AirPods Proのレビュー!3万円出して買う価値はあるのか?実機でチェック
朝イチで並んで万札3枚と小銭を渡して交換してきました。
2019年10月30日、遂にアップルイヤホンの最新作「AirPods Pro」が登場。僕もお小遣いを握りしめて速攻買ってきましたよ。購入当初の気持ちは…「頼むぞ。満足させてくれよ!」って感じでございます。
ちなみに僕はAirPods(ワイヤレス充電ケースじゃないやつ)も使ってましたし、数多くのBluetoothイヤホンのレビューも書いてきたんで、それらの経験を元にAirPods Proを使って感じた所感や気になった・気にいったポイントをまとめたいと思います。
なお、まだ慣らし運転も出来ていない状況なので、この記事はAirPods Proを使いながら更新して情報をお伝えします!更新時はTwitter・Facebookでお伝えするのでフォロー宜しくおねがいします!
▼こんな製品もレビュー公開しています!↓
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- AirPods Pro、開封済みの義
- AirPods Proの実機レビュー!気にいった・気になったポイントまとめ!
- ケースはちょっと大きくなったけど、そこまで気にならん
- やっぱ接続が超イージー
- イヤーチップの取り外し、ちょっと勇気がいる
- おおお。装着感はかなりいいぜ。でも、独自規格だから汎用チップは使えん
- ちゃんとイヤーチップが密閉出来ているかiPhoneから確認できるよ
- アクティブノイズキャンセリングは最高レベル
- 外部音取り込みモードの出来栄えは、僕の使ってきたどれよりも完成度が高かった
- コントロールセンターだと、アクティブノイズキャンセリングも外部音取り込みも、両方OFFにできる
- 音質は・・・
- 遅延って何?そのくらい、音の遅延を感じない
- やっぱ、ワイヤレス充電の時代だよなー
- IPX4等級の防水仕様。汗くらいなら問題なし
- アップデートで空間オーディオに対応!Apple TVで体感できるよ!
- AirPods Proまとめ|AirPods買うなら、5,000円足してAirPods Proを選んだほうが絶対いいよ
AirPods Pro、開封済みの義
▼ま、いつも通り購入して待ちきれずその辺で開封して残骸を持って帰ってきました。付属品は充電ケース、イヤホン、イヤーチップ3種(うちMサイズは装着済み)、充電ケーブル、重要な事が書いてあるっぽい紙が入ってます!以上!はい、次いってみよー!↓
AirPods Proの実機レビュー!気にいった・気になったポイントまとめ!
さて、オフィスに戻って来たってことで早速使い倒しますよ。
あ、そうそう。iPhoneやMacでAirPods Proに対応するためのアプデが入ってたので、アップデートしときましょう。たぶん皆も通知来てるはず。iPhoneは低照度で撮影した写真の画質を劇的にアップするような重要なアプデも入ってたのでチェックしてみて下さい。
ケースはちょっと大きくなったけど、そこまで気にならん
▼AirPods Proのケースはこんなもん。前モデルよりも大きくなったんですが、そこまで気になりません。今までどうりズボンのポケットに突っ込んで持ち歩いてます。使い勝手も前モデルとなんら変わらんので気にしなくて良いポイント。↓
やっぱ接続が超イージー
アップル純正のイヤホンはやっぱり楽だなぁ。
▼接続はマジ簡単。iPhoneの横でAirPods Proの蓋をパカッと開くだけ。すると、画面に表示が出てくるので「接続」をポチッとやればOK。もはや設定画面を開く必要すらないほど超簡単。↓
イヤーチップの取り外し、ちょっと勇気がいる
イヤーチップなんですが、取り外しはちょっと勇気が必要。なんか、ガッツリとくっついてるんで壊れそうでヒヤヒヤします。むかしのスマホバッテリーを取り外すときにペラッペラのバックカバーをパコーンと外すときのドキドキ感と似てます。
▼で、AirPods Proのイヤーチップなんですけど、アタッチメント的な感じでイヤーチップをAirPods Proにカチッってはめ込む仕組み。なので、チップの根本にはアタッチメント的なもんが付いてます。イヤーチップをクルッとひっくり返して、つまんで、引っ張ればOK。パコッと取り外せるんで勇気出して頑張って!↓
おおお。装着感はかなりいいぜ。でも、独自規格だから汎用チップは使えん
▼AirPods Proはカナル型なんで耳にズボッと突っ込む部分がシリコンのチップ。これ、見ていただくと分かるんですが完全独自規格なんです。↓
なので、自分の耳にジャストフィットする汎用イヤーチップを愛用している方は使えないんで注意しといて下さい。
▼ちなみに、僕はSサイズのチップがジャストフィット。誰の耳にも合うように上手にデザインされているようで、普段は汎用SSサイズを愛用している僕の耳でもガッツリとフィットしてます。↓
アップルはAirPods Proを開発する時に、また、世界中の耳の形を調査して設計したらしいんですって。
