Dimensity 9500のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

2025年9月に登場したSoC「Dimensity 9500」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。

なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。

Dimensity 9500のCPUとGPUのスペック

SoC Dimensity 9500
CPU Arm C1-Ultra:4.21GHz ×1
Arm C1-Premium:3.5GHz ×3
Arm C1-Pro:2.7GHz ×4
GPU Arm Mali-G1 Ultra MC12

Dimensity 9500の処理性能

▼ガルマックスではSoCを6つの性能帯に分けています。Dimensity 9500は記事執筆時点で最上位クラスのハイエンド帯にあたるSoCです。

今回、処理性能の検証に使用した機種はOPPO Find X9/メモリ16GBです。

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Dimensity 9500の実機AnTuTuスコア

端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみましょう。

▼Dimensity 9500の実機AnTuTuのスコアは総合スコアが3,770,043点、GPUスコアは1,379,936点、UXは792,638点となっていました。↓

Dimensity 9500は新たに登場したCPU(C1シリーズ)とGPU(Mali-G1シリーズ)を搭載したことで、先代のDimensity 9400からCPU性能が17%、GPU性能が33%、NPU性能が二倍も向上しています。

▼以下は2026年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア(V11)動作・操作感
総合スコア:約270万点以上
GPUスコア:約80万点以上
(ハイエンド)ヌルヌル。動作に不満なし
総合スコア:約200万点〜270万点
GPUスコア:約60万点〜80万点
(準ハイエンド)サクサク。重いゲームもOK
総合スコア:約140万点〜200万点
GPUスコア:約30万点〜60万点
(ミドルハイ)重いゲームもなんとか
総合スコア:約70万点〜140万点
GPUスコア:約15万点〜30万点
(ミドルレンジ)軽いゲームくらいなら
総合スコア:約40万点〜70万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
(エントリー)必要最低限
総合スコア:約40万点以下
GPUスコア:約5万点以下
(ローエンド)サブ端末向き
AnTuTuスコア(V10)動作・操作感
総合スコア:約200万点以上
GPUスコア:約70万点以上
(ハイエンド)ヌルヌル。動作に不満なし
総合スコア:約150万点〜200万点
GPUスコア:約50万点〜70万点
(準ハイエンド)サクサク、重いゲームもOK
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約30万点〜50万点
(ミドルハイ)重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約10万点〜30万点
(ミドルレンジ)軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜10万点
(エントリー)必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
(ローエンド)サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Dimensity 9500のゲーム以外の動き

Dimensity 9500を搭載するスマートフォンでゲーム以外の動は一切の引っ掛かりがなく非常にスムーズです。またハイエンド帯になると基本的に120Hz以上の高リフレッシュレートに対応しているので、非常に滑らかな操作感です。

Dimensity 9500のゲーム性能

ライトな使い方は先程検証しましたが、次はゲームを試してみます。検証では重量級ゲームの代表格である原神を使います。グラフィックのデフォルト設定は「高」となっていました。

検証では画質を「中」、フレームレートを60に設定して元素爆発などを使った戦闘を行いながら15分プレイした際のフレームレートを測定します。

なお検証結果により他ゲームでの大体の動作目安も分かります。

  • 大部分で30FPS未満は画質やフレームレートを妥協する必要があったり、それらを妥協しても遊べないゲームが出てくる。
  • 大部分で30FPS以上が出ていれば大多数のゲームは遊べるレベルで動作する。画質を妥協することで大多数のゲームは快適に動作する。
  • 下限FPSが60FPSに近づくほど画質と高フレームレートを維持しやすくなる。また下限50FPSを超えるとと大多数のゲームは快適レベルで動作する。(Dimensity 9500はこれに該当します)

▼結果は最高61FPS、下限54FPS、平均60.6FPSとなりました。↓

グラフを見ていただくと分かりますが、フレームレートの大幅な落ち込みもなく非常に安定しています。また検証機ではワッパも良好と言える結果となりました。

Dimensity 9500は2025年9月に登場した新しいSoCなのでゲーム側の最適化が進んでいない場合もあります。記事公開時点だと「鳴潮」でDimensity 9400よりフレームレートが落ちている事を確認しています。

新しいSoCが出た時はゲーム側も最適化を段階的に行っている最中なので、このような傾向はよくみられます。

しかしながら新しく新調した製品でゲームのパフォーマンスが低下してしまうとプレイに支障がでる恐れもあるため、自身がプレイしたいタイトルでしっかりパフォーマンスがアップしているか情報収集することが大切です。

ゲームの画質設定について
ゲーム性能の検証でよく見かける原神での画質最高+60FPS設定はSoCの底力を見るためのベンチ的な設定です。このような設定は発熱も高くなり電池持ちも悪くなります。ベンチ的な楽しみ方ではなく、「ゲームを楽しみたい」という目的の方は、ゲームの画質設定は妥協できるまで下げてFPSを上げる方向性の煮詰め方をガルマックスはオススメしています。

Dimensity 9500の動作目安まとめ

Dimensity 9500はSnapdragon 8 Elite Gen 5のライバルとも言えるSoCで、総合性能、ゲーム性能ともに非常にパフォーマンスの高いSoCです。

AnTuTuが示す通り性能はとても高いのですが、CPUはC1シリーズ、GPUはMali-G1シリーズと新しく登場したCPU/GPUを搭載しているので、アプリ側の最適化が進んでいないと思われる状態も見受けられました。

良い意味で枯れてくると本来のポテンシャルを発揮できるシーンが増えてくると思いますが、特にゲーム用途で選ぶ場合は自身がプレイしているタイトルでパフォーマンスがアップしている事を確認してから検討するのが良いでしょう。

Dimensity 9500搭載製品の一覧

Dimensity 9500を搭載する製品は以下です。

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