5G対応SoCのMediaTek Dimensity 720が登場!仕様をチェック!

Dimensity 720

近年イケイケなSoCメーカーのMediaTeKより新しい5G対応SoCが登場!その名もMediaTeK Dimensity 720!立ち位置としてはDimensity 820の下位モデルですが、一体どんな仕様なのかチェックしていきましょう!

Dimensity 720の特徴!

それではDimensity 720の特徴について紹介していきます!

5G通信に対応!MediaTek 5G UltraSave機能がバッテリー消費にも貢献!

Dimensity 720

Dimensity 720はMediaTeKの持つ先進技術を詰め込んだプレミアムSoCであるDimensityシリーズだけあり、最先端の通信技術である5Gに対応。ただ単に5Gに対応しているだけでなく、Dimensity 820でも採用されていたMediaTek 5G UltraSave機能も搭載しています。

MediaTek 5G UltraSave機能の代表的な機能の一つとして動的帯域幅パート(BWP)があります。動的帯域幅パート(BWP)とは、帯域幅の使用をリアルタイムで調整することでデータ通信速度が多い時には通信速度や安定性重視に、データ通信速度が少ない時には自動で低帯域幅モードに切り替わり消費電力が下がるって仕組み。すなわち省電力と高速通信を両立できるってこと。

5Gキャリアアグリケーションに対応!

Dimensity 720は上位モデルと同じく5Gキャリアアグリケーションに対応。

キャリアアグリケーションとは複数の電波を同時に用いて通信を行うことで、通信速度の向上と通信の安定性を実現する技術のことです。

LTEなんかだとキャリアアグリケーションは浸透しているんですが、5Gのキャリアアグリケーションはまだまだ研究途上。そんな中でいち早く5Gのキャリアアグリケーション実用化したのがDimensityシリーズなんです。

スマホはやっぱり通信の繋がりやすさとかはが重要なんで、キャリアアグリケーションなど通信関係の機能を下のモデルでも平等に対応させているのが嬉しいですよね!

処理性能もソコソコ高い!

Dimensity 720

Dimensity 720は現状の5G対応SoCではエントリークラスながらも、処理性能はソコソコ高水準!

Dimensity 720はCortex-A76(最大2.0GHz)+Cortex-A55(最大2.0GHz)のオクタコアCPUにGPUはMali-G57 MC3を搭載しています。さらにメモリはLPDDR4xが最大12GBまで搭載可能。

ディスプレイの表示可能な最大解像度が2,520×1,080、最大リフレッシュレートが90Hzと十分ハイパフォーマンス。流石にDimensity 820の構成よりも劣ってしまいますが、ミドルレンジ以上の処理性能は誇っているんじゃないかと想定できます。ストレージが高速なUFS 2.2に対応しているのも見逃せないポイントですよ!

ちなみに、Dimensity 720のプロセッサ構成は製造プロセスやGPUなどの違いはあれど、ほぼHelio G90と同じ構成となっているので、処理性能ではHelio G90と同等、またはHelio G90以上の性能を有していると思われます。スゴい!

Dimensity 720搭載端末はまだ未公表!さらなる低価格5Gスマホの登場に期待!

最近のMediaTeKのSoCは発表とほぼ同時に搭載端末も発表されるのがセオリーでしたが、今回のDimensity 720はまだ未公表です。

過去に紹介したDimensity 820搭載スマホである Redmi 10X 5Gは公式ショップにて1,599元(約2.4万円)で販売されていましたので、今回紹介したDimensity 720はさらに安くなることが予想されます。搭載端末はもしかして2万円を切るかも!?と期待したくなります!

近年、ライバルのQualcommやHUAWEI、サムスンを圧倒する怒涛の勢いで期待できる製品を送り出しているMediaTeK。エントリー〜ミドルレンジの5G対応SoC界の覇権を握れるのか。期待して見届けていきましょう!

▼MediaTeKの5G対応SoCの上位モデルであるDimensity 820について紹介しているので参考にどうぞ!↓

MediaTek Dimensity 820はミドルレンジ帯の5G対応SoC!仕様をチェック!

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