なので、よっぽどの事がない限り合わないってことはないはずなんですが、僕が調べる限りSSサイズやLLサイズが別途販売している様子がなかったんで、このあたりはオプションでSSやLLも用意して欲しいところっす。(ま、サードパーティから速攻出そうだけどね)
そうそう、昔のAirPodsは耳に突っ込む部分が硬かったんで慣れるまで耳が痛かったんだけど、AirPods Proはシリコン製の柔らかいイヤーチップを耳にズボッと突っ込んで内側から密着させて固定するんで装着感は凄くソフト。僕が普段からカナル型を使ってるってのもあるんだけど、今んとこ耳は全く痛くなってないっす。
ちゃんとイヤーチップが密閉出来ているかiPhoneから確認できるよ
最高の音を楽しむためにAirPods Proが耳にジャストフィットしているかテストするモードもあるんです。
▼設定からBluetooth画面に入ってAirPods Proの右側に表示されている円に囲まれたiマークをポチッと押してやるとAirPods Proの設定画面に。ここで「イヤーチップ装着状態テスト」をタップしてやると、チャララ〜と音楽が鳴って密閉状態をチェックしてくれます。最高の音を楽しむために必ずやっときましょう。↓
アクティブノイズキャンセリングは最高レベル
いや、万札3枚と小銭ちょっと渡して交換してるんで、そうじゃ無いと困るんですけどね!
皆さん、ご安心を。AirPods Proのアクティブノイズキャンセリング機能、最高レベルに効くぜ!
ちなみにアクティブノイズキャンセリングは周囲の雑音をカットすることで静かな環境を作り出す技術なんだけど、AirPods Proはさらに耳の内側の雑音もカットするダブルカット仕様。これが抜群の効きを実現しているポイント。
で、使ってみた感想なんだけど、マジで静か。
ちょっと、アクティブノイズキャンセリング機能を使って外歩くと、環境音カットされまくりでヤバいんじゃないかなってくらいヤバい。
▼ちなみに、うどん部分をギュッと長く握ってると、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えられます。↓
外部音取り込みモードの出来栄えは、僕の使ってきたどれよりも完成度が高かった
AirPods Proはアクティブノイズキャンセリング技術を応用して、外部の音を取り込む「外部音取り込みモード」を搭載。
AirPods Proって、以前のAirPodsとは違って耳の穴にズボッとイヤーチップ突っ込むんで、アクティブノイズキャンセリングを使わずとも遮音性が凄く高いんですよ。耳栓しているのと同じ感じ。
で、こんな感じに外部の音をシャットアウトするような構造だから、駅でのアナウンスが聞こえにくかったり、ランニングする時に車が近づいてくる音が聞こえなかったりするんです。結構危ない。
それを解消するための機能が「外部音取り込みモード」で周囲の環境音を取り込んで耳に伝えてくれます。
ここからが注目ポイント。実は、外部音取り込みモードって色んな製品で取り入れられている技術で目新しいって訳でも無いんですが、AirPods Proは出来栄えがピカイチ。
なんとですね、実際の耳で聞いた感覚に近いレベルで外部音を取り込んでくれるんです。もちろん、生耳のほうが良いに決まってるんですけど、外部音取り込みモードを搭載している製品の中ではダントツで実際の耳で聞いている感覚に近いっす。
アップルが「AirPods Proを付けていることを忘れる」云々って言ってて、ホンマかよって思ってたんですが、こりゃ凄いわ。あっぱれ。
コントロールセンターだと、アクティブノイズキャンセリングも外部音取り込みも、両方OFFにできる
▼AirPods Pro単体での操作は、アクティブノイズキャンセリングONと外部音取り込みONを切り替えられるんだけど、コントロールセンターを開いてAirPods Proの音量調整アイコンを長押するとアクティブノイズキャンセリングも外部音取り込みも両方OFFに出来るんで覚えときましょう。↓
で、OFFにしてみるとアクティブノイズキャンセリング使って無くても相当遮音性が高いことが分かるんですね。イヤーチップがバッチリフィットしてますわ。
音質は・・・
まだ結論を出すには早い。早すぎる。慣らし運転も終わってないし。
でも、サラッと動画、映画、ゲーム、音楽再生で使った限り、音質も相当期待して良いっす。ちょっと低音が物足りん感じするんですが、音楽で重要な聞かせたい部分を的確に聞かせてくれるって感じで、数十台のBluetoothイヤホンを扱ってきた僕もAirPods Proの音質は悪くないって印象っすね。
かなりハードはいい感じなので、できればイコライザーとかOS純正で付けて欲しい訳なんですが、アップルは基本「俺達の作った最高傑作を楽しんでくれ」的な感じなので、音質カスタマイズ性まで求めるならSONYとかにいっちゃいそう。でも、そこまで拘りあるなら既にこだわり抜いたデバイス持ってるはずだよね。
というわけで、アップルが考えた最高の音質がどんなものなのか、慣らし運転後にもう少し使い込んでお伝えしたいと思います!
