GPD WIN 5のスペックまとめ!モバイル版RTX4060超えGPUを搭載する携帯ゲームPC!実機も触ってきた
GPDから新たに登場したハンドヘルドPC「GPD WIN 5」が登場!AMD Ryzen AI Max+ 395のとてつもない性能をぎゅっと詰め込んだ1台です!東京ゲームショウ2025にてお披露目されており実機も触ってきましたよ!
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GPD WIN 5の詳細スペック
CPU | AMD Ryzen™ AI Max+ 395 AMD Ryzen™ AI Max 385 |
GPU | Max+ 395版:AMD Radeon 8060S Max 385版:AMD Radeon 8050S |
メモリ | 32GB/64GB/128GB LPDDR5X |
容量 | 1TB/2TB/4TB PCle/M.2 |
ディスプレイ | 7インチ、液晶、1920×1080、120Hz、タッチ対応 |
インターフェース | DC電源ジャック、3.5mmイヤホンジャック、USB4 Type-C、USB3.2Gen 2 Type-C、USB 3.2 gen 2 Type-A、MicroSDスロット、Mini SSDスロット |
電源 | 180W DC |
バッテリー | 80Wh(着脱式) |
サイズ | 267×111.6×24.21mm |
重量 | 565g |
OS | Windows 11 Home |
備考 | 指紋認証 |
GPD WIN 5の筐体・ボディー
GPD WIN 5のカラーはブラックのみの1色展開となっています。
この見た目。めちゃくちゃ懐かしいですね。そう、かのソニーの名機PSPに非常ににています。特にこの左下、右下のデザインが懐かしすぎる。
▼あとストラップホールだけでなくメニューボタンと音量ボタンもあるのも面白いポイントです。↓
▼サイズ感は先代モデル(6インチ)より一回り大きいです。横幅267mm、高さ111mm。とはいえ、競合するハンドヘルドゲームPCの平均よりは小さめで、持ち運びやすいのが利点!Steam Deckと比較すればなお小さく感じられます。↓
▼背面、側面はこんな感じ!厚みもそれほどないし、端子類もUSB端子とType-C端子が2つ(上下1つずつ)でしっかり揃えられている印象。背面中央下の謎の端子については後述。↓
▼コントローラー部分はこんな感じになっています。電源ボタンが左側にあるのが珍しいですね!LED端子があるので電源オンオフや充電状況がわかるのもGood。↓
▼右側はこんな感じ。他にはなかったキーボード・マウスの切り替えボタンや仮想キーボードボタン、そしてポインタ操作ボタンも搭載されていますよ!↓
▼L2/R2のトリガーは切り替えられるタイプになっているのが非常に嬉しい。↓
これはスイッチを切り替えることでトリガーの深みを変えられるようになるんで「アクセルワークの調整が重要なレースゲーム」「押す速さが重要なFPSゲーム」とで切り替えて使えるんですね。
▼本体左上には最近出たての規格となるMiniSSDのスロット。スマホのSIMスロットみたいな形状のスロットになっています。MicroSDスロットも設けられているんでご安心を(`・ω・´)。↓
▼SSD増設も対応。M.2スロットに対応するもので容量を拡張もできちゃいます。↓
GPD WIN 5の性能・パフォーマンス
GPD WIN 5のCPUは上位グレードが「AMD Ryzen AI Max+ 395」、ベースグレードが「AMD Ryzen AI Max 385」となっています。
▼特筆すべきはやはり上位グレードであるMax+ 395の性能!GeekBench R23によるベンチマークスコアでは、CPU性能がなんとデスクトップ向けCPUに匹敵する超ハイレベルなスペックとなっています。↓
