シリーズでも異様にプッシュしているGoogleの「Gemini」なども含めどれも出来ることがほぼ同じに見えて積極的に使いたいと思ったことがなかったのですが、SamsungのGalaxy AIで実装されている壁紙のカスタマイズ機能はなかなか魅力的で面白い機能だと感じました。
プロンプトで自分好みの壁紙を生成出来ない点は残念ですが、そもそも生成AIイラスト自体いろいろとグレーな部分もありますし、この辺に関してはやむを得ない事情もあるのかもしれません。One UI 8で改善してほしいところではありますが・・・
かのあゆ手持ちの端末だと他にXiaomiの「Xiaomi 14T」が「Advanced AI」という名称の生成AI機能が組み込まれているので、使ってみて面白いと感じたら改めて紹介したいと思います。