【追記】
音質は・・・良い!密閉型となったことで遮音性が高くなり繊細な音も楽しめるようになっていた!全体的にフラットな印象ですが、音楽、ゲーム、動画や映画など様々なコンテンツで満足出来る音質で、多くの方は大満足できる仕上がりです!
ノイズキャンセリングを使うとより一層と音に集中できるのもいいですね!電車や飛行機など騒音の多い場所での利用でAirPodsと大きな差を感じる事が出来ました!
外音取り込みでは、周囲の音も聞こえるので街中でスピーカーからBGMが流れているような感覚!常に音楽を流していてもしっかり周囲の音が聞こえるのでジョギングなどでも相性よさげ!(ただ、音質的には周囲の環境音も聞こえるのでBGMを垂れ流すような流し聞きくらいの感覚で使ったほうが良いと思います!)
遅延って何?そのくらい、音の遅延を感じない
ガルマックスでは数多くのBluetoothイヤホンレビューをリリースしている訳ですが、その多くがiPhoneのYouTubeアプリで音が遅延するんですよ。これはガルマックスファンなら「あぁ、いつもガミガミ言ってるやつだ」って分かるはず。
AirPods Proも遅延するかな〜とか思ってたんですが、マジで遅延を感じないんですよ。
▼iPhoneでYouTubeアプリで視聴。全く音の遅延を感じない。↓
▼あと、ゲーム。COD:Mobileでも射撃音とのズレは感じず、非常に自然なプレイフィールで遊べちゃいました。恐るべしAirPods Pro。↓
なんか、色々なBluetoothイヤホンを触ってると、やっぱり、アップル純正のイヤホンは純正だけあってきっちり煮詰められているなって印象っす。遅延ってBluetoothイヤホンでは仕様的欠点とも言える部分なのですが、そのあたりもアップル純正だからこそ、独自にカスタマイズして最高レベルの低遅延を実現しているのでしょう。
ちなみに、音が遅延すると、映像+音のコンテンツ(動画やゲーム)は、映像の後に音が聞こえるんで凄く気持ち悪いんですよね。これを感じる事なく使えるってだけでも僕としては買いっす。遅延が気になるiPhoneユーザーは、AirPodsないしAirPods Proを選んどけば幸せになれるはず。
やっぱ、ワイヤレス充電の時代だよなー
AirPods Proのケースは標準でワイヤレス充電ケース。
▼なので、ポーンとワイヤレス充電台に置いとくだけで充電できちゃう。僕はiPhone 11使ってるんで、2台同時に充電できる充電台使ってるんだけど、マジで楽。↓
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▼もちろん、Lightning端子もケース下部に備わってるんで有線ケーブルもOKっす。↓
IPX4等級の防水仕様。汗くらいなら問題なし
結構デカいアップグレードがこれ。AirPods ProはIPX4等級に適合する防水仕様。等級的に水中での利用はダメですが、汗程度なら問題なし。なので、運動時にも安心して使えるようになってます。
ま、僕はジム行ってたときにガンガン初代AirPods使ってたんですけどね。今度はお墨付きあるんで安心感が段違い。でも、マジで等級はそんなに高く無いので水ポチャやシャワーは厳禁っすよ。そこまで行くと確実に壊れるから。
アップデートで空間オーディオに対応!Apple TVで体感できるよ!
2020年9月のiOS大型アップデートにてAirPods Proに新しい機能の「空間オーディオ」が使えるようになりました!
この機能は、音を定位置に固定できるような機能!
例えば、テレビの音を耳で聞く場合、テレビから音が出ていて、正面を向いて視聴していると両耳からおとが聞こえ、頭を右に向けると左耳から入る音が大きくなり、逆に頭を左に向けると右耳から入る音が大きくなるように、空間オーディオでは音が正面に固定されサラウンド感をより強く感じることが出来るのです!
空間オーディオを利用するにはAirPods Proのアップデートが必要!
AirPods Proで空間オーディオを利用するには接続するiPhoneがiOS14にアップデートされていること、AirPods Proのバージョンが最新状態にアップデートされることで機能が追加されます!
AirPods Proのアップデート方法は以下の通り!
- iOS14にアップデートしたiPhoneと接続する
- AirPods Proをケースに収納してiPhoneの近くに置いておく
これでAirPods Proが自動的にアップデートされます!僕はAirPods Proのバージョンが「3A283」に更新され、AirPods Proの設定画面に空間オーディオの設定項目が表示されました!
AirPods Proのバージョンや空間オーディオの設定は以下の手順で確認できます!
▼設定からBluetoothをタップ!↓
▼接続しているAirPods Proの「i」マークをタップ!↓
▼AirPods Proの設定画面が表示された!ここでバージョン情報や空間オーディオのテスト、オン・オフが行えます!↓
▼ちなみにコントロールパネルの音量を長押しすることで空間オーディオを簡単にオン・オフすることも出来ます!↓
現在はApple TVのみ対応!予告編でも体感できる!
空間オーディオはAirPods Proの設定画面で効果音を使ったテストができるのですが、できれば映画とかで体験してみたい!でも、試すだけでApple TVを申し込むのは・・・って方はApple TVの予告編でも体験できますよ!
▼空間オーディオを体験できるコンテンツはApple TVの中でも「Dolby ATMOS」に対応している作品のみ!このアイコンが出ているコンテンツを探そう!あとは予告編をタップするだけ!約1分ほどですが空間オーディオが効いている状態で体験することができます!↓
空間オーディオを音にした状態でNetflixやAmazonプライムビデオなどDolbyATMOSに対応しているっぽい映像を再生したのですが、効果は感じられず。今のところApple TVのみで空間オーディオの効果を確認することが出来てます。Apple TV以外は使えない感じなのかな?
まぁ、AirPods Proを持っている方はApple TVで簡単に体験できるので、まずはApple TVの予告編を利用して体感してみて下さい!
AirPods Proまとめ|AirPods買うなら、5,000円足してAirPods Proを選んだほうが絶対いいよ
AirPods Proの価格は税込で3万円強。個人的には「買い」なアイテムです。
僕としては初代AirPodsを使い、ワイヤレス充電ケースの付いたAirPods買おうかなーって考えていた時期で、そんなこと考えているときにヒョッコリ登場したAirPods Proなわけだけど、飛びついて買って少し使って感じたのは今からAirPods買おうかなーって考えている方は数千円足してAirPods Pro買ったほうが絶対良いっす。
ちなみにワイヤレス充電ケース付きのAirPodsが税別22,800円、今回紹介したAirPods Proが税別27,800円。その差は5,000円。
差額5,000円の中に
- 最高のフィット感を得られるイヤーチップ型イヤホン
- アクティブノイズキャンセリング
- 外部音取り込みモード
- 耐汗耐水仕様
- 自慢できる
- 【NEW】空間オーディオでサラウンド感の強い音を楽しめる!
などなど魅力が沢山詰まってるんです。ガルマックスでは沢山のBluetoothイヤホンは紹介しているんですけど、iPhoneユーザーの方にはやっぱり純正のAirPods Proがおすすめ。
色々と(アップル製品にとっては)目新しい機能を詰め込んでいるんですが、それ以外に、純正だからこそなし得る「超低遅延」であったり「扱いやすさ」も評価したいポイントです。あと、音質もまだ触った時間は浅いですが、動画、映画、ゲーム、音楽と試す限り多くの方が満足出来るレベルであることは間違いないっす。
多種多様なBluetoothイヤホン使ってきたけど、やっぱりiPhoneには純正イヤホンが1番合うわ。決して安い値段じゃないけれど、iPhoneユーザーさんに僕はAirPods Proをオススメしたいっす。それくらい僕も今の段階では満足!高い金払ったけど、買ってよかった。