▼GPUのベンチマークに関してはモバイル版のRTX 4060よりも高いスコアを打ち出しています。すんげえ。Fire Strikeに関しては28,764点の公称値と、携帯型のパソコンとしては凄まじい高さ。↓
この28,764点、パソコン工房のベンチマークによれば、デスクトップのGPUであるRTX 2080 SUPERやRTX 3060 Tiに並ぶレベルとなっています。
ちなみに筆者のG-TuneのゲーミングPCに搭載されているRTX 3070は33,542点だったので5,000点ほどの差で勝ってはいるものの‥サイズ差を考えるとたったの5,000点しか差は無くなっているという危機感を覚えるレベル。そんだけ凄いですこれ。
▼もっと実測的な話になると、ゲームの平均FPSはこんな感じ。APEXが最高画質設定でも192と相当な高さです。あれって軽いんですかね。↓
▼このリストの下から見たらこんな感じ。興味深いのがサイバーパンク2077で、ウルトラとレイトレーシング(物体にリアルタイムで反射させる激重画質設定)がオンの状態で平均FPSは46。↓
60には届かんのですが、このサイズであのサイバーパンクでレイトレーシングオンでこれは凄いです。もちろん画質を落とし込めばもっと平均FPSは高まります。少なくともハンドヘルドPCとは思えぬ性能帯になってきてることは確か。
GPD WIN 5のディスプレイ
ディスプレイサイズは7インチと小型ながら最大120Hzの高リフレッシュレート対応。当然タッチ操作も可能です。解像度はFHDクラスとなる1920×1080ですが、このサイズなら粗さも気にならないんで無問題。ゲームするんだったらなおさらFHDでも良いし。
▼実機を見た感じ、輝度はかなり明るくパリっとした画面なんて印象で解像感もバッチリ。でもキーボードは無いので画面内での仮想キーボードで入力してくんですが、このサイズなのでコツは結構いりますね。↓
GPD WIN 5のスピーカー
スピーカーは2Wのものが2基搭載。小型のものとしては2Wスピーカーは中々立派だと思えます。音質はじっくり試して聞いてみたいところ。
イヤホンジャックもバッチリ搭載されています。小型モデルだとスペースの都合からオミットされるモデルもたまにあるんですが、しっかり搭載されているので安心でごぜえます。電車内でも図書館でも遊べる。
GPD WIN 5のバッテリー関連
バッテリーは容量が80Whとなっています。さらに内蔵バッテリーに加え、着脱式の外付けバッテリーも取り付け可能!先程の謎の背面端子はこのためにあるんですね。
換えのバッテリーを別途購入しておけば、よしんば充電がなくなっても取り替えるだけでサクッと復活できる柔軟性がGood。
▼バッテリーを充電できるスマートステーションも別売りで用意されていますよ!↓
▼またこのステーション、HDMI出力ポートや有線LANもあり、GPD WIN 5を繋いでおくことでモニターに出力させて使うなんてこともできちゃいます。↓
GPD WIN 5のOS・機能
OSはWindows 11を内蔵!個人的にSteamやJava版マイクラなど遊ぶんで非常に嬉しいところです。もちろんゲームじゃなくて日常使いとか外付けキーボード用意して仕事にも使えるし。
▼他には外付けGPUを繋いでディスプレイ出力させ、デスクトップのデケェゲーミングPCばりの超スペックで存分にゲームを遊んだりも可能。↓
▼長時間ゲームする際にバッテリーの過充電を防げるバイパス充電にもバッチリ対応と抜かり無い機能性になっております(`・ω・´)。↓
GPD WIN 5まとめ
GPD WIN 5の発売日は2025年秋を予定とのこと。国内向けの価格はまだ出ておりませんが20万円は軽く超えてきそうな予感。
個人的にはハンドヘルド、このタイプの小型ゲーミングPCとしては一種の極地に行き着いたなって感じました。うーん、価格次第にはなるけど欲しいなぁこれ。どこでもPCゲームできて操作性も良くて性能も優秀。
さらに実機を触った感じ触り心地も握り心地もスティックとトリガーの感触もソフティーで自分好み。電池の換えだって聞くしね。これは大アリな予感です(`・ω・